小説のムラゴンブログ

  • 葡萄が目にしみる

    葡萄が目にしみる  林真理子 なんといっても昭和の終わりごろに書かれた小説で 林真理子さんも、まだ二十代、三十代で きっと十代の少女の恋や性や思いの記憶が まだすんごく生(ナマ)だったから書いたのだろうけれど 今、これ書けって言われたらきっと書けないんじゃないかしらん。 頭はいいけどブスで太めで性質卑屈な 主人公が、これでもかと言う感じに 事細かに心象が描かれていてさ 同性としては理解こそ及ぶけれ

  • 宮澤賢治「よだかの星」

    よだかは、実にみにくい鳥です。  顔は、ところどころ、味噌をつけたようにまだらで、  くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。  … 「よだかの星」は宮澤賢治の代表作の一つ。 物語はいきなり主人公のみにくさを語り始める。 星座早見盤を見ながら読むのがオススメ。 宮澤賢治はたくさんの鳥のお話を創作しました。解説本さえあります。 よだかの星 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本) 三起商行 本 宮沢賢治

  • 乱心タウン/山田宗樹先生/小説

    今日和・ω・二日寝てた記憶しかない。 お花見日和の連休はまるで春の教室の 授業のように流れ行く…春の魔法か。 自非を認めず責任転嫁する小癪さを暴露し、 今日は昨晩読み終えた小説を粛々と語ります。 乱心タウン/山田宗樹先生 幻冬舎出版/お奨めランク★★★ ▨ご紹介文▨ 著名人や富豪達だけの為の仮想高級住宅都市には 各家庭内で湧き上がる憎悪、強欲、傲慢さが渦巻く。 主人公は街の安全を司る庶民代表の警備

  • ふふ。

    こんにちは。なんとかいきるのです。 最近やっと、小説を書きはじめた。 序章を見せたら面白いと言ってくれる人がいて、嬉しかったし、今日はいい天気。なんだか最近ラジオで好きな曲ばかりかかるから、ツイてるなぁと思った。こういう日は調子がいいせいか、不思議と自分の顔がいつもよりも可愛らしく見える。 ちなみに一体どんな小説を書いているかというと、 生と死と愛について自分なりに考えながらフィクションを組み立て

  • 【専属料理人なのに~】プチ更新予定です。

    現在二巻発行のお話をいただいている記念に、すでに完結済みではありますが、プチ更新をしたいと思います。 ★二巻改稿時にカットされたお話を三点。 (今日から12時30分に予約更新。三日間) ①グレイとライラの内緒話編。 ②フォード据え膳編。 ③ザイルとルイスの語らい編。 すでに本編を読まれている方には、知った内容になるかもしれません。但し前後に読みやすくなるように、話を盛っています。 ★蒲焼きの日。o

  • 春のよう

    今日の天気は晴れ☀️ ウチのお嬢さん🐢🎀を日向ぼっこさせると  とっても嬉しそう🎶 マイペースで読んでいる小説📕 映画🎦も観に行きたいなぁ~😊 新型コロナウイルス~怖いですよね😩 目に見えないですし・・・ パニクりやすい私は本当にビビりなのですが、こういう時には「人間性」が出るなぁ~と思うのです。 友人の1人は マスク😷に 小まめにうがい・手洗い・手ピかジェル も持ち歩き、私に色々

  • 夜は短し歩けよ乙女

    夜は短し歩けよ乙女  森見登美彦  森見登美彦の名はデビュー作から知っていたが読んでこなかった。 そして現在読まずにきたことで私が失ってしまったであろう 理智と衒学と雑駁と悪趣味を思い、その愚を悔いた。 衒学!  京都大学出身の小説家には明治大正の世に 東大出身の小説家が普通に自負していたがごとき衒学趣味が 今もってちらりほらりと見えるのであるが まさに、この森見登美彦はそれである。 しかしながら

