心臓胸部大血管手術後の乳び胸
心臓胸部大血管手術で稀ではありますが、乳び胸が術後に発生することがあります。 乳び胸は胸腔内に乳び=消化管から吸収された脂肪リッチなリンパ液が漏出する現象です。脂肪を含む食事をとると、乳びは白濁するので、通常のドレーンの排液とは違う、黄色くまたは牛乳を混じらせたように濁った排液がみられます。 これは... 続きをみる
心臓胸部大血管手術で稀ではありますが、乳び胸が術後に発生することがあります。 乳び胸は胸腔内に乳び=消化管から吸収された脂肪リッチなリンパ液が漏出する現象です。脂肪を含む食事をとると、乳びは白濁するので、通常のドレーンの排液とは違う、黄色くまたは牛乳を混じらせたように濁った排液がみられます。 これは... 続きをみる
ロボット掃除機のルンバですが、最近はスマートフォンからの遠隔操作で留守中に掃除したり、出勤するときにスイッチを押して出ると、不在中に掃除が終わって非常に便利です。スマートフォンで実際に掃除をした床のマップを提示できるので、ほぼ床の全面をちゃんと掃除してくれる優秀なロボットと思います。この掃除ロボット... 続きをみる
第3回 心不全パンデミック講演会 2019年3月6日 横須賀セントラルホテル 小開胸大動脈弁置換術の臨床経験 高齢化社会が進む中、心不全患者数が激増することが予想されています。まるで爆発的に患者数が増加するような感染症の大流行の様相を呈することを表現して心不全パンデミックともいわれています。高齢化が... 続きをみる
高齢者が誤嚥、窒息して亡くなるという事故のニュースは後をたちません。毎年正月には餅を喉に詰まらせて亡くなるお年寄りがたくさんいらっしゃるようで、ニュースでも報道されます。最近は高齢者施設でドーナツを誤嚥して窒息して亡くなった事例に対して、介護職員の業務上過失致死の有罪判決から罰金二十万円というニュー... 続きをみる
心臓血管外科手術後に発生する腸管虚血、多くはNOMIと言われる非閉塞性の腸管の血流障害で、血管のスパスム(血管攣縮)が原因と考えられています。高齢者、腎機能障害、人工心肺の手術後に発生しやすく、必ずしも心臓手術後でなくとも、自然に発生する場合もあります。 腹部大動脈瘤術後に発生する頻度は0.3%ほど... 続きをみる
左心室の位置の名称について ① 心尖部 心臓の先っぽに近い部分 ② 心基部 房室弁輪に近い部分 心房より ③ そして、心尖部と心基部の間の部分を、心室中部、と呼ぶようです。 心基部に関しては、心エコーでいう、僧帽弁後尖の裏側あたりをイメージ的には示し、いわゆる高位後壁梗塞のときに壁運動異常を呈する部... 続きをみる
https://www.m3.com/clinical/news/621220?portalId=mailmag&mmp=EX190320&mc.l=411527136&eml=2dd15c4e2fc245777014c355a8441a39 TAVI用生体弁に重篤有害事象の注意喚起 PMDA、「弁... 続きをみる
平成21年4月に開設する心臓血管外科について 平成19年度のうわまち病院循環器内科の心臓カテーテル検査及び治療の症例数が約1,500件、心臓血管外科に該当する患者を他院へ転送した例は60件を超えていました。特に緊急症例の多くは湘南鎌倉総合病院へ転送していました。緊急手術が必要な患者を転送することは、... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院 心臓血管外科 心臓血管外科は2009年に開設されて以来、横須賀を中心とする三浦半島地域の心臓血管外科診療の一翼を担ってきました。10年が経過し、地域の医療機関の皆様に支えられて、たくさんの紹介を頂き、これまで2000件以上の心臓血管外科手術(約1000件の心臓胸部大血管手術)... 続きをみる
心臓血管外科における周術期感染対策として最も重要なターゲットは他の人工物を扱う診療科と同様に黄色ブドウ球菌です。この、黄色ブドウ球菌に対する抗菌力が最も強い薬剤と言われているのが、セファゾリンであり、毎日使用している非常に重要な薬剤です。この薬剤がいま、製造過程の異物混入の影響で供給制限が行われてい... 続きをみる
http://www.jichi.ac.jp/medicine/about/statistics.html 筆者の母校である自治医科大学は、今年の医師国家試験合格率が新卒100%で、既卒の1名は再度不合格だったようですが、合計99.2%の合格率で7年連続で日本一になったようです。医師国家試験合格率だ... 続きをみる
