教育を巡る論議の前提
教育を巡る論議には、「子どもを産み、育てることには問題が多く、辛く苦しいことも多いが、基本的には充実感があるものだ」という前提がない。つまり子どもを産み、育てることのメリットがまったくアナウンスされていない。それは結婚にしても同じことだ。 村上 龍『ダメな女』(光文社文庫) 問題のない人間などいない... 続きをみる
教育を巡る論議には、「子どもを産み、育てることには問題が多く、辛く苦しいことも多いが、基本的には充実感があるものだ」という前提がない。つまり子どもを産み、育てることのメリットがまったくアナウンスされていない。それは結婚にしても同じことだ。 村上 龍『ダメな女』(光文社文庫) 問題のない人間などいない... 続きをみる
ウサギを抱く前の子どもに「ウサギ、どう?」って聞くと、大抵の子どもが「かわいい」と答える。 でも、ウサギを抱いた後で、同じ質問をすると、「温かかった」とか「フニャフニャしてた」とか「コトコトいってた」という面白い答えが返ってきます。 なかには、ウサギを両手で抱え、頭を下げて、全身で包み込んでいる子ど... 続きをみる
確かに学校には不条理な点が多々ありますが、それでも社会よりはずっと「ぬるい」世界です。そんな「ぬるい」世界に耐えられない者が、厳しい社会で生きていける訳がないのです。 森口朗『戦後教育で失われたもの』(新潮新書) 社会が理不尽や不条理を抱えることは宿命である。 では、学校は…。もちろんたくさんのもの... 続きをみる
キミたちは学校で、外からいろいろ教えられるもんだと思っているでしょう?でもそうじゃない。わかるというのは、もともと自分の中にわかるものだけが、ループのくり返しによってでき上がっていて、それを外から説明されるから、わかるんだ。 養老孟司『バカなおとなにならない脳』(理論社) 授業で取り扱うほとんどの事... 続きをみる
目標は、教師の心の中にあるだけで、子どもには、ひとつの生活があるだけだと思うんです。個々の科目のないのが、一番いいことでしょう…。 大村はま『総合教育技術 2005.6』(小学館) 黒板にその時間の「めあて」が書かれたり 導入で目標を言わせたりする授業を、数多く見てきた。 自分もそれに近いことをした... 続きをみる
書いてこそ初めてきょう起こったことは、私たちの意識に残り、事実となるのである。逆に言えば、書かれないことは、現に起こったことであっても、まだ事実ではない。書くということは、考えることとイコールであるだけではなく、現実をつくり出すことでもある。 樋口裕一『PRESIDENT 2005.10.17』(プ... 続きをみる
読書活動の改善は簡単である。教師が大量に読書することである。簡単だ。簡単であるがゆえにできないのである。 子どもではなく教師の読書量が落ちているのだ。 大森 修『授業研究21 2005.10』(明治図書) 二つの面から、この説は正しい。 いわゆる「朝読書」の第一の原則である「みんなで読む」が 守られ... 続きをみる
大学時代、ノーベル賞受賞者のことを研究した先生から聞いたこと。 ノーベル賞をとるための条件が三つあります。これがそろわないと、まずとれないそうです。 ひとつは、子どもの頃、大自然の中で遊びまわっていること。ひとつは、親子の食卓での会話があること。そして残りのひとつは、母親の愛に恵まれていること。この... 続きをみる
他人からその都度条件付けされることなく、自分で前頭連合野をフルにはたらかせる「実体験としての社会関係」-これこそが、前頭連合野を発達させ、適切な社会関係を営む脳力をのばす鍵なのである。そうしたことを積極的に取り入れた教育こそが望ましい。ところが、実体験をきちんと豊富にする前に(そういう行いをむしろ避... 続きをみる
新しい考えが結晶化して、言葉として紡ぎ出されるまでには、一定の時間がかかります。頭の働きのリズムは、一人ひとり異なります。「ひらめいた!」と瞬時に結晶化する人もいれば、長い時間をかけてゆっくりと考えが熟していく人もいます。ですから教育に一番必要なのは、一人ひとりの子どものなかで生まれた気づきが自分な... 続きをみる
