• セクハラと訴えられない新入りエロガッパ

    5月に入社してしばらくは新人が入りませんでした。 夏頃から毎月少しづつ入社してきました。 ほとんど私より年上で年金受給世代の方々でした。 そんな中で元船長だったNMさんが異色の新人でした。 赤ら顔の丸顔で坊主頭で小太りでした。 2カ月たった頃に清掃の女性から「エロガッパ」とか「エロオヤジ」、「タコオヤジ」などと呼ばれていました。 面白がって、 「掃除の女性がエロタコオヤジって言ってたけど何をしたの

  • いかに車のロックを解除するか悩んだ小春日かな

    (昨日の続き) 車は白い軽トラックでした。そしてナンバーは遠方でした。 それならスペアキーを取りに帰ってまた来るということはできにくいです。 「お客さんはN市ですかK町ですか?」 どちらもここから30キロ以上ありそうです。片道は1時間以上かかります。 そしてお金がありませんのでいったん帰宅することができません。 私の問いかけに答えないで、 「なあ、紐が無いかな。窓の隙間からひもを垂らしてロックボタ

  • 休憩時間に車を見に行きました

    (昨日の続き) 仕方ないので私が様子を見ることにしました。 もちろんそれは業務ではありません。 私の休憩時間を使って、お客様の車を見に行きました。 その駐車場は競艇場から一番近い場所でした。 ここにも駐車場警備員がいます。 場内の古参警備員から受けが悪いせいか場外によく行かされていました。 聞いてみました。 「ここの警備員に助けてくれと言ったのですか?」 「おお、そうそう、ジャフ(JAF)と言われ

  • 車の鍵を車内に閉じ込めた男性の願い

    警備員になって6カ月。 5月に入社して11月になった頃です。冬服の制服に衣替えがありました。 1時間警備して30分の休憩をするため場内を通行している時です。 年配の男性から、 「車の鍵を車内に閉じ込めたので助けてくれ」 と哀願されました。 必死の形相をしていました。 冷たいかもしれませんが、 「JAFに頼んで下さい」 と返答しました。 寂しそうな顔で、 「窓が少し開いているので何とかなるので助けて

  • 意味なく早出し勤務時間に休憩するシニア警備員

    前班長モアイを中心としたグループはなぜ早出をするようになったのか考えました。 警備隊長や競艇場職員から好意を得たい、注目されたいという心理的な要求を満たすためだと思いました。 警備隊長は雇い主側の社員です。競艇場職員は警備会社の雇い主です。 どちらからも評価をして欲しいわけです。 そのために早出するしボートファンが入場したら掃除をして職員から「仕事熱心だ」と認めて欲しいのです。 ボートファンは自分

  • 警備員もボートレースファンもシニアは朝が早い

    シニアの方々は朝が早いです。 警備員だけではなくボートファンも同じです。 モーニングレース開催日は8時15分に開門します。 それまでにボートレースファンは何十人も外でお待ちになっています。 真夏はご自分の車の中で冷房をかけて待機されていました。 季節がよくなってからは入場門の前で新聞を読んだりタバコを吸いながらお待ちです。 警備員は7時30分から仕事を始めます。 ところが自主的早出グループがいまし

  • 自主的に早出する警備員それだけが出来ぬ吾

    A競艇場の勤務開始時間は7時30分です。 ところが65歳以上のシニア警備員は1時間前に出勤してくるようになりました。 前班長のモアイを中心に早く出勤して鉛筆やマークカードの整理や補充をします。 7時には終わってお客様喫煙場でおしゃべりを楽しみます。 7時過ぎに出勤した私に「遅いぞ」などと言うのもいました。 意味がないので賛同しませんでした。 勤務開始の7時30分から何をするかと言えば仲間でお茶時間

  • 競艇場独特の居残りもあり困ることもあり

    今夜は飲み会です。 テニスサークルの15周年記念式典です。 忘年会は来月あります。 競艇場の警備員をしている時は今より飲み会がありました。 テニスサークルの他にパソコンクラブそれに自治会に参加していました。 それぞれに忘年会や新年会そして歓送迎会、花見、暑気払い、月見など飲み会があっていました。 競艇場警備の出勤は月に14日程度ですが飲み会と出勤が重なることがありました。 場所と時間によっては休み

  • 警備員舟券買えぬがネットで買うなり

    競艇場警備員は舟券を買えません。 警備員が勤務を終えて私服に着替えてから前売りも購入できません。 その警備員を知っているお客様が何か情報でも入っているのかと誤解を与えてしまうためです 競艇場警備員の中で舟券を買いたいと思う人はそんなにいませんでした。 警備員の9割は無関心だったと思います。 そして私は競馬派でした。 10年以上前にパソコンで馬券が買えるようになってから競馬を再開しました。 競艇場警

  • つきつめて男は皆やせ我慢外れ舟券ゴミ箱に投ぐる

    舟券の購入はマークカードで行います。 記入ミスがありますと自動発売機はメッセージと共にカードを出します。 出てきたカードを手にして何が悪いか見直すことになります。 A競艇場では消しゴムは警備員が持っています。 どこにも消しゴムはありません。その理由を先輩に聞きました。 消しゴムのカスが機械に悪影響を及ぼすので消しゴムを使わないようにしているそうです。 間違えた場合は書き直すようにお願いするそうです