主に紹介された患者さんを診療することが多い心臓血管外科ですが、専門医として相談された場合は、特に入院中などは積極的に往診しています。昨日も近隣の病院から、大動脈解離の患者さんの相談を受け、お話を聞く限り、保存的治療の可能性が高いと思われたため、まずは往診して患者さんの病態を把握し、患者さん、ご家族へ... 続きをみる
主に紹介された患者さんを診療することが多い心臓血管外科ですが、専門医として相談された場合は、特に入院中などは積極的に往診しています。昨日も近隣の病院から、大動脈解離の患者さんの相談を受け、お話を聞く限り、保存的治療の可能性が高いと思われたため、まずは往診して患者さんの病態を把握し、無駄な患者さんの移... 続きをみる
透析を継続しないという選択、世間ではニュースを騒がせているデリケートな問題です。 実際にはどういうやりとりがあって、透析をしないことになったのか、理解しておりませんが、臨床的に経験する状況としては、心臓血管外科においては、救命の可能性がほとんどない状態の重症な多臓器不全の状態において、いわゆる治療と... 続きをみる
心臓血管外科専門医を養成する修練施設には基幹施設と関連施設があり、横須賀市立うわまち病院心臓血管外科は5年前から基幹施設に認定されています。今回、初めての5年ごとの更新に関して申請し、更新が認定されました。 当院は自治医科大学さいたま医療センター心臓血管外科からの派遣スタッフで構成されておりますが、... 続きをみる
以前、春日部中央総合病院の部長で派遣されることになり、その病院の循環器部長にあったとき、「たてさんまってるよ~」って言われて、何のことか質問したら、定時ー緊急ー次の緊急って感じで縦に三件の手術をこなす日々が待っていますよ、って意味でした。果たして、赴任した当日に、急性大動脈解離の上行大動脈置換術、そ... 続きをみる
東日本大震災からちょうど8年。地震発生当時は、横須賀市立うわまち病院循環器外来でインタビューを受けていました。大きな地震に一瞬インタビューが中断しましたが、それを終了したあと、あんなに大きな震災に発展するとは想像外でした。たくさんの方が、亡くなられて・・・本当に痛ましい、大参事でした。 また大きな地... 続きをみる
第3回 心不全パンデミック講演会で横浜市立大学 心臓血管外科 准教授の郷田先生に、横浜市立大学における重症心不全治療の取り組みについて、御講演頂きました。 横浜市立大学は昨年に植え込み型補助人工心臓実施施設に登録され、今後、移植が前提になる心不全患者さんに対して植え込み型補助人工心臓の手術がようやく... 続きをみる
心不全パンデミック講演会で、今回自治医科大学附属さいたま医療センター長の百村教授から心不全と心房細動の御講演を賜りました。 心臓の病気で有名なのは、やはり一番は心筋梗塞。心臓の表面の血管がつまって突然死する病気。ハートアタック = 心筋梗塞といっても過言ではないと思います。 しかしながら、心筋梗塞の... 続きをみる
本日 横須賀セントラルホテルにて ① 右小開胸大動脈弁置換術の経験 ② 心不全への外科治療 ③ 心房細動 こうした心臓治療に関するテーマでの講演会です 今回は100名以上の出席の予定だそうです。 今回で三回目 初回から一年後ですが、やはり高齢者が多い横須賀地区は心不全も多い印象です。
横須賀市立うわまち病院移転先予定地と、津波ハザードマップを重ねてみると、3~5mの津波が来たときに浸水が予想される地区に入っています。東日本大震災でもみられたように、もし東京湾に津波が発生した場合は、おそらく大津波が押し寄せると言うよりも、川を家や土砂ごと津波が逆流して遡るような形で浸水が進むと予想... 続きをみる
高齢者の場合は糖尿病の治療はあまり厳しいことは言わずに、低血糖を起こさない程度の管理が重要だそうです。低血糖を呈する場合は、血糖値が高い症例に加えて予後が悪いそうです。いかに低血糖を起こさない管理をするかが優先度が高く、少しくらい血糖値が高いことには目をつむる、こうした感じが現実のようです。 一方、... 続きをみる
大動脈瘤はいつ破裂するかわからない時限爆弾のような存在です。生きている間に破裂しない場合も少なからずありますが、残念ながら破裂してしまうこともあります。 大動脈瘤は破裂しなければ何の症状も呈さないことがほとんどであるため、Silent Killerとも呼ばれます。多くの患者さんはCTや超音波検査など... 続きをみる