複数の教師が協力し合って指導に当たる体制は一部の教師、特に、学級での一斉指導に自信があり、学級経営がうまくいっている教師には「わずらわしい」ものと映る。それは教師のエゴイズムであり、指導力不足の教師をつくり出さないために、お互いに「学び合い」「支援し合う」体制へと移行すべきではないだろうか。 加藤幸... 続きをみる
上條晴夫先生をお迎えして、校内研修会を開催した。 テーマは「話す技術・聞く技術と意欲」。 ワークショップを取り入れながらの充実した三時間となった。 導入としてのレクチャーや質疑応答の中で特に心に残ったことを 三つのキーワードの形で自分なりの総括をする。 安心感 「表現教育に、とっても大事なことは安心... 続きをみる
いまの社会は、ほとんどの場面で、唯一の正解がなくなっている。それなのに学校教育は、九割方正解はあると思って立ち向かっていく人を育てている。 藤原和博『児童心理 2005.10』(金子書房) 確かに人は「正解」を求めて進んでいくものだ。 だから、そこにたどり着くための方法を、 様々な知識、手法を駆使し... 続きをみる
Read books/「謎の香りはパン屋から2」を読みました
「あまたん」のその後。
プチ感想・レビュー#444【さむわんへるつ】3巻
ご当地キャラと『嫁はフランス人』【読書感想】
初ガツオと中崎タツヤさん
『現代思想入門』要約・書評
【読書】恩田陸『夜のピクニック』
着物で女子会展覧会
【読了】境遇 湊かなえ
【書評】どちらかが彼女を殺した ネタバレ含む
三姉妹探偵団5 復讐篇(講談社)
高齢者としての危機管理意識をしっかり身につけるために
冨原眞弓『ムーミン谷のひみつ』を読んだ感想
【まとめ】週刊プチ感想・レビュー#201~210【ぷにるはかわいいスライム】
イヴァン・イリッチ『脱学校の社会』を読んだ感想
鑑賞の授業はまず、自分がいいと思ったことは間違いない、その自信をつけることから始まります。 酒井臣吾 ~「わくわく授業」NHK教育~ 感性を育てるには、まずその感性が大事にされなければいけない。 見方や考え方を認められ、誉められることで 他に学ぶ意欲も同時に高まっていくだろう。 鑑賞の成立は、「自信... 続きをみる
現在の学校教育は、イエス・ノーを明確にすることに抵抗を示す。いろいろな考え方がある、答は一つではないという口実のもとに、イエス・ノーを明確にすることを「単純な二分法」とみなして嫌う。その結果、様々なものを灰色にし、ぼやけさせる。曖昧であることが人間性のしるしと考えて、実は様々な事柄について判断を保留... 続きをみる
たまに読書レビューを書いていますが 今回は好きな(好きだった)作家さんをプロ野球選手に当てはめて 紹介したいと思います。 あくまで主観なので「全然ちがう!」と思われることもあると思いますが ご了承ください。 桐野夏生―イチロー この人の作品はまずハズレがないです。 ご本人の風格もイチロー並みの大物ぶ... 続きをみる
たまに読書レビューを書いていますが 今回は好きな(好きだった)作家さんをプロ野球選手に当てはめて 紹介したいと思います。 あくまで主観なので「全然ちがう!」と思われることもあると思いますが ご了承ください。 桐野夏生―イチロー この人の作品はまずハズレがないです。 ご本人の風格もイチロー並みの大物ぶ... 続きをみる
先生方には、「教師」と「先生」のふたつのタイプがあります。「教師」とは教える技術に長けた人、「先生」は子どもと一緒に考え行動する人で、子どもをひきつける生きた言葉が話せる人でもあります。今は、そうした「先生」タイプが少ないのではないかと感じています。 武田鉄矢『総合教育技術 2005.3』(小学館)... 続きをみる
読解力の低下傾向という指摘で、各教室で読解問題に取り組んでいる学校が出始めている。このような取り組みでよいのであろうか。 否である。 「視点の転換」「書く力」で「考える力」を育てなければ読解力は身に付かない。 各教室の取り組みに憂慮している。 齋藤勉『現代教育科学 2005.10』(明治図書) 読解... 続きをみる
