字が読めるから自分で考えない
独特のロジックがあるので読みきれないことも多いのだが、池田晶子氏の文章には時々はっとさせられることがある。 例えば新刊(といっても週刊誌連載のまとめであるが)の『知ることより考えること』(新潮社)には、こんな一節がある。 私は時々思うのだが、もしも賢い人間になろうと思うなら、あるいは賢い人間に育てよ... 続きをみる
独特のロジックがあるので読みきれないことも多いのだが、池田晶子氏の文章には時々はっとさせられることがある。 例えば新刊(といっても週刊誌連載のまとめであるが)の『知ることより考えること』(新潮社)には、こんな一節がある。 私は時々思うのだが、もしも賢い人間になろうと思うなら、あるいは賢い人間に育てよ... 続きをみる
『口唱法とその周辺』(下村昇著 高文研)は全部で十章からなっているが、大きく二つに分けるとすると、三章までが一つの区切りである。 三章までは、漢字の字体の話題である。 ある漢字の正誤に関してマルにするかバツにするか、担任であれば誰しも悩んだ経験を持っているはずだが、その「不安」について明確な答を出し... 続きをみる
理論社が出版している「よりみちパン!セ」というシリーズの中の一冊であるが、これは、寄り道や道草以上?に、中高生向けの教科書としても通用するような本だ。 『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディアリテラシー』(森 達也著) テレビを中心としたメディアリテラシーに関して、実に筋道立てて語りかけ... 続きをみる
昨年末に、かつて「ミスター文部省」と呼ばれた寺脇研氏が退職したことを知った。 『格差時代を生きぬく教育』(ユビキタスタジオ)は、その寺脇研氏への連続インタビュー集である。 「ゆとり教育バッシング」から始まり、現在の教育の流れの発端とも言うべき臨教審答申、業者テスト問題、さらに公務員制度、障碍児(ママ... 続きをみる
地区センターの職員の方が学校に見えられ、一冊の本を置いていかれた。 発行元より「地域の学校に寄贈してくれ」と依頼されたとのことである。 『ヤスコサンバの話っこ』と題されたその冊子は、この地区在住の高橋ヤスさんのお話を秋田市の小西一三さんが聞き書きの形で文章化したものである。100ページ近くあり装丁も... 続きをみる
『ひきこもれ』(だいわ文庫)とは、なんとも刺激的なタイトルである。 吉本隆明氏の著書である。 ひきこもりの人は、考えること、感じることを人より余計にやっているのです。 確かにその可能性はある。 しかし、と思う。 吉本氏自身がそうした傾向を持つからと言って、現在のひきこもりと簡単に重ねていいものか、と... 続きをみる
ITマネジメントの先生の書いた本を何冊か借りてきた。そのうちのひとつに、某資格の本がある。一般的にもかなりの人が受験するその資格について、書かれている。 資格のプロ(僕のこと・・・)から見ても、なかなかうまく書かれている。先生自身「結構売れた」とおっしゃっていたが、なるほど、その気持ちもわかる。 授... 続きをみる
家本先生は『子どもが育つ教師の言葉 30のアプローチ』(たんぽぽ出版)のまえがきに、こんな文章を残しておられる。 教師も新卒時代に基礎・基本を身につけ、キャラがたつにつれて創造的実践を試みつつ成長するものである。 んっ「キャラがたつ」。 漫画やドラマの世界で使われる言葉のように思っていた。個性、性格... 続きをみる
『子どもが育つ教師の言葉 30のアプローチ』(たんぽぽ出版)という本を、著者の一人である佐藤正寿先生よりいただいた。 学校の日常における教師の「指導言」「支援語」を、「受け止める」「評価する」などの7つの場面ごとに例示している。 小学校低学年向けから中学校向けまで、それぞれの言葉かけの例が載っており... 続きをみる
