• 月と鏡

    まだ膝丈にも満たない時分は 天使のようだと その温かな腕に抱かれた 大きくなるにつれ輝きを増し 光は放つほど鏡に映えた 今 暗闇の中に佇み 自分は鏡であることに気がついた 最初から暗闇の住人であった 光を反射していただけだった それに気づけず 己が太陽だと錯覚したのは 月でも眩い光を地に照らしたから 月は欠けた 鏡に映るのは誰だ そこら中に僕がいる 量産型の僕がいる 僕は鏡だ

  • 車窓からの景色

    新宿へ向かう上り線急行列車の 高速に流れ行く景色の中に、 ふとあの時を思う時。 車窓から見えた一つ一つに、 それぞれの想いが詰まっていて。 朱色に染まった夕暮れの雲は なぜか涙を誘い出す。 時は流れ、人は移ろい、 それでも日は登り、沈む。 風は吹き、森は揺れる。 散った夢はいつかまた誰かの中に宿るから。 君はいまどこで何をしている?

  • IMA-GINE

    「0:13」 君はもう夢の中だろう。 扉を開けた向こう側。 表層意識のずっと向こう側。 現実の、夢の、意識の狭間って。 「魂」ってやつなのかな? だれか歌った。 「きっと君は僕は夢見がちだっていうんだろ?」 彼の夢。 君は今どんな夢を見てるのだろう。 イメージしてごらん。 心の中が、「ジーン」としたなら。 いつか、君も僕らと一緒になれたなら。

  • 檸檬

    目を開けていられない 酸っぱくて 眩しくて どっちだろう どっちもだろう 太陽を沢山浴びたであろう 黄色い身を齧る 太陽を沢山浴びたであろう 君の褐色の肌が笑う 爽やかな香りが 僕の鼻をくすぐる

  • 老人と海

    色を忘れた髪が寝息と共に 痩けた頬の上で舟を漕ぐ このまま心臓が仕事を放棄したら どこに向かって行くのだろう 枯れた手のひらは白い波の間をぬって 三日月の中から黄ばんだ歯が覗く 隣で眠る君を置いて 重い身体を脱いだら そこはきっとなにもない なにもかも光に溶けて 又、母の胎内で眩く揺れるのだ

  • すきま風

    あの晴れた春の朝。 車に乗り込む君が、閉めたドアが 君の、そう、爽やかな香りを運んできた。 時間は流れ、季節は変わり、 太陽が照りつける、 夏の暑い日に、 焼けた肌が似合う、君の風はもう居なくて。 君の心に吹く風に、 どんな気持ちが湧いたとしても、 僕は見抜く事はもう無理だろう。 凍てつく隙間風に、 どんなに震えていたとしても。 それでもずっと。 きっとずっと…

  • Happy ポエム ともよん🌸 一歩一歩

    1年前に完成したポエム🌟🌟🌟 一歩一歩 小さな一歩 大きな一歩 勇気を出して 行動した一歩は 前進している 行動する時の想い 不安も少々あるかも知れない 勇気を出して行動した一歩は 新たな考えにつながっている 自分の心を大切にした一歩 いつか いつか これでよかった 間違いなかった そんな 喜びの瞬間を 待ち続けたい ともよん🌸あなたへの贈り物

  • the first day 〜太陽が破裂した日〜

    あの僕らを包んだ灼熱の太陽が、 光を失い始めていた。 そして「あの日」がやってくる。 西に沈む眩しい「黄色い」太陽が 眩い光と共に消えたんだ。 僕らはあっという間に静かな暗闇に迷い込む。 見えてるものが、聞こえてるものが。 激しい風が吹き荒れ、 やがて静寂がやってくる。 そしてその時わかったんだ。 君すら知らなかった「本当」の事が。

  • birthday song

    仄暗い海底に、微かな光が差し込む。 海面から薄緑の一筋の線が私に届く。 「生んでくれた事に感謝する。」 君がそう私に言ったのは、28歳の誕生日。 人は出会いを、生死を重ねて未来を創る。 朝日が昇り、日が暮れて。 春夏秋冬を繰り返しながら時を重ねる。 喜怒哀楽を重ね… 人は変われる…変わる。 自我が生まれる事とは、他者を知る事。 君がいてくれた事。 「生まれてきてくれた事にただ、ありがとう。」 小さ

  • 相手のキモチ

    心は一つではない。 「何を考えてる?お前は…」 檻の中の雄ウサギに問いかける。 彼はただこっちをみて、ほおの髭を動かし続ける。 人はただ、自分を映す「鏡」。 相手の反応こそ、自分自身の答え。 君かそんなにムキになるのは、僕の心がそうさせるのか。 こんなに君を好きだから、怒りと愛の熱さは表裏一体。 慌てる心、受け止める心。 分かり合えない二つの心。 そんなに不安がらないで。 僕がいつもそばに居るから

