作曲家の木下忠司が亡くなった
もちろん、『二十四の瞳』(54)『野菊のごとき君なりき』(55)『喜びも悲しみも幾歳月』(57) など、兄である木下惠介監督作の音楽が有名だが、他方、テレビの「破れ太鼓」「泣いてたまるか」「3人家族」「二人の世界」「水戸黄門」「赤い迷路」 「破れ傘刀舟悪人狩り」「特捜最前線」「鬼平犯科帳」(萬屋錦之... 続きをみる
もちろん、『二十四の瞳』(54)『野菊のごとき君なりき』(55)『喜びも悲しみも幾歳月』(57) など、兄である木下惠介監督作の音楽が有名だが、他方、テレビの「破れ太鼓」「泣いてたまるか」「3人家族」「二人の世界」「水戸黄門」「赤い迷路」 「破れ傘刀舟悪人狩り」「特捜最前線」「鬼平犯科帳」(萬屋錦之... 続きをみる
イチローのシアトル・マリナーズ会長付特別補佐就任(事実上の引退)のニュースを見ながら、ミニー・ミノーソのことを思い出していたら、こんなカードを見付けた。 キューバ出身のミノーソは、二グロリーグを経て、1948年にクリーブランド・インディアンスと契約。シカゴ・ホワイトソックスに移籍後、走攻守三拍子揃っ... 続きをみる
そしてタビアーニ兄弟は、オムニバス映画『カオス・シチリア物語』(84)をはさんで、映画草創期のハリウッドに移住したイタリア人の職人兄弟の姿を描いた『グッドモーニング・バビロン!』(87)に行き着く。 『グッドモーニング・バビロン!』(87)(1987.11.14.日比谷シネシャンテ) タビアーニ兄弟... 続きをみる
『サン★ロレンツォの夜』83.6.21.(初見の際のメモを) こういう映画のことを珠玉の名編と言うのだろう。一人の少女の目(成人した少女の回想)から見た戦争の実態、と言っても『禁じられた遊び』(52)ほど悲しくはない。それは『父パードレ・パドローネ』同様、ユーモアと残酷さを同居させるという演出の中か... 続きをみる
昨日インタビューしたアンソニー・ルッソは、弟のジョンと共同で映画を撮る、いわゆる兄弟監督である。コーエン、ダルデンヌ、ウォシャウスキー、ファレリー…、今でこそ兄弟監督はたくさんいるが、その嚆矢はイタリアのタビアーニ兄弟ではあるまいか。その兄弟の兄ビットリオが亡くなった。彼らの映画の公開は1980年代... 続きをみる
ミロス・フォアマン監督が亡くなった。寡作の人だったが、遺したのはどれもいい映画だった。 『カッコーの巣の上で』(75)のラストで、ジャック・ニッチェの名曲をバックに、一人去っていくウィル・サンプソンの姿が忘れられない。 https://www.youtube.com/watch?v=esyMmxQ5... 続きをみる
今週のNHK BSの「プレミアムシネマ」は何故か西部劇特集。 ラインアップの中には縁浅からぬ映画もあった。 『タンポポ』ラーメン・ウェスタン 2018.7.6. https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3a08979da4134d36029f4ea27b9ce5aa 『LO... 続きをみる
2015年の東京国際映画祭で見たドキュメンタリー『ディス・イズ・オーソン・ウェルズ』(15)かと思って見始めたら、別物の『映像の魔術師 オーソン・ウェルズ』(14)という映画だった。 とはいえ、ウェルズの娘をはじめ、マーティン・スコセッシ、ピーター・ボグダノビッチら、インタビューに答えている顔触れが... 続きをみる
エンゼルスの大谷翔平がメジャー初登板で勝ち投手となった。大谷といえば、投手と打者との二刀流が話題になっているが、メジャーリーグで後にも先にも二刀流として成功したのは唯一人、ベーブ・ルースだけだ。 ルースは、通算本塁打714本、通算安打2873本、通算打点2217、通算打率342という、希代のスラッガ... 続きをみる
メキシコ革命を背景に、山賊一家の頭目フアン(ロッド・スタイガー)と元IRAの闘士ジョン(ジェームズ・コバーン)の奇妙な友情を描いたセルジオ・レオーネ監督作を再見。 生涯に7本しか監督作を遺さなかったレオーネだが、その一本一本の中身は恐ろしく濃い。この映画も最初に見た時はその長さとテンポの遅さに閉口し... 続きをみる