意外に誰も教えてくれない手術のテクニックとして、大動脈瘤手術において人工血管の吻合の形態についてはほとんど誰も細かいことを言っているのを聞いたことがありません。 しかしながらその切り方、吻合の仕方によって出来映え、最終的にはその後の予後も関係してくると思います。 出来映えの悪い血管吻合は、吻合した患... 続きをみる
後輩医師から今まで実施していない手術術式の導入についての相談を受けました。具体的には、昨年から保険適応とされた右小開胸の弁膜症手術です。 小開胸手術自体はアプローチが違うだけで、実際に弁置換だったり、弁形成だったり、その弁の修復の方法は従来となんら変わることはありません。人工心肺装置にしても、送血、... 続きをみる
足のむくみ、実際は医療機関を受診しなくても非常に多い病態です。 程度はいろいろですが、軽いものは、長時間立ち仕事をしていて夕方になると軽く浮腫む程度の人が最も多いのではないでしょうか。横になって休むと軽快するのは生理的な浮腫みとしていいと思います。 長時間立っていなくて、動かない姿勢で長時間足を下垂... 続きをみる
2019年1月の添付文書改訂によってニューキノロン系抗生物質が大動脈解離の既往のある患者さんに慎重投与になるようです。 ニューキノロン系抗生物質は最も使用頻度の多い合成抗菌薬の一つです。広範囲(Broad Spectol)の菌種に有効で、抗菌力が強い為、かなり高頻度で使用されています。 しかしながら... 続きをみる
大動脈解離や大動脈瘤の原因となる遺伝的疾患、マルファン症候群は、常染色体優性遺伝の形式で、親から子へ50%の確立で遺伝すると言われています。最近は、その原因となる遺伝子も最低2つは同定されており、遺伝子検査によって診断がつきますが、症候群というように、いくつかの特徴的な身体的所見があります。高身長、... 続きをみる
遺伝的にLDLコレステロールが高いために動脈硬化が若年にも関わらず急速に進行して長くは生きられない人たちが国内にも相当するいます。残念ながら高コレステロール血症は痛くもかゆくもなく、まったくの無症状の為、予防的な治療も積極的には行われていないのが実情です。 検診で高脂血症をしてきされても、必ずしも治... 続きをみる
おもに糖尿病で起こる、下肢の壊疽は、足の指の先端から、毛細血管レベルの血流障害から発生します。その上流の動脈に、動脈硬化によって狭窄が生じて血流不全に陥っている場合もありますが、純粋に壊疽だけだと、末梢レベルまでの血流は保たれていて、たとえば、血管造影した場合は、造影上は正常であることも少なくありま... 続きをみる
腹部手術で止血できず死亡 2019/02/14 11:11 朝日新聞 http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%85%b9%e9%83%a8%e6%89%8b%e8%a1%93%e3%81%a7%e6%ad%a2%e8%a1%80%e3%81%a7%e3%... 続きをみる
NO=一酸化窒素は、血管平滑筋に作用してCyclic GMTを介して血管平滑筋を弛緩させ、血管拡張を起こす作用があるといわれています。NO吸入療法の場合、肺胞に到達したNOは、肺胞に存在する肺血管を拡張させることにより、肺動脈圧を低下させ、肺血流を改善します。もし、無気肺があったりすると、肺胞にこの... 続きをみる
腹部大動脈瘤破裂で搬送されてくる患者さんのほとんどは、もともと大動脈瘤がおなかの中にあることを気づいていません。もともと破裂しなければ症状はありませんから、見つかった人は人間ドックや他の検査目的にCTや超音波検査をした際に偶然見つかることがほとんどです。また、整形外科で脊椎のMRIを撮影した際に、偶... 続きをみる
心臓血管外科は病院のあらゆる診療科と連携して、重症の患者さんを病院の総合力をもって治療する診療科です。 外科医の腕前もさることながら、その外科医だけの力だけでなく、その総合力が戦力です。これは、その国の軍隊が、一人の屈強な兵士だったり、一機の戦闘機の戦闘力だったり、強力な空母や潜水艦を持つということ... 続きをみる