  • 人類滅亡小説/山田宗樹先生/小説

    今日和^^春の息吹を感じる陽光です。 歯医者に日用品の買出し、食べ過ぎ胃痛3時間、 入浴読書、掃除に洗濯、背伸びお酒タイム、 ブログ閲覧タイム、トロと遊ぶ…ド平和・連休。 自由過ぎる時間は『一番したい』事が曖昧で 時間を無駄に浪費する贅沢者であるワタクシ、 今日は読破済みの小説をご紹介致します。 人類滅亡小説/山田宗樹先生 お奨め度★★★★ ◇ご紹介文◇ 細菌が大量発生して雲が赤く染まる現象が 世

  • 或る「小倉日記」伝

    或る「小倉日記」伝   松本清張 清張の書く小説のいくつかは 間違いなく文学である。 なんてね、何が文学でどんなの小説か、とか そんな細かな区別は持っちゃいない ただ読んでいて、それが描く人間の深さと 品格が、どうしても文学なんだよな。 これも文学だ。 まあね、芥川賞だから文学でしょうよ、 いやいや、私は直木賞のほうが断然好きで 芥川賞にはほぼ興味を引かれず、 感動も覚えないのだが、 さすがに清張

  • 中沢新一「鳥の仏教」

    「鳥の仏教」は古書店で偶然見つけた文庫本です。 内容はチベット仏教の経典「鳥のダルマのすばらしい花環」の日本語訳と解説からなっています。 仏教の経典と言っても、チベットの一般人向けに分かりやすい物語風に書かれており、小説の一種のようなものになっています。 あらゆる生き物に慈悲深い観音菩薩さまがカッコウに姿を変えて、インドやチベットの鳥たち(オウム、ハゲワシ、鶴、カラス、セキレイ、鳩、フクロウ、鶏…

  • ゴールデンタイム/山田宗樹先生/小説

    今日和^^♪ 今日は左肘の下に3cmのたんこぶ発見。 question『なんで・ω・こないな所に』question ONE IS Reason for  たんこぶ  『PC置いた職場の机の奥行きが中途半端』       ↓ 『腕が乗り切らず左肘下に机端が当たる』 To because of たんこぶ 『同じ姿勢で微動だにせずする仕事』 ONE IS Reason for  たんこぶ  『ハードカバ

  • あきばたまみ「インコの手紙」

    「インコの手紙」は30行に満たない文で綴られた絵本。 たったこれだけの少ない内容なのにグッときてしまう。 ウチのインコたちが繁殖活動を始めて、 今年もやはり成長出来ずに亡くなる子はいて悲しくなるだろうけど、 生き延びる子はいるのだから、と。 イクメンのPeaちゃんが巣箱で卵を抱き始めています。 絵本はAmazonでも。 インコの手紙 完全版 経済界 2015-12-08 本 内容が若干違う動画版も

  • 小川 糸「リボン」「つばさのおくりもの」

    「リボン」「つばさのおくりもの」 いずれもオカメインコがモチーフの小説です。2つの本の内容は相互に絡んでいます。 これまでに読んだ鳥モチーフの小説に比べると、私にはちょっと物足りない印象に終わりました。 全編にオカメインコを登場させているけどそこに意義はあるのかなぁ。物語はあくまで人間どうしが中心の話だし、さほど珍しくない出来事… ただしオカメインコ好きなら本棚に並べておいて良い本だと思います。

  • とるとだす

    とるとだす  畠中恵 新潮社 ええと~ 去年全部売り払ってしまった『しゃばけ』シリーズの最新文庫。 このシリーズは人気があるので 紙の本で十二分に売れると見えて 一向に電子書籍になる気配が無い。 はじめて「しゃばけ」と出会ったときには 妖怪ものの面白話時代劇って非常に新鮮でさ 大変に気に入って新作が出るたびに購入して 本もどんどん増えていって、ニマニマしていたのだけれどさ 妖怪本も雨後のたけのこの

