「トムとジェリー展」と『アラジン』
松屋銀座で開催されていた「トムとジェリー展」。招待券を頂いたので最終日に滑り込みで拝見。久しぶりにジーン・ケリーとジェリーを合成して踊らせた『錨を上げて』(45)の名場面を目にした。 とはいえ、正直なところ(ウィリアム・)ハンナ&(ジョセフ・)バーベラによる「トムとジェリー」にはあまり思い入れはない... 続きをみる
松屋銀座で開催されていた「トムとジェリー展」。招待券を頂いたので最終日に滑り込みで拝見。久しぶりにジーン・ケリーとジェリーを合成して踊らせた『錨を上げて』(45)の名場面を目にした。 とはいえ、正直なところ(ウィリアム・)ハンナ&(ジョセフ・)バーベラによる「トムとジェリー」にはあまり思い入れはない... 続きをみる
昨日のNHK Eテレ「クラシック音楽館」はグスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックによる「ジョン・ウィリアムズ プログラム」だった。 ラインアップは 『オリンピック・ファンファーレとテーマ』1984年のロサンゼルスオリンピック 『未知との遭遇』 『ジョーズ』珍しくおなじみのテーマ曲... 続きをみる
先日、NHK Eテレの「フランケンシュタインの誘惑E+」が、ロボトミー手術を実践したウォルター・フリーマンについて語っていた。ロボトミーは、精神疾患患者の脳の一部を切除しおとなしくさせる手術。現在では人間性を剥奪する史上最悪の外科手術とされているが、1950年代までは奇跡の手術として日本を含め世界中... 続きをみる
1994年4月の出来事 エルンスト・ルビッチ特集上映時に、ビリー・ワイルダーをけなしたのに続いて、プレストン・スタージェス特集にかこつけて、蓮實重彦がまたやった。今度はプレストンを持ち上げたいばかりに、あろうことかジョン・スタージェスを貶めたのである。 「あなたが「茫然自失」という言葉の意味するもの... 続きをみる
『結婚哲学』(24)『生きるべきか死ぬべきか』(42)(1993.6.) 最近、ビデオの発売や一部の劇場での上映によって改めて見直されているエルンスト・ルビッチの映画。ただ、蓮實重彦氏が、ルビッチを持ち上げたいばかりにビリー・ワイルダーを貶めたり(彼のいつもの手だ)、リアルタイムではルビッチを見てい... 続きをみる
「ザ・シネマ」で見た『ガンマン大連合』(70)『ミネソタ無頼』(65)ですっかりセルジオ・コルブッチ作品のファンになった妻がDVDを借りてきた。 悪徳判事ポリカット(ルイジ・ピスティリ)と、アウトローのロコ(クラウス・キンスキー)たちが支配する西部の町スノーヒル。ロコに夫を殺されたポーリーンは、声を... 続きをみる
今週の「ザ・シネマ」の西部劇は、ジュリアーノ・ジェンマ主演の『シルバー・サドル 新・復讐の用心棒』。 監督は後にホラー映画で名を成すルチオ・フルチ。今までこの映画の存在を知らなかったが、日本では劇場公開されず、テレビ放映のみだったという。ジェンマの最後のマカロニ・ウエスタン出演作ということで、マカロ... 続きをみる
(1998年5月の出来事) テレビ東京が、1950~60年代に乱造されたチープなホラーやSF映画を深夜に連続放映している。もともと、子供の頃にテレビでこうした映画の洗礼を受けているこちらとしては、懐かしさとバカバカさが相まった妙な気分で眺めているのだが、これが意外に楽しい。確かに、今の高度に発達した... 続きをみる
『人類SOS』(62)(1980.4.1.) 流星群を目撃した人々は皆盲目になる。その混乱の中、無数の植物怪獣トリフィドが人類を襲う。何とも古さを感じてしまうSF映画。ストーリーにも無理があり、出てくる木の怪物も「ウルトラQ」のナメゴンよろしく塩水でやられるなんて…。全く恐怖も迫力もない。日系人を使... 続きをみる
『ボディ・スナッチャー 恐怖の街』(56)(1994.1.) 宇宙から飛来した巨大な豆のサヤから人間のクローンが次々と生まれ、寝ている間に本物と入れ替わっていく。主人公の医者(ケビン・マッカーシー)は人間でいるために、恋人と共に街を逃げ出すが…。 原作は我が偏愛の作家ジャック・フィニイ、監督はドン・... 続きをみる
