”あの時のこと”を書き終えて
彼が突然倒れた日のこと。わずかな期間しかなかった入院生活。 そして彼がこの世を去った後のこと。 とりあえずは書き上げることができて良かったと思う。 ここまで引き伸ばす予定は正直、なかったけれど。 最初は3回忌までに!とか言っておきながら、気分が一旦堕ちてしまい、ずるずるとここまできてしまった。 入院... 続きをみる
彼が突然倒れた日のこと。わずかな期間しかなかった入院生活。 そして彼がこの世を去った後のこと。 とりあえずは書き上げることができて良かったと思う。 ここまで引き伸ばす予定は正直、なかったけれど。 最初は3回忌までに!とか言っておきながら、気分が一旦堕ちてしまい、ずるずるとここまできてしまった。 入院... 続きをみる
”あの時のこと”はもう全て書き終えたと思っていたけれど。 もう一つ、書いていないことがあった。 それはあの時いただいた、彼のお母さんからの紙袋のこと。 正直葬儀後しばらくは呆然としていて、その紙袋の存在すら忘れてしまっていた。 でもアパートで一人ぼんやりしていた時にふっと思い出し、開けてみた。 そこ... 続きをみる
前回の記事の続き。あの時のこと。 斎場から弔問客がいなくなり、棺の周りに彼のご家族と親族が集まった。 私もその中に入れていただく。 彼の棺の顔の部分が再び開けられた。 花を入れるために。 斎場の方が順番に花を配っていく。 私の番。 彼の顔の左側にそっと花を置いた。左側は私の定位置。 ”ねぇ何で起きな... 続きをみる
前回の記事の続き。あの時のこと。 ※泣きながら書いた+当時の記憶が曖昧なので、ところどころおかしな表現があるかもしれません。 彼のお通夜が始まろうとしていた。 私も慌てて席に座ろうとする。 すると彼の両親が私を手招いた。 なんと私に親族席の一番前に座ってほしいとのこと。 ご両親、彼のお姉さんと並ぶ形... 続きをみる
2015年12月4日。彼があちらへ旅立ってしまった日。 あの日はただただ呆然とするしかできなかった。 自分の思考は完全に停止してしまっており、これからのことなんてもちろん、現実を受け入れること脳が拒否していた。 夜の病室で彼と過ごした最後の時間。 私はもうただただ「〇〇、愛してる」と言うことしかでき... 続きをみる
※貼り付ける記事が多いです。すみません。 延命治療をするかどうか。 あの時自分がした、残酷すぎる選択。 彼の命の期限を切ったのはきっと私だ。 延命治療をしなかったことに後悔はない。 けど罪悪感がまったくないかというと嘘になる。 あの時の彼の状態から察するに、おそらく救命できても寝たきりになる確率の方... 続きをみる
この日。 彼の病状は素人目から見ても急激に悪化していた。 合併症が本当に強く出てしまっていた。 数日前からは考えられないほど変わっていた。 あの時の彼の虚ろな目。 目は半分開いたのに、その目には喜怒哀楽どころか何の感情も映っていない。 本当にただ”目が開いている”だけの状態。 あの目は今でも忘れられ... 続きをみる
この日のことで、以前書いたこと以外にもう一つ印象に残ったことがある。 彼の傍にいた時、彼が突然全身を震わせたのだ。 わずか3秒ほどだったけれど。 『外傷による痙攣だ!マジか・・』と思ってしばし呆然としていた。 そばにいた看護師さんは「痙攣とかじゃないと思うんですけど・・」と言っていたが、いや、どうみ... 続きをみる
お彼岸。 明日は彼の実家にお邪魔させてもらう予定だった。 でもまだ風邪が完全に治りきっていないので、注文していたお花だけ渡すことにする。 本当にしつこい風邪。 もしご両親にうつりでもしたら大変だからだ。 夕方、お義父さんには電話でそのことをお伝えした。 悔しい。こんな大事な時に風邪をひく自分にもイラ... 続きをみる
眠れない・・ので書いてみる。 自分は本音はここでしか出せない。 なので、吐き出したくなったらここに書くしかない。 だいぶ読みにくい文章となっていますがご容赦ください。 8月1日夜。 相変わらず仕事で遅くなる。 今日の夕飯は出来合いのものでいいや、と思いコンビニに寄った。 駐車した時、遠くから聞こえる... 続きをみる
「延命処置をしますか?」 彼の主治医からの言葉。 2015年12月3日。 今でも記憶が薄れないあの日。 人工呼吸器をつけるかどうか。昇圧剤や強心剤を入れるのかどうか。 私はその選択を迫られた。 そして私は「全て望まない」と答えた。 たった6日間の入院生活の中で。 私は彼をどこかで冷静に(?)見ていた... 続きをみる
彼のお父さんから、これも後々聞いたお話。 入院して3日目か4日目。彼のお父さんが面会に行かれた際、彼は訊かれたことに頷きや首振りくらいはできる意識レベルだったそうだ。 その時彼のお父さんは「昨日俺や母親や姉が面会に来たことは覚えているか?」と訊かれたそうだ。 彼は首を横に振ったとのこと。 「ナナドゴ... 続きをみる
2015年12月4日午前4時32分。 「ご臨終です」という言葉と共に、彼はこの世からいなくなった。 彼がいなくなる直前、無我夢中で「大好きだよ!!」と叫んだことは覚えている。 でも一緒に過ごせて嬉しかったこと、感謝の気持ちは伝えることができなかった。 もうそれを言ってしまったら、本当に最期のような気... 続きをみる
私はもともと低血圧のせいか、朝に弱い。 覚醒まで時間がかかるし、寝起きですぐ食事を摂ると気持ち悪くなってしまう。 対して彼は寝起きがすごく良かった。 朝、目覚ましがなればすっきりと起きることができたし、すぐに活動を開始できた。 すごく羨ましかった。 どんなに熟睡していても、私が「○○~」と名前を呼ん... 続きをみる
その後も私はずっと彼のそばにいた。 看護師さんの仕事の邪魔だったかもしれないが、どうしても離れられなかった。 彼の友人が帰ってしばらくした後、看護師さんが身体を拭きに来てくださった。 流石に邪魔になるので、少し離れる。 「終わりましたよ」という看護師さんの言葉に再び彼の所に戻る。 そして彼の顔を見た... 続きをみる
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