• 一角獣の像とこの世の果て

    僕は本を閉じ、外を眺める。 色彩を持たない、この世界の空の果てがどこなのか想像しながら。 僕の半分は君で、君の半分は僕で出来ていて。 そんな事も知らずに生きているから、また大切な事を失って。 失ってから気付くのは何故?いつも、どうしてそうなのだろう。 影に映りし残像が、誰かと重なるその日まで。

  • 下衆の極みお富

    「死んだはずだよ」 そんな人、知りません。 そう言いたいのは僕の心で、でも何故か身体は君を求めてて。 織姫と彦星の様になんて、ロマンチックな世界より、君と繋がるこの世が楽しくて。 死んだ人は話せない。 生きているという事はそういう事。 あのですね?スプリングセンテンスだったか、ニュータイドだったか、んー、SSNTかな? エッサオー げんやだなぁ。 全くもって言葉のサラダ。 良いも悪いも関係ない。

  • 梅に春到来を感じつつも、 次第に近づく別れのとき、 慣れ親しんだ人も場所も、 去り行き、離れるときが来る。 出会ったときの心弾む想いも、 遠い思い出、記憶の1ページ。 心をつかんだと思ってみても、 指の間をすり抜けて見失った。 十年の時は矢の如く過ぎ去り、 君が近くにいた時を思い出す。 だが、その君が今どこでいて、 何をしているかも知らない。 春、また別れるときが来る。 そして、また出会う時も来る

  • 「あなたの事が好きだから」 願っていても届いているのか分からずに それでもあなたを知りたくて 中途半端な言葉をかけた。 春を待つ、蕾のような僕の心は 草の霜に隠れた本当の心は あの空の向こうに見える君の心は

  • 「祈り」が叶った日

    「エアロビクスがいい」 あなたはまだ本調子ではないようだ。 それでもあなたにあえる日が、これだけ待ち遠しかったこの時がやってきた。 「頑張り過ぎなんだよ」 あなたはそう言うけれど、 「あなたもまた頑張り過ぎです」 僕はそう心の中で呟くき返す。 何よりあなたが生きている事が、僕を保つ事だから。 「有酸素運動も続けます」 あなたの代わりはやはりあなたしかいない。

  • 友へ。

    「なぜお前なんだ。」 あの日君は僕にそう言った。 あの時の僕にはその模範解答は見つけられず、 頭の中はパニック状態。 君はただ寂しかったんだとわからずに。 月日は流れ、君は去った。 僕は空を見上げる。 君を探して。 僕は生きる。君がいないこの世を。 そして、いつかまた。

  • カントトニーチェ

    私の足元には何がある? 大地と私の間には何もないから。 何もない事に人は悩み、戸惑い、荒れ狂う。 さよならなんて言わないから。 神だ宇宙だなんて分からないけれど、 「ただそこにいる」という奇跡に 僕はこの詩を送ろう。

  • 対価と代償

    「君の心を奪いたい。」 僕のベイトを探すけど、いくら開いて見ても そんなカチは存在しないから。 いつまでたっても波は穏やかなまま。 激しく求めたあの夜も、泣き明かしたあの冬も それでも僕のココロはいつも曇り空。 猫なで声で甘えてくれたら、頭をナデナデしてあげるのに。 嫌いになれない僕の心。君のココロは今どの季節にいるんだろう。

  • 海の仙人

    「汚い事はするな。ケチな人間にはなるな。」 そういうと、散らかった部屋の中心に、一際存在感のあるギターを持ち、私の知らない曲を歌いだす。 およそ海に似合わないその姿に、時代が止まったその空間。 海風はどこまでも爽やかで、人の営みを消し去ろうとするけれど。 海はどこまでも青く、そして穏やかで。

  • 路地裏のcat

    路地裏の猫が、大きな目を目一杯釣り上げて 僕を見る。 「あなたは何も感じないの?」 僕は君を知らないし、餌もマタタビも持たないから、問い返す。 「君は何をして欲しているの?」 君はゆっくり目を閉じ、つまらなそうに顔を背け、すっと塀の上へと飛びあがりその向こうへと消えて行った。 取り残された僕の瞳は、君の余韻を未だに感じている。