筆者が15年前に書いた処女作だそうです。 処女作らしく自分の持っているものを全て注ぎこもうという意欲が 溢れている感じで、盛りだくさんな内容になっているように感じました。 話もトリックも面白くてスラスラ、ページが進みました。 ただ一つ許せないのが秋間幸子という婦警ですね。 他の小説家も犯しがちなこと... 続きをみる
筆者が15年前に書いた処女作だそうです。 処女作らしく自分の持っているものを全て注ぎこもうという意欲が 溢れている感じで、盛りだくさんな内容になっているように感じました。 話もトリックも面白くてスラスラ、ページが進みました。 ただ一つ許せないのが秋間幸子という婦警ですね。 他の小説家も犯しがちなこと... 続きをみる
どういう学習状況で子どもたちが意欲を見せるのかという点が重要です。自分たちでやったこと、例えば、制作物とか、発表とか、演示とかが、他の人に役立つものとして機能して、そこにやりがいを感じていくというような場面づくりは、それこそ小学校や中学校でも工夫できるのではないかと思います。 市川伸一『学ぶ意欲とス... 続きをみる
もういつ予約したのか忘れてしまいましたがやっと借りられました。 面白かったというより随所で共感できるようなエピソードがありました。 学生時代の友達関係は脆いものっていうのは分かりました。 この本に書かれているようなある日突然無視されたりいじめられたり ということはありませんでしたけど ある種の力関係... 続きをみる
もういつ予約したのか忘れてしまいましたがやっと借りられました。 面白かったというより随所で共感できるようなエピソードがありました。 学生時代の友達関係は脆いものっていうのは分かりました。 この本に書かれているようなある日突然無視されたりいじめられたり ということはありませんでしたけど ある種の力関係... 続きをみる
克博さんは、機械メーカーの技術者の世界でよく言われている話として「機械の顔」の話を披露した。その道のプロは、外観を見ただけで機械の良し悪しがわかるというのだ。「見た目がよい機械は、性能、品質、コストの面からみても優れていて、高いレベルで作られているということなんだよ」と克博さんは説明し、そのことを浜... 続きをみる
日本の学校は、寺子屋の昔から、地域と保護者の物であった。保護者がお客様であった例の無いことを校長は、日頃から、保護者や教委にも、よく指導しておきたい。 目賀田八郎『学校マネジメント 2005.10』(明治図書) これは、地方教育委員会の存在とも関わってくる考えである。 社会状況の流れは、いかにも保護... 続きをみる
毎日子どもをていねいに、楽しみながら見ていると、よくわかるようでわからない--それが才能と成長といったものである。これは、よほど注意していないとわからないものであることは、教師はみんな体験している。 有田和正『授業研究21 2005.10』(明治図書) 「才能」とか「成長」は軽々しく断定できない… ... 続きをみる
二学期初の書写の時間に、少しだけおしゃべりをしました。 -------------------------- 「秋」という漢字は、どうやってできたと思いますか? この漢字は、いくつに分かれる? そう二つだね。「禾へん」と「火」に分かれるね。 じゃあ、まず禾へんは何の形からできたんだろう(図を描く) ... 続きをみる
子どもたちは悩みが深くなるほど、それを言葉で表現することができない。大人から見ると「異常」とか「非行」とか言いたい行動によって、大人に自分の苦悩を訴えているのだ。「問題児」とは大人に「問題」を提出している子どもだ、と言ったときがある。こどもの提出する「問題」を解く努力をしなくては、指導などできないの... 続きをみる
子どもは本当にいろいろな妄想を抱きます。それが現実とぶつかることで「思うようにはいかない」と学ぶものではないでしょうか。少子化の関係と、<愛>が異常にもてはやされるためか、すぐかまう傾向があるでしょ。子どもの時間を様々な「ためになる」スケジュールで埋めたり、傷つかないよう手回ししたり、人や現実に対応... 続きをみる
