「魔宮 2」ユノ(東方神起)カイ(EXO)
座ったまま、見上げながら、「心配事でもある?」とユノは経験から探し出し、言った。まだ少年の面影さえある青年の顔が、ゆるく横に振られる。 「すいません。寝ると疲れるじゃない。そうじゃない、です」 起きたくないんです。 いつの間にか泳ぐことを忘れた、どこか正面の自分を通り過ぎているような大きく長い目の視... 続きをみる
座ったまま、見上げながら、「心配事でもある?」とユノは経験から探し出し、言った。まだ少年の面影さえある青年の顔が、ゆるく横に振られる。 「すいません。寝ると疲れるじゃない。そうじゃない、です」 起きたくないんです。 いつの間にか泳ぐことを忘れた、どこか正面の自分を通り過ぎているような大きく長い目の視... 続きをみる
その中に命を見たから。 暗闇に辺りが変わっていた頃に、廊下に電灯が一、二秒でついていくと、それに反射しうるべき輝きをもって、リノリウムの床は磨かれていたということだった。 そういうものだった。 しかし、その瞳は映さなかった。 黒の中に、四角く切り取られた白があった。 窓が輝いていたということだった。... 続きをみる