行きつけの書店で『12歳の大人計画』(文藝春秋)という本が目にとまった。 NHKの「課外授業 ようこそ先輩」の記録である。 先生役は松尾スズキ。知る人ぞ知る「大人計画」のリーダーである。 テーマは「大人」とある。「大人計画」の松尾が「大人」を小学生相手に教える。おもしろくないわけがないと早速購入した... 続きをみる
『他人を許せないサル』(正高信男著 講談社)には、けっこう怖いことが書いてある。 例えば、ゲームが日常化している子どもについての記述。 いまの子どもたちというのは、目の前でいじめられている友達がいても、その痛みを感じられない。自分の延長したところかに、友だちという存在を位置づけられない。 例えば、ケ... 続きをみる
重松清著の『卒業』(新潮文庫)は4編が収録されている作品集だ。 いずれも読みきりの形であるが、作者自身が書いているように「淡いつながり」もあるように感じる。 「卒業」をテーマにした作品集で、重松清とくれば設定は当然学校となるのだろうが、実際に学校や教室の場面が多いわけではない。 しかし、そのどれもが... 続きをみる
昨年末から少しずつ読み続けていた 『日本人が忘れてはいけない 美しい日本の言葉』(倉島長正 青春出版社)をようやく読了した。 ほとんどの言葉を「知ってはいるが、使っていない」という現実を実感する。 例えば「たまゆら」「居住まい」「首ったけ」… 例えば「益荒男」「手弱女」「とうへんぼく」… 方言と同じ... 続きをみる
Read books/「謎の香りはパン屋から2」を読みました
「あまたん」のその後。
プチ感想・レビュー#444【さむわんへるつ】3巻
ご当地キャラと『嫁はフランス人』【読書感想】
初ガツオと中崎タツヤさん
『現代思想入門』要約・書評
【読書】恩田陸『夜のピクニック』
着物で女子会展覧会
【読了】境遇 湊かなえ
【書評】どちらかが彼女を殺した ネタバレ含む
三姉妹探偵団5 復讐篇(講談社)
高齢者としての危機管理意識をしっかり身につけるために
冨原眞弓『ムーミン谷のひみつ』を読んだ感想
【まとめ】週刊プチ感想・レビュー#201~210【ぷにるはかわいいスライム】
イヴァン・イリッチ『脱学校の社会』を読んだ感想
今年、最初に手にした本は 『井深大の 心の教育』(ゴマブックス)である。 年の終わりが土井(天外)氏の本であったし、何故かソニーづいてしまった。 1985年に初版本が出されたというこの本を読んで、改めて感じるのは 「この20年、教育を巡る話題や背景はほとんど姿を変えていない」ということだ。 いじめ、... 続きをみる
同じ大学の先輩というよしみで買った本の55ページにこんなことが書いてあった。 >サービス残業という言葉がある。どの業種がナンバーワンかはわからないが、 >とくに銀行や証券、不動産といった業種の企業では、定時が午後6時あるいは >午後7時だからといって、定時に「お疲れさまでしたー」と退社するサラリー ... 続きをみる
今年もどうにか100冊にたどりついた。 並行して読んでいる本が3冊あったが、その中で読了したのが 『五十歳からの成熟した生き方』(天外伺朗著 海竜社) 『マネジメント革命』(講談社)の内容に惹かれたので、書店で新刊を見つけ購入しておいたものだ。 帯や表紙には、例えば「宇宙との一体感」「スピリチュアル... 続きをみる
私の場合、本を並列して何冊も読む癖がある。 先週の日曜日から読んでいる「教科書が教えない歴史有名人の死の瞬間」という本は、かなり時間がかかって、やっと、本日、読み終えた。 こういう本は、歴史上の人物の偉大さをかみしめるため、えらく読むのに時間がかかる。本の冊数だけを最終目標にするのであれば、決して手... 続きをみる
残すところ、今年もあと2日というところで、読書冊数が552冊となりました。 去年の551冊を越えました。あと、2日で何冊積み増すことができるか?