  • 月を見つけたチャウラ

    月を見つけたチャウラ ピランデッロ短編集  関口英子訳                           光文社古典新訳文庫 気になっていたんだよね、 題名が魅力的でさ。 で、チャンスがあってやっと読めたわけだけれども、うん 読んでよかったと思う。 イタリアのシチリア出身のノーベル文学賞受賞作家の短編集。 確かに、どれもいいね。 『月を見つけたチャウラ』  いつもは昼間に炭鉱で仕事をする、やや知

  • 木曜日だった男 一つの悪夢

    木曜日だった男 一つの悪夢  チェスタトン 南條竹則訳 光文社古典新訳文庫 ブラウン神父シリーズで有名なチェスタトンの 代表作の一つだそうだ。 とはいえブラウン神父シリーズを読んだことがないので この作家が難解な文章を書く人だということくらいしか 予備知識はなかった。 単純にこの不可思議な題名に引き寄せられたと言うことだ。 いったいこの題名はなにを意味しているのだろう・・・・ と読み始めてみると

  • ランチブッフェ/小説・山田宗樹先生

    今晩和^^♪ 家の用事を済ませた残り時間は ゆったりブランチタイムを満喫。 ナスピーマンのピザトースト&コーンスープ。 ケチャップマヨ黒胡椒の王道的な安堵感。 独り暮らし始めた頃はもっと気負ったな… 器やらメニューもどこぞの国の料理だとか。 最近の料理は完全シンプル&安堵感重視(笑) それも同志が私に食べさせた朝食の影響。 バターをたっぷり塗っただけのシンプルパン バターだけで・ω・う、旨い!!

  • 名探偵はお年頃 あとがき

    くろたかです。 前にも書きましたが、私は横溝正史先生の金田一耕助シリーズが大好きです。 アガサクリスティや江戸川乱歩も多少読みましたが、やはり横溝正史の独特の世界観が大好きなんです。 昔の日本における村社会を描いた作品が横溝先生の作品には多いのですが、今の時代にはそぐわないとみて日頃求人で学生などに聞く大学の研究室の中という関係性にしました。 そこにいる小さな国の王様にようにふるまう大橋教授の身勝

  • 名探偵はお年頃⑦断れないプロポーズ

    全てが終わった。 田島さんと田上君は、こんな場所は一刻も早く出たいと早々に大橋教授邸を引き上げた。 あの後警察が僕の部屋に来て部屋のソファーを調べていった。 どうやら寝ると毒の付いた針が飛び出る仕組みだったらしい。 実際に寝ていなくてもそこの近くに座っていたと思うだけでぞっとする。 すでに警察や皆は引き揚げ、屋敷には俺と塔子さんしかいなかった。 俺はいつものように塔子さんの部屋をノックした。 くろ

  • 名探偵はお年頃⑥フェロートラベラー

    誰もしゃべらないリビングで皆が黙って座っていた。 刑事「次は、亮子さんお願いします」 順番に事情聴取する刑事さんの声だけがリビングに響く。 もう4人が亡くなっていた。 この家の住人で残っているのは、助手の古田さん、研究生の田上君、家政婦の亮子さんに塔子さんと俺の5人だ。 ここにる人たちの中で犯人がいるとすれば、誰なのか? 殺された4名の人たちへの殺害動機は? 全く分からない、この中に本当に犯人がい

  • 名探偵はお年頃⑤見えない犯人

    塔子「くろたかさん、お邪魔していいかな」 事件現場には、まだ警官が沢山いた。 短期間に二名の殺人事件があった現場だ、深夜でも家の中は、鑑識の人や多くの警官が立ち入り独特の空気に包まれていた。 くろたか「どうしたんですか?明日もあるんだから少しでも寝たほうが良いよ、刑事さんもそう言ってたでしょ」 塔子「なんだか眠れないの、教授には色々とお世話になったし、古溝君も良い子だったのにどうしてこんなことに、

  • 名探偵はお年頃④くもりのち連続殺人

    刑事「これから調査を始めますのでこの家に住む皆さんは、今日はこちらで待機してください。確かに首吊り自殺の可能性もありますが、それには不審な点が多すぎます。一応皆さんは全員が重要参考人となりますのでそのおつもりで」 警察が不振に思ったのは、私も気になった教授の手のあたりに見えた光ったものだ。 刑事さんに質問を受けた時に聞いたのだが、あれはコートの両袖に着けられていたイヤリングらしい。 刑事「一昔前に

