村上の処女作です。ねずみと呼ばれる奇妙な男が登場しますが、曰く言いがたいリアリティーを持った男です。「羊をめぐる冒険」でも、やはりこのねずみが登場するのですが、村上の内面の心と切っても切れない関係を持った物語上の登場人物であることは、論をまちません。その内面の分析よりも、むしろ、その風の歌のような実... 続きをみる
羊をめぐる冒険のムラゴンブログ
-
-
ノーベル文学賞との噂の高い、村上春樹の初期の作品です。読む人の意表を突く巧みで斬新な比喩と、テンポの良いきびきびとした文体を用い、読む者をファンタジーとリアリズムの交錯する世界に引き入れます。村上ワールドと言われていますが、およそ、日本の近代文学には、その著者の家風に馴染まないと、読んでいけないよう... 続きをみる
- # 羊をめぐる冒険
- # 昔話・童話パロディ
-
#
書評
-
#667 レビュー 『はじめてのギリシア悲劇』
-
仕事がラクになる魔法の言葉「任せる」。その秘訣を徹底解説!
-
リーダーの仮面 書評:ネタバレなしでわかる、マネジメントの本質
-
【amazon発売日:2024/04/18】4月新刊の集英社文庫(4/19日発売)
-
【本の要約・レビュー】絶対悲観主義~「GRIT無用、レジリエンス不要」の仕事の哲学~
-
【本の要約・レビュー】話す力 心をつかむ44のヒント
-
【本の要約・レビュー】『最後はなぜかうまくいくイタリア人』
-
世界でいちばん透きとおった物語/杉井光 ミステリー小説の感想
-
アリアドネの声/井上真偽 ミステリー小説の感想
-
明日ロト7が私を救う/宮田珠己 エッセイの感想
-
【amazon発売日:2024/04/17】4月新刊の集英社オレンジ文庫(4/18日発売)
-
#627 レビュー 『イリアス(下)』ホメロス
-
#627 献本レビュー『恋の水』暁喜綾敬
-
#664 レビュー 『世界でいちばん素敵な神話の教室』
-
『災いのもと』を、そもそも作らない
-