心筋が収縮して左心室から大動脈へ血液が駆出されるときには、かならず大動脈弁を左室の圧で押し広げて解放し、その大動脈弁口から血液が通過して大動脈へ押し出されます。ということは、大動脈圧に左室内圧が打ち勝たないと、大動脈弁は開かず、血液も左心室から大動脈へと駆出されないことになります。 心不全で心筋収縮... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院は2002年に国立横須賀病院が横須賀市に移管され、横須賀市立うわまち病院として新たに地域医療振興協会に指定管理者として運営を開始になり、心臓血管外科は2009年に開設されております。 2014年からは心臓血管外科専門医基幹施設に認定され、心臓血管外科医の育成も自治医科大学さいた... 続きをみる
最近はクリニックで日帰り静脈瘤手術をするクリニックが増加し、都市部では患者獲得競争も激しくなっています。近隣のところでは毎月のように新聞に折り込み広告を出して患者を集めています。特にレーザー治療が保険適応になってからこうしたクリニックは爆発的に増加し、血管外科医だけでなく、美容系の医師が参画している... 続きをみる
国立横須賀病院から横須賀市立うわまち病院と新しく市の病院として生まれ変わってから、うわまち病院南館が建設され、そこには新しい病棟、リハビリテーションセンター、手術室、眼科外来などが設置されています。実際の病院の中心の一つである手術室には多くの最新の手術器材などが設置されています。泌尿器科で使用してい... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院の移転のニュースが新聞にも報道され、今後、移転に向けての動くが出てくると思われますが、こちらは市立病院でもあり、市が中心になって病院の運営など行われていくものと思われます。地域医療振興協会 横須賀市立うわまち病院は、横須賀市からの管理委託を受けて開設以来病院運営を行い、大幅に経... 続きをみる
腹部大動脈瘤の手術の際には、左右の腎動脈と大動脈瘤・人工血管置換範囲との関係が重要になります。通常の腎動脈は左右1本ずつ腹部大動脈から分岐しましが、それ以外の腹部大動脈の枝から腎動脈以外の経路で腎臓を灌流する動脈が見つかることがあり、Accessory Renal Arteryと呼ぶことがあります。... 続きをみる
毎年スキー場で行われる心臓血管外科ウィンターセミナーは今年は富良野です。幹事は自治医科大学附属さいたま医療センターなので、その関連施設である横須賀市立うわまち病院からもスタッフが3名出席予定です。新富良野プリンスホテルを会場に、今年は過去最高の演題数のようです。 筆者は末梢血管のセッションでの座長を... 続きをみる
心臓血管外科の専門医は、胸部外科学会、心臓血管外科学会、血管外科学会の三学会で認定される専門医資格で、心臓血管外科学会を目指すには、まずは外科専門医を卒後5年めくらいに取得し、そのあと、心臓血管外科修練医に登録し、約3年間かけて心臓血管外科手術の修練を積んで、もっとも早くて8~9年目に専門医試験を受... 続きをみる
以前に勤務していた町立病院での出来事 朝、5時半に電話がかかってきました。枕元の電話をとると、 「おれだ、おれ!」 「はぁ?」 「朝飯たべていいか?」 「はぁ?」 「だからぁ、今日採血するなら、今、朝飯たべないし、採血しないなら今食べちゃうし、どっちよ!」 その日受診予定の患者さんからの電話でした。... 続きをみる
急性大動脈解離の手術成績は年々改善しており、昨年発表された全国統計では手術死亡率は10%まで低下しています。海外では20%前後の死亡率が一般的かと思いますが、日本だけ抜き出た形になっております。 横須賀市立うわまち病院心臓血管外科における、急性大動脈解離の死亡率は現体制となった2016年9月からの2... 続きをみる
小開胸による弁膜症手術が広まるなか、小開胸には適さない症例の場合、出来るだけ低侵襲で手術をしようとした場合の一つのチョイスが、胸骨部分切開による手術です。通常の胸骨正中切開よりも半分以下の創で手術でき、特に、胸骨が左右に離断されていない分、胸郭の固定がいいため、術後の呼吸障害が起きにくいと考えられま... 続きをみる
自己負担限度額について = 自己負担限度額は被保険者の所得区分によって分類されます。 実際の医療費はどのくらいかかるのか?患者さんとしては、自分の病気の心配もさることながら、治療費の心配も少なからずあるはずです。決してお安くはないかもしれませんが、日本の医療費は先進国の中でも最低に近く、おとなりの中... 続きをみる