  • 名探偵はお年頃③殺人は突然に

    くろたか「亮子さん、出かけてきますね」 亮子「あら、くろちゃん。今日は早いのね」 くろたか「和歌山まで行こうかと思ってね。」 あれから俺は、教授に貰ったヒントを元にずっと教授の探している元愛人の調査をしている。 教授からもらった情報は、3つあった。 ①年齢は45前後で名前は藤田美沙という女性 ②20年前、堺市のスナックで働いていた ③彼女は、オッドアイという症状の病気で両目の瞳の色が違う 私がすぐ

  • 名探偵はお年頃②教授とフランス人形

    ここだよな・・・岸和田城なんて何年ぶりだろう。 取り敢えず数日の着替えだけ詰め込んで家をでた俺は、大橋教授の家に向かっていた。 確かこのあたりのはずだけど、もしかしてこれか? 教授は地元の有名企業の社長が建てた豪邸を買い受け住んでるらしい。 この辺りって岸和田高校とか岸城神社があるってことしかしらないし、だんじり祭りでしか来ないから良く分からないな。 大橋教授の家は、これが個人の家かとびっくりする

  • 名探偵はお年頃①パチプロ、教授に飼われる

    あー寒い、やっぱ冬の並びはきついよな。 俺の名前は、くろたか 高校を卒業して大学にも行かず働くこともなく毎朝パチンコ屋に並んでいる。 今は、昭和62年の12月、もうこんな生活を8カ月ほど続けている。 メインの店は、岸和田のパチンコジャンボって店。 近所にコスモって店があるけど、知り合いが多いし母が美容師なのでうちの客も多いので敬遠していた。 ジャンボってのは、実家から自転車で20分くらいの距離にあ

  • 大江健三郎「鳥」

    「鳥」はノーベル文学賞作家である大江健三郎が書いた短編小説。 「鳥たちがやってきましたよ、ぼくのまわりに鳥たちがいまやってきたところです」とかれは男にささやきかけた。  男はきびしい横顔をかれにむけたまま運転に熱中していて、かれの呼びかけに反応をしめさなかった。しかしかれはそれを気にかけないほど、自動車のなかでの鳥たちの到来を幸福に感じていたのだ。鳥たちは、おれ自身に属しているのだ、おれはどんな遠

  • うーん、そろそろ冬休みのことを考える

    くろたかです。 まあ、実は帳票のまとめでバタバタなんですけどね。 折角だから冬休みにする勉強以外のことを考えようと思ってね。 昔は、推理小説を読むのが大好きで特に横溝正史の金田一シリーズが大好きでした。 日本の昔に残された陰惨な村の風習や独特の横溝節。 そして何よりも飄々としている金田一耕助のキャラクターが大好きでそのシリーズはドラマや映画までほとんど見ています。 最近、とある方のブログで書評を拝

  • 賢者の贈り物

    「不韋、雉、布!」   呂尚 ( りょ しょう ) は3人を呼んだ。 「何かご用でしょうか、お祖父様?」 「今日はクリスマスイヴだな」 「はぁ…」 「ていうか、俺らクリスチャンではないし」   呂不韋 ( りょ ふい ) 、 呂雉 ( りょ ち ) (前漢の呂后)、そして 呂布 ( りょ ふ ) 。いずれも太公望呂尚と同姓の者たちである。彼らは本来ならば、生前の罪に基づき地獄に落とされる予定だった

  • 外伝 道の駅流氷街道網走 網走キネマ館  義兄弟編

    昔、僕らが結婚した当時。 妻の兄が独身で工場の中の部屋に住込みで働いていたんです。 兄は、口下手のお人よし、しかし仕事は光るところがあり 仕事先の官庁関係からも指名された仕事をこなしていました。 兄の腕の良さと人の良さに付け込んで スナックで知り合った悪友に騙されては、 ただで徹夜で悪友の仕事までこなしていました。 その悪友は仕事と別の顔を持っていたんです。 薬の売人で一儲けを企んでいました。 世