日垣隆氏の書いた『世間のウソ』という新書は結構おもしろかったという記憶がある。 情報のあふれる社会を生き抜く視野が広がったような気がした。 その日垣氏の『知的ストレッチ入門』という著書を読んでみた。 収納ボックスの写真を使い、白を基調とした表紙はすっきりしていて知的な感じがする。 私は懲りもせず1カ... 続きをみる
図書館で、また、20冊本を借りてきた。その中の1冊に「大学院に行こう」というのがあった。 この本の4ページにある「もう一人のIさん」ってmamachidreamさんのことですよね。6ページには「夢はいつか実現できる-社会人大学・大学院への挑戦」ってあるから。 こんなところで、めぐり合うとは、本当、驚... 続きをみる
『子どもの能力を引き出す 親と教師のための やさしいコーチング』 (大石良子著 草思社) ずいぶんと長いタイトルだが、明るい装丁と適度な薄さに惹かれてひょいと手にとった。 コーチングとは何か。 この本では、こう定義づけている。 コーチングとは、相手の目標達成をサポートする会話術です。 筆者は小学校教... 続きをみる
作家藤原智美氏のノンフィクションが結構好きである。 『プレジデント』誌などで氏の書く記事が取り上げられるときは、目を通すようにしていた。 その藤原氏の『「知を育てる」ということ』と題された本がプレジデント社から発刊された。 雑誌に書かれたものを中心にまとめたようである。 メソッドを選ぶ 学校を選ぶ ... 続きをみる
あんまり有名な作品ではないです。 何かの賞をとったみたいですけど 新刊にもかかわらず図書館ではすぐに借りられました。 端折って言うと、東大卒の主人公、凛子が主婦になって 何か煮え切らない思いになっているというお話です。 高学歴で、周りからは幸せな結婚(旦那はしかも弁護士!)だとしても 悩みは色々ある... 続きをみる
あんまり有名な作品ではないです。 何かの賞をとったみたいですけど 新刊にもかかわらず図書館ではすぐに借りられました。 端折って言うと、東大卒の主人公、凛子が主婦になって 何か煮え切らない思いになっているというお話です。 高学歴で、周りからは幸せな結婚(旦那はしかも弁護士!)だとしても 悩みは色々ある... 続きをみる
『脳と音読』(講談社現代新書)という本を見つけ、ためらいなく購入した。 著者は、「川島隆太+安達忠夫」とある。 川島氏は周知の売れっ子研究者であり、もちろん以前にも読んでいるし、 素晴らしい講演を聴く機会もあった。 安達氏については知らなかったが、表紙裏にあった略歴から「素読」に造詣の深い方と承知し... 続きをみる
『集中が生まれる授業』(今泉博著・学陽書房)を読んで、 今泉実践のキーワードは、「推理」「想像」であることが読みとれた。 改めて、「初めての出会い」であったベネッセの冊子を読み直してみると 案の定「推理と想像力がかき立てられる授業」が図化された中心にある。 単行本に挙げられているいくつかの実践例にも... 続きをみる
仕事をしている合間に、 「ああ、あの本の続きを読みたい」という衝動にかられたのは 久しぶりである。 雑誌の書評を以前見かけ、興味を持ったことは確かだが ネットで注文するほどでもなかった。 しかし、書店でその表紙を見かけたとき またぐっと惹かれ、ためらわず購入した。 『心にナイフをしのばせて』(奥野修... 続きをみる
今年の目標であった読書500冊まであと73冊となった。1ヶ月で73冊ということは、1日2、3冊ってところか。できない数字ではない。 まあ、ボチボチと読んでいこうか。
詩人である長田弘氏の『読書からはじまる』(NHKライブラリー)という本を読んだ。 平易な言葉遣いなのだが、意味がよくつかめないところもあって 自分の読解力の足りなさを痛感させられた。 しかし、長田氏の言いたいことは、表紙にも書かれている次の一文に込められている。 人は、読書する生き物である。 拙い読... 続きをみる
愛読している複数のブログで紹介されていた本 『マネジメント革命』(天外伺朗著 講談社)をようやく読みきった。 天外氏が実はソニーの土井氏であることが一つ驚きだった。 かつてNHKの「プロジェクトX」でAIBOプロジェクトを取り上げた時 いたくその姿に感心した覚えがある。 そこのリーダーとしての姿とは... 続きをみる
脳ブームの立役者の一人?である茂木健一郎氏の本を読んだ。 『脳の中の人生』(中公新書ラクレ) 興味深い事項が満載の新書である。 黒板に問題を書き、よくこんなことを子どもたちに向かって言うことがあった。 「難しいでしょう。いいんだよ、悩みなさい。考えなさい。 それで脳みそのシワが増えて、賢くなっていく... 続きをみる
