セピア色の夏
夏空に向日葵 夜空には花火 隣にはいつも君 それが当たり前の夏だった 向日葵も花火の色も 記憶の中だけ鮮やかで 大好きだった君の笑顔さえ セピア色に変わっていくよ
夏空に向日葵 夜空には花火 隣にはいつも君 それが当たり前の夏だった 向日葵も花火の色も 記憶の中だけ鮮やかで 大好きだった君の笑顔さえ セピア色に変わっていくよ
思っていたより随分長いのね この距離で初めて知った ともしたら触れてしまいそう 触れたらきっと 今よりきっと 愛してしまうんだろうな 瞬きの度に 見つめ合う度に 思い知らされる あなたの美しいまつ毛に 私はもう夢中なんです
ひとつの夏が終わる時 別のひとつの夏が始まる それは切なくて 抵抗は虚しくて だけど否定はできなくて 夏の星座が滲んでも 蝉の声は変わらず響く
不自然な曲線が 私を誘う だから踊る 惑う夜でも 諦めの朝でも 私は踊る 理解を超えて 常識には縛られず 私だけの自由を求めて
いつも無意識に祈っているけれど 神様っているのかな いるのならどうしてこんな地獄を見せるの 何も悪くない無邪気な子供達に 懸命に働く人達に どんな時でも優しい人達に どうしてこんな地獄を見せるの 本当に悪い人達がいるっていうのに 本当にいるのなら 早く助けて
便利になった世の中は 独りで生活するには困らない 困らなくても足りないことはあって それ故に心はいつでも飢餓状態 そんな現代人で溢れている 僕も あの娘も 彼も あの人も きっと欲している お金では買えないものなのに お金で買おうとしている誰かを 非難しながら羨んでいる 心はいつでも飢餓状態
夜風が郷愁を連れてくる 見上げた月に貴方がいた 懐かしいのに 切なくて 哀しくて 逢えないのに ただただ逢いたくなる
夏花火 夜空に咲いて 涙花火 夜風に流れて 恋花火 月夜に霞んで 焦がれて 心にまたひとつ 消えない恋を残してく
忘れていく切なさに抗って わざわざ思い出して泣いている 意味はあるのだろうか 無意味なのだろうか 答えなどないけれど 至る所にあなたがいるから 大丈夫 まだ泣ける
さよならを抱きしめている あの日ひとりで決めたさよならを 後悔することは覚悟の上で それでも決断して進んだ そして今 後悔はとっくに通り越して 懐かしさの手前まで来ている それでもまだ手放せず さよならを抱きしめている
嬉しいはずなのに 素直に喜べない きっと嬉しいはずなのに その他の不安要素の方が重い 待っていたはずなのに 急に拒絶してしまうような そんな矛盾が渦巻いている
夏の声に振り返れば 瞬間的に蘇る景色 どんなに遠くても 鮮やかな夏の色 切なくて泣けてくるのに それはとても優しくて 逢いたい 逢いたい 逢いたい想いだけが 募り募ってゆく夏が また始まってしまった
忍ばせたルージュ ふたりだけの夜 誰にも秘密よ 甘い香りが揺れる 白く苦い泡弾ける これは恋じゃない だから忘れていいの あなたのシャツにルージュ 悪魔な私は密やかに印す
冷たいね 私の心が 冷たいね あなたの指先に触れたせい それよりも あなた心に触れたせい あなたの言葉が冷たく刺さって もうずっと昔のことなのに 未だに零下を保っている 何を見ても 優しく笑ってみせても 溶けることはない氷が 私の心には、ある
愛がほしかったのに 愛情をあきらめた 夢をあきらめた時に 絶望を知った 生きる意味を知らぬまま それでも生きている 上手くいかないようで 上手くいってるのかもしれない 上手くいっているようで 失敗なのかもしれない けれど それでもやっぱり生きていく
夕焼け空を飛行機が行く 高く遠く飛行機が行く あなたの住む街まで行くのなら 「私も乗せて連れてって」 これを願いと言うのなら 足枷になってるものは何だろう 私が飛べない理由は何だろう
さっきまでの憂鬱が とうとう溢れてしまった いつもの夜の雨 いつもよりも哀しくて 泣きながら見上げる 髪も顔も心までも どうせなら洗い流すほどに ずぶ濡れにしてくれよ すべてがどうでもいい 君のことも今は忘れたい いつもの夜の雨 いつもよりも哀しくて