  • 小川洋子「ことり」

    小川洋子は映画にもなった「博士の愛した数式」の原作者。 小説「ことり」は、その小川洋子が鳥に深く関わる兄弟の生涯を描いた作品です。 ことり (朝日文庫) 朝日新聞出版 2016-01-07 本

  • 宝島

    宝島 スティーヴンスン 村上博基訳 光文社古典新訳文庫 冒険物語のうちでは一二を争うほどに有名で、 主人公は勇気と機転と無鉄砲と幸運を 神に与えられたホーキンス少年で、 片足の海賊ジョン・シルヴァーや シルヴァーの可愛がる鸚鵡などが登場し その後の海賊ものの典型となったような作品である。 どうやら少年はじめ男性たちには 絶大な人気を誇り 夢中にさせる小説のようだ。 もちろん面白くないなんて言えない

  • 知識の準備/書籍「教養勉強」

    今晩和^^♪ 最近の入浴読書は専ら専門書の再読です。 新人社会人&今更聞けないベテラン社会人も、 手落ちしている箇所を見直す事が出来ます。 渡辺 由佳先生 敬語入門 実用度★★★★★ ◇お奨めポイント◇ 尊敬語&謙譲語の言葉遣い、対人&電話マナー、 ビジネス文書&メール&手紙の書き方。 社会人に必要な言葉遣いが集約されています。 状況や環境に応じた実践的で使用し易いものが多く、 絵図や纏め表もあっ

  • 高い窓

    高い窓  レイモンド・チャンドラー  田中小実昌訳 グーテンベルク21 ふんふん、これでようやくハードボイルドの主役3人を 読み終えたってわけだ。 ダシール・ハメット「血の収穫」で無名の探偵コンチネンタル・オプ 同じくハメット「ガラスの鍵」でサム・スペード そして一番有名かな、このフィリップ・マーロウ。 物語としては血の収穫が一番ヤバかったけれど これはとにかくフィリップ・マーロウがかっこいいね。

  • 札束は道具でしかない/小説「罪と祈り」

    今晩和^^♪ 作家の人気が出れば出るほど単価上げで ハードカバー本出版が増える傾向に辟易。 重くて読み辛いんです!! 電子書籍を購入すれば済む話ですが、 紙の頁を捲りたい時代遅れ人です。 音楽DLも利用はしますが、CD購入。 矢張り私は形を残したい現代の化石です。 無価値の拘りを呟いた私は、 今日は読破した小説をご紹介致します。 貫井 徳郎先生 罪と祈り お奨め度★★★★ ◇内容の説明◇ 真面目で

  • 組み合わせ不良/小説・履き忘れたもう片方の靴

    今晩和^^♪ お買い物の後の後の一息は 自販機の缶「ほうじ茶ラテ」。 ミルク紅茶って風味がないけど、 此方は茶葉の感じがしてお気に入りです。 前々から気になって仕方ないのだけど、 自販機にスープ系缶飲料で「ボルシチ」! 空腹を紛らわせる為に企業内の自販機なら、 理解出来るんだけど、飲食店が並ぶ繁華街、 …誰か飲む人が居るのかな…・ω・?謎。 街中の不思議に遭遇した私は、 今日は読破済みの一冊を紹介

  • 言葉の魔法使い/小説・女が死んでいる

    お早う御座います^^♪ 半身浴ながら読書が快適です。 我が家のバスのインテリアは、 黒家具×紫布が貴重の乙女仕様です。 せめて入浴中だけは乙女になりたいのです! 全くどうでも良い主張をした私は、 今日も読破済みの本をご紹介します。 貫井徳朗先生 女が死んでいる  お奨め度&読み易さ★★★★★ 全体的なお話 8つのミステリー短編集。 1話ずつでも一気読みでも出来る本。 本の種類によっては言葉の種類が