言語陶冶は凡ゆる場合に、凡ゆる児童をして参与せしめるもので、教師も亦之と共に動き、之と共に生活する場合に於てのみ、所期の目的を達成することが出来る。 遠藤熊吉は、言語教育の総合性というものを特に強調している。 それは、「場」をトータルにとらえているに限らず、「内容」もまた総合的でなければならないこと... 続きをみる
「標準語教育」と限定しないで「話し方・聞き方」と捉えても 遠藤熊吉の考えは、十分に納得のいくものである。 「方言訛音矯正法の一斑」の冒頭には、次の言葉がある。 正しい言葉の習得には、随時適宜な訂正を加えなければならないことは言ふ迄もないが、先づ教師を中心として標準語の雰囲気を作ることが最も肝要である... 続きをみる
今さらながらに勉強不足を嘆くことになる一冊の本と出合った。 『標準語の村』(北条常久著・無明舎出版) 対象となる遠藤熊吉と西成瀬小学校の名は、むろん知っていた。 標準語教育で有名であることも知識としてはあったし、 その伝統が西成瀬小学校(もう廃校となったが)に残っていることも知人を通して聞いたことが... 続きをみる
『日本の教師に伝えたいこと』(大村はま著 ちくま学芸文庫)を読んでいる。 「ひとりひとりをとらえる」と題された文章の中に、こんな一節がある。 教師が聞き出すのではなくて、子どもから問わず語りに出てきたことばのなかにしか、子どもの真実・本心は読めないと思います。 心に留めておきたい言葉だ。 小学校でも... 続きをみる
『プレジデントFamily』(プレジデント社) 以前から書店では立ち読みしていたが、今度は特集の名前のインパクトが強い。 よって購入して熟読?してみた。 担任教師の能力判定 なかでも大きく取り上げられている「私の『教員査定シート』をお見せします」は、 陰山英男氏、藤原和博氏、若月秀夫氏というそうそう... 続きをみる
多少ネタバレありです。 前作の「悪党は千里を走る」は散々な出来でしたけど 今回はかなり面白かったです。 物語は一家4人が惨殺されてその関係者のインタビューを中心にすすんでいきます。 恩田陸の「Q&A」もそうでしたけど自分はこういうタイプの話が好きみたいです。 基本的にセリフだけで話が進んでいくので情... 続きをみる
多少ネタバレありです。 前作の「悪党は千里を走る」は散々な出来でしたけど 今回はかなり面白かったです。 物語は一家4人が惨殺されてその関係者のインタビューを中心にすすんでいきます。 恩田陸の「Q&A」もそうでしたけど自分はこういうタイプの話が好きみたいです。 基本的にセリフだけで話が進んでいくので情... 続きをみる
9月1日夜のテレビニュース、少し注目して画面を見入った。 次期自民党総裁候補として名乗りを挙げた安倍氏のことばである。 重点とする公約を三つ掲げた後に、 「何を一番に?」という番組のキャスターに、どう返答するか。 「教育」、のことばが出た。 案の定である。 国民的人気の高さを基盤として出馬する候補と... 続きをみる
ツムラの懸賞で、本が三冊当たった。「走れメロス」・・・って、なんか、あったような、なかったような・・・。 これから、お風呂に入って本を読むこととします!(だって、風呂で読める文庫100選だもんね)
およそ10年前に発刊された本である。 『斎藤喜博 教師の実践小事典』(笠原肇著 一莖書房)を読んだ。 はしがきに次のような文章がある。 斎藤喜博の教育実践法を復活させるしか、もう道はないと言えそうだ。 この真摯な教育実践法と子どもの可能性を信じきった方法以外に、現代の子どもを救う道はない。 笠原氏に... 続きをみる
-------------------------------------- 子供たちの学力低下は、授業時間や学習量の減少だけが原因ではない。教師の「授業」技術そのものが低下しているのが最大の問題なのだ。いま必要なのは制度改革ではなく、「授業」という観点に立った真の教育改革である。戦後教育史を振り返... 続きをみる
「ビジネスケースブック」。この本は、私が大学院でケース分析した(いや、させられた・・・)「シマノ」のケースがそのまま出ています。 それ以外のケースについても、優秀な方々が作成したものですので、一読の価値があります。 もし、機会があるならば、この本のケースを読み込んで、 ①当時の問題点はなにか? ②当... 続きをみる