「グラッチェ、セニョール、セニョリータ」。エッチな医学漫談で楽しませてくれたケーシー高峰が亡くなった。客いじりと間が絶品で、大好きな芸人の一人だった。その芸名は、懐かしの医療ドラマ「ベン・ケーシー」から取ったとか。で、ケーシーさんは漫談の時はいつも白衣を着ていたが、医者や美容関係者が着る白衣の一種は... 続きをみる
「ザ・シネマ」が、日曜の朝に、昔の場末の映画館が組みそうな“2本立て”を放送。くくりはエンニオ・モリコーネだ。 『ホワイト・ドッグ』(82) 黒人だけを襲うように調教された白い犬の恐怖を描く。監督はサミュエル・フラー。共同脚本はカーティス・ハンソン。撮影ブルース・サーティース、音楽モリコーネと豪華な... 続きをみる
『デッド・エンド』(37)(1991.7.) ニューヨークの下町、ギャングにでもならなければ成り上がれない貧富の差が生む悲劇を描いたこの映画から、『ウエスト・サイド物語』(60)や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)『グッドフェローズ』(90)などのルーツを見せられたような気がした... 続きをみる
『孔雀夫人』(36)(1991.7.) ダズワース自動車工場の社長(ウォルター・ヒューストン)は会社を売却し、年下の妻(ルース・チャッタートン)のために欧州一周旅行に出るが…。性格不一致な夫婦の姿を通して、アメリカ人とその文明社会を風刺したウィリアム・ワイラー監督の傑作。 思えば、戦後の日本はアメリ... 続きをみる
『この3人』(36)(1991.7.) 映画と検閲の問題を考えると、何から何まで際限なく見せてもいいのか、という問題とは別に、作られた時代の政治や社会情勢が浮かび上がってくる。この映画も、検閲の影響もあって、脚本のリリアン・ヘルマンが当初意図した、女生徒の嘘によって同性愛の噂を立てられ窮地に追い込ま... 続きをみる
『ドクター・ブル』(33)(2007.8.27.) 田舎町で孤軍奮闘する医師を主人公にした人間喜劇だが、テンポの悪さが目立つ。これは、この映画が初めての顔合わせとなったジョン・フォードとウィル・ロジャースがまだお互いの良さを生かせなかった結果なのだろうか。ロジャース扮する医師の行動にも謎というか、あ... 続きをみる
『夜の大捜査線』(67) 白人と黒人のバディムービー(ロードムービーではないが)で一番好きなのはこの映画かもしれない。
最近テレビで再見した2本の映画について。 【ほぼ週刊映画コラム】『LIFE!』(2014.3.22.) https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/497634 THE BIG ISSUE JAPAN 277号「特集 ひとりの12月」「年の暮... 続きをみる
『ミッドナイトクロス』(81)(1982.6.21.蒲田パレス座 併映は『ジェラシー』) 舞台はフィラデルフィア。B級映画の音響技師ジャック(ジョン・トラボルタ)は、深夜、効果音の録音中に交通事故を目撃。池に落ちた車から娼婦のサリー(ナンシー・アレン)を救出したことで、事故の裏にある陰謀に巻き込まれ... 続きをみる
『ブルックリン物語』(78)(1982.5.28.) スタンリー・ドーネン監督がブルックリンを舞台に、失明の危機にある妹の手術代を稼ぐため、ボクシングに身を投じた青年の活躍を描く「ダイナマイト・パンチ」と、レビュープロデューサー(ジョージ・C・スコット)と幼き日に別れた娘との葛藤を描いた「バクスター... 続きをみる
フランシス・レイと共に、フランスの映画音楽界を牽引し、ハリウッドでも活躍したミシェル・ルグランが亡くなった。 ルグランの音楽は、粋でおしゃれで甘いが哀愁もある。シャンソンとジャズを融合させたような、独特のメロディラインが特徴。 代表作は、ジャック・ドゥミ監督のフランス製ミュージカル『シェルブールの雨... 続きをみる
『メリー・ポピンズ』(64)(1981.5.6.新宿ロマン) 子供のころに見逃し、高校の頃にも見逃して、今頃やっとお目にかかった。それ故、もはや自分は、この映画の子供たちの純粋さからは遠く離れ、父親のジョージ・バンクス(デビッド・トムリンソン)の頑固さや寂しさも何となく分かってしまうという、甚だ中途... 続きをみる