4月17日から京橋のフィルムセンターで 「没後20年 旅する黒澤明」が開催される。 http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/kurosawaposters/
先日テレビで、アメリカの作曲家スティーブン・フォスターの生涯について語る番組が放送されていた。 フォスターといえば、「おおスザンナ」「草競馬」「故郷の人々」(「スワニー河」)「主人は冷たい土の中に」「ケンタッキーの我が家」「金髪のジェニー」「オールド・ブラック・ジョー」「夢見る人」…などの名曲を残し... 続きをみる
久しぶりに1から2をテレビで再見。何度見てもこのシリーズは面白い。というわけで、『ナイト ミュージアム』3連発! 『ナイト ミュージアム』 まるで祭りのよう 2007.4.4. おいを連れて品川プリンスシネマで『ナイト ミュージアム』を見る。 夜になると展示物が動き出す博物館というのは、子どもの頃、... 続きをみる
英国版招き猫の物語 ホームレスでジャンキーのストリートミュージシャン、ジェームズと野良猫のボブの奇跡の出会いを綴ったノンフィクションを映画化。気になってはいたが、見逃していた映画をDVDで鑑賞。 日本でも『猫タクシー』やら『猫侍』やら、猫によって福を得る人間の様子を描いたドラマや映画が製作されている... 続きをみる
車いすの天才物理学者と呼ばれたスティーブン・ホーキング博士が亡くなった。彼の半生を描き、演じたエディ・レッドメインがアカデミー賞を得た『博士と彼女のセオリー』はとてもユニークな映画だった。 公開時に書いた『博士と彼女のセオリー』関連のコラム アカデミー賞に見る“実話映画”の流行について 2015.2... 続きをみる
森友学園問題のニュースを見ながら思い出したのが黒澤明監督の『悪い奴ほどよく眠る』(60)だった。1981年の元日にテレビで見た際のメモが残っていた。 全く黒澤明という人は何という人なんだ。よくもまあ、こんなに腹立たしい、後味の悪い、すごい映画を作ったものだ。 官僚制度が生み出す歪みや、官僚の無責任さ... 続きをみる
マーリンズからフリーエージェントとなり、去就が注目されていたイチローのマリナーズ復帰が決まった。 賛否、心配などいろいろあるが、メジャーリーガーとしてのイチローが今年も見られることが何よりもうれしい。 イチロー関連の記事は↓ 『墜ちた打撃王 ピート・ローズ』(04)2016.6.20. https:... 続きをみる
ルイス・ギルバートが亡くなった。97歳というから大往生だ。実は彼の監督作は主題歌がいいものが多い。 初期の「007」シリーズの監督といえば、まずテレンス・ヤングとガイ・ハミルトンの名が挙がる。『007は二度死ぬ』(67)『007/私を愛したスパイ』(77)『007/ムーンレイカー』(79)を監督した... 続きをみる
インフルで寝込んだ時に見た映画、その2 火山の噴火によって現代によみがえったドラゴンが人類を襲う。原題の「Dracano」はドラゴンと火山(ボルケーノ)を併せた造語なのか。火山から出てくる翼竜みたいな怪物のルーツは日本のラドンなのかな。見た目はガッパみたいだけど。 さて、人類の一大事のはずなのに、緊... 続きをみる
朝の連続ドラマ「わろてんか」で、広瀬アリス演じる芸人が、昭和初期のヒット曲「アラビアの唄」を歌うシーンがあった。 この歌を実際に歌っていた二村定一については、先に色川武大の『なつかしい芸人たち』で知ったのだが、エノケン=榎本健一や二村をはじめとする、浅草喜劇について知るには、「NHKセミナー 現代ジ... 続きをみる
沢島忠監督が亡くなった。 もちろんリアルタイムではなく、テレビで見たものばかりだが、 コミカルでスピード感にあふれた“沢島時代劇”は大好きだった。 以前、橋本治の『完本チャンバラ時代劇講座』を読んだ時に、 沢島時代劇の魅力を見事にいい当てた、週刊誌の記事の引用があり、 孫引きさせてもらったが、ここに... 続きをみる