  • 村上春樹「とんがり焼の盛衰」「かいつぶり」

    村上春樹の小説のモチーフは多種多様ですが、鳥類は割と多く扱われている気がします。 最近読んだ短編小説集の「カンガルー日和」には、鳥がモチーフのものが二編。 「とんがり焼の盛衰」  鴉(からす)たちは前と同じようにそれに群がったが、それがとんがり焼でないことがわかるとそれを吐き捨て、口ぐちに怒りの声あげた。  とんがり焼!  とんがり焼!  とんがり焼!… 「かいつぶり」(カイツブリは小さいカモのよ

  • しゃぼん玉

    しゃぼん玉 乃南アサ 新潮文庫 10月半ばに 市原悦子、林遣人出演で見たばかりの映画の原作。 2016年に読んでいたのよやっぱり、 そしてさ、私の中ではこれ評価高くなかったのよ、 登場人物にも魅力を感じてなかったし 文章中にリズムがないことが、特に嫌だったみたい。 ところがさ~今回さ再読してさ これが予想外に面白かったのよ。 多分ね、映画で見たから脳内で画像処理がなされて イメージつかみやすかった

  • 赤い橋の殺人

    赤い橋の殺人  バルバラ 亀谷乃里訳 光文社古典新訳文庫 高い文学性と深い哲学性、探偵小説とも取れる先駆性 あるいはロマン主義的恐怖小説の面もあるということで 長く忘れ去られていたこの作品は今やフランスでも 再評価されているのだそうだ。 で、えーと個人的にはね 探偵小説推理小説の面は無いわけではないけど弱かったと思うな。 文学性云々は、そうね~ 箴言と警句がところどころ見受けられたから そこのあた

  • 精神は砂城の如く崩壊する/小説・1303号室

    今日和^^♪ 今日は読破した1303号室、 大石圭先生の魅力を語りたく存じます。 1303号室 お奨め度★★ 読み易さ★★★ 描写 文章自体は非常に読み易い作家様です。 ライトノベル感で一気読み出来る良さ。 しかし幽霊系のホラー小説として、 心霊描写が然程怖くない点がマイナス。 精神崩壊経緯と狂乱した心理描写は繊細で、 悪の根源である悲しみが深く刺さります。 死体描写が生々しく鮮明でゾッ…とします

  • 閉鎖病棟

    どうも、紺雲楽です。 最近サイトで知り合った方に誤解されて、 なんだか悲しいです。 相手は私を色々信頼してくれたのかもしれないけれど、簡単に個人情報を教える訳にはいかないし。 ネットの中だとどう距離感を保ったらいいのかよくわからないですよね。 うーん、難しい。 まぁ、とりあえず、本題に行きますか。 今日は映画館へ行ってきました! タイトルは、「閉鎖病棟〜それぞれの朝〜」です。 鶴瓶師匠と綾野剛さん

  • 肉体の悪魔

    肉体の悪魔  ラディゲ  中条省平訳  光文社古典新訳文庫 フランスの恋愛心理小説といわれる一連の作品群のなかで 終わりに登場してその完成度の高さで天才といわれた ラディゲの小説である。 ここのところ心理小説に魅せられておるので いろいろとその文章の硬質な感じと 選語センスのよさに驚きながら読んだわけである。 確かにこれが100年も前に発表されたとは思えないほど その鮮度は少しも落ちてはいないけれ

  • 犬のプライド?

