• あの向こう側へ 〜Sound Things〜

    「time is over」 シートの座席を倒し、 いつかの聞いたフレーズを口ずさむ。 夜空の向こうに見える世界の先に、 未来か過去か現在か。 心の目で激しく鍵盤を叩き、彼は何を感じたのだろう。 向日葵を書いた彼は何故、友の前で「それ」を切り落としたのか。 残されたものの、残された「時間」。 やっと掴んだはずの、愛しき人との「永遠の別れ」と、どうしようもない「失恋」と。 どちらが「幸せ」なのだろう

  • 朝ポエ

    今日は雨 シトシト 長靴の音 ピチャパチャ 心に染みる ポツン ポツン

  • 夕焼け小焼けで。

    ある時僕は気づいてしまった。 「それは勘違い」 ということに。 君がいくら笑ってくれて、どんなに僕を想っていると感じていても。 日が暮れて、夕日が空を染める街。 海風は柔らかく僕の肌を包み込む。 本当の事なんてわかるはずもなく、 また知る必要もない。 ただ、風が。 向かう明日に。

  • 時と街と人

    「ねぇ、ちょっとこっち向いて。」 ただ、その顔が見たいから。 気づかずに人は通り過ぎていく。 始まりと終わりがあるにしても、 命とは、どこまで行っても自分だけのもの。 他人の生き死には、自分の生死の間にだけ起こる事情。 それでも誰かの息衝きを感じて生きているのなら。 時はいつか全てを消しうるのか。 それとも…

  • 気がつけば、いつでも。

    時の流れは早くて、 気がつけばいつも、何か忘れたものを残したまま過ぎ去って行く。 両手に荷物を抱えた人は、常に何かを忘れて行く。 守るものがあることは、それだけ失うという事。 それに耐えうる覚悟がある者だけに、「それ」は与えられる。 今を生きるということは、何も持たない事。 ただその瞬間に、対峙する事。

  • サヨナラ

    高飛車な君が最後に言ったこと。 「もっと好きと言って欲しかった」 僕の耳にはそう聞こえたけど、 君は本当は、僕を傷つけないように 言ってくれただけなんだと思う。 一緒にいる「時」が、僕の宝なのだとしたら。 その「宝」を取り戻すためにすべき事がある。 甘酸っぱい時代は終わりを告げ、 「光」を取り戻すための冒険の旅が始まる。 荒れ狂う世界にいても、君を手に入れるため。 僕は強くなろう。 「もう一度あな

  • 人の数だけ過去があり、人の数だけ夢がある。

    「人は泣きながら生まれ、笑いながら逝きたいと願う」 私が泣きながら生まれた時、あなたは私を抱きながら笑顔で私をあやしてくれた。 優しく暖かい心で私を包んでくれた。 人として成長する過程。 泣き笑い、失敗。たくさんの想い出を作りながら時は流れ、やがてわたしもあなたと同じ様に家族を築いていった。 そしてあなたは徐々に衰え、私がわからない世界へと進んで行く。 人にアポトーシスを用意したのはどんなカラクリ

  • 愛はムショウ

    「あなた」がいることが どれだけワタシの支えになっていて。 ワタシという存在がいることの意味など 「あなた」がただ私を必要としてくれるから。 「知っている?英語で「あなた」は「you」だけど、「あなたたち」には代名詞にないこと。」 「あなた」の存在しない事は、ワタシが存在しない事と同意義だから。 きっとカタチナイモノ。 信じる事より、自分が「何を」あなたの為に与えられるのかにかかっているんだと思う

  • 何時ぞやのアイノリ

    君から見た僕は、たぶん。 ただの都合のいい、オトコ。 ほんと、「ちょうどいい」 暇つぶしの「スマゲー」みたいなもんなんだろう。 いつも僕が君を見つめようとすると、 君は少し目を泳がせる。 僕にはその意味が分かる。 なのにどうして、手錠もないのに 君から離れられないのか? ペットを見る時、車に乗るとき。 君の仕草にドキッとする。 僕のオトコの本能を、君は知っているんじゃないのかい? それとも本当に「

  • サイカイ。〜始まりの風〜

    終わらせるためだった。 全ては殻を脱いで羽ばたくため。 わたしはそう言い聞かせていた。 何故あなたは私に 「また逢いたい」 なんて言ってきたの? わたしの最後の復讐。 あなたへの未練を断ち切るため。 なのにあなたは、あの人変わらぬ、 澄んだ瞳でわたしを見つめる。 そんな瞳で見つめられたら、 わたしの心は、 濁ったはずのわたしの心が激しく高鳴る。 一瞬風が吹き、わたしの髪が視界を遮る。 髪を上げ、再

  • 白い花!