京橋のフィルムセンターで、「西部劇」「ミュージカル」に続く、「ポスターでみる映画史Part3 SF・怪獣映画の世界」を展覧。 http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/sf-kaiju/ 『キングコング対ゴジラ』(62)と『モスラ』(61)の横長の特大ポスターが壮観だ... 続きをみる
「TOHOシネマズ日比谷」のオープンに伴い、マリオン内の「TOHOシネマズ 日劇」が閉館となる。跡地は多目的ホールとプラネタリウムになるという。 日劇の跡地に有楽町マリオンができたのは1984年。日劇の円型を生かしながら作られた銀色に輝くビルは、バブルの前兆を象徴するような豪華さだったが、すぐにゴジ... 続きをみる
ブロンドの髪、ちょっと垂れ目が印象的な女優のドロシー・マローンが亡くなった。 かわいい顔をしてジョエル・マックリーを裏切る女を演じた『死の谷』(49)、『ワーロック』(59)など、西部劇に多数出演する一方、ダグラス・サーク監督のメロドラマ『風と共に散る』(56)でアカデミー助演賞を受賞した。テレビの... 続きをみる
昨日のGoogleの扉絵?は「セルゲイ・エイゼンシュタイン生誕120周年」だった。 エイゼンシュタインはソ連(ロシア)出身の映画監督。『戦艦ポチョムキン』(25)の「オデッサの階段」のシーンなど、モンタージュ(視点の異なる複数のカットを組み合わせて表現する)理論の実践者として、映画史にその名を残す。... 続きをみる
『ジャージー・ボーイズ』(14) 今回も、娘を失ったフランキー・ヴァリのバックに流れる「瞳の面影」、ボブ・ゴーディオがヴァリを元気付けるために作った「君の瞳に恋してる」、音楽の殿堂入りでの4人の再会、そして、キャスト全員が歌って踊るフィナーレという、流れの見事さに酔った。 この映画、『アメリカン・ス... 続きをみる
今日Googleを開けたら、エキゾチックな美女のイラストが目に飛び込んできた。「ケティ・フラド生誕94周年」とある。 随分半端な周年だが、これはひょっとして『真昼の決闘』(52)や『折れた槍』(54)などに出ていたメキシコ人女優のカティ・フラドのことか? と思ったらやはりそうだった。今はケティと呼ぶ... 続きをみる
FOXチャンネルが暮れから正月にかけて、「大草原の小さな家」(「Little House on the Prairie」)の全シリーズを連続放送した。19世紀末、西部開拓時代の米ミネソタのウォルナットグローブに住む、インガルス一家の日々を描いたファミリードラマである。 頼もしい父チャールズ(マイケル... 続きをみる
エド・マクベインの『87分署』シリーズを、「火曜サスペンス劇場」枠で2時間ドラマ化した「わが町」(92~98)が、日本映画専門チャンネルで連続放送されている。 原作は、ニューヨークをモデルにしたといわれる架空の街アイソラを舞台に、魅力的な刑事たちが織り成す集団劇としての面白さが読みどころのシリーズで... 続きをみる
『どですかでん』は、黒澤、木下惠介、市川崑、小林正樹が設立した「四騎の会」が製作したものだが、その後、小林は『いのちぼうにふろう』(71『深川安楽亭』)を、市川は、ハイビジョンドラマ『その木戸を通って』(93)、『どら平太』(00『町奉行日記』)、『かあちゃん』(01)を、と、それぞれ周五郎の原作を... 続きをみる
山本周五郎の『赤ひげ診療譚』を連続ドラマ化した「赤ひげ」がNHK BSで放送中。船越英一郎の新出去定(赤ひげ)と中村蒼の保本登という配役を聞いて、見る前は、一体どうなることかと思ったが、実際に見てみると両者ともなかなか頑張っており、結局毎回見ている。何より、ほぼ連作短編集である原作通りにドラマ化して... 続きをみる
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』12月15日の公開を前にマーク・ハミルが来日。 ハミルも66歳って、そりゃあ、オレも老けるわけだ…。 https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1133396