      十河一存 ( そごう かずまさ ) は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の松永久秀を除かなければならぬと決意した。一存にはギャグがわからぬ。一存は、三好長慶の弟である。刀を振るい、敵兵と戦って暮して来た。けれども長慶と久秀の「アーパな兄弟」ならぬ「アーパな君臣」ぶりに対しては、人一倍に敏感であった。  そんな一存には愛犬がいた。名前は「シロ」だが、ただ単に白い犬だから「シロ」と名付けたのではない。孔

  • 正常と異常を狂わせる感情/小説

    今晩和^^♪ 読書ストックがハードカバー本2冊のみ。 もう手が痛いよ読み辛いよ。 & 全て山田宗樹先生の本で飽き気味。 貫井徳郎節の本が どーしても読みたい! 我慢ならず家の本を再読してしまった。 今日は再読本をザッとご紹介します。 お奨め度&読み易さ★★★★★ 慟哭 貫井徳郎先生 連続幼女誘拐事件を追跡する刑事と 事件の裏側に潜む宗教団体が絡む 犯人の動向が交差に描かれてゆく。 事件の全貌が見え

  • キャンタービル屋敷の幽霊

    キャンタービル屋敷の幽霊 オスカー・ワイルド 遠藤直樹訳 BOOKS桜鈴堂 電子書籍といえど表紙に惹かれる場合もあって この本は表紙がどうも、近々訪れるハロウィンにぴったりなのだった。 というわけで、まさか本書がオスカー・ワイルドだとは夢にも思わなかった。 キャンタービル屋敷の幽霊 オスカー・ワイルドといえば日本では 哀しくも美しい宝石のような作品「幸福な王子」や 一応怪奇譚に属する「ドリアン・グ

  • 憧れが偽造物とて、憧れた想いは本物だ/小説

    今晩和^^♪ 貧乏性の私は何でも物持ちが良い方です。 靴下に穴が一つ空いても穿きます。 二つ穴で諦め…ようか迷う。 穴空き靴下を見て思い出したのがコレ。 クリスマスにサンタさんが来る家に憧れた。 実験好きの私は小学2年の頃、 枕元に初めて靴下を置いてみた訳ですね。 朝起きたら何も入ってなかった。 「穴が開いてたからか」夢見る子供でした。 綺麗な靴下で翌年もトライ。 結果は当然何も入ってないもんです

  • アドルフ

    アドルフ  コンスタン  中村佳子訳  光文社古典新訳文庫 読んでいて、 この作家はどうしてこんなに女の気持ちが分かってるんだろう と、なった作家はまだ二人だけで ひとりが「アンナ・カレーニナ」を書いたときのトルストイで もうひとりが「赤と黒」を書いたときのスタンダールだったのだけど 今回、この「アドルフ」こそが それらに増してすごかった。 女の気持ちが分かるとか、そんなことじゃなく 人間の心情を

  • 藤沢周平「玄鳥」「鷦鷯(みそさざい)」

    映画化された『たそがれ清兵衛』など、時代小説で知られる藤沢周平。鳥を題材にした作品も書いています。 剣術や淡い恋愛を絡める語り口はお約束どおり♡ 「玄鳥」(玄鳥はツバメの別名です。) 〜路(みち)は見るにしのびなくて外にも出なかったが、杢平が子の入った巣を門からはずし、外に捨てに出て行くまでの間、鳴きかわしながら屋敷の上を飛び回る親つばめの声は、耳をふさぎたいほどに切なく聞こえたのをおぼえている。

  • パンの大神

    パンの大神 アーサー・マッケン 遠山直樹訳 books桜鈴堂 禁忌の書、みたいな宣伝文句だったので ドキドキしつつ読んでいったが なんのなんの。 禁忌とはなんだというと 人間が生まれる前の世界に存在していた 闇の生き物、 というか闇の神を見てもらうための脳手術を行った ということなのである。 申し訳ないけれど、この前段階で無理だった。 そんなものを脳手術で見られるという その考え方があまりにも科学

  • 秘密の花園

    秘密の花園  バーネット  土屋京子訳  光文社古典新訳文庫 この作家さんはすごいよね、 小公子を書いて小公女を書いてこの秘密の花園を書いたのだもの。 児童文学の名作中の名作の三作品、 私もこれで全部読んだことになる。 小公子はそうでもなかったけれど 小公女はかなり感動したのを覚えているんだ。 大人になった再読したのは小公女のほうで 子供の頃よりもっと感動したっけな。 でもね、面白さにおいては本書

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