音楽家・坂本龍一の、2012年からの5年間を追ったドキュメンタリー映画。監督はスティーブン・ノムラ・シブル。 YMO時代はテクノの申し児のようだった坂本が、米同時多発テロ、東日本大震災 自身の闘病などを経て、エコロジーや反原発に目覚めていく変化の様子を興味深く見た。 また、映画音楽の作曲家として、『... 続きをみる
わが“ロッキー祭り”の最後は 今回、改めてシリーズを振り返ってみて、4までは盛んに「もうやめろ」と言っていたのに、どうも5から、寅さん的なものを感じ始めて、イメージが変わった。というか、同情が増したことに気づいた。で、こちらも寅と満男ならぬ、クリードがロッキーの後を継ぐのだ。こうなりゃ、こっちも最後... 続きをみる
『ロッキー・ザ・ファイナル』(06)(2007.5.22.TOHOシネマズ 六本木ヒルズ) 原稿作成のため、『ロッキー・ザ・ファイナル』を見た。見る前は、なにをいまさらという思いと、ビル・コンティ作曲のあのテーマ曲を聴くとロッキーが見たくなる不思議な高揚感が相半ばして、正直なところ見ようか見まいか迷... 続きをみる
『ロッキー5/最後のドラマ』(90)(1991.1.11.丸の内ピカデリー) 最初の『ロッキー』(76)が公開されたのは高校生の時。感動した、燃えた、続けて2回見た。そんな思い出も、今から思えば遠い昔のこと。つまり、このシリーズが作られ続ける間に、自分自身も、シリーズ自体も、それに携わった人々も、大... 続きをみる
『ロッキー4/炎の友情』(85)(1986.6.13.) 宿敵から親友となったアポロ(カール・ウェザース)を、リング上で絶命させたソ連のドラゴ(ドルフ・ラングレン)に挑戦するため、ロッキー(シルベスター・スタローン)はモスクワに乗り込む。 最初の『ロッキー』(76)が作られてから、かれこれ10年近い... 続きをみる
女性監督のペニー・マーシャルが亡くなった。 寡作の人だったが、『ビッグ』(88)も、『レナードの朝』(90)も、『プリティ・リーグ』(92)も、いい映画だった。近々公開の『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』は“変身”をテーマにした映画だが、その象徴として、『ビッグ』を見たヒロインが「... 続きをみる
今4K復元が進む、映画撮影者・宮川一夫の作品の軌跡を追ったドキュメンタリーを見た。昔『キャメラマン一代』という彼の自伝を興味深く読んだ。 戦前は稲垣浩の『無法松の一生』(43)、戦後は大映で溝口健二(『雨月物語』(53)『山椒大夫』(54)『近松物語』(54)など)や、市川崑(『炎上』(58)『鍵』... 続きをみる
テレビで『DESTINY 鎌倉ものがたり』をやっていた。公開からもう1年たったのかと思うと感慨深いものがあった。 1年前に書いた【ほぼ週刊映画コラム】『DESTINY 鎌倉ものがたり』 https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c1d02b056247284d42b5301a... 続きをみる
妻が友人と一緒にTOHOシネマズ日本橋で『ボヘミアン・ラプソディ』の“胸アツ”応援上映を見てきた。 生粋のクイーンファンである妻の友人は、最初はラミ・マレックがミック・ジャガーに似ていると感じたそうだが、見ている間にちゃんとフレディになっていったので感動したという。 拍手、手拍子、発声オーケーで、歌... 続きをみる
女優の赤木春恵が亡くなった。人情味のある役から意地悪な役まで、多彩な役を演じた名脇役。中でも、「水もれ甲介」(74)の“おっかさん”が絶品だった。あのドラマの甲介(石立鉄男)も、忠さん(名古屋章)も、竹さん(谷村昌彦)もすでに亡い。大河ドラマ「おんな太閤記」(81)の大政所もよかったなあ。 89歳で... 続きをみる
先日、NHKで『遥かなる山の呼び声』のリメークドラマをやっていた。高倉健と倍賞千恵子は阿部寛と常盤貴子に代わり、ハナ肇が好演した虻田を筧利夫が演じていた。随分と設定を変え、今風にアレンジしてはいたが、やはり昔の映画にはかなわないと感じた。 『遥かなる山の呼び声』(1980.7.13.中野武蔵野館 併... 続きをみる