「授業の型」は少し意識的に勉強をしないとなかなか身につきにくいといえる。どうしても自分の生徒としての授業体験に影響をされた固定的な「授業の型」になるからである。新しい授業を創るにはまず「授業の型」に自覚的になる必要がある。 上條晴夫・八木正一『超定番!授業づくりの基礎・基本』(学事出版) 自分なりの... 続きをみる
「授業研究栄えて授業が滅ぶ」「教員研修栄えて教師が滅ぶ」「学校改革栄えて学校が滅ぶ」という笑えない事態が進行したのは、いったいなぜなのか。教師と教育行政の関係者と教育研究者は、この矛盾に満ちた現実を直視するところから、新たな学校改革のヴィジョンを模索しなければならない。 佐藤 学『総合教育技術 20... 続きをみる
随意動作である「言葉をしゃべる」「字を書く」は、耳で聞ける、目で確かめられるので、その都度反省しながら続けていけば、聴衆が聞きやすい話ができるようになるだろうし、相手が読みやすい字が書けるようになるだろう。 宮下充正『日本教育 2005.9』(日本教育会) からだを動かす動作は三つに分類されるという... 続きをみる
絶対評価とは、学習指導要領の目標に照らしてどの到達度にいるのかを示すことなのである。相対評価をもちいている学力調査の結果を示して、全国標準を超えているからよしとするのは、いかがなものであろうか。 大森 修『担任教師の「責任」を問う』(明治図書) どうしても現場の教員は 全国標準の50を超えるか超えな... 続きをみる
全国規模の研修会へ参加した方の報告を聞いた。 その中で、講師がこんなことを話したという。 「ことばへの自信がないから 教師としての自信が揺らいでいるのではないか」 例えば、「指導」とは何か、「支援」とは何か 雨後の筍のようにある「○○力」とは… はっきりと定義づけているのか と問われれば、確かにあや... 続きをみる
何になるのか、なれるのか決めるまでの時間を、できるだけ長く、多くの若者に与えることは、一見、豊かさの証に見える。だが、そのことでかえって、何になるのか決められない若者を増やしていないか。学ぶ意味を見えにくくさせてないか。日本型の豊かさは、時間や資源を浪費しているだけではないのか。 苅谷剛彦「総合教育... 続きをみる
何かを学ぼうとする時もそうです。つまらない自我などを持っていたら、新しいことは自分の中に入ってきません。自分なんかどこにいっちゃったの、もう自我なんかないというくらいまで、自分の芯をくるっと抜かないと、物事の吸収は結局できません。 三枝誠『整体的生活術』(ちくま文庫) 「個性」という美しい言葉で育て... 続きをみる
「伝えたい」という切実な思いがあれば、正しい日本語や美しい日本語でなくても、そこには言葉の美しさや豊かさがあります。やはり、表現というのは「伝えたい」という気持ちから出発するべきだと思うんです。 平田オリザ「総合教育技術2003.4」(小学館) 伝えたいという思いは、どこから生まれるか それは「他者... 続きをみる
実証データは大切だが、データだけではすすめられないところに、教育研究、教育政策の難しさがある。学力低下論争を一つの刺激としつつも、ビジョンとバランスを備えた学力論議が展開されていくことを切に望みたい。 市川伸一「現代教育科学 2005.9」(明治図書) 何のためのデータか、ということが肝心である。 ... 続きをみる
教師もある種の人気商売と考えれば、価値観の多様化した子どもたちとの関係を促すための仕掛けの1つとして、自分自身の「キャラクター」に意識的になることは必要なことだろう。ちなみに、キャラクター化の技術のコツは、「自分情報の単純化であり、テーマトーク以外の「雑談のネタ化」である。 上條晴夫『お笑いの世界に... 続きをみる
子供たちは等しく社会の財産であり、すべての子供たちを大事に守る義務が社会にはある、というのはわかりきった話では決してない。この社会は現実にそんなふうにはできていないし、大人たちの誰もそんなことは考えていない。もしも考えていたら、夜の繁華街に子供たちがいるはずがないし、夕食も食べずに塾に通う子供も、駐... 続きをみる