祈りも無駄だと悟って 諦めを通り越したら 夢さえ消えてった それなのに 思い出してしまったの あんなに愛したあなたが 確かに存在してたこと 健気にあなたを待つ私が 確かに存在してたこと いつの間にか失くした恋が 静かに燃えはじめる 夢に色を添えて
夜に傷ついた それでも 夜に待っている 恋は揺れて 三日月も揺れて 静かに泣く夜 夏は始まっていた
逢えるのかしら それとも、 流れるのかしら それでも、 叶うのかしら
冷たい夏がまた始まる 想い出だけがメラメラ燃える グラスの雫が流れる ココロの涙は凍る 朝の花は見ることはない 夜の華は咲くことはない 冷たい夏がまた始まる
空が低くて 息苦しい 空が低くて 悲しくなる 空が低くて それでも見上げる 息苦しさは 生き辛さ 空が低くて きっとそのせい
今さらですが 恋しさで死にそうです 言葉にしたら余計に辛い だから秘めていたのだけれど どうにもこうにも堪えきれず こんな自分を呪いながら 嗚呼 恋しさが 苦しくて 嗚呼 恋しさで 死にそうです
さっきまでの感動が 心無い一言で台無し 顔も名前も本性も 何も知らない人なのに 勝手な憶測ならば 勝手に思っていればいいものを 不気味な承認欲求を垂れ流して 何様のつもりなんだろうか あぁ、そうね 私もその類 だけれど他人のエリアまで汚さない その一線は超えない 絶対に
崇高だった小説が 映像化されたら 途端に陳腐になるような そんな失望を 今、君に感じている
すべてが無駄になり すべてが虚無になり そして愛がはぐれて ずぶ濡れの鳥が飛んだ その空を見上げている 何をするでもなく ただ見上げている 飛ぶことも出来ない私 灰色の空は虚無そのもの 瞼を閉じても灰色 そして愛ははぐれて 虚無の空が広がるだけ
あなたを待って あなたに泣く 夜を待って 夜に泣く 雨を待って 雨に泣く
幼い頃には怖かった夜が 今は優しく包んでくれるから だから好きよ ただ冷たくて淋しかった雨が 今は優しく聴こえてるから だから好きよ 好きで好きでたまらなかったあなたが 優しい思い出になったけれど 今でも好きよ 切ないほど好きよ
ありとあらゆる気力を奪われた そう 生きる気力も 他人から見たら些細なことでも 私の人生を狂わすには充分過ぎた あなたの現実 私の真実 冷たく響いて染みていく
闇く深く 波に揺れ 哀しみに漂う 私は海月
あの日の あの夜の あの約束は 空中分解 その欠片が 私に降る 翌日の あの朝の あの約束も 空中分解 その言葉が 私に刺さる 果たしたかった約束は 永遠に果たせないまま 残ったものは 後悔という名の痛み あの日の あの朝の あなたに逢えるなら もう一度 抱きしめたいから 抱きしめて
長い長い黒髪の中に隠している残虐さ その黒髪は憎らしいほど美しい だから、 愛してしまうんだよ 君の黒髪 その残虐ささえも
また雨 涙雨 止まない雨はないって それは嘘 いつも雨 これからも雨 恨めしく見上げる空は 笑っているように晴れている だけど雨 私雨 心の芯まで冷やす雨
その冷たさに驚いたの 変わってしまったあなた 言葉の温度がこんなにも違う 私もきっと変わってしまったから 正しい心も許す心も歪んでしまった どちらが先とかではなく 互いにずれて冷え固まってしまった 優しい温度にはもう戻れないのね
今日の我慢を握りしめて とぼとぼと帰路に着く ドアを閉めて 窓を開けて 溜息ひとつ 淀んだ空気が揺れて 解放された掌から 瞳を伝って零れる汗 胸元に落ちた染みは勲章 誇っていいはずだ
伝えたいことは山ほどあったのに 一言も発せられなかった 少しでも近づきたいのに 1ミリも動けなかった 心だけが動いた 凄い速さで動いた 放課後の静かな教室から 校庭を見渡し探すのが日課 この世で一番純粋無垢な恋は あの場所にしかない
悪戯に人を嗤っている奴等の 何がそんなに面白いのか 全く面白くない 寧ろ奴等の可怪しさが嗤える だが嗤わない 軽蔑に値する奴らとの関わりは 恥であると心得ている 悪戯に人を嗤っている奴等は いつか自分が嗤われる その時に己の愚行を知る 後悔も懺悔も追いつかないほどに
今は、そのままでいい それで、いい そのうち、君にも響く やがて、分かる 嫌でも、分かる その時に、雨が降っていたら 泣け