今日は、朝一番で髪を切りに行き、その後、図書館で本を読んでいた。そして、昼に中華料理を食べに行った。 目黒区の図書館にて、「MBAを取って、年収2倍を目指せ!」(プレジデント社)があったので、借りて読んでいるところである。 なるほど、MBAを取ると辞める人間が多いのは、この「年収2倍を目指せ!」とい... 続きをみる
話題の本『オシムの言葉』(木村元彦著・集英社)を読んだ。 サッカーファンでも、東欧情勢通でもない自分だが、伝わってくるものがある。 著者が訪れたサラエボの女性タクシードライバーが、声を詰まらせながら言った。 「間違いなく…、わが国で…、一番…、好かれている人物です」 出自を背負ってサッカーにその人生... 続きをみる
「森信三」という名を知ったのは、野口芳宏先生の著書が初めてだったように思う。 その後、教育雑誌等でも何度か目にしていたが、まとまった形でその文章を読む機会がなかった。 東京の書店で『森信三 教師のための一日一語』(寺田一清編・致知出版社)を見つけ、読みやすそうな構成に魅かれ手にとった。 数多い著作集... 続きをみる
「○○さんが聞いていなかったから、もう一度言って」 この言葉かけの素晴らしさを、私はこのように見る。 まず、これは小林氏も書いているが「声の小さい子」に責任を感じさせるような言い方でないことである。 次に、対象がその子だけでなく、聞いている子どもたちにも向けられていることである。注目したのは○○さん... 続きをみる
題名に惹かれて、二冊セットの本を買った。 『子どもへの対応技術の解明・上巻』と『同・下巻』(明治図書)である。 著者は、「授業の原理原則トークライン」編集長の小林幸雄氏。向山洋一氏の実践追究にかけては、TOSSの中でも屈指の一人であろう。 小林氏の実践を中心に、ライブやDVD資料をもとにした向山実践... 続きをみる
TOSS小事典シリーズの『学校の説明責任QA事典』(舘野健三著)を読んだ。 章立てが二つあり 「保護者の要求や疑問・クレームに対する説明責任」と 「学校発で保護者に対して求める説明責任」となっていた。。 後者に注目したが、やや肩透かしであった。 学校教育の範疇を越えていることを重々承知しながらも、そ... 続きをみる
研修会終了後、野口芳宏先生を新幹線発着駅までお送りするときに 車内で様々な話をした。 その中で諏訪哲二氏のことについて触れたら 先生が「ああ、オレ様化ね」と応えてくださった。 野口先生も確かに読んでおられた。その主張に重なる部分も多い。 『オレ様化する子どもたち』の終章は、じっくりと読み直したい部分... 続きをみる
東京駅前の大きな書店には、以前から読みたいと思っていた「フィンランドの教育」に関しての本が平積みされていた。 その中でも読みやすそうな『図解フィンランド・メソッド入門』(北川達夫・経済界)を購入し、読んでみた。フィンランド大使館に外交官として勤めたキャリアを持つ著者は、フィンランドの教育メソッドに関... 続きをみる
『運動論的学校づくり』(大森修著 明治図書)を読んだ。 いつもながら、明快な主張にあふれている。 表記の仕方なのだろうか若干文章が読みにくい箇所があったのだが それでも、校長職としての「責任」と「課題」に正対している姿は揺らぎもしない。 大森先生の明快さは、この文章一つでわかる。 教育を語るときに使... 続きをみる
集団の持つ強制力から離れても 教師の叱責の意図など考えなくても 平然としていられる小学生の存在に驚いたことは確かだが、 それも「時代の流れ」といった漠然としたとらえ方をしていた。 そうした子どもはやはり稀であったし 「言葉の使い方」について目覚めた自分は 指導についての技術や技能でカバーできるはずと... 続きをみる
やっと、今年の読書冊数が200冊を越えて、201冊となりました。本当に1日1冊という遅々としたペースでしか読めない中年に成り下がってしまいました。 年間読書750冊が500冊になり、とうとう365冊にまで落ち込むとは、「趣味は読書」と書く資格なしですね・・・。
諏訪哲二氏の著書『オレ様化する子どもたち』(中公新書ラクレ)を読んだ。 自分の読解力不足を感じながらも、至るところで刺激をうけた。 少しずつ記しながら、頭の中を整理していきたい。 まず、「子どもの変化」に対してすっきり整理できた気がする。 「農業社会期」→「産業社会期」→「消費社会期」 という区分は... 続きをみる
結局、何もしなかったが如く。このままだと惨めなので、本を1冊読んでおくこととした。これで、今年は199冊目。スローペースだが仕方がない。たまっている本がたくさんあるので、大学院が夏休みのうちに積み上げとかないとね・・・。 そろそろ寝ます。雨やまないな・・・。