貿易アドバイザー受験にかかる書籍代を払い込みました。「実践国際ビジネス教本」しっかりした本です。以前は確か、「実践輸入ビジネス教本」じゃなかったかな。貿易関係の本を100近く読んでいますが、それほど学問的でなく、実務に直結した本なので、とっつきやすいです。貿易に携わる方は一読する価値はあるとおもいま... 続きをみる
ある本を読んでいたところ、「間違い」があることに気がつきました。いつもは「乱読、速読の我流読み」なので、こんなことは無いのですが、ついつい、真剣に読んでしまい、気がついてしまいました・・・。 この本を書かれた先生は、その分野では日本を代表する超有名?な先生なのですが、「お気づきの点があったらお知らせ... 続きをみる
図書館で読書をしました。12冊・・・。こんなに読むつもりは無かったのですが、ついつい、珍しい本があるので読み漁ってしまいます。特に、何万円もする図書はここでしか読めません。本日の最高金額の本は52,500円でした。とてもじゃないけど、自腹では買えないです。
夏休み中に10冊読書をしようと思っていましたが、数えてみると3日間で12冊の本を読んでいました。まずは、ノルマ達成です。 (近所の図書館で借りた本と、産能の図書館で借りた本の、あわせて12冊です)
56ページに「三日で三冊読めば、その分野の達人になれる」という、日立製作所の方の記事が載っています。これって、私が前から言っている、「関連図書を100冊読む」というのと似ていますね。やはり、その分野の専門性をつけるためには「読み込み」が必要だと思います。分量の違いはありますが、日立の方(東大非常勤講... 続きをみる
プレジデント買ってきました。先日の記事で、 「月に1万円(ちょっと不確か)以上、自己投資する人も2%しかいないとのこと・・・」 と書いてしまいましたが、内容を確認してみると、「年間20万円以上勉強に投資している人」が2%でした。不確かな情報で記事を書いてしまい、申し訳ございません。
図書館で5冊ほど本を読みました。うち2冊は雑誌ですので、読書件数からは除外です。(雑誌、放送大学・日本福祉大学・産能大学専用テキスト=市販されている図書がテキストの場合を除く、リーフレットに類するもの、会報、漫画等はノーカウントとしています) しかし、表題の「プレジデント」に悲しくなるようなことが書... 続きをみる
日本全体がコツコツタイプを奨励してきた。それが現在崩壊しつつある。今一度コツコツタイプの育成が求められる。しかしそれだけではいけない。全体を見据えて何が必要で何が不必要か、判断できる子どもの育成が大切である。そのためには山をはるポイント学習への大転換が不可欠である。こうした学習スタイルが身に付くと、... 続きをみる
松下村塾で名高い吉田松陰を教えた玉木文之進は、幼児達に素読を厳しく仕込む師として知られていました。この厳しい詰めこみを見て、「小さな時にそのように詰めこむと、自由な発想が失われてしまう。子どもは伸び伸び育てないと萎縮してしまう」と評する人達がいることを知らされた玉木文之進はこう言いました。「そのよう... 続きをみる
教えるという作業は、聞き手のフレームワークを考えてしゃべるということだ。相手に合わせて、伝達する中身と手法が決まるのである。 鎌田浩毅『成功術 時間の戦略』(文春新書) フレームワーク(考え方の枠組み、思考パターン)の特徴をまず見抜く。 それから取り出してくる内容と加工の仕方を考える。 もちろん、そ... 続きをみる
他者との対話や会話はとても大切です。そのための訓練も必要です。しかし、対話や会話で最も重要なのは、「何を話すか」ではなく、「何を話さないか」、「何を話してはいけないか」をわきまえることです。書くことも同様で、「何を書かないか」「何を書いてはいけないか」が大切です。現在の教育では、「相手が傷つくことは... 続きをみる
私企業でも、地方自治体でも、NPOの組織でも、もはや当たり前になっている「ベンチマーク」調査。上手くやっている同業者から徹底的に学ぶこと。真似することから始めて、徐々にオリジナリティを入れながら独自のものに昇華させてゆく知恵。 本当に不思議だ。「まなび」の本家本元の教育界だけが「まねぶ」ことをしない... 続きをみる