1982.2.5.有楽座での初見の際のメモを。 前作『1941』(79)は、今後のスピルバーグの映画は大丈夫なのか、と思わされるほど出来が良くなかった。『激突!』(71)『続・激突!カージャック』(74)『ジョーズ』(75)、そして『未知との遭遇』(77)と、これまでの彼の映画は見る者を引き込んでし... 続きをみる
『英国王のスピーチ』(10)(2011.8.29.飯田橋ギンレイホール) 夫:今年のアカデミー賞で作品、監督、脚本、主演男優賞を受賞した話題作を遅ればせながら見たね。 妻:スクリーンで見られる最後のチャーンス!と思ってギンレイホールね。平日なのに満席。 夫:英国王室のスキャンダルとも言える実話の映画... 続きをみる
久しぶりに『オズの魔法使』を見た。 ところで、この映画のユニークな登場人物や歌曲について、アルバムや曲の中で取り上げているミュージャンが結構いる。 エルトン・ジョンが1973年に発表したアルバム『黄昏のレンガ路』のタイトル曲は「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード(Goodbye Yellow Br... 続きをみる
晩年のクーパー サルベージ船の船長サンズ(チャールトン・ヘストン)は、嵐の中、火災を起こしている大型船メリー・ディア号を発見する。サンズは大型船に乗り込みが、船内に残っていたのは、船長代理のパッチ(ゲーリー・クーパー)ただ一人だった…。 ハモンド・イネスの海洋サスペンス小説を映画化。前半は嵐の中での... 続きをみる
久しぶりに民放で映画を見た。 ところで、日比谷シャンテ付近の工事のため、知らぬ間にゴジラ像とスターの手形が撤去されていた。東京駅周辺に移したら『シン・ゴジラ』のラストともつながって面白いかもしれないと思ったが、どうやらシャンテの地下に移動するらしい。 『シン・ゴジラ』については↓ http://bl... 続きをみる
ばかにしてはいけない 瀕死の殺人鬼が、自分の魂を人形に憑依させ、生身の体を手に入れるために6歳のアンディを襲う。という『チャイルド・プレイ』の第一作を、いまさらながら見た。 公開当時はばかにしてちゃんと見なかったというのが正直なところ。ところが今見ると、CGの普及前故、カメラワーク(構図や被写体の撮... 続きをみる
『I AM スティーヴ・マックイーン』(14) スティーブ・マックィーンの人生を、3人の妻たち、息子のチャド、孫たち、友人たち等の証言を基に振り返るドキュメンタリー。 ロバート・ダウニーJr.がナレーションを務め、ピアース・ブロスナン、ゲーリー・オールドマンらがコメントを寄せている。 『荒野の七人』... 続きをみる
本書は、小学校中退、丁稚奉公、映画製作の下働き、俳優を経て監督となり、『限りなき前進』(37)や『土』(39)で名を成しながら、満州に渡り、かの地で苦労の末に生き抜き、帰国後は『血槍富士』(55)『宮本武蔵』五部作(61~65)『飢餓海峡』(65)などを監督した男の、数奇な人生を活写した評伝だ。 作... 続きをみる
テレビをつけたらたまたまやっていて、結局最後まで見てしまった。 脚本家が主人公なだけに、凝ったセリフが楽しい映画だ。 2年前に初めて見た時は、こんなふうに感じた。↓ http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/db442ff842e94604c29ff2ede7245bd1
『間違えられた男』(56)『西部開拓史』(62)『暴力脱獄』(67)『デリンジャー』(73)『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』(73)『ゴッドファーザーPARTⅡ』(74)『ブルージーンズ・ジャーニー』(75)『さらば愛しき女よ』(75)『ミズーリ・ブレイク』(76)『エイリアン』(79)『ローズ... 続きをみる