『暗殺の森』(1979.3.2.) ファシストになった主人公(ジャン・ルイ・トランティニアン)の生き方を通して、ファシズムの異常さや、空しさを表現している。若妻役のドミニク・サンダが当時19歳とは信じ難い。 【今の一言】という簡単なメモを見て、今の自分は昔の自分に「だからどうした?」と問いたくなる。... 続きをみる
『ラストエンペラー』(87)(1988.1.29.松竹セントラル) あのベルトルッチが中国を舞台にした映画を撮ると知った時は少々戸惑った。それは、これまでの彼の作品群と中国とが全く結び付かない気がしたからなのだが、見てみると思ったほどには違和感はなく、2時間45分という大作ながら、飽きることなく見る... 続きをみる
ロバート・レッドフォードが出演した『明日に向って撃て!』(69)『華麗なるヒコーキ野郎』(75)『大統領の陰謀』(76)『遠すぎた橋』(77)。 異色ミステリー『動く標的』(66)『マラソンマン』(76)『マジック』(78)、『明日に向って撃て!』のユニークな前日談『新・明日に向って撃て! 』(79... 続きをみる
『ボヘミアン・ラプソディ』。先日は試写室で見たので、クイーンファンの妻と共に、改めてTOHOシネマズ日本橋のドルビーアトモスで見てみた。 この映画でドルビーアトモスなら…と、期待大であったのだが、残念ながら思ったほどの効果は感じられなかった。これは、もともとの音作りがよくできていたことが、かえって効... 続きをみる
フランスの作曲家フランシス・レイが亡くなった。 子ども心に、彼が作曲した『男と女』(66)の“ダバダバタ”は、なぜか“夜の曲”だと感じていた。『パリのめぐり逢い』(67)の印象的なイントロは日テレの昼の天気予報のオープニングに使われていたなあ。それから『ある愛の詩』(70)のラスト、独りぼっちのライ... 続きをみる
江波杏子が亡くなった。彼女が演じたキャラクターの中で最も印象深いのは、女賭博師シリーズの“昇り竜のお銀”こと大滝銀子だろう。 2011年8月27日に日本映画専門チャンネルで『女の賭場』を見た時、夫婦でこんな会話をした。 夫 「入ります!」の決めゼリフが懐かしい江波杏子主演の女賭博師シリーズ。昔テレビ... 続きをみる
テレビの吹き替え洋画を見て育った者にとっては忘れられない名声優の2人が亡くなった。 気が弱くてよく泣く男、あるいは、やられ役や小悪党が十八番の穂積隆信。 代表作は、「ベン・ケーシー」(61~66)のホフマン先生(ハリー・ランダース)、『荒野の七人』(60)のカルベラ(イーライ・ウォラック)、『真夜中... 続きをみる
我が生まれ故郷の品川区五反田で起きた“幽霊怪奇旅館”「海喜館」をめぐる詐欺事件。地面師と呼ばれる詐欺グループの動静をニュースで見ながら、信用詐欺師グループによるコンゲームを描いた『スティング』(73)を思い出した。本物の事件は後味が悪いが、映画の方は愉快、痛快。
何の気なしに見始めたのだが、やはり面白く、結局最後まで見てしまった。当時は目を見張らされたCGも、今と比べれば粗が目立つが、カメラワークの巧みさで驚かせるスピルバーグ演出の妙が、それを補って余りあると感じた。 また、この映画の本筋は、子供嫌いのグラント(サム・ニール)が、恐竜を媒介に、幼い姉弟のアレ... 続きをみる
東京建物のCMのバックに“大正時代のラブソング”「ゴンドラの唄」(作詞・吉井勇、作曲・中山晋平)が流れる。 この曲のことは、大学生の頃、並木座で見た黒澤明監督の『生きる』(52)で知った。志村喬演じる主人公の渡辺勘治が、キャバレー(ピアノ伴奏は市村俊幸)と、雪の公園でブランコを漕ぎながら歌うシーンは... 続きをみる
今日の新聞に、映画編集者・岸富美子さんの自伝『満映とわたし』(15)(石井妙子共著・文藝春秋)を舞台化した『時を接(つ)ぐ』の公演に関する記事が載っていた。岸さんや満映のことを、NHKのドキュメンタリー「中国映画を支えた日本人 満映映画人 秘められた戦後」(06)で詳しく知った身としては興味が湧いた... 続きをみる
