Kaoriに包まれたい 14
第14話 『ねぇ、答えてよ』 私たちは駅前のファミレスに入った。 今日は週末だけれど思ったより空いていた。 スタッフは奥の方の席へ案内し私たちは座った。 「ご注文が、お決まりになりましたらお呼びください」 私たちはメニューを決めスタッフを呼び注文。 「ご注文の方は、お決まりでしょうか?」 「私はカル... 続きをみる
第14話 『ねぇ、答えてよ』 私たちは駅前のファミレスに入った。 今日は週末だけれど思ったより空いていた。 スタッフは奥の方の席へ案内し私たちは座った。 「ご注文が、お決まりになりましたらお呼びください」 私たちはメニューを決めスタッフを呼び注文。 「ご注文の方は、お決まりでしょうか?」 「私はカル... 続きをみる
第四章 ― 智美の決心 ― 第13話 『智美の週末』 香織さんに気持ちを確認する週末。 ついに、その日が来た。 いつも通りに出社し、販促課のフロアへ向かった。 そして自分のデスクに座り、同じことを何度も考えた。 ダメ…私、香織さんに聞けるかな… 「おはようございます、智美さん!」 「あ、陽菜ちゃん。... 続きをみる
『Kaoriに包まれたい』、第三章は香織の章となりました。 同期の柏木から智美を想う気持ちを教えられました。 9話、10話、11話、12話。 こちらを振り返ろうと思います。 第三章 ―芽生えた想い― 第9話 『同じ青空の下で』 香織さんが“香織リーダー”と呼ばれる前――。 同僚の柏木と過ごす穏やかな... 続きをみる
第12話 『初めての覚悟』 柏木が、この会社から異動になった。 最後に交わした会話が、今でも胸の奥に残っている。 【自分の気持ちにセーブをかけていませんか?】 あの言葉を聞いたとき、私は何も答えることが出来なかった。 ただ、言葉を濁して笑うしかなかった。 それから、少し時間が流れた。 私は販促課のリ... 続きをみる
第11話 『気付いてしまった想い』 先日、智美さんと二人きりの屋上。 私は、その時に感じた気持ちを意識し始めた。 いつからだろ… 智美さんを、気にかける自分… 数日後も変わらなく勤務し、いつも通り終業時刻。 静かに就業を知らせるメロディが流れる。 いつもは気にも留めなかった智美さんの帰りの挨拶。 あ... 続きをみる
第10話 『昼休みにあふれた本音』 翌日、いつものように早めの出勤。 初夏に入りつつあるため“七夕”の企画も考え始めた。 少し早いが、智美さんに説明するための資料作りに取りかかった。 はぁ…少し、私も気を抜くことしないと… 「おはようございます。香織さん、昨日は、スグにウエアが決まってよかったですね... 続きをみる
第三章 ―芽生えた想い― 第9話 『同じ青空の下で』 私が「香織リーダー」と呼ばれるようになる、 2年位前のこと。 智美と知り合う二十八歳。 その頃の私は、 柏木恒一(かしわぎこういち)という同僚とよく一緒に仕事をしていた。 年齢は私と同じ二十八歳。 ある日、私は柏木に「トレッキングを一緒にしないか... 続きをみる
『Kaoriに包まれたい』、第二章の5話、6話、7話、8話。 新たなキャラ、陽菜と松下の登場です。 こちらを振り返りたいと思います。 第二章 ― 恋の痛み ― 第5話 『私もですから』 販促企画は「卒業」と「入学」に分かれ、 智美と陽菜はそれぞれ別の担当となる。 香織と陽菜が同じチームだと知り、 智... 続きをみる
第8話 『恋って人を傷つけますか』 日曜日、香織さんとのデートは会社の指示でキャンセル。 香織さんと二人きりの陽菜ちゃん。 私は、陽菜ちゃんと香織さんの幸せな姿しか見えない。 香織さん。 私をトレッキングに誘ったのは、どういう意味だったんですか? そのことばかりを考え日曜日は過ぎた。 会社に行くのが... 続きをみる