明けましておめでとうございます。 2018年最後の日の入りと富士山🗻 それて、2019年カウントダウンの花火です。 今年もよろしくおねがいします。 横須賀うわまち病院心臓外科は、元旦からオペです。
どこの心臓血管外科の施設でも年末はその年の締めくくりとして、一年間の症例をまとめ、カンファレンスなどを行うのが一般的です。 その内容を年報にまとめて、情報公開もしています。 当施設ではグループ内の施設が集まって、Mortality & Morbidity Conferenceを行って各施設の情報交換... 続きをみる
感染性心内膜炎に化膿性脊椎炎が合併する頻度は約10-15%と言われます。 化膿性脊椎炎は一般的に強い腰痛や背部痛を伴うため、見逃すことは少ないと思います。MRIでT2強調画像で脊椎がHigh Intensityに描出されれば強く疑います。確定診断は、生検で脊椎組織に感染所見を確認し、菌種の同定も行う... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院 移転先は神明公園、京急久里浜近く 横須賀市の上地克明市長は21日の会見で、老朽化する市立うわまち病院(同市上町)の移転先を、京急線京急久里浜駅に近い神明公園(同市神明町)に決定した、と発表した。市長は「駅から近く、救急搬送時間も大幅に短縮できる」と理由を説明。2025年夏の開... 続きをみる
このブログ、始めてもうすぐ一年になりますが、徐々に読んでいただいている方の数も増えてきて、最近は多いときは1日400人以上の方に読んでいただいているようです。一専門医がその日思ったことなどを、短時間に思い付くままに書いているのですが、そのなかで最も多くの方に読んでいただいているのが、大網充填、左上大... 続きをみる
今年から内視鏡補助下の弁膜症手術やロボット手術が保険適応になりましたが、内視鏡といってもいろいろな種類とスペックがあります。 最近はより微細な画質を見ることができる、ハイビジョンから4K画像も実用化してきていますが、同時に三次元画像の内視鏡も開発されています。 二次元の画像では、立体的な対象物に対す... 続きをみる
LI-NA ZHANG, et al. Exogenous pulmonary surfactant for acute respiratory distress syndrome in adults: A systematic review and meta-analysis Exp Ther M... 続きをみる
肺塞栓症は、突然起こる胸痛、血行動態の悪化、呼吸不全など重篤な状態に陥ることがあります。典型的な経過として、長期臥床したあとに歩き出して間もなく発症する、ということがあり、術後や長時間のフライト後などに発生します。エコノミークラス症候群と言われることがありますが、ファーストクラスに搭乗していた人にも... 続きをみる
人工呼吸管理中、何をもって良くなったといえるのか、どの指標で改善したと判断するのか。 最近の人工呼吸管理はより高度化しているためたくさんのパラメーターがあります。 ①吸入酸素濃度 FiO2 これが通常の空気20%に近いほど、人工呼吸管理不要の状態に近いので良い、という指標になります。具合が悪いほどこ... 続きをみる
最近件数が増えている小開胸の弁膜症手術は、右開胸した際に右肺を虚脱させて視野を確保して手術します。開胸しただけでは肺が邪魔をして心臓がみえないため、分離肺換気して左肺だけで換気し右肺は虚脱させます。 閉胸の時に肺を再び陽圧換気させて膨らませて、再び両肺の換気を再開します。 一度しぼんだ肺が急激に膨ら... 続きをみる
新車を買ったときは、エンジンの調子もよく、最初の5年くらいはほとんど修理もいらずに快適に運転できますが、10年近くなるといろいろと調子の悪いところが出てきて、修理代もかさんできます。 心臓の病気も、加齢に伴うものは同じようなことが言えると思います。古い車は、アクセルを踏んでもスピードが思うように出な... 続きをみる
心房細動に対する治療として肺静脈隔離術やメイズ手術がありますが、これを行うためのデバイスとして、高周波と冷凍凝固療法があります。 冷凍凝固のための装置は現在クライオアイスという単回使用の装置があり、これにより左房内の一部を冷凍凝固することで心房細動の不整脈が伝わらないようにブロックする治療です。 こ... 続きをみる