  • あの向こう側へ 〜Sound Things〜

    「time is over」 シートの座席を倒し、 いつかの聞いたフレーズを口ずさむ。 夜空の向こうに見える世界の先に、 未来か過去か現在か。 心の目で激しく鍵盤を叩き、彼は何を感じたのだろう。 向日葵を書いた彼は何故、友の前で「それ」を切り落としたのか。 残されたものの、残された「時間」。 やっと掴んだはずの、愛しき人との「永遠の別れ」と、どうしようもない「失恋」と。 どちらが「幸せ」なのだろう

  • 朝ポエ

    今日は雨 シトシト 長靴の音 ピチャパチャ 心に染みる ポツン ポツン

  • 夕焼け小焼けで。

    ある時僕は気づいてしまった。 「それは勘違い」 ということに。 君がいくら笑ってくれて、どんなに僕を想っていると感じていても。 日が暮れて、夕日が空を染める街。 海風は柔らかく僕の肌を包み込む。 本当の事なんてわかるはずもなく、 また知る必要もない。 ただ、風が。 向かう明日に。

  • 時と街と人

    「ねぇ、ちょっとこっち向いて。」 ただ、その顔が見たいから。 気づかずに人は通り過ぎていく。 始まりと終わりがあるにしても、 命とは、どこまで行っても自分だけのもの。 他人の生き死には、自分の生死の間にだけ起こる事情。 それでも誰かの息衝きを感じて生きているのなら。 時はいつか全てを消しうるのか。 それとも…

  • 気がつけば、いつでも。

    時の流れは早くて、 気がつけばいつも、何か忘れたものを残したまま過ぎ去って行く。 両手に荷物を抱えた人は、常に何かを忘れて行く。 守るものがあることは、それだけ失うという事。 それに耐えうる覚悟がある者だけに、「それ」は与えられる。 今を生きるということは、何も持たない事。 ただその瞬間に、対峙する事。

  • サヨナラ

    高飛車な君が最後に言ったこと。 「もっと好きと言って欲しかった」 僕の耳にはそう聞こえたけど、 君は本当は、僕を傷つけないように 言ってくれただけなんだと思う。 一緒にいる「時」が、僕の宝なのだとしたら。 その「宝」を取り戻すためにすべき事がある。 甘酸っぱい時代は終わりを告げ、 「光」を取り戻すための冒険の旅が始まる。 荒れ狂う世界にいても、君を手に入れるため。 僕は強くなろう。 「もう一度あな

  • 人の数だけ過去があり、人の数だけ夢がある。

    「人は泣きながら生まれ、笑いながら逝きたいと願う」 私が泣きながら生まれた時、あなたは私を抱きながら笑顔で私をあやしてくれた。 優しく暖かい心で私を包んでくれた。 人として成長する過程。 泣き笑い、失敗。たくさんの想い出を作りながら時は流れ、やがてわたしもあなたと同じ様に家族を築いていった。 そしてあなたは徐々に衰え、私がわからない世界へと進んで行く。 人にアポトーシスを用意したのはどんなカラクリ

  • 愛はムショウ

    「あなた」がいることが どれだけワタシの支えになっていて。 ワタシという存在がいることの意味など 「あなた」がただ私を必要としてくれるから。 「知っている?英語で「あなた」は「you」だけど、「あなたたち」には代名詞にないこと。」 「あなた」の存在しない事は、ワタシが存在しない事と同意義だから。 きっとカタチナイモノ。 信じる事より、自分が「何を」あなたの為に与えられるのかにかかっているんだと思う

  • 何時ぞやのアイノリ

    君から見た僕は、たぶん。 ただの都合のいい、オトコ。 ほんと、「ちょうどいい」 暇つぶしの「スマゲー」みたいなもんなんだろう。 いつも僕が君を見つめようとすると、 君は少し目を泳がせる。 僕にはその意味が分かる。 なのにどうして、手錠もないのに 君から離れられないのか? ペットを見る時、車に乗るとき。 君の仕草にドキッとする。 僕のオトコの本能を、君は知っているんじゃないのかい? それとも本当に「

  • サイカイ。〜始まりの風〜

    終わらせるためだった。 全ては殻を脱いで羽ばたくため。 わたしはそう言い聞かせていた。 何故あなたは私に 「また逢いたい」 なんて言ってきたの? わたしの最後の復讐。 あなたへの未練を断ち切るため。 なのにあなたは、あの人変わらぬ、 澄んだ瞳でわたしを見つめる。 そんな瞳で見つめられたら、 わたしの心は、 濁ったはずのわたしの心が激しく高鳴る。 一瞬風が吹き、わたしの髪が視界を遮る。 髪を上げ、再

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