B級西部劇の典型 ザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、1万ドルを奪い合うならず者たちがゴーストタウンを舞台に、アパッチとの壮絶な闘い繰り広げる『トマホーク峡谷の待伏せ』(53)。 メンバーはジョン・ホディアク、ジョン・デレク、デビッド・ブライアン、ライアン・ティールという渋過ぎる顔触れ。彼ら... 続きをみる
俳優の土屋嘉男さんが2月に亡くなっていたという。土屋さんと言えば、東宝所属で、黒澤映画と特撮映画を縦断した実にユニークな存在だった。例えば、黒澤映画では、『七人の侍』(54)の百姓・利吉、『用心棒』(61)の百姓・小平、『赤ひげ』(65)の森半太夫と、じっと耐え忍ぶような実直な役を演じた。 本多猪四... 続きをみる
平均的なテレビムービー西部劇 ザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、「サケット兄弟」というミニシリーズから派生したテレビムービーで、何とアンドリー・V・マクラグレンが監督した『シャドー・ライダー』(82)。 南北戦争で両軍に分かれて戦った兄弟。終戦後、故郷に戻ると、弟や妹、そして長男の恋人が南... 続きをみる
トビー・フーパー監督お得意の超常現象映画。今回は人体自然発火と来やがった。 出だしは何やら核実験の罪を匂わせたものだから、国家的なレベルで話が展開していくのかと期待させたのだが、結局はモルモットにされた男の個人的な恨み話を、SFXを使ってスプラッター式に見せられただけで、期待外れに終わった。これなら... 続きをみる
『スペース・バンパイア』(85) これも残っていた公開当時のメモから。 映画監督は、一本傑作を作ってしまうとその後はさらに上出来のものを求められてしまうという実に過酷な仕事だ。この映画の監督のトビー・フーパーは、残念ながら自らの監督作でそのことを実証してしまっている。 傑作『悪魔のいけにえ』(74)... 続きをみる
トビー・フーパーが亡くなった。彼の『悪魔のいけにえ』(74)や『悪魔の沼』(76)を見たのは高校生の時だった。その時のメモは残っていないが、何か見てはいけないものを見てしまったような衝撃を受けたことは鮮明に覚えている。彼の映画に関するメモが幾つか残っていたので、あの頃を思い出しながら…。 『ポルター... 続きをみる
ジェリー・ルイスが亡くなった。映画館で初めてルイスを見たのは、1983.10.24.大塚名画座での「ニコニコ大会」の時。 併映はハロルド・ロイド主演の『ロイドの用(要)人無用』(23)と『ロイドの(初恋)家庭サービス』(24)だった。 その際に書いたメモを。 『底抜け再就職も楽じゃない』(80) サ... 続きをみる
「ジェントル・オン・マイ・マインド」「恋はフェニックス」「ウイチタ・ラインマン」「カミング・ホーム」(コカ・コーラのCMで親しんだ)「ラインストーン・カウボーイ」(シングルレコードを買った)「哀愁の南」…。カントリーの枠を超えた“いい曲”をたくさん歌ったシンガーだった。 ところで、以前「ジョン・ウェ... 続きをみる
ゴジラの“中身”を演じた中島春雄さんが亡くなった。 ゴジラ伝説にその名をはせる人はたくさんいる。例えばプロデューサーの田中友幸、監督の本多猪四郎、特技監督の円谷英二、音楽の伊福部昭…。だが、ことゴジラに関する限り、中島さんの功績は彼らに勝るとも劣らない。 何しろ彼こそがゴジラそのものだったのだから。... 続きをみる
渋い脇役のマーティン・ランドーが亡くなった。癖のある顔が災いしてか、ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』(59)など、若いころから“ちょっと異常な悪役"を演じることが多かった。アクターズ・スタジオの同窓生スティーブ・マックィーンと共演した『ネバダ・スミス』(66)でも、マックィーンに復讐される役だっ... 続きをみる