    たそがれ時、 可憐に咲いて心照らす白い花のように! 純粋な心で、 友のことばに耳を傾け、 嘘偽りなく語らいたい。

  • 夢のカケラ

    そよ風が心地よい、初夏の真夜中 薄暗い空には雲がかかり、 わずかな隙間から月が覗いていて 川に映る月の光も空間を演出している。 「君とずっといたいんだ。」 僕は、できる限り確かな声で伝える。 君はただ、夜空の向こうを見つめたまま。 虫の鳴き声がやけに耳につく。 どれだけの時間が経過したのだろう。 君はすっと立ち上がり、 「帰ろう」 と少し微笑みながら手を伸ばす。 背後に光を感じながら、 手の中に君

  • 君と僕の川辺に見えた景色

    「足りないものって何?」 そう僕は呟くけれど、 君は何も答えず ただ下を向いて、ゆっくりと歩き続けている。 少しだけ強い風が吹き、 靡いた髪に君は手を伸ばす。 橋の下に見える川にもわずかな漣が立つ。 僕があの日の僕にその結末を伝えられたなら。 僕以外の誰かに君を。 そんな未来と過去を作りはしなかったのに。

  • マザー

    マザー マザー 僕は今生まれ変わります。 マザーマザー 僕の過ちを許してください。 マザーマザー 僕に愛をください。 僕は人として生まれ、 そして人だから、 死んでゆく。 そこには 正解も 不正解もなく。 僕はまた生まれる。 人として生まれる。 そして、息をする。 マザーマザー 僕の身体は進化し、いつか退化する。 みんなそれを老いと呼び、 悲しいですと、 明日から目を背けたがる。 マザーマザー 僕

  • 騙り語り

    ぼくらはただひたすら 夢ばかり語り 夜を明かす。 たどり着く場所も無いのに ただひたすら 頭の中で繰り返す。 言霊とは誰が言ったか。 いくら口に出せど 叶いもしないのに。 滑稽だとか 哀れだとか。 みんな気づかず夜がすぎる。 僕も君も道化師だ。 自分自身に 嘘を吐く。 お祭り騒ぎで楽しくわいわい。 僕らは 何時になったら歩き出す。 夢を語らず歩き出す。 見えない未来に何度絶望しようが その歩みを止

  • この世界に孤独になれる場所などない。 孤独に慣れる場所などないが、 孤独に馴れる場所もない。 僕らは 明るい街並みをすぎ 暗い空の下をゆく。 店じまいを働く人たちは きっと 僕を見向きもしない。 しかし、 僕は知っている。 彼らがこれからいえに帰るのを。 もしかしたら、 ひとりのいえかもしれないし、 愛しい誰かが待っているかもしれない。 僕はまた、 この道を行く。 きっと、 この火がある限り、 僕

  • 多摩川の河川敷

    「彼についていくわ。」 君はそれっきり、僕の前から居なくなった。 河原で何を話したか、 緊張していた僕は何も覚えていないけど。 河原を走る少女に、 あの日の君を重ね合わせる。 僕がもう少しだけ大人だったら。 いつもその繰り返しだから。 だからきっと、君はきっと。

  • なんとなく。

    綺麗だと思って写メりました。 「NO REASON」 です。

  • 妖精の里「アルダ」

    剣に生き、剣に斃れ… 無から生まれ、鉄塊を我が身として生きる。 そう生きる事が生きる意味だったはずなのに。 いつの日か、彼は守るべきもの、いや守りたいものを見つけてしまった。 剣は折れずとも、身は朽ちる。 その魂を自我に食い入る事で得た力も もうその身を支える力も失いかけていた。 「花吹雪く。小人達が住む里。そこにいけばあるいは。」 その里の名は「アルダ」 髭と眉毛で表情の見えぬ仙人は、そう言った

  • アメに打たれた蝶になる🦋

    わたしがどんなに頑張っても あの雲の先へ飛べはしない。 「あなた」はそれを教えてくれた。 守るべきものを、失わざるものを 持たざる者になれたなら。 例えこの身が滅びても… クレマチスの赤い花は、 私の羽に似合うかしら? 光は地上を目指し、 私の羽は貴方にちゃんと見えてるかしら? 涙乾かぬこの羽を、 誰かに見つけて欲しいから。 今日もまた、雨は降るから。

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