空は広いというのに 低く低く飛び交う燕たちが 雨を連れてくる 私はそれを待っていた やがて色が変わる 夜の帳が下りる そして静寂になる 私はそれを待っていた 仄かに香る薫衣草 燕たちはどこで眠るんだろう
少しでも減ってしまったら 不安になるから 溢れさせてよ 目に見えないものは 信じない主義だから 触れていてよ あたしの言うことを 面倒がらずに 愛していてよ 当然の最低条件なんだから それくらい やってのけてよ
築いていく時は際限なく 壊れていく時は一瞬 そんなことを思い憂う この雨夜に
ここまで ひとりで 来たの 誰もいなかったからじゃない ひとりで 決めて 来たの 自由なまま どこへでも 可哀想と思う人が可哀想 何に縛られているの 私はこんなに気楽でいるわ 今日も今日とて 風まかせ ここから ひとりで 行くわ あなたがいないからじゃない ひとりで 決めて 行くの
風になって縫う 街を縫う しなる柳の枝 生い茂った桜の木 全部縫う 不機嫌顔で歩く人 響くサイレンに振り向く人 それも縫う 手当たり次第に縫って 暮れてゆく 街が煌めく
色付いていく 今年もまた 雨に咲く 君との約束 秘密のままで 永遠に
そして、君は飛んだ 言葉の代わりに涙を残して 空は漆黒 とても似合うね 止める間もなかったよ だから、僕も飛ぶよ 心配しないで すぐに追いつくから
友達なんていらないの 親も兄弟も先生とかも あなただけがいれば それだけでいいの 本気で思ってた それは今もそう あなたがいなくなって 友達もいなくて 親も兄弟も先生も離れて たったひとり あなただけがいれば それだけで幸せだったのに 幸せとは程遠い所で たったひとり
そんなんずるいよ 今の僕はそんなんで泣くよ 心に沁みちゃうんだってば 何気ないことでも 大袈裟に泣いちゃうんだってば 夕陽が綺麗だったから余計にさ 夜風が優しいから余計にさ 今の僕はそんなんで 子供みたいに泣いちゃうんだってば
誰かが勘ぐっている 私はそれを察知している だけども静観している 他に何もすることはない 私は私の思うべきことを 思うがままに全うするだけ 誰だかも分からぬ誰かに 何を思われても 私の人生だ 邪魔だけはするな
空と雲の色の彩度が高いほど 愛という思い出がくすんでいく 夕べの雨に救われた花は 今日の太陽の下で枯れかけている 所在なく佇む季節の この哀しみをどうしよう 透き通るような青空なのに 私の心はくすみブルー
私がそうだったから分かる 彼女もきっとそう 本当は興味のないことでも 彼の趣味嗜好に合わせていく それでも彼は飛んでいく 私や彼女以外のオンナに 夢中になっていく 滑稽で憐れで嫌悪感に苛まれる 彼女を見ているだけで分かる いつかの自分を見るようで 吐き気がする
他人がどう思おうが思うまいが どうでもよくて 誰かの事情も感情も 関係なくて 自分がどうしたいかだけ 必死に考えろ 自分で責任取れることだけ やってみればいい やりたいことも やりたくないことも 他人任せでいいわけない 後悔するもしないも 自分で決めろ
ゆらゆら揺れて 並んだ並んだ ゆらゆら切なく 並んだ並んだ 無言のままで 並んだ並んだ 君と僕とで 並んだ並んだ
急にチョコクリーム 生クリームでもカスタードでもなく 食べたいのはチョコクリーム あぁ、そうか 君がチョコケーキ好きだったからか 忘れたつもりなのに 急にチョコクリーム 食べたくなったからコンビニで チョコクリームのパンを買った 君はきっとチョコケーキ 誰かと幸せに過ごすんだろう 誕生日おめでとう
与えられなかったから 与える人になりたかった 当たり前が当たり前じゃなかったから 当たり前が欲しかった 望んだことはそれだけだった ひとつ叶えばもうひとつ ふたつ叶えばもっともっと 人は簡単に欲深くなっていく 気がつけばあれだけ望んだ当たり前を 放り出して与える人ではなく 情けない人になっていた そ... 続きをみる