『リオ・グランデの砦』(1975.10.25.土曜映画劇場) “フォードの魔法”に満ちた一編 ザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、『アパッチ砦』(48)『黄色いリボン』(49)に続く、ジョン・フォードの騎兵隊三部作の一編『リオ・グランデの砦』。 『黄色いリボン』が騎兵隊を舞台に描いた男やもめ... 続きをみる
“自分の尾を食べる蛇”のお話 ロバート・A・ハインラインの「輪廻の蛇」を映画化したタイムパラドックスSF。一人の時間警察職員(イーサン・ホーク)の数奇な“宿命(プリデスティネーション)”を描く。 ネタが割れてしまうと「何だ究極の自己愛物語じゃないか」となるので、何の予備知識も持たずに見た方がいい。輪... 続きをみる
『キャット・バルー』(65)(1977.6.13.TVK) 遊び心は楽しいが、全体的には締まらない ザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、『キャット・バルー』(65)。後にロジェ・バディムが開花させたジェーン・フォンダの色っぽさの萌芽が見られるコメディ西部劇だ。 土地を巡って、開発会社に牧場主... 続きをみる
先日見た『ローガン/ROGAN』のガソリンスタンドのシーンで、懐かしの「アイ・ガッタ・ネーム」が流れた。 最近ではタランティーノの『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)でも使われたこの曲は、もともとはジェフ・ブリッジス主演の『ラスト・アメリカン・ヒーロー』(73)のテーマ曲だった。 https://ww... 続きをみる
『パワー・オブ・ワン』(94.10.4.) アパルトヘイト体制下の南アフリカを舞台に、1人の少年(スティーブン・ドーフ)がボクシングを通して人種の壁を越えて成長していく姿を描く。 公開当時は『ロッキー』(77)『ベスト・キッド』(85)のアビルドセンが撮った“第三の格闘技物”として扱われていたし、こ... 続きをみる
『ベスト・キッド2』(1986.10.21.日本劇場) この映画のような続編物は、製作側が前作のヒットを受けて柳の下の二匹目のドジョウを狙った物が多く、得てして前作よりも出来が悪いし、下手をすると前作のイメージを壊してしまう物すらある。 それが分かっていながら見てしまうのは、どこかの作家先生の本の題... 続きをみる
ジョン・G・アビルドセン監督が亡くなった。彼の代表作はといえば、やはり『ロッキー』(77)と『ベスト・キッド』(85)になるのだろう。だが、そのために格闘技映画専門の監督のように見なされてしまったところがあるのがちょっと残念だ。 例えば、ピーター・ボイル主演の『ジョー』(70)、ジャック・レモン主演... 続きをみる
思いのほか楽しめた 前作までのダニエル少年(ラルフ・マッチオ)に代わって、この映画では少女ジュリー(ヒラリー・スワンク)がミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)に弟子入りする。 相変わらずの珍妙な修行風景、ジャック・ニコルソンを極悪にしたような顔つきのマイケル・アイアンサイドが演じる敵役の壊れた性格、『... 続きをみる
初代ジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーのシリーズはリバイバルや名画座で見た。だから、オレにとってのリアルタイム、ジェームズ・ボンドはロジャー・ムーアなのだ。そのムーアが90歳で亡くなった。 コネリー・ボンドの最終作となった『ダイヤモンドは永遠に』(71)では、ボンドがやけに老けて見えたのに対し、... 続きをみる
ところで、ベン・アフレックは、『夜に生きる』を撮るに当たって「ワーナーのギャング映画にオマージュを捧げるチャンスだと思った」と語ったという。それは、1930~40年代、ジェームズ・キャグニー、エドワード・G・ロビンソン、ハンフリー・ボガート、ジョージ・ラフトらを擁して、ワーナーで作られた数々の映画の... 続きをみる