  • 恋というギャンブル

    あなたと出会ったのは寒い冬の夜。 路地裏で泣いていた私を 「もう大丈夫だよ」 と言って抱きしめた。 あのときのあなたの温もりは、いまでもずっと覚えている。 「嘘だよ」 あなたはまるでカジノのディーラー わたしの心を弄ぶ。 あれもこれも、全てあなたが色をつけたくせに まるで何も無かったかのように全て消え去った だけど、今もあなたの温もりは あの日のあなたをずっと

  • 命の数を数えてみたら この星には 考えられないくらい たくさんの命が落ちていた。 私も あなたも 僕も 君も。   そんな 命の たった一つで生きている。 小さい 小さい 命です。 大きい 大きい 命です。             ことら。 2日ほど更新をさぼっておりました。 みなさんこんにちは。 いかがお過ごしでしょうか? 今日は大寒です。 と、ニュースで言っていました。 外に出たくないですね。

  • 光の交叉点

    明日を夢見る限り、今日は変わらない。 昨日の記憶が続くから、あの花は輝かない。 僕らはただ、未来へ進む飛行途中。 どんな星に出会うのか、今君は何処にいる? いつか君と重なり、本当の夢を描けるの? 永遠不変に思えるこの世界も、いつ始まりいつ終わる? 考えても分からないから、僕はただ歌い踊る。 ただその日を待ち続けながら。

  • 君が問う

    僕の価値を 君に聞いたら 70億分の1 と答えた。 僕はもう一度 君に この存在の価値を 聞いた。 そしたら やっぱり 答えは同じ。 今度は僕は君に 僕の値段を 聞いてみた そしたら また 同じ答えを 繰り返す。 君はバカなんだね って 僕は笑った。 君は そうだねと 空を仰いだ。 そういえばと 君が言った。 誕生日おめでとう。 僕は君の元へ走った。                ことら。 こんば

  • 君の返事

    私が 好き って言ったら 君は うん って答える。 君が 好き って言ったとき 私は うんって答える。 本当はね。 私も好きって答えたいの。 だけど 君の真似をする。 本当は 僕も好き って言ってほしくて。 ちょっとしたわがまま。 でも、 君は気づいてないでしょ。 そういうところも 好きって言いたい。                 ことら。 今日は。 本日二本目です。 先日あげれなかった分のやつ

  • ときどき石みたいに沈んで  ときどき羽みたいに浮かんで。 暗さと明るさを知る。 寒さと暖かさを知る。 それから すべてを逆さまにひっくり返して そらの上に落としてみた。 青になって。 本物の青になって。 交わった。 宙に浮いているみたい。 ふわふわと流されながら。 逆らわずに。 流れていく。 そうしたさきに 僕は 命の始まりを見つけた。              ことら。 今日は。 ことらです。

  • 僕の好きな人

    愛した人がいた。 彼女はよく笑い よく泣いた。 僕は彼女が好きだった。 けれどもそれは 目に見えない。 だから 本当に存在しているかなんて 僕にはわからない。 愛だの恋だの 嘆いている時間だけ 感じられているものだったら 過去になってしまった時 僕はその感情を 忘れているのかもしれない。 思いだそうと 心の中を考えてみても なくなったものはかえってこない。 彼女はよく笑い よく泣いた。 そういうと

  • 僕のずっとずっと遠くにの星に僕は住んでいる。 僕らは仕事に行って家に帰って また 仕事へいく。 僕が歩くとそのあとに糸が轢かれる。 その糸は切れることなくどんどん伸びていく。 お母さんのお腹の中で生まれて お墓の中で死ぬまで 糸はずっと続いていく。 きっとそれは僕の記録だ。 きっとそれは僕の記憶だ。 何度も通った道ならば 糸はその数だけ重なってゆく。 糸を見ればわかるよ。 僕の生きた道のりが。 で

  • 蝶になる

    あの日がなければ今日の自分は存在があったでしょうか 当然の酸素を吸う体があったのでしょうか 教えて欲しい 教えて欲しい 祈る間も無く 時間は時代に姿を変えてしまう そのわずかな一切れを破ったら大切な血が混ざっていた 感じながら生きるということ いつまで出来るでしょうか 教えて欲しい 教えて欲しい 「ありがとう」と「さようなら」を使い分けられたら少しは人間だ 「喜び」と「淋しさ」を混ぜる度人とは何か

  • 太陽が破裂した日

    西に沈む眩しい黄色い太陽が 眩い光を発して消えたんだ。 僕らはあっという間に静かな暗闇に迷い込む。 そして気付くんだ。 またここへ帰って来たんだと。

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