今更だらけで成立していく 不純だらけで生成されていく それを得意気に披露されても ちゃんちゃら可笑しくて 嘲笑うに嗤えない 嗤えないけど笑ってみせる 素朴な疑問は増えていくばかりで それに答える者などいなくて それが当たり前になっていくことは 本当は恐怖なのに笑ってみせる だってあたしも今更だらけで... 続きをみる
夢のようだったから きっと夢なんだろうな ならばまた夢をみる くりかえし願い くりかえし叶える きっと夢なら何度でも その夢の中で眠り続ける
泣き顔の君を抱き寄せた それが精一杯 僕は何も言えない 震えそうな声 泣いていること 悟られないように それは新月の夜のこと すべてを諦めた夜のこと 泣き顔の君を抱き寄せた 泣いている僕の精一杯
はっきりは言わなかった 言えなかった おまえが嫌いだと もう会いたくないと 言えなかった きっとそれが原因なんだろ おまえをバケモノにしちまった 言えばよかった それで済んだのに
荒れ狂う風は いつか止むと知っている その時にまた舞い戻る鳥たちを 私はただ待つだけ いつになるのかは分からない それでも待つだけ 鳥が自分の空を信じるように 私も信じてみよう 鳥たちのように
冬の海は遠い記憶 未熟な私が哀しくて 忘れそうになる度 忘れないように泣くの 冬の海は灰色で 不思議に寒くはなくて 紅い薔薇が不自然に 流れてきて泣いたの 誰にも言わない 私だけの物語 誰も触れないで 私だけの物語 傷はとても愛しくて だけど これ以上の傷はいらない
静かに終わってく 静かに終わってく あんなに華やかで 賑わっていたのに 静かに終わってく 静かに終わってく 拒んでも拒んでも 思い出だけになる
何度も言うから 私は言うから 愛してるって そう何度でも 愛してる 愛してる 愛してる そう思うから 心から思うから 何度でも 私は言うから あなたは黙って聞いていて
色もなく 艶もなく 美しさもない ただの文字の羅列 だからもう終わりにして 求めていない ましてや待ってもいない その扉を静かに閉めたら あなたはあなたの言葉を綴って 此処ではない あなたの在るべき場所で
逃げるでもなく 受け入れるでもなく 避けるでもなく 喜んでもいなく 仕方がないから あるがままに 肯定はせずに 否定はもっとせずに 存在し続けるしかない 奈落へ向かう茨の道でも
きっと後悔する そうは思った それは一瞬 だけど次の一瞬には その予感を打ち消した そして溺れてゆく 後悔の海に 息をするより 夢中になる 刹那の恋に
私の言葉があなたの空に触れて あなたの言葉が私に届く それで充分 ありがとう あなたはあなたの時を刻んで 逢えなくても 必ず届く その証明をあなたがくれたから それで充分 ありがとう
点在していく ある一点は深く優しく ある一点は痛く哀しく 昨日までの鮮明は捨てて 点在していく ある一点は甘く切なく ある一点は酷く寂しい 繋いで、壊して そして、捨てて
風が変わった 一気に不穏 私は悪くない 誰よりも傷ついて 誰よりも悲しい 風を変えてしまったのは 不誠実なあなた
海に沈むように この碧に沈む 静かに確実に 希望を感じながら 終わることを願い この碧に沈む 僅かな思い出と 永遠の空想を抱いて
可哀想と思われることが 一番悲しかった 同情されるほど 可哀想ではないのに 幸福の中で育った人には 想像すらできない だけど 可哀想ねと言われる度に 惨めに染まっていく 純白を汚したのは 紛れもなく赤の他人 どす黒く渦巻いていくのを 止めることはできなかった
未熟な月は それでも自尊心を保ったまま そんな風でありたいと 願えば願うほど 程遠くなっていくのは何故 満ちては欠け 欠けては満ちるその永遠 近づくことさえ出来ない
もう会うことはないけれど 嫌いになっても 忘れないで もしも思い出す日が来た時は 少しでいいから 懐かしんで もう無いと思うけれど 私が手紙を書いたこと 忘れないで
流れ巡る血液が暴れ出す 嫌悪感に苛まれる 憎さは顔も名前も知らない者から いつしか自分へ向けられる 夜な夜な夜を数えて 朝を忘れていく 流れ巡る血液には勝てない 嫌悪感は激しさを増すばかり そして夜を待つ ただ その時 を愉しみに
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