彼女が、まだ悠木千帆だった若き日から、「時間ですよ」(70)の浜さん、「寺内貫太郎一家」(74)のばあちゃん、「ムー」(77)「ムー一族」(78)の金田(かねた)さんと、久世光彦演出のドラマで見せた演技の印象は強烈だった。 その他、「貫太郎~」に続いての“老け役”で石立鉄男と共演した「気まぐれ天使」... 続きをみる
日本映画専門チャンネルの「東宝特撮王国」が、地球侵略を目論む宇宙人ミステリアンと地球防衛軍の闘いを描いた『地球防衛軍』(57)と、月から地球侵略を企てる宇宙人ナタール人と地球防衛軍の攻防を描いた『宇宙大戦争』(59)を連続放送。どちらも自分が生まれる前に作られた映画だが、今からおよそ60年前の豊饒な... 続きをみる
レイノルズといえば、わがリアルタイムの1970年代が全盛期。『ロンゲスト・ヤード』(74)、『ハッスル』(75)、『タッチダウン』(77)、『トランザム7000』(77)、『グレートスタントマン』(78)など、マッチョを生かしたアクションと、『ラッキー・レディ』(75)、『ニッケル・オデオン』(76... 続きをみる
『ブルースが聞こえる』(88) 第二次大戦中の兵士訓練所での青春像をノスタルジックに描く。ニール・サイモンの自伝的な原作・脚本ということで、所々に適度なユーモアがあり、ジョルジュ・ドルリューによるノスタルジックな音楽の効果も加えると、戦争映画というよりも、むしろ青春映画と言った方がすんなりとくる。 ... 続きをみる
『名探偵登場』(76) ミステリーマニアの謎の大富豪トウェイン(トルーマン・カポーティ)は、世界中から有名な5人の探偵(とその助手)を大邸宅に招き、自らが仕掛けた殺人トリックの推理を競わせる。監督はロバート・ムーア。 ニール・サイモンの脚本の、パロディの押し売りには辟易させられるが、その半面、ジョセ... 続きをみる
『昔みたい』(80)(1982.2.7.銀座文化) 何の気なしに映画館に入って見た映画。ところが、これが意外にいい映画で、見終わった後は、ちょっと得をしたような、いい気分になって映画館から出てくる…なんてことは最近少なくなっている。それは映画を選んで見るようになったからだが、映画なら何でもいいと思っ... 続きをみる
『第2章』(79)(1981.2.16.テアトル新宿.併映は『オール・ザット・ジャズ』) ニール・サイモンが、自身とマーシャ・メイソンとの再婚にまつわる話を基に書いたといわれる、お得意のハートウォーム・コメディだが、『グッバイガール』(77)には遠く及ばなかった。監督はロバート・ムーア。 以前、『シ... 続きをみる
劇作家、脚本家のニール・サイモンが亡くなった。作劇やセリフのうまさはウディ・アレン、パロディのしつこさはメル・ブルックスに共通するところがあると思ったら、3人ともユダヤ系だった。サイモンが大好きな三谷幸喜が、旗揚げした劇団名を、サイモンの代表作にちなんで「(東京)サンシャイン・ボーイズ」と付けたのは... 続きをみる
『トム・ホーン』(80) スティーブ・マックィーンが、西部開拓時代の末期に勇名をはせた実在のガンマン、トム・ホーンを演じた西部劇をシネフィルWOWOWで再見。特集「“男が惚れる男” スティーヴ・マックィーン」の一環とのこと。 この映画はトムの武勇伝はいっさい描かず、ワイオミングの牧場主コーブル(リチ... 続きをみる
『陽のあたる教室』(95) 「ザ・シネマ」でやっていたので、何の気なしに見始めたのだが、好きな映画だけに、結局最後まで見てしまった。さまざまな音楽が適材適所に施されているので、何度もの鑑賞に耐え得るのかもしれない。公開時よりも、主人公の最後の年齢に近づいた今の方が胸に迫るものがあった。 主人公の音楽... 続きをみる
ロバート・レッドフォードが俳優としての引退を表明したという。 『明日に向って撃て!』(69)『夕陽に向って走れ』(69)を皮切りに、『大いなる勇者』(72)『ホット・ロック』(72)『スティング』(73)『追憶』(73)『華麗なるギャツビー』(74)『華麗なるヒコーキ野郎』(75)『コンドル』(75... 続きをみる
