洋画・鑑賞ノートのムラゴンブログ
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アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)作品群
Amazon prime video で、アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)作品を時系列を追って見ていった。面白い! 面白いけど、手に負えない。フィンランド人にしか理解できないような地政学的な要素が多分に含まれているような気がしてならないからだ。使用されている楽曲も、その一例に思える... 続きをみる
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レニ・リーフェンシュタール(Leni Riefenstahl)作品群
■『レニ/DIE MACHT DER BILDER: LENI RIEFENSTAHL』(1993年) 監督=レイ・ミュラー 『アフリカへの想い/Ein Traum von Afrika/Her Dream of Africa』(2000年)より以前に、こんな作品があったとは知らなかった。出演作の撮... 続きをみる
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アッバス・キアロスタミ(Abbas Kiarostami)作品群
■『トラベラー/MOSSAFER』(1974年) 監督・脚本=アッバス・キアロスタミ イラン革命(1978年)以前の作品となる。資本主義や学校制度が欧米から持ち込まれ、競争原理や合理的思考が社会に蔓延していた1970年代。人々の間では不信や迷いが広まっていた。イランも日本も、欧米の資本主義体制下に置... 続きをみる
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Wの悲劇 ~映画の完全読解 (2)
■『Wの悲劇』 (1984年/角川春樹事務所) 澤井信一郎 監督 製作=角川春樹事務所 配給=東映 公開=1984年12月15日、東宝洋画系 108分、カラー、ワイド 製作 : 角川春樹 プロデューサー : 黒澤満、伊藤亮爾、瀬戸恒雄 監督 : 澤井信一郎 脚本 : 荒井晴彦、澤井信一郎 原作 : ... 続きをみる
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散り行く花 ~映画の読解 (6)
■『散り行く花』 (1919年/米) D・W・グリフィス監督 主人公の青年が寺院を去り、場面は再び大通りへと戻ります。大通りのロングショット→海兵同士の諍いを仲裁しようとして巻き込まれる青年→青年の出発→帆船のシルエット。ここ迄のシークエンスで、重要な働きをしていたのは、通り沿いにある《詳發油糖雑貨... 続きをみる
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散り行く花 ~映画の読解 (5)
■『散り行く花』 (1919年/米) D・W・グリフィス監督 寺院の場面に移ってからも、画面サイズを変化させた流麗なモンタージュは続きます…。 ●寺院 主人公の青年と僧侶のツーショットが起点で(※写真:1、11)、青年のカットと僧侶のカットの切返しが基本のモンタージュです。そこへ、手元の数珠のカット... 続きをみる
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散り行く花 ~映画の読解 (4)
■『散り行く花』 (1919年/米) D・W・グリフィス監督 大通りを捉えたロングショットの後は、中国の風俗を捉えたようなドキュメンタリー風の映像が続きます。一見、粗雑な編集にも映りますが、ここに、画面サイズへの規則性が分り易く表されていました。 ●三人の少女 ・《フルショット(※写真:1)》→《ミ... 続きをみる
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散り行く花 ~映画の読解 (3)
■『散り行く花』 (1919年/米) D・W・グリフィス監督 最初のシークエンスは、港町の大通りを捉えたドキュメンタリー風の映像と、寺院内でのドラマ風の映像とで構成されていました。前者は、画が繋がっていない所為もあって、一見乱雑な編集に感じますが、画面サイズへの規則性が見られます。 《ロングショット... 続きをみる
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散り行く花 ~映画の読解 (2)
■『散り行く花』 (1919年/米) D・W・グリフィス監督 船のシルエットについて。 (※写真:1) (※写真:2) 字幕画面の直後、港に入港する船のシルエットが入ります(※写真:1)。シルエットは大型蒸気船のような形状でした。この後、米国海兵たちの騒動が映し出されるので、軍艦と考えるべきでしょう... 続きをみる
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散り行く花 ~映画の読解 (1)
■『散り行く花』 (1919年/米) D・W・グリフィス監督 It is a tale of temple bells, sounding at sunset before the image of Buddha; it is a tale of love and lovers; it is a t... 続きをみる
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ストレイト・ストーリー
『イレイザーヘッド』に引き続き、デヴィッド・リンチ監督作品です。 ■『ストレイト・ストーリー』 (1999年/米) デヴィッド・リンチ監督 例によって、時間に2重の意味を持たせていたように思います。この作品前の『ロスト・ハイウェイ』(1997年)ではメビウスの帯に、この作品後の『マルホランド・ドライ... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (9)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 キャメロン家の屋敷が、北軍側のゲリラによって襲われる場面のカットバックです。 →A-《屋外からの玄関扉・フローラ(メエ・マーシュ)》 →B-《玄関前の屋内・マーガレット(ミリアム・クーパー)》 ※要は、エントランス・ホールの事。 →A-《... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (8)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 いよいよ南北戦争が始まり、出兵前夜の舞踏会の場面。ここでは、舞踏会、キャメロン家の屋敷、街、これら3箇所をカットバックさせていました。中でも、最初の舞踏会のカットが、後方へ下がりながらの移動撮影(トラックバック)だった点には驚きです。今で... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (7)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 綿畑の場面。写真のエルシー(リリアン・ギッシュ)を見て、ベン(ヘンリー・B・ウォルソール)が一目惚れするところです。 その前に、ラヴ・バレーを歩くマーガレット(ミリアム・クーパー)とフィル(エルマー・クリフトン)を捉えた大ロングショット(... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (6)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 “國民の創生(5)”の続き…。 