紅く燃える月が 静かに佇む 途中で終わった物語の 続きが始まる夜 桜灯り夢灯り 川の水面に煌めくのは いつかの恋の破片のよう 静かに静かに流れてく
紅く燃える月が 静かに佇む 途中で終わった物語の 続きが始まる夜 桜灯り夢灯り 川の水面に煌めくのは いつかの恋の破片のよう 静かに静かに流れてく
やっとの思いで選んだ言葉 発した途端に全否定されて 私の心は空中分解 いつものことだよ 破片はバラバラに飛んでから 舞い戻って心にグサグサ刺さる 痛みなんて感じない 感じる前に死んでいるから いつものことだよ 言葉と一緒に私も飛んだ 堕ちる時に見た三日月が 笑っているみたいで それが救い
傾いたのは器 零れた水 器は粉々に割れた 零れた水は戻らない 美しかった器 割れた破片は凶器 傾いたのは水じゃない