自分はどんなキャラクターを持っていて、それが他人のどのキャラクターとうまく結びつくのか。社会にどんなうに役立つのか。その人に付与された「クレジット」レベルが、その人の社会における自由度を決める。「クレジット」レベルが高ければ、多くの人からアクセスされ、より多くのエネルギーを集めることになる。 藤原氏... 続きをみる
人間は、ナナメからの称賛によって自分の居場所に確信を持つ。いや「ナナメの関係」がなければ、大人になりきれないのだ。そうした視線が錯綜した地域社会の「寛容さ」こそ、狭義の学力ばかりでなく、世界観や人生観を育む「ゆとり」にほかならない。 「ナナメの関係」とは言いえて妙だ。 藤原戦略の骨子をなすイメージで... 続きをみる
藤原和博『公教育の未来』(Benesse)を読み進めてみようと思う。 「先生は偉い。だから信用するもの」という幻想の上に、教育界は成り立っていたのだ。このことは、産業界が「資本主義は、今日よりも明日、もっと豊かになれるシステム」という幻想の上に立っているのとかわりない。幻想というのは、システムの効率... 続きをみる
「個性」も「自由」も正しく美しい言葉であるが故に、未だに定義さえできていない曖昧な言葉である。その曖昧さは研究も実践も進展させないだけでなく阻害する場合が多い。この美しくて正しく、誰も反対できない言葉を振り回す教条主義からさようならしなければならない時がきた。 酒井臣吾「学校マネジメント2005.8... 続きをみる
それは一言でいうと、猫なで声の幼児「虐待」とでもいうべきものである。親が、というのではない。日本という社会全体で、ソフトな、しかし執拗で強力なバイアスを、抵抗力のない頭脳とやわらかな体にかけつづけているのだ。それはますます強くなっていく。 藤原智美「なぜ、その子は腕のない絵を描いたか」(祥伝社) 幼... 続きをみる
ここに至る過程での最大のポイントは、日本の教育界に巣食う「批判文化」に対して、私がいっさい手を貸さなかったことだと、自分では思う。つまり、文科省の政策を批判するのではなく、「これを私たちに指導させてください」という提案文化をもって臨んだのである。日本の教育は長い間、批判の応酬で余計なところに労力を使... 続きをみる
12のお話の短編集ですけどはっきりいってつまらなかったです。 本当に「Q&A」を書いた人の作品かと疑ってしまいました。 推理小説って、ある程度終わりをはっきりさせないといけないんですけど 曖昧にぼかすラストのほうが作者の趣向に合っているらしく 唐突な感じの終わり方になっている話が多かったです。 それ... 続きをみる
12のお話の短編集ですけどはっきりいってつまらなかったです。 本当に「Q&A」を書いた人の作品かと疑ってしまいました。 推理小説って、ある程度終わりをはっきりさせないといけないんですけど 曖昧にぼかすラストのほうが作者の趣向に合っているらしく 唐突な感じの終わり方になっている話が多かったです。 それ... 続きをみる
受験塾で黄金率のようにいわれるテスト戦略を思い出してください。それは「できない問題は飛ばして、できる問題からやりなさい」という「助言」です。点を稼ぐためには、確かにこの方法は有効です。しかし、一時のテスト突破だけにしか通じない要領が、子どもたちの脳に浸透しているとなると、現実に起こる問題を解決する力... 続きをみる
普通に暮らしていた主婦が 夫の死を境に世間の波にさらされるみたいな話です。 出てくる人物は皆、60歳前後の男女で 見目麗しい人も才覚あふれる人も出てきません。 しかも遺産相続や不倫問題なんかのドロドロ満載の物語です。 主人公の敏子が不倫をするのですが 還暦のおばさんとそういう関係になりたいものなんで... 続きをみる
普通に暮らしていた主婦が 夫の死を境に世間の波にさらされるみたいな話です。 出てくる人物は皆、60歳前後の男女で 見目麗しい人も才覚あふれる人も出てきません。 しかも遺産相続や不倫問題なんかのドロドロ満載の物語です。 主人公の敏子が不倫をするのですが 還暦のおばさんとそういう関係になりたいものなんで... 続きをみる
