エッセイ 東京オリンピック考 <世紀の祭典>
色々、オリンピックのことが取り沙汰されているが、もし、首尾良く、東京オリンピックが開催されるなら、これほど感動的なオリンピックも、先ずないと言って良いものになると予想される。 人類は、かくも長期間、見えない大敵と戦ってきた、それも、一国ではなく全人類挙げてである。そうして、このことは様々なメディアに... 続きをみる
色々、オリンピックのことが取り沙汰されているが、もし、首尾良く、東京オリンピックが開催されるなら、これほど感動的なオリンピックも、先ずないと言って良いものになると予想される。 人類は、かくも長期間、見えない大敵と戦ってきた、それも、一国ではなく全人類挙げてである。そうして、このことは様々なメディアに... 続きをみる
訃報があったのは14日の昼頃、 京都に行くのを引き留められたのかもしれない。 棺の中のOは眠っているようだった。 Oが行ってしまいました。 私と同じ歳の元同僚 私の大事な友達。
私は高校を卒業してすぐ就職した。 大学へ行く学費を稼ぐ目的もあったが、 とにかく早く自立したかったのだ。 進路を大学、或いは専門学校に決めた生徒とは別に 就職組は夏の間毎日、職員室に貼ってある求人票とにらめっこだった。 就職先には全く困らなかった。当時はバブル真っ只中で 高校生といえど引く手数多、好... 続きをみる
それから暫く経ったある日、職場の皆で 早朝のわかさぎ釣りに行くことになった。 一部の人の間で冬の恒例行事になっていたのだが、 色んな人に話をしているうち、ある年 職場の人がほとんど参加するような 大規模なイベントになってしまった。 私は前の年に参加していたけど、二月の寒い日 まだ真っ暗なうちからボー... 続きをみる
それからは毎日 会社帰りにOのいる病院へ寄るのが 私の日課になった。 二両しかないローカル線に揺られて30分、 駅に着くと走って病院に向かう。 単線なので帰りの電車までの時間が限られているのだ。 往復20分、病院に居られる時間は10分くらいしかない。 それでも通える限り毎日通った。 10分の間に話せ... 続きをみる
事故から二年が経った。 その間に同僚のSが結婚退職し、 二人でご飯を食べていたのが一人になってしまった。 大きな食堂で一人ご飯は寂しいので 昼食時は職場の休憩室に残り、 持ってきたお弁当をそっと食べた。 Oがいて、三人でご飯を食べていた頃が懐かしかった。 初物を食べる時には西を向いて、 三人で笑って... 続きをみる