ちょっとした見えない空間を意図的に作り出して、画面上で隠れん坊をする試みは容易に可能なようです。典型的な例として、真っ先に防犯カメラの映像が思い浮かびました。今やどこの建物でも防犯カメラを設置するようになっ... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (5)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 キャメロン家の屋敷が画面に登場する際、建物は決まって画面の右側に映ります。ストーンマン家のペンシルバニアの邸宅を画面の左側に据えていたので、そことの視覚的な混同を避ける為なのでしょう。人物が屋敷へ入るアクションは、玄関の中へ消えて行く屋外... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (4)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 “国民の創生 (3)”で触れた、ペンシルバニアの邸宅の場面での、最後のエルシー(リリアン・ギッシュ)の動作について、補足しておきます…。 僕が感心するのは、あの場面の最後、フィルとトッドの退場の後で、何かが“足りない”、或いは、何かが“必... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (3)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 ペンシルバニアの邸宅の場面。ストーンマン家の兄弟、フィルとトッドが登場します。 ●邸宅の庭 →A-《椅子に座る弟トッドと、肘掛へ腰を掛けた兄フィル(邸宅の玄関を含んだ全景)》 ※画面の左側に建物を配した構図は、キャメロン家を映し出す構図と... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (2)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 続いて、オースティン・ストーンマン(ラルフ・ルイス)と、その娘のエルシー(リリアン・ギッシュ)の登場場面です。 ●エルシーのアパート →A-《椅子に腰掛けているオースティンと、父の付け毛を気遣うエルシー(室内の全景)》 ・2人の侍女が後方... 続きをみる
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國民の創生 ~映画の読解 (1)
■『國民の創生』 (1915年/米) D・W・グリフィス監督 まずは、冒頭、奴隷制度廃止論者の集会の場面から…。 ●集会所 →A-《集会所内の全景(参加者の背後から壇上まで、やや俯瞰)》 ・座席に着く女性。 ※奥行きのある構図。 →B-《壇上の演説(やや煽りのニーショット)》 ・演説者が、傍らに座っ... 続きをみる
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チャップリンの独裁者 ~映画の読解 (4)
■『チャップリンの独裁者』 (1940年/米) チャールズ・チャップリン監督 ペシャワール会の伊藤和也さんが凶弾に倒れてから一ヶ月。アフガニスタンで葬儀が行なわれた際に述べられた中村哲現地代表の弔辞が、今回、会報と同封されて来たので、ここに全文掲載しておきます。 弔辞 まず、ダラエヌール、シェイワ、... 続きをみる
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チャップリンの独裁者 ~映画の読解 (3)
■『チャップリンの独裁者』 (1940年/米) チャールズ・チャップリン監督 チャップリン初完全トーキー作品というだけあって、サイレントでは真似出来ない“音の演出”が印象的でした。前述したハンナの「Listen!」も、音の源を敢えて映像では示さず、観客の想像力に任せています。サイレントが映像から音を... 続きをみる
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チャップリンの独裁者 ~映画の読解 (2)
■『チャップリンの独裁者』 (1940年/米) チャールズ・チャップリン監督 演説を支持する意見は圧倒的に多いようですが、作品は第1次大戦中の戦闘シーンから始まり、ハンナの輝くような表情まで、幾つもの場面から構成されていました。その一つひとつが、チャップリンの才能の結晶です。ところが、どうでしょう…... 続きをみる
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チャップリンの独裁者 ~映画の読解 (1)
■『チャップリンの独裁者』 (1940年/米) チャールズ・チャップリン監督 最後の演説さえなければ… 。ちょっと悔やまれます。 それ迄の風刺劇が、あの演説によって物の見事に吹っ飛んでしまった感じです。 チャップリンが、とぼけた床屋の主人であり続ける事を、あたかも放棄してしまったようでした。 この作... 続きをみる
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ミリオンダラー・ベイビー
■『ミリオンダラー・ベイビー』 (2004年/米) クリント・イーストウッド監督 この作品の語り手は、スクラップ(scrap:くず鉄)。その名が示す通り、彼の片方の目は光を失っていました。そんなスクラップ(モーガン・フリーマン)の目を通して語られる物語が、“光と闇の物語”である事を汲み取らなければな... 続きをみる
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ゲッタウェイ ~映画の読解 (4)
■『ゲッタウェイ』 (1972年/米) サム・ペキンパー監督 銀行へ向かう車の中のカットから、強盗を終えて車に乗り込むまでのカットが、約8分09秒、260カット。その間、セリフもあるのですが、会話はありません。目まぐるしいモンタージュですが、消音して見ると、サイレントとしても成立している事が分かりま... 続きをみる
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ゲッタウェイ ~映画の読解 (3)
■『ゲッタウェイ』 (1972年/米) サム・ペキンパー監督 刑務所暮らしに堪え兼ねたドクが、ジャック・ベニオンへの協力をキャロルに伝えた後、キャロルがジャックのオフィスを訪ねます。その際の受付での場面も、目線のアクションでした。まずは、人物の位置関係が示されます。 ⇒《ドアから入ってくるキャロル》... 続きをみる
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ゲッタウェイ ~映画の読解 (2)
■『ゲッタウェイ』 (1972年/米) サム・ペキンパー監督 導入部の刑務所のシーンでは、“音”が効果的に使われていました。例えば、仮出所申請の審議会にドクが出席するまで、ナレーションのように流れ続ける審議の遣り取り。この遣り取りで、ドクの犯罪歴や服役の理由が簡単に紹介されます。この模様がドクの回想... 続きをみる
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ゲッタウェイ ~映画の読解 (1)
■『ゲッタウェイ』 (1972年/米) サム・ペキンパー監督 バイオレンス映画としての魅力を前面に押し出しながらも、“フェミニズム”を上手く内包させていました。まず、男女の関係が《恋人》ではなく《夫婦》という設定が見事で、妻から夫への関係が《依存》から《対等》へと変化していくことで、当時の結婚観の変... 続きをみる
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