午前6時、「放浪の旅」に出立、上越新幹線で越後湯沢、経由で金沢へ向かう。 車中で「庶民列伝」(深沢七郎・新潮社・1970年)のうち「サロメの十字架」読了。登場人物は、アルサロ(水商売)のママ、ホステスたちとパトロン、客といった面々で、その「やりとり」、「風俗」を淡々と描いている。筋書きといっても、移... 続きをみる
深沢七郎のムラゴンブログ
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今年88歳になる女性の話。彼女は2年前に伴侶を亡くし(89歳で他界)たが、その七回忌までは生きようと思っている。最近、菩提寺(住職、檀家代表)から連絡があった。本堂の修繕をしたいので60万円の寄付をしてもらいたいとのことである。夫の生前中には100万円ほどの寄付をしたこともあったが、それは羽振りのよ... 続きをみる
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著者畢生の代表作、小説「楢山節考」です。舞台は、どことも知れないもの深い貧しい山村です。主人公おりんばあさんは、なんでも食いそうな自分の健康できれいな歯が恥ずかしく、石臼にぶつけて自分の歯をガタガタに傷付けたりします。この村は、いつもの食物に事欠くほど貧しいのです。やがて、おりんばあさんが裏山に捨て... 続きをみる
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救世観音(読み方:ぐぜかんのん)が夢殿と同じように、貧しい東北の農村に現れた。しかも生身の女性として! 東北の神武(ズンム)たち 深沢七郎 木版画家・斎藤清さんのカバーの白黒の木版画がすばらしいです!この版画を眺めるだけでもこの中古本(新潮文庫の絶版文庫)を買った甲斐がありました。 裏になんと180... 続きをみる
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