かつて、地域の文集審査会の折に 詩人でもあった先輩教師よりこんなことを言われたことがある。 「詩は、対象をいかにホメルかだよ。」 子供たちの書く詩を審査する一本の軸のようなものを感じた。 しかし、大人の書く詩についてはそっくり当てはまるかという疑問もあった。 特に難解な現代詩にはどうもなじめない自分... 続きをみる
カリスマ体育教師として名高い原田隆史氏の対談が雑誌に載っていた。 以前読んだ単行本にも刺激をうけたが、今回の女性コンサルタントとの対談は 語りかけの良さが出ていて、読みやすかった。 次の一言に注目した。 練習の中身を見てもらうと 同レベルの学校の10倍は密度が濃いと思いますよ。 普通は「100Mを1... 続きをみる
最近よく話をする友人のミホちゃんは、人の話を聞く力が深い 山田ズーニー著『17歳は2回くる』(河出書房新社)の中の記述だ。 家本芳郎氏の著した『教師のための「聞く技術」入門』は 教師の「聞く」という行為について掘り下げている好著だったが その本の芯となるところは、上記のような表現なのだと思った。 自... 続きをみる
一昨年の末頃に出版された『手帳200%活用ブック』(日本能率協会マネジメントセンター)を読み返していたら 冒頭の糸井重里さんと和田裕美さんの対談で、 和田さんの次のような言葉が、心に残った。 「自分の声を塩だと思って声という塩をまきながら気を変えていくんです。」 ビジネスの現場でのことではあるが 教... 続きをみる
『学級経営力を高める 3・7・30の法則』(学事出版)を読んだ。 野中信行先生のブログを訪問し強く共感することがあったので購読したが、期待通りのいい教育書だった。 野中先生は、前書きにこう記している。 この一冊は、名人芸などとは無縁な「ふつう」の教師が、「ふつうのクラス」を成り立たせるための学級経営... 続きをみる
借りている本を返却するついでに、大学院の課題に関する書籍がないかみてこよう。
「葉桜の季節に君を想うということ」が面白かったので こちらも期待して読んでみましたがかなりイマイチでした。 最後のどんでん返しが汚いとかそういうことじゃなくて 単純な読み物として心に迫ってくるものがありませんでした。 ただ一つ、本に施されたある仕掛けは読了後に気づきましたが それは面白いなぁと思いま... 続きをみる
「葉桜の季節に君を想うということ」が面白かったので こちらも期待して読んでみましたがかなりイマイチでした。 最後のどんでん返しが汚いとかそういうことじゃなくて 単純な読み物として心に迫ってくるものがありませんでした。 ただ一つ、本に施されたある仕掛けは読了後に気づきましたが それは面白いなぁと思いま... 続きをみる
連休中に読書15冊の目標を掲げましたが、1日前に目標達成となりました。しかし、これから、キャリアコンサルタント関係の本を読むし、図書館で借りてきた本も読むので、あと10冊ぐらい上積みできそうです。 本当に読書三昧の連休ですね。 で、連休中に「やりたいことリスト」の№4が完了しました。
よくよく思い返すと、1日1冊は読書をしている。この前まで、本を読む暇がなかったので、1冊といえども、読書ができるのは、ありがたい話である。 でも・・・1日1冊読書しても、目標の年間500冊には及ばない・・・。 それにしても、2年前、3年前は2年連続750冊以上読んでいたのにな・・・。
意思を強くする7つの方法が載っていた。 1.悪い習慣をやめる 2.よい習慣を取り入れる 3.どんなことでもすぐ取り掛かる 4.集中して取り組む 5.規律ある生活をする 6.言葉をコントロールする 7.心をコントロールする こんなところだそうだ。
同じ作者の「マドンナ」のような話を期待して読みました。 5つの話からなる短編集ですが字も大きくて ページも50ページ前後なので簡単に読めます。 「ひと回り」以外は、お金持ちの自慢話を聞いているみたいで 苦痛を覚えました。 一流企業に勤めている容姿もいい女性が 30代を過ぎて色々考えるっていう内容です... 続きをみる
同じ作者の「マドンナ」のような話を期待して読みました。 5つの話からなる短編集ですが字も大きくて ページも50ページ前後なので簡単に読めます。 「ひと回り」以外は、お金持ちの自慢話を聞いているみたいで 苦痛を覚えました。 一流企業に勤めている容姿もいい女性が 30代を過ぎて色々考えるっていう内容です... 続きをみる