「物事の本質さえつかむことができれば、あとはつたない知識や経験しかなくてもやっていける」ということを実体験として学びました。インターナショナルスクールで学んだ考え方を実践が強化してくれたわけです。 伊藤正裕「日経アソシエ 2005.7.19」 21歳の若き経営者の才能を育てたのは 「本質を探る思考力... 続きをみる
「役に立つ」という実感が今の剣道をやっている人にはまるでない。本音では「こんな構でどうするんだ」と思いながらも「大事だ」と言われるので従っている。そんなことをやっていたらどんどん裏表のある人間になっていって人格修養どころじゃないと思います。(略)これも小さい頃からの教育の問題があるでしょう。つまり、... 続きをみる
図書館に予約して半年、 やっと借りることが出来ました。 その為、期待しすぎたせいでしょうか、全く面白くなかったです。 こう言っては変ですけど、ドラマ化を前提にしたような書き方に感じました。 土曜ワイドとか火曜サスペンスなんかの2時間ドラマで放送されそうな ちょっと底が浅いようなそんな内容です。 第1... 続きをみる
図書館に予約して半年、 やっと借りることが出来ました。 その為、期待しすぎたせいでしょうか、全く面白くなかったです。 こう言っては変ですけど、ドラマ化を前提にしたような書き方に感じました。 土曜ワイドとか火曜サスペンスなんかの2時間ドラマで放送されそうな ちょっと底が浅いようなそんな内容です。 第1... 続きをみる
何かに集中するということは、視野を狭くすることにほかなりません。その結果、せっかくの幸運が目の前を通り過ぎていってしまう。集中力とは、「頑固さ」の別名でもあるのです。その意味で、集中力がない人のほうが創造性を発揮できるといえます。別の言い方をすれば、創造力が高い人というのは、集中力ではなく、"分散力... 続きをみる
学校の情報公開の流行は止めどもない勢いで進んでいる。こうして、やむなく、あるいはそれを口実にして、教師の言葉がおざなりなものになっていく。あるいは公開は名ばかりで真実は隠される。いずれにせよこれは学校の退廃である。 齋藤武夫「学校マネジメント 2005.7」(明治図書) 公開すべきではない真実が多い... 続きをみる
よく分かったと言ってくださったけれども、もしも、これを聞いた方が、面白そうだ、簡単そうだ、という程度のことで気軽に真似をなさつたら、きっと失敗するわ。教室の現場はそんなものじゃない。真似をするなら、丸ごと真似してくださらないと、十分な結果など出ないですよ。 大村はま「総合教育技術 2005.7」(小... 続きをみる
これまた、遅ればせながら・・・。やっと300冊です。この調子なら年間600冊ぐらいはいけそうかな。750冊の看板に偽りあり!といわれそうですが、ぼちぼちやっていければいいですね。
上下巻あわせて800ページの長編です。 村上春樹の作品を読むのはこれが初めてです。 巷の評判が高かったので読んでみました。 登場人物が嫌なやつばかりで驚きました。 出てくる人物が、いわゆる「特別な人間」の集まりで それ以外の人に対しては排他的というか・・・ 四の五の言っていないで死んじゃえばいいじゃ... 続きをみる
上下巻あわせて800ページの長編です。 村上春樹の作品を読むのはこれが初めてです。 巷の評判が高かったので読んでみました。 登場人物が嫌なやつばかりで驚きました。 出てくる人物が、いわゆる「特別な人間」の集まりで それ以外の人に対しては排他的というか・・・ 四の五の言っていないで死んじゃえばいいじゃ... 続きをみる
生まれて間もない赤ん坊の手におもちゃを持たせる、絵を見せる、はいはいをさせるなどきちんとした働きかけをさせると、目前三十センチのところにきちんと焦点を結ぶ働きが生じます。けれども、手におもちゃを持たせず、絵本も見せず、はいはいもさせず、テレビを見せて、焦点を遠くに結ぶことしかしていない子どもは、六歳... 続きをみる