患者さんへの手術の説明で、全身麻酔をして意識がなくなったあと、目が覚めないままになることはないのか? 全身麻酔を受ける患者さんの不安の中で、おそらく最も大きい不安はこれではないでしょうか? 完全にドラマの影響かもしれませんが、昔、渡辺淳一の小説「麻酔」がドラマ化され話題を呼びました。子宮筋腫のための... 続きをみる
急な入院で、職場や家族に迷惑をかけてしまった、という気持ちが強い患者さん、これ以上の迷惑がかけたくないし、経済的な負担をこれ以上はたいへんと思って手術を受けることを躊躇している患者さんがいる、と循環器内科のドクターに相談をうけました これに対して、具体的などのような点で迷惑をかけてしまう、と思ってい... 続きをみる
胸と腹に大動脈瘤が発見され、緊急性を要するとのことで胸の方を手術しました。手術後の経過は良好です。 発見からすでに4年半ほど経過していますが、腹部大動脈瘤のほうは、そのまま放置していても血管は問題ないのでしょうか? 違う視点で検査した方が良いことはありますか? ⇒ 腹部大動脈瘤は直径3cm以上の大動... 続きをみる
左足の裏 刺し傷 先ほど一週間前に海釣りで使用した針が左の足の裏に刺、消毒液が無かった為、自身の唾液を付けてしまいました。調べたところ、口内の雑菌には心臓の弁に張りつき、障害を引き起こすものもあると書いてありました。 浅い傷だったため傷口がふさがり、もう消毒液を塗っても意味がありませんでした。心臓へ... 続きをみる
JADECOM学会 パネルディスカッション 循環器救急 座長 練馬光が丘病院循環センター長 安達秀雄 2.急性大動脈解離治療の進歩 -この20年間の診断・治療の進歩- 横須賀市立うわまち病院 心臓血管外科 安達晃一 日本国内において胸部大動脈疾患は徐々に増加している.特に急性大動脈解離の手術は毎年増... 続きをみる
昨日の研究会で神奈川県内の多くの心臓血管外科医と話をしましたが、とある教授から、最近は細い針が見えにくくなってきたので、視力の重要性を実感している、と聞きました。筆者も、8年ほど前にレーシック手術を受けて、それまでの「めがね君」から解放されました。確かに、レーシック前の冠動脈バイパス術と、レーシック... 続きをみる
僧帽弁閉鎖不全症の手術タイミングについて 僧帽弁閉鎖不全症の原因は、変性疾患(粘液変性やリウマチ性変化)による腱索断裂・変性、左房や左室拡大による弁輪拡大、感染性心内膜炎による弁破壊、急性心筋梗塞による乳頭筋断裂などがあります。 刻々と病態が悪化する為緊急手術の対象となるのは、急性心筋梗塞による乳頭... 続きをみる
病気に休日はありません。その疾患と戦う医療では24時間 365日営業が基本です。しかしながら、働き方改革が話題となる現在では、働きすぎる傾向がある医師に、労働時間を抑制するような動きが進んでいます。心臓血管外科医を志す医師の修業時代は当然のことながら、他の医師以上に圧倒的に病院内に滞在する時間が長い... 続きをみる
急性大動脈解離は分枝の血流障害などが発生しやすい為に送血部位の工夫が必要です。送血部位によってMalperfusionが発生する危険があります。実際の選択しうる送血部位は ①上行大動脈 ②心尖部 ③腋窩動脈 ④大腿動脈 あたりです。 一般に最も多く使われるのは、腋窩動脈と大腿動脈です。腋窩動脈は弓部... 続きをみる
神奈川県内の心臓血管外科の研究会が今月30日、横浜で行われます。4大学を中心に県内の主な心臓血管外科施設からの発表演題と、今年は、東京ベイ医療センターの田畑実部長から完全内視鏡下弁膜症手術についての講演がありました。今年の演題募集のテーマは「低侵襲手術」ということで、7施設からの発表がありますが、今... 続きをみる
胸骨骨髄炎や縦隔炎に対して、感染の制御および閉創目的に大網充填術を行い、感染が終息したあと、その後はどうなっているか。 退院して外来通院されている患者さんの創部をみると、創は残りますが、血流が改善するためか、創部の癒合が悪いという患者さんはほとんどいません。大網自体に血流があり、そこから周囲に血流を... 続きをみる
Chronological Medicine=時間医学は、生体の日内変動と病気の発症や、治療効果が最も高い時間帯が存在することを応用するものです。 朝起きて、食事をして、日中働き、夕方に仕事を終えて、夜に就眠。こうしたサイクルを人間は毎日繰り返していく中で、このサイクルに最も適応するように体のホルモ... 続きをみる