事前にどんな内容か全く知らずに読みました。 子供が主役の話はあまり好きではないので あらすじを知っていたら読まなかったかもしれません。 それでも500ページを超える小説にもかかわらず まぁまぁ面白かったです。 上原家が西表島に渡島する第2部の方が個人的には好きです。 この島の生活には憧れます。 イメ... 続きをみる
事前にどんな内容か全く知らずに読みました。 子供が主役の話はあまり好きではないので あらすじを知っていたら読まなかったかもしれません。 それでも500ページを超える小説にもかかわらず まぁまぁ面白かったです。 上原家が西表島に渡島する第2部の方が個人的には好きです。 この島の生活には憧れます。 イメ... 続きをみる
2006年版「このミステリーがすごい」第2位ということで読んでみました。 図書館に予約したらあっという間に借りれたので あまり人気がないのかなと思っていましたが この悪い予感が当たってしまうとは・・・。 殺人シーンが冒頭に示されて、 徐々に犯人が追い込まれていく「刑事コロンボ」形式のお話で 犯人の伏... 続きをみる
2006年版「このミステリーがすごい」第2位ということで読んでみました。 図書館に予約したらあっという間に借りれたので あまり人気がないのかなと思っていましたが この悪い予感が当たってしまうとは・・・。 殺人シーンが冒頭に示されて、 徐々に犯人が追い込まれていく「刑事コロンボ」形式のお話で 犯人の伏... 続きをみる
もう一週間前には読了していたのですが のびのびになって今日になってしまいました。 6話からなる群像劇です。 1話ごとに主人公の一人称で物語がすすんでいきます。 率直にいってあまり面白くなかったです。 文章の軽妙さは「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」と 大して変わらないのですが内容が風俗を扱っている... 続きをみる
もう一週間前には読了していたのですが のびのびになって今日になってしまいました。 6話からなる群像劇です。 1話ごとに主人公の一人称で物語がすすんでいきます。 率直にいってあまり面白くなかったです。 文章の軽妙さは「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」と 大して変わらないのですが内容が風俗を扱っている... 続きをみる
国語教育としての音読は、意味を無視してはいけない。意味を重視するあまり、他を無視してもいけない。意味をとらえ、意味を伝えるものでなければならない。 高橋俊三「国語教育 2006.4」(明治図書) どこで意味をとらえるか、という問題である。 「どこ」とは、一つは学習者の感覚であり もう一つは学習の段階... 続きをみる
所得格差の拡大によって「勝ち組」「負け組」が顕在化し、子どもの学力や学習意欲も、親の所得や家庭の文化によって二極化しつつあることが指摘されている。家庭の教育力に格差のあることが明確になったから、教師力、学校力に、格差是正を期待する。そういうことではないのか。 勝方信一「学校マネジメント 2006.4... 続きをみる
子どもたちが求めているのは、決しておもしろおかしい先生ではありません。「どんな小さな悩みでも一生懸命聞いてくれる」先生であり、意外にも「自分のことをいろいろ話してくれる」先生なのです。しかしながら、「子どもの声をよく聴いて自分を語る」ことが、なかなか容易でないことは皆様のほうがよくご存知ですね。もと... 続きをみる
珍しく2日連続でアクセス人気のないブックレビューです。 創刊されてから2年半、やっと読める日を迎えました。 はじめの内はちょっと論理的で説明調の堅い文章かなって 感じましたが、中盤以降は酒井さんらしい 軽妙な語り口になっていたので楽しく読みました。 世間的な「勝ち組」「負け組」を茶化す気分で この題... 続きをみる
珍しく2日連続でアクセス人気のないブックレビューです。 創刊されてから2年半、やっと読める日を迎えました。 はじめの内はちょっと論理的で説明調の堅い文章かなって 感じましたが、中盤以降は酒井さんらしい 軽妙な語り口になっていたので楽しく読みました。 世間的な「勝ち組」「負け組」を茶化す気分で この題... 続きをみる
7つのお話の載った短編集です。 どの話もギトギトしています。 「ページ数も少なくて読みやすそうだわ」と 軽い気持ちで本書をとるのは止めたほうがいいと思います。 桐野ファンになると、このギトギト感が堪らないのですが・・・。 自分的には「植林」という話の宮本真希が一番可哀想に感じました。 デブでブスで勉... 続きをみる