第7話 『傷つくことは怖くない』 私は佐伯香織。三十歳。 販促の責任者を任されている。 今日は会社の指示で急遽、日曜残業となった。 入学企画の確認。 部下の高橋陽菜さんと二人で残業になった。 《ごめんなさい、智美ちゃん。約束を破ってしまい…》 「香織先輩、この資料、どこに置きますか?」 「出来上がっ... 続きをみる
第6話 『彼女の微笑み』 今週末の香織さんとのデートの約束。 香織さんと一緒にトレッキングアイテムの準備。 私は、その事を考え陽菜ちゃんの影を薄くした。 翌日も陽菜ちゃんは香織さんと仲良く仕事の話。 香織さんは嫌がってはいない。 香織さんの指示もあり「入学」の企画の方は順調そう。 その翌日も… 《陽... 続きをみる
第二章の第5話。 香織への宣戦布告が陽菜から智美に。 松下君、陽菜を入れ合計4人の登場となりました。 「Kaoriに包まれたい」 キーマンとして別の人物は出ますが、この4人が軸です。 では、この4人の紹介です。 ■ 水沢智美(25) 販促企画課社員。入社3年目。 本来は商品企画課を志望していた。 上... 続きをみる
第二章 ― 恋の痛み ― 第5話 『私もですから』 香織さんに車で送迎もされた優しさ、嬉しさ、戸惑い。 私には香織さんの気持ちが分からなくなっていた… 新しく始まった月曜日。 出勤すると、今回の販促企画は「卒業」と「入学」に分かれていた。 「おはようございます、智美さん。今回の販促企画、頑張りましょ... 続きをみる
『Kaoriに包まれたい』第一章を終えたところで、 ここまでの流れを簡単に振り返ろうと思います。 第一章 ― ためらう距離 ― 近づきたいのに、うまく近づけない。 そんな二人の距離から、物語は始まります。 【第1話】近づけない人 厳しいと評判の上司・香織のもとで働く智美は、 その人に惹かれながらも、... 続きをみる
第4話 『あなたの隣の人』 香織さんの期待にこたえたい。 だけど、香織さんが想う人が私には頭に引っかかる。 香織さんが想う人には、かなわない。 けれども… 「分かりました…いいですけど、私、トレッキング分かりません」 「私がついているから大丈夫。そうだ!」 香織さんはクローゼットを開け中の箱を探し始... 続きをみる
第3話 『あなたと歩きたい』 私は香織先輩の言葉を信じたくない。 《そっか。私じゃない…私じゃないんだ…そうだよね…》 私は強いショックで倒れそうになった。 「……ちゃん……智美ちゃん!どうしたの、急に」 「え…いえ…なんでもありません……」 「じゃあ、智美ちゃんは好きな人いるの?」 「います……で... 続きをみる
第2話 『近づいたのに遠い人』 ひな祭りの企画書が未完成のまま、残業に入っていた。 企画書の完成を待つ香織先輩。 過去のイベント“節分”を思い出した。 《余った節分豆の消費に、ひなあられに混ぜオマケに。甘酒5本で半分の量の、ひなあられ。これなら!》 私は急いで再度パソコンに入力開始。 もう一度作った... 続きをみる
第一章 ― ためらう距離 ― 第1話 『近づけない人』 春はまだ遠い2月。 ストレートで女子大から入社し今年で3年目。 水沢智美(みずさわともみ)25歳。 入社前のこの季節も、まだ寒さが残っていた。 《でも、配属先が販促課――販売促進課になるとはね……》 売場づくりや販促企画を担う部署で、 商品その... 続きをみる
短編百合は40作品となりました。 気づけば半年ほど、週一で書き続けてきたことになります。 ここまで続けてこられたことは嬉しい反面、 短編としてのネタがだんだん尽きてきているのも正直なところです。 🐧💕🐤 🐧💕🐤 🐧💕🐤 🐧💕🐤 水曜更新の短編百合は今回で一区切りになります。 ... 続きをみる
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