こっちの方がオリジナルをきちんと踏襲 ケーブルテレビで何の気なしに見てしまった「ワイルド・スピード」シリーズのパロディ映画だが、どうやら映画館では上映しなかったようだ。ヴィン・ディーゼルと故ポール・ウォーカーに似た雰囲気を持つ無名の俳優、ヒスパニック系の美女、アジア系やモデル風のメンバー、ドウェイン... 続きをみる
ギヴァーからレシーバーへ、伝承の物語 近未来、人類は理想郷の「コミュニティー」で平和に暮らしていたが、そこは徹底した管理社会であり、人々は薬によって感情を抑制されていた。主席長老(メリル・ストリープ)から「レシーバー(記憶を受け継ぐ者)」に任命されたジョナス(ブレントン・スウェイツ)は、全ての記憶を... 続きをみる
マイルズ・テラーが元世界王者のビニー・バジェンサを演じた『ビニー/信じる男』を見ながら、改めて、ボクシング映画には傑作が多いと感じたのでちょっと列記してみる。 まずは、父親役のウォーレス・ビアリーがアカデミー主演賞を受賞した父子ものの名作『チャンプ』(31)から。リメーク版(79)ではジョン・ボイト... 続きをみる
ウエスタン・ユニオンの例会に出席 今回はトークコーナーで6月10日公開の新作西部劇『ある決闘 セントヘレナの掟』の宣伝を。リアム・ヘムズワース扮するテキサス・レンジャーが、連続殺人事件の謎を解くために、国境沿いの村に潜入する、というこの映画は、公開中の『キングコング 髑髏島の巨神』同様、『地獄の黙示... 続きをみる
『或る夜の出来事』(34)(1976.8.5.世界名作劇場) 家出した富豪の娘と失業中の新聞記者が、フロリダからニューヨークへ向かう夜行バスに乗り合わせて…という、ラブコメディー+ロードムービーのお手本のような“ボーイ・ミーツ・ガール”映画。 製作ハリー・コーン(コロムビア)、監督フランク・キャプラ... 続きをみる
39年ぶりか…。 ジョン・ウェイン=デュークが保安官ルースター・コグバーンを演じてアカデミー主演男優賞を得た『勇気ある追跡』(69)の続編である。 まず、全く別のスタッフが製作しているにもかかわらず、ルースターを取り巻く、酔っ払いの猫、中国人の相棒といったディテールをきちんと引き継いでいるところに拍... 続きをみる
これも41年ぶり 舞台は1873年の米ネバダ州。騎兵隊の砦でジフテリアが発生し、部隊の全滅が危ぶまれる中、補充隊員を乗せた軍用列車内で連続殺人事件が起きる。原題が「ブレークハート峠を越えろ」とあるように、SLが走る鉄道が陰の主役。『レッド・サン』(71)『ホワイト・バッファロー』(77)と並ぶ、チャ... 続きをみる
約41年ぶりに再見。 アメフトの試合が行われているロサンゼルスのスタジアムに、無差別に人を撃つライフル魔が現れる。それに立ち向かうSWATの動静とスタジアムにいるさまざまな人々の恐怖を描く。公開当時(77年)はパニック映画がはやっていたのでこんなタイトルがつけられたが、原題は「Two-Minute ... 続きをみる
今年のアカデミー賞作品賞は『ムーンライト』。『ラ・ラ・ランド』が受賞と誤発表のハプニングあり。プレゼンターは『俺たちに明日はない』(68)のウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイだった…。 https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1094954
西部劇に、黄金伝説をめぐる冒険活劇の要素を取り込んだ異色大作 1975年のリバイバル公開時以来の再見となった。当時、同じくリバイバルで『アラビアのロレンス』(62)を先に見たので、オマー・シャリフがラクダではなくて馬に乗る姿に違和感を覚えたことも懐かしい。 この映画の製作者は『戦場にかける橋(57)... 続きをみる
年末年始、まともに見た映画はこれだけだった。 ウーピー・ゴールドバーグ扮する“偽シスター”が、音楽を使って、オリジナルでは教会を、そしてこの『2』では学校を救う様子がコメディータッチで描かれる。 ウーピー絶好調といった感じの映画だが彼女は続編に出る気はなかったという。では何故出演したのかといえば…。... 続きをみる