地元・金町で、インド人の夫婦がやっていたカレー屋「サイキルパ」が閉店してから随分と時がたった。過度な油や香辛料でごまかさず、家庭的な味がしてとてもおいしかったので残念に思っていたら、「サイダーバ」と名前と場所を代えて復活したという。早速行ってみたら、調理担当の旦那と味は健在だったので、うれしくなった... 続きをみる
今週の「週刊文春」の表紙は和田誠画、『荒野の決闘』のワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)。 著書『お楽しみはこれからだ』や、東洋現像所(現IMAGICA)のカレンダーでもおなじみの画だが、この画はジグソーパズル風になっているのが面白い。
ところで、以前『砂の器』の原作の登場人物たちの年齢を調べたことがあった。原作が新聞に連載されたのは、1960~61(昭和35~36)年だが、事件は1959(昭和34)年に起きたことになっている。和賀が自分の父親と同年代だと知って、驚いた覚えがある。 刑事 今西栄太郎=1914(大正3)年生まれ。45... 続きをみる
脚本を書いた橋本忍と和賀英良を演じた加藤剛が相次いで亡くなったこともあり、『砂の器』(74)を再見してみた。 松本清張の原作と映画とでは随分と設定が異なる。その最たるものは、原作ではほんのわずかした描かれない、巡礼親子の旅を拡大し、後半のクライマックスの一部として描いたところにある。 橋本と共に脚本... 続きをみる
吉岡秀隆が金田一耕助を演じたドラマ「悪魔が来りて笛を吹く」がNHKで放送された。吉岡の外見や髪形などは、これまでの金田一像を覆すものではあったが、ドラマの出来自体は微妙な感じだった。 フルートと火焔太鼓がキーとなる横溝正史の原作自体が、入り乱れる複雑な人物関係や、二重の近親相姦というタブーを描いてい... 続きをみる
脚本家の橋本忍が亡くなった。100歳というから大往生である。 橋本脚本といえば、まずは、『羅生門』(50)『生きる』(52)『七人の侍』(54)『生きものの記録』(55)『蜘蛛巣城』(57)『隠し砦の三悪人』(58)『悪い奴ほどよく眠る』(60)『どですかでん』(70)と、計8本の黒澤明監督作が挙が... 続きをみる
先日の『美女と液体人間』(58)に続いて『ガス人間㐧一号』(60)を再見。 ガス人間=水野(土屋嘉男)の死骸を花輪が覆うラストシーンが見事。宮内國郎の音楽は、後に「ウルトラQ」と「ウルトラマン」に流用されたのでなじみがある。八千草薫はもちろんだが、当時の新人女優の佐多契子も、セリフ回しは下手だが魅力... 続きをみる
テレビで久しぶりに『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』を再見。 この映画は、何度見ても楽しい。 「君たちの未来はまだ白紙ということさ。誰もがね。自分の未来は自分で切り開くものなんだ」という、ドクの締めのセリフは、拙書『人生を豊かにするための50の言葉-名作映画が教えてくれる最高の人生の送り方... 続きをみる
真面目で誠実な二枚目役を演じ続けた加藤剛が亡くなった。 映画の出世作は、理不尽な主命による悲劇を描いた小林正樹監督、橋本忍脚本の『上意討ち 拝領妻始末』(67)の三船敏郎の息子役。これは、大河ドラマ「風と雲と虹と」(76)の平将門、「獅子の時代」(80)の架空の薩摩藩士・苅谷嘉顕、そして「関ヶ原」(... 続きをみる
テレビで『トゥルー・グリット』(10)を再見。ラストシーンはイーストウッドの『許されざる者』(92)をほうふつとさせるところもあると感じた。この映画の公開が、東日本大震災の発生で延期になったことを覚えている。 以下、初見(2011.2.24.新宿ピカデリー)の際に書いたコラムを転載。 少々前説を。本... 続きをみる
サッカーワールドカップの決勝トーナメントでは、強豪ベルギーを相手に日本が大健闘を見せたが、同じくサッカー絡みのニュースとして、タイ北部の洞窟で行方不明になっていた地元のサッカーチームの少年ら13人全員の生存が確認されたという、明るい話題もあった。 ところで、この洞窟事故に関する連日の報道を見ながら、... 続きをみる
