• 小田原で一杯

    6月末で梅雨が明け、連日の真夏日の東京をちょっと離れ、小田原まで足を延ばした。お目当ては「だるま」で金目鯛の煮付けを食べること。 「だるま」は創業が明治26年という小田原ではよく知られた老舗の料理屋。現在の建物は関東大震災のあとに再建されたものというが、国の登録文化財に指定されているだけあって、唐破風入母屋造りの重厚な外観、天井が高く広々とした店内などに古い日本料理屋の風格が漂う。とはいっても敷居

  • 「うちの奥さん」考

    自分の怠け者体質というか、逃避体質というか、キリギリス体質というか、楽な方へ楽な方へと走ってしまう性向は若い時からのもので、歳をとっても少しも改善されることなく今に至っている。昨年秋に出た村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで、自分の軟弱さを恥じたのだけど、だからといって今日から自己改造に取り組むぞ!なんて思わないところが、またキリギリス体質たる所以で…。 それにしても、村

  • 妻の逆上がり

    10年ほど前にロッククライミングを始めてから、妻は週2回ジムに通っている。その成果で、上半身にだいぶ筋肉がついた。腕相撲をしたら、か細い私はきっと負けるだろう。だから(負けたら恥ずかしい&惨めなので)腕相撲はしないようにしている。 この間、日比谷公園を一緒に歩いていた時、公園の一角にあった鉄棒で、彼女は逆上がりをした。そのうえ、そばにあった吊り輪にも挑戦し、見事一回転してみせた。それを見て私も逆上

  • 「ブラピ」を知らない妻

    先日、妻と連れだって街まで出て映画を観た。妻と一緒に映画を観るのは宮崎駿の『千と千尋の神隠し』以来だから本当に久しぶりだ。映画のタイトルは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(デビッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演)。D・フィンチャーの監督作品にしては意外やマトモというか、わかりやすい感動作になっていて、そのぶん私にはちょっと物足りなさが残った。よくできた映画ではあるのだけれど…。 映画

  • 最近ショックだったこと

    若いころから毛が細く、量も少なかった私の髪は、40代にはいるとますますその傾向が顕著になった。髪の薄さを気にする私を見かねてか、職業柄その方面に詳しい妻がフランス生まれのヘアエスティティックのブランド、ケラスターゼのシャンプーとスカルプトリートメント(育毛剤)を勧めてくれたのは40代後半のこと。ケラスターゼの製品は市販されておらず業務用でしか買えないため(今はネットの通販でも手に入るようになったが

  • 妻の帰還

    マッターホルン、アイガーの登頂を果たした妻が、昨日、無事帰国した。 アイガーはマッターホルンより登る人が少なく、慣れたせいか高度順応もうまくいき、快適な登山だったという。ただ技術的には氷壁などのあるアイガーのほうが難易度は高かったようだ。マッターホルンのほうはひたすら岩登りが続く体力勝負の山で、ルート途中にある小屋に出発してから3時間以内に到着しないと強制下山させられるそうだが、それも時間内で難な

  • マッターホルン登頂!

    昨日、妻から国際電話があった。妻は今、スイスにいる。中年おばさんがスイスくんだりまで出かける目的はといったら、アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねる優雅な観光の旅かなんかと思うのが普通だが、そうではない。彼女の目的はただひとつ、山に登るため。それもマッターホルン(標高4478m)、アイガー(標高3975 m)というヨーロッパアルプスの2大名峰に。どちらの山も現地の山岳ガイドを雇い、一般ルートをマンツー