1960年代後半、阪急ブレーブスでプレーしたダリル・スペンサーが亡くなった。ここではフィクションの中のスペンサーを振り返りながら、彼を偲んでみたい。 ジャイアンツ、カージナルス、ドジャース、レッズを経て64年に阪急入りしたスペンサーは、アグレッシブなプレーとは裏腹に、投手の癖を盗む名人であり、プレー... 続きをみる
「スター・ウォーズ」シリーズでレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが60歳で亡くなった。2008年に出版された『外国映画女優名鑑』(共同通信社刊)で彼女について書いたものを転載し、哀悼の意を表します。 クリックすると拡大します。↓ この後、キャリーは、30年数年ぶりにレイア姫を演じた『スター・ウォ... 続きをみる
『ダーティハリー3』 まずは初見(76年)の際のメモを。 「泣けるぜ!」 ハリー(クリント・イーストウッド)がサンフランシスコ市長を誘拐した過激派グループと対決するシリーズ第3弾。 タイン・デイリーが魅力的に演じた女性相棒ケイトの人物描写が良く描かれており、原題の「THE ENFORCER=執行人」... 続きをみる
ロバート・ボーンが亡くなった。 ボーンといえばテレビシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』(64~68)のソロ役が最も印象に残っているが、もう一つ、彼を語る上で欠かせないのが『荒野の七人』(60)のメンバーの一人だったことだ。元祖『七人の侍』(54)にはいない屈折したキャラクターのリーを好演し、強い印... 続きをみる
ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞の報には驚いた。ならば、ジョンやポールは…などとも思うが、それはまた別の話だ。ここでは映画とディランのかかわりについて触れてみたい。 ディランが出演し、音楽も担当したサム・ペキンパー監督の『ビリー・ザ・キッド21歳の生涯』(73)では、スリム・ピケンズとジャック・イ... 続きをみる
高峰秀子の夫としても知られた監督、脚本家の松山善三が亡くなった。自分にとってのリアルタイム作品では『人間の証明』(77)の脚本、監督作の『典子は、今』(81)がある。 以前、代表作『名もなく貧しく美しく(61)について書いたものを転載。 脚本家・松山善三の監督デビュー作。主人公のろうあの夫婦に扮した... 続きをみる
もじゃもじゃ頭がトレードマークのコメディ俳優ジーン・ワイルダーが亡くなった。 彼は1970年代に活躍した名物俳優の一人。デビューは『俺たちに明日はない』(67)の端役だが、映った瞬間に彼だと分かる。こういう場合、特徴のある容姿は得だ。 『夢のチョコレート工場』(71)では、『チャーリーとチョコレート... 続きをみる
永六輔さんが亡くなった。 永さんとは一度だけお会いしたことがある。時は1997年。当時、編集を担当していた『20世紀映画のすべて 淀川長治の証言』(毎日新聞社)というムック本の中で、「20世紀映画が与えてくれたもの」と題して、淀川先生と永さんの対談が行われたのだ。永さんは普段から「淀川学校の卒業生」... 続きをみる
『天国の門 デジタル修復完全版』(13)(2013.10.6.新宿武蔵野館) 最後のマイケル・チミノ 初見は今から30年以上も前、しかも短縮版だった。今回見直してみて、細部に関してはほとんど覚えていないことに気づき、初めて見るような錯覚に陥った。従って、今回加えられたのがどんなシーンだったのかもはっ... 続きをみる
「ディア・ハンター」(78)(1982.2.26.丸の内松竹) 期待通りの素晴らしい映画だった。けれども何と悲しい映画なのだろう。監督のマイケル・チミノは「ベトナム戦争をテーマにこの映画を作ったわけではない」と語っているようだが、その言葉通りだとすれば、彼の監督としての力量は相当なものだと思う。友情... 続きをみる
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