「ザ・シネマ」で、73年製作で劇場未公開の珍品西部劇を見た。 舞台は19世紀末。小悪党のキッド・ブルー(デニス・ホッパー)が、悪事から足を洗おうとして、地道な仕事に就くが、いろいろあって、結局は悪党に戻るという話。オーバーオールを着たホッパーが新鮮に映る。 ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン、ピー... 続きをみる
東京湾にクジラが漂着!? というニュースを見ながら、『シン・ゴジラ』を思い浮かべた人も少なくないのでは。 あのゴジラの進化は五つの形態に分かれるという。 第一形態は羽田沖の海面から尻尾が見えるだけだが、ファンの間では、その後の変化を、第二形態は蒲田に上陸したから「蒲田くん」、第三形態は品川付近で変態... 続きをみる
フランスの歌姫ダリダの生涯を描いた『ダリダ~あまい囁き~』が公開中。映画自体はまだ見ていないが、アラン・ドロンとデュエットした「あまい囁き」の「♪バローレ、バローレ、パローレ」が、このところ耳について離れない。この映画にドロン役は出てくるのだろうか。 この曲がヒットした当時、中学生の自分には、フラン... 続きをみる
「カツライス」とは、往時、大映の看板スターだった勝新太郎と市川雷蔵の総称。日本映画専門チャンネルの「カツライス劇場」で、勝新主演の『無法松の一生』(65)と『王将』(73)をやっていた。 前者は、人力車夫の無法松こと富島松五郎を、坂東妻三郎、三船敏郎、三國連太郎に続いて演じたもの。前半の暴れ者の、ま... 続きをみる
FOXチャンネルで、昨夜は『バタリアン』(85)を再見し、今朝は『ビッグ・バグズ・パニック』(09)を見た。 『ビッグ・バグズ・パニック』は、突然現れた巨大な昆虫に占拠されてしまった街でサバイバルする、怠け者の青年クーパーと生きのこった少数グループが奮闘する姿を描いたパニック・アクション。50年代に... 続きをみる
グレース・ケリーの生涯を描いたNHK製作のドキュメンタリー。なかなか見応えがあった。 友人のリタ・ガム、ジュディス・バラバン・キーンらの証言によって、グレースの人柄を明らかにしていくのだが、その中でも、若き日から晩年までグレースの写真を撮り続けたカメラマンのハウエル・コナンの存在が興味深かった。2人... 続きをみる
西城秀樹の突然の訃報を知ってから、彼の数々の歌が耳について離れない。「チャンスは一度」「情熱の嵐」「ちぎれた愛」「薔薇の鎖」「激しい恋」「傷だらけのローラ」…。 当時、中学生だった自分の中に、新御三家(ヒデキ、野口五郎、郷ひろみ)と呼ばれた彼らの歌が、知らず知らずのうちにどっぷりとしみ込んでいたのだ... 続きをみる
クリストファー・リーブ主演の、『スーパーマン』(78)に始まるシリーズ4作で、ロイス・レイン役を演じたマーゴット・キダーが亡くなった。『スーパーマン』で、ジョン・ウィリアムズの音楽に乗って2人が演じた優雅な飛行シーンが忘れられない。このシーンは「まるでアステア、ロジャースのダンスのようだ」と言われた... 続きをみる
19世紀末の北イタリアの田舎町を舞台に、小作農場に暮らす4家族に起こるさまざまな出来事を、四季の中で描いた『木靴の樹』(78)などを監督したエルマンノ・オルミが亡くなった。 79年、岩波ホールの『木靴の樹』、アラン・レネの『プロビデンス』(77)、テオ・アンゲロプロスの『旅芸人の記録』(75)の“三... 続きをみる
もちろん、『二十四の瞳』(54)『野菊のごとき君なりき』(55)『喜びも悲しみも幾歳月』(57) など、兄である木下惠介監督作の音楽が有名だが、他方、テレビの「破れ太鼓」「泣いてたまるか」「3人家族」「二人の世界」「水戸黄門」「赤い迷路」 「破れ傘刀舟悪人狩り」「特捜最前線」「鬼平犯科帳」(萬屋錦之... 続きをみる
イチローのシアトル・マリナーズ会長付特別補佐就任(事実上の引退)のニュースを見ながら、ミニー・ミノーソのことを思い出していたら、こんなカードを見付けた。 キューバ出身のミノーソは、二グロリーグを経て、1948年にクリーブランド・インディアンスと契約。シカゴ・ホワイトソックスに移籍後、走攻守三拍子揃っ... 続きをみる