現在は国内のほとんどの心臓血管外科施設が参加して、詳細な手術の情報を学会のデータベースに登録するようになっています。そのデータベース事業が始まって10年以上がたち、データの蓄積から、新しい知見が得られたり、全国平均の成績なども評価可能となりました。 このデータベースを利用して、各施設の成績が、全国平... 続きをみる
http://www.winter-seminar33.com/index.html 心臓血管外科ウィンターセミナー2019は、自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科が当番幹事となっております。約20年ぶりの当番幹事です。前回は、越後湯沢で開催した時で、秋田のへき地勤務中だったので、雪国か... 続きをみる
胸部外科学会の関東甲信越地方会が11月3日 開催されました。 横須賀市立うわまち病院心臓血管外科からも、左室形成術後の感染性心内膜炎による左室仮性瘤形成に対する再左室形成術についての症例報告を行いました。感染性心内膜炎が左室形成部に発生すること自体、報告なく、またこれを再度の左室形成術で根治させるこ... 続きをみる
心臓血管外科の診療は、チーム医療といわれています。特に最近は、ハートチームといい、循環器内科、心臓血管外科、麻酔科、集中治療部、看護師、薬剤師、リハビリ担当者、栄養士など病院の総合力をあげて治療にあたる体制をいいます。 特に、TAVIなどにおいては、チームにおいて診断、治療方針などを決定していくプロ... 続きをみる
MICS = Minimally Invasive Cardiac Surgery 最近注目の低侵襲心臓手術ですが、患者さんのご家族に、そのリスクは?という質問をあらためてされました。 低侵襲だからリスクが少ない、というのはもちろん合理的ですが、メリットばかりが強調される懸念があるのも事実です。 右... 続きをみる
ドラマなどでは出血性ショックに対して下行大動脈を遮断して、下半身への血流を少なくする分、冠動脈や脳への血流を優先することで救命を試みる、というシーンが見られます。 しかしながら、実際にそれで救命できた患者さんはどれだけいるのか、きわめて疑問です。 大動脈遮断を最も多く経験する心臓血管外科医としての常... 続きをみる
健康部長 うわまち病院移転建て替えについての 説明会を開催します うわまち病院の建て替えについては、現地での建替えを断念し、移転建て替えを行う方針決定をした旨の発表を本年8月に行ないましたが、本決定に至った経緯等についての市民説明会を開催します。 日時 場所 第1回 10月28日(日) 15:0... 続きをみる
心臓血管外科は範囲の狭い領域に対する疾患を治療対象にしています。その代わり、一つの疾患を治療するのに深い知識と、複雑な治療プロセスが必要になることが多いです。 一方、心臓血管外科が扱う病気を紹介してくれるのは主に内科医です。内科の医師は、幅広く、そして数多くの患者さんと疾患に接し、その中から適切に治... 続きをみる
人工心肺非使用冠動脈バイパス術=Off Pump Coronary Artery Bypass Grafting =OPCABにおいて、心臓を脱転する際のポジショナーの一つにテンタクルズがあります。これは、Japan Original、東京医科歯科大学教授の荒井教授が開発した画期的なデバイスです。従... 続きをみる
最近増加している小開胸の心臓手術(MICS=Minimally Invasive Cardiac Surgery)では、特に開胸操作による肋間神経の障害により、術後の疼痛はそのままですと、胸骨正中切開の従来の手術術式よりも術後の疼痛が強くなってしまう可能性があります。胸骨正中切開は、皮膚も骨も正中部... 続きをみる
心臓血管外科で扱う疾患には、生活習慣病が多いので、治療や予防が食事に直結します。 今は、食欲の秋、世の中にはおいしいものが氾濫しています。この誘惑は何物にもまして強いものがあります。人生の幸せの一つがおいしいものを食べること、といって反対する人はいないと思います。まさに、葛藤の秋であります。 ガスト... 続きをみる
癌細胞が賛成するいろいろなサイトカインや蛋白などによって、凝固活性が上昇し、血栓ができやすくなる状態ができるそうです。 一般に癌患者さんの死因の半数以上は癌そのものが進展したことによる腫瘍死ですが、死因の第2位は静脈血栓に起因する凝固異常(9%)だそうです。また、逆に静脈血栓症をみたとき、それをきっ... 続きをみる
