• 「楢山節考」深沢七郎 新潮文庫

    著者畢生の代表作、小説「楢山節考」です。舞台は、どことも知れないもの深い貧しい山村です。主人公おりんばあさんは、なんでも食いそうな自分の健康できれいな歯が恥ずかしく、石臼にぶつけて自分の歯をガタガタに傷付けたりします。この村は、いつもの食物に事欠くほど貧しいのです。やがて、おりんばあさんが裏山に捨てられる日がやってきます。おりんばあさんは、村の掟に従い、息子に付き添われて、雪の降り出した裏山に捨て

  • 「砂の女」安部公房 新潮文庫

    舞台は、どことも知れない海岸近くの僻村です。主人公は、まるで人間用の蟻地獄の巣のような、とある一軒の砂に囲まれた家の中に、ふとした油断から堕ちてしまいます。自力ではどうしても這い上がれないその家の中には、一人の女がいます。村人達は、この女と一緒になって、この村の人間になるなら出してやろうと告げます。主人公の抵抗が始まります。現実と非現実が無機的に交錯する安部公房の作品の中でも、世界中で読まれた代表

  • 土曜出勤。

    前略 休みなんか1ヶ月に一回しかない、いや、ずーっと休みなどない仕事が稀でない現代であるが、元来甘えん坊の僕は、めっちゃ疲れてしまった。 でも苦は楽の種、休日をおもいっきり楽しもっと!                  草々