そしてタビアーニ兄弟は、オムニバス映画『カオス・シチリア物語』(84)をはさんで、映画草創期のハリウッドに移住したイタリア人の職人兄弟の姿を描いた『グッドモーニング・バビロン!』(87)に行き着く。 『グッドモーニング・バビロン!』(87)(1987.11.14.日比谷シネシャンテ) タビアーニ兄弟... 続きをみる
『サン★ロレンツォの夜』83.6.21.(初見の際のメモを) こういう映画のことを珠玉の名編と言うのだろう。一人の少女の目(成人した少女の回想)から見た戦争の実態、と言っても『禁じられた遊び』(52)ほど悲しくはない。それは『父パードレ・パドローネ』同様、ユーモアと残酷さを同居させるという演出の中か... 続きをみる
昨日インタビューしたアンソニー・ルッソは、弟のジョンと共同で映画を撮る、いわゆる兄弟監督である。コーエン、ダルデンヌ、ウォシャウスキー、ファレリー…、今でこそ兄弟監督はたくさんいるが、その嚆矢はイタリアのタビアーニ兄弟ではあるまいか。その兄弟の兄ビットリオが亡くなった。彼らの映画の公開は1980年代... 続きをみる
ミロス・フォアマン監督が亡くなった。寡作の人だったが、遺したのはどれもいい映画だった。 『カッコーの巣の上で』(75)のラストで、ジャック・ニッチェの名曲をバックに、一人去っていくウィル・サンプソンの姿が忘れられない。 https://www.youtube.com/watch?v=esyMmxQ5... 続きをみる
今週のNHK BSの「プレミアムシネマ」は何故か西部劇特集。 ラインアップの中には縁浅からぬ映画もあった。 『タンポポ』ラーメン・ウェスタン 2018.7.6. https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3a08979da4134d36029f4ea27b9ce5aa 『LO... 続きをみる
2015年の東京国際映画祭で見たドキュメンタリー『ディス・イズ・オーソン・ウェルズ』(15)かと思って見始めたら、別物の『映像の魔術師 オーソン・ウェルズ』(14)という映画だった。 とはいえ、ウェルズの娘をはじめ、マーティン・スコセッシ、ピーター・ボグダノビッチら、インタビューに答えている顔触れが... 続きをみる
インドネシア国立博物館の展示品(石像・前編)
【遠距離の弊害】フィリピン人奥さんとのケンカ【不毛な争い】望んでいないケンカ
【決断と結果】500万円の「免疫細胞療法」。日本での治療全記録と、主治医のリアルな反応
チャンディダサ旅 ①
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【がん再発の足音】ジョギング中の激痛と「今のうちに家族との思い出を作っておけ!」という宣告。私が新たな治療を求めた理由
春が来た♡ 裏庭のお花と... 食べてみたいモノw etc...
ラムパーンの歴史と文化:ラムパーン博物館
🇯🇵 日本のAIは「エンジン」ばかり?一般人がお試しできないワケ 🐟
貢献者か、トラブルメーカーか?
プレスクールでの盗難事件:クッキーを盗んだのは誰だ!?
もうすぐイースター
次々に採れる野生のアスパラガスとサルシッチャのパスタ
’26 春 南西&南フロリダの旅 ④
オリックス 接戦も追加点を入れられ、連勝ストップ(2026.3.31 埼玉西武戦)
降雨中止(2026.3.31 ファーム交流戦 横浜DeNA戦)
明日の予告先発(2026.3.31 埼玉西武戦)
オリックス 接戦制し連勝(2026.3.29 東北楽天戦)
ファーム オリックス対福岡ソフトバンク戦(2026.3.29)
オリックス 九里投手完封で今季初勝利(2026.3.28 東北楽天戦)
ファーム オリックス対福岡ソフトバンク戦(2026.3.28)
今年も苦行の1年( ´Д`)
【トラビジョン分析】阪神開幕3連戦を終えてどう見えた?2勝1敗スタートを徹底分析!
【月占い】2026年(令和8年)4月
ホークス 2026 第5戦 (≧∀≦)b H6-1E 5連勝‼︎ 徐若熙1勝 柳田1号 近藤2号
ホークス 2026 第4戦 (^o^) H4-2E 4連勝‼︎ 大関1勝 杉山2S
中日ドラゴンズ怒涛の開幕5連敗、12球団最下位独走
「高身長」を活かせず…ルーカス投手4失点。森下選手が意地の2号ソロ!【野球話】
四球よりゴロですか