うまくできるようになるということは、その知識が頭の奥に入っているということです。表層からは消えるということです。専門家は専門家の見方をするから専門家なので素人とは違った見方をします。実はできない子どもも見ています。見ているものが違うだけなのです。しかし、すでにできるようになってしまった教師にはできな... 続きをみる
授業というのは、要するに「行動で示す」ものである。授業とは行動なのである。授業力とはつまり行動力の謂である。行動で示せなければ授業にはならない。 野口芳宏「学校マネジメント 2005.7」 頭の中で組み立てたことは、授業とは呼ばない。 働きかけてこそ成立する授業、 いくらたくさんのキャリアを持ち、 ... 続きをみる
社会をつくるということは、お互いに助けたり助けられたりの関係をつくることです。教育者がいちばんやらなくてはいけないのは、社会をつくるそういう基本的な考え方をあらゆる機会を通じて、子どもに教えていくことでしょう。「弱い奴は死ね」というメッセージは絶対に伝えてほしくない。強者の論理を振りかざしてはいけな... 続きをみる
ある県の教育委員会での話である。文部科学省から出向してきた三十代の課長が四月、教育現場から指導主事として赴任してきた教師から「委員会は初めてなので何もわかりません。勉強したいと思います」という挨拶を受けた、という。そこで、彼が「先生、役所で勉強してもらっては困ります。仕事をしてください」といったとこ... 続きをみる
他人と「比較」されることにとどまらず、自分自身のなかにあっても、「できない」ことより「できる」ことの方が価値があるという競争的価値への囚われによって、「できない」ときの自分自身が否定されてしまう。「比較」することでの序列化と、「序列」づけられることでの「自己否定」に敏感に反応するのである。 深澤広明... 続きをみる
ある殺人事件を取り巻く人々の話が中心です。 「Q&A」もそうですけどこういうインタビュー形式だと 心理描写が多いので好きです。 あとこの小説を読んで、完璧な者への希望と失望を感じました。 自分自身が完璧な人間になりたいとは思いませんが 完璧な人を理解し、理解されたいとは思います。 このお話でも同様の... 続きをみる
ある殺人事件を取り巻く人々の話が中心です。 「Q&A」もそうですけどこういうインタビュー形式だと 心理描写が多いので好きです。 あとこの小説を読んで、完璧な者への希望と失望を感じました。 自分自身が完璧な人間になりたいとは思いませんが 完璧な人を理解し、理解されたいとは思います。 このお話でも同様の... 続きをみる
作業中に本をたくさん読みました。なかなかデータがコピーできなかったので。呼んだ本の冊数8冊。ページ数は2000ページ程度かな?
この小説はブラックユーモアな内容で 「世にも奇妙な物語」をイメージしていただければ いいと思います。 13のお話がのっていたのでそれに順位をつけてみました。 13位 笑わない男-率直にいってつまんなかった。 「世にも奇妙~」に出てきそう度 20% 12位 奇跡の一枚-ちょっと感動させようとするところ... 続きをみる
この小説はブラックユーモアな内容で 「世にも奇妙な物語」をイメージしていただければ いいと思います。 13のお話がのっていたのでそれに順位をつけてみました。 13位 笑わない男-率直にいってつまんなかった。 「世にも奇妙~」に出てきそう度 20% 12位 奇跡の一枚-ちょっと感動させようとするところ... 続きをみる
30年前の自分に宛てた手紙という形で 言いたいことを書いています。 9つの章に分かれていて、「親を捨てる」「なるべくひとの期待にそむく」 「怒る技術を体得する」「自己中心主義を磨きあげる」など 筆者の考える弱さを克服する方法が綴ってあります。 世の中の人は鈍感だとか、家族は絶対的なものではないとか ... 続きをみる
30年前の自分に宛てた手紙という形で 言いたいことを書いています。 9つの章に分かれていて、「親を捨てる」「なるべくひとの期待にそむく」 「怒る技術を体得する」「自己中心主義を磨きあげる」など 筆者の考える弱さを克服する方法が綴ってあります。 世の中の人は鈍感だとか、家族は絶対的なものではないとか ... 続きをみる