  • 競艇場警備員もレース予想をする話

    競艇場警備員はレースが何時に始まるかモニターテレビなどで確認します。 「あと何分で締め切りか」 とファンに聞かれることがあります。 「あと3分です。お急ぎ下さい」 とていねいに答えます。 時間まで組み合わせが決まらないで悩む方が多いです。 競艇は6艇で競います。 1着になる確率は1/6です。 2着は1着を除いた残りの5艇ですから1/5の確率になります。 つまり1着と2着を着順通りに当てる2連単の賭

  • ボートレース予想は難しい

    競艇場の警備員は舟券を買うことが禁止されています。 警備員に限らず競艇場に勤務するすべての従業員も買えないそうです。 我々警備員は毎日のごとくレースの予想やレースの映像を見ています。 競艇は6艇が走ります。競馬の18頭に比べ数が少ないので当りそうです。 A競艇場の解説者は2人いました。 スポーツ新聞社の記者と元競艇選手の2人が交互に予想していました。 レ―スに先だって解説者が予想します。 新聞記者

  • 競艇場レース結果をメモするとさぼりと言われ

    ファンの方からレース結果を聞かれることがあります。 「5レースの結果知らないかな?」 自分の書いたメモを見ながら答えます。 「1,4,2の順番で1240円です」 100円が1240円になったということです。オッズは12.4倍です。 「1,2,4を千円買ったのだけど残念だった」 「当たっていたら1万2千円でしたね。念のため払い戻し機に入れてみて下さい。私の間違いかもしれませんので」 「わかった」 結

  • 払戻金の計算が合っているか検算した話

    A競艇場で払い戻しを受けたボートファンの方から呼ばれました。 「あのな、さっきのレースで3連複と3連単が当たったのだけど枚数がわかるかな?」 「は、どういうことですか」 「3連単を3枚300円買って、3連複が2枚が当ったと思ったのだけど払戻金が2250円で少ないんだ」 オッズは3連複は250円で3連単は750円の払い戻しでした。 お客さんの言う枚数ですとどうなるかマークカードの裏に書いてみました。

  • 競艇場が違えば警備方針が正反対

    思わぬ足止めをされましたが隣町のW競艇場の集合時間に間に合いました。 ここは私の所属するA競艇場と真逆の警備内容でした。 鉛筆やマークカードの整理整頓よりボートファンのつり銭や舟券の取り忘れがないか真剣に立哨しています。 もし取り忘れを見逃したら反省文を書かされます。 私は望むところです。 このあと何十回も応援に行くことになりましたが一度も見逃しをすることはありませんでした。 本当はこの競艇場に移

  • 偉そうな警備員を黙らせた話の続き

    「ちょっと待て」 私は殴る振りして殴らせて殴り返す算段をしていました。 YMはようやく自分のあほさ加減に気が付いたようです。 「なんだよ」 「隊長の入場許可は無いにしても守衛はオッケイしたんだろ?」 守衛というのは従業員出入口から入りますと正面に同じ会社の警備員が座っています。 入場する時に元小学校教師だったというSさんです。 私が5月に入社した時に同じ職場の先輩でした。新人が増えて配置が変わりま

  • 偉そうな警備員に活を入れた話

    休日に隣町のW競艇場に応援に行って欲しいと隊長から要請されました。 A競艇場のロッカーに置いてある制服を取りに来ました。 すると喫煙室から出てきた3歳年上のYMがロッカーに行かさないと言いました。 「どうして?」 「常識だろ」 それは初耳です。そんなはずはありません。こいつは馬鹿です。 『馬鹿野郎』と言って蹴り上げてやろうかと思いました。 みぞおちや咽喉などの急所に当りますと死ぬかもしれませんので

  • 自分がルールだという競艇場警備員

    A競艇場には自転車通勤をしていました。 ロッカーに制服制帽を置いて着替えていました。 休みの日に隊長から、 「明日も休みですがW競艇場に応援に行って下さい」 と頼まれました。 W競艇場はナイター競艇で勤務時間は13時から21時30分でした。 それで車でA競艇場に制服を取りに12痔30分に入りました。 W競艇場には20分ほどですからゆっくり間に合います。 ちょうど喫煙室から出てきた1カ月先輩のYMと

  • 威張りたがる爺さんは老害警備員

    最終レースが終りますと観客席の点検を行います。 無料席は固いプラスティックの座席のせいか新聞を敷くファンの方が多いです。 新聞の間にクッションも兼ねてか大量のマークカードなども挟んでいます。 使えそうで汚れていないカードは元の場所に戻します。 時々中身の入ったタバコの箱もあります。いつもは清掃担当の清掃員の方にあげています。 たまたま近くに前班長のモアイがいました。 差し上げるつもりで「タバコがあ

  • 偉そうにしているリーダーは二流かな

    前班長のモアイは55歳で定年退職してから警備員になったそうです。 A競艇場警備員となって15年のベテランです。 昔は企業の定年が早かったです。自衛隊はもっと早く若年退職制があり40代後半でした。 競艇場の警備員の仕事は良くも悪くも十年一日です。 よく辛抱されたと感心しますし変化がないから長く続いたのかもしれません。 班長も長年されて自信家で偉そうです。 偉そうにするリーダーは、勉強不足で自分の考え

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