• 間違えたその方が当る競艇場

    全体朝礼の後に班の朝礼があります。 たいした連絡事項などありません。しいて言えば他場の発売レース場の確認をします。 全国に24の競艇場があります。 A競艇場で行うレースは本場(ほんじょう)開催と言います。 そのほかに他場(たじょう)の競艇場レースの発売があります。 他場販売がどこだと班長から確認があります。 実際に競艇場に来られたお客様から聞かれることがあります。 「他場販売はどこだっけ?」 「多

  • 新人が警備詰所で空手かな

    YMさんが自ら空手経験者と言うからには相当な腕前と思いました。 私は「何流ですか?」と聞きました。 日本で有名なのは剛柔流(ごうじゅうりゅう)の流れをくむ極真会です。 私が習ったのは糸東流(しとうりゅう)でした。琉球空手の南派です。 もし同じ流派だったら道場情報など聞けるかもしれません。 YMさんは黙ってよそ見していました。 「松濤館(しょうとうかん)ですか?」 と聞いてもあいまいなそぶりです。

  • ボートレース警備員の仕事は掃除

    競艇場警備員の仕事とは防犯と思っていました。 置き引きやノミ行為などを警備員の前でする人はいませんでした。 それらは警察OBの私服警備員が目を光らせていました。 では警備員は何をするかと言えば、舟券自働販売機の取り忘れや客同士のトラブルなどの防止です。付帯業務に清掃があります。 ところがA競艇場の長年の慣習で掃除が主業務になっていました。 掃除熱心がいい警備員だという判断です。 掃除に熱心なDEさ

  • いつやるか新人の頃今でしょう

    競艇場勤務になって班長を始め先輩各氏から仕事を教わりました。 もちろん班長のDEさんから多くの指導を受けました。 2013年当時の流行語で励まされました。 私の顔を見ながら、 「警備員として頑張って下さい。いるやるの?」 と言ってにやりと笑いました。 予備校のテレビコマーシャル「いつやるか? 今でしょ!」が話題となっていた頃でした。 私が答える前に「今でしょう」と班長に言われました。 楽しい班長で

  • 応援は必要でない警備員

    競艇場の警備の仕事は1週間くらいで様子がわかってきます。 清掃が中心で簡単な仕事です。 最低時給で昇給も賞与もないのは当然と思いました。 そのことで、 「自分は今の会社でこれから先も必要とされるのだろうか」 と不安になります。 入社して1カ月たった頃に「イベント警備」を指示されました。 競艇場から3人が別の警備現場に行く事になりました。 それが5年間で百何十回も行く事になったショッピングモール駐車