腹部大動脈瘤、腸骨動脈瘤の人工血管置換術のアプローチには、通常の腹部正中切開によるアプローチと、腹部斜切開から後腹膜経由で到達するアプローチの二種類があります。 腹部正中切開のメリットは視野がよいこと。腹部大動脈瘤の手術では最も多く用いられるアプローチ。視野が良好です。非常に低い頻度ですが、癒着によ... 続きをみる
某大学医学部の入学試験で、女子の受験者が合格しづらいように操作している、または最近になってあらたに二浪以上の受験生が同様に合格しづらいように操作している、という報道がされ、大学側も報道陣に謝罪しているようですが、これは不正と言っていいのか?正しくは不正として片づけてしまっていいのか?という問題があり... 続きをみる
MICSが今年から保険の加算が認められるようになり、今後神奈川県内でも活発に行われるようになると思います。 横須賀市立うわまち病院でも、安全に実施可能な症例では右小開胸の弁膜症手術を採用しているので、今年の僧帽弁および大動脈弁の単弁手術はほぼ全てに右小開胸手術を採用しています。 また、肺静脈隔離術や... 続きをみる
医療とは、病気を治すこと、苦痛を和らげること、これが癒しというものと考えます。 哲学的なことを時間をかけて考える余裕というか、プロセスに時間をかけることはあまり心臓血管外科医はありませんが、患者さんが助けてほしい、苦痛を取ってほしいという要望にダイレクトに応答する反射神経のようなプロセスは、通常の心... 続きをみる
今年の日本胸部外科学会総会は東京、品川で開催されました。昨年は札幌で行われ、手術の合間をぬって日帰りで札幌往復するのはなかなかきついものがありました。横須賀から品川までは電車で乗り換えなし、Door to doorで1時間です。京成線の停電や京浜東北線の火災の影響で一日はひどい目にあいましたが、開催... 続きをみる
10月1日よりたばこ税の増税に伴い、たばこが値上げになります。メビウスが480円となり、昔は一箱220円だったのが、2倍以上になります。とは20本で480円で1本あたり24円です。そのうちの税金が13円ほどだそうです。これが今後段階的に増税をして、3年後には1本あたり15円になるそうです。 新聞に報... 続きをみる
感染防止、早期回復をはかるには、やはりより、低侵襲な手術が必要です。月刊 地域医学 2018年10月号より。
Suturess Valve = スーチャーしない人工弁、これは通常、15本前後の縫合糸で弁輪に糸で縫い付ける人工弁を、縫わなくても設置できるので時間の短縮が可能となり、また、結びにくい視野でも設置可能とする新技術です。主に大動脈弁位に縫着する生体弁における新技術です。これにより、大動脈弁置換の時間... 続きをみる
【京都】東山、『西福寺』 六道まいり
街景79 クアラルンプール、マレーシア 2026
収穫始まる
まったり猫
Photo No.363 昭和町れんが倉庫群
あいの里教育大駅、いつもの夜
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読書メーター7月のまとめ(2026)
ご人の畑と家庭菜園・・・朝採り野菜
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わかった、まかしとって
平和への祈り|81回目の終戦記念日に愛犬・空(くう)様と過ごしながら思うこと
Memories
Well You Need'nt ③〜中通りのカトマンズ
ランサーズの報酬振込手数料が変更
【思索】 フリーランスの引き際
連休明けが怖かった僕が、 最終日に置いた月曜の始業ボタン
連休に溜めない僕が Readwise で流し読みを資産に変えた設計
GW 明けの距離感で固まった僕が、 久しぶりの相手へ送った安心の一文
五月病に沈んだ僕が名前を変えてみた話
母の日に僕が手紙を書き続けてみた理由
Q2 の真ん中で筆を止めた僕がやり直した中間振り返り
any が増えた僕が Generics で意図を書き直した話
通知に削られた集中を取り戻した僕が Obsidian を静かにした話
溜め続けた Inbox が重かった僕が保存より削除に切り替えた話
申し訳なさが先に出る僕が、 値上げ交渉を文章で乗り越えた話
頑張りすぎた僕が、 「がんばらない」 を選び直した話
1 日スマホ箱に閉じ込めた僕が戻ってきた集中力を記録した話
ToDo が増えすぎた僕が、 月曜にやめることリストを置いた話