僕と僕の母様 第65回
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第65回 二学期が始まり 僕の苦手なお祭り騒ぎも 速攻始まった。 さすがに 二年目の体育祭は 母様に言って 日焼け止めを買ってもらった。 実は順平に 教えてもらったんだ。 アレはいい。 何でもっと早くに 気がつかなかったのだろう。 母... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第65回 二学期が始まり 僕の苦手なお祭り騒ぎも 速攻始まった。 さすがに 二年目の体育祭は 母様に言って 日焼け止めを買ってもらった。 実は順平に 教えてもらったんだ。 アレはいい。 何でもっと早くに 気がつかなかったのだろう。 母... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第64回 みんなと打ち上げに行かなかったことで 今回母様に言われたけど それと同じで 時々言われる言葉がある。 「陵也は性格が悪い その上頑固で意固地で暗い。 ついでに言うなら 根性も悪い。 だから弾けるとか 皆とおバカな事で 盛り上... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第63回 「まぁ、あの練習じゃあ そうだろうけど・・・ でも後半は頑張って 練習してたんだよ」 その僕の言葉を聞いて 殆ど相手をしていないように はいはい、といった具合に 返事をしてから 「それよりどうだった? 楽しかった? 緊張しな... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第62回 「すごいんだよ「銅賞」 だよ」 制服を脱ぎながら そう言ってみた。 「へっ?」 新聞を閉じた。 「信じた?」 「うそっ!?」 引っかかったぞ、楽しい! 「本当、本当に銅賞なんだよ」 顔がニヤける。 「嘘でしょ、絶対嘘だわね。... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第61回 「ほら、よく見て、大半が「銀」「銅」ってかいてあるでしょ、こんなにいっぱい 二番や三番がいたら変だよ」 垂れ幕のような 大きな紙全体を見た。 ・・・本当だいっぱいある。 そう言うことか やっと分かりました。 喜んで損した気分... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第60回 会場自体は一つなのだが その横に小さな 二階建ての建物がある。 そしてその建物の屋根は 屋上のようになっていて その屋上に係りの人が 姿を見せたかと思うと「わー」 と歓声が聞こえた。 僕にはその声の意味が 分からない。 きょ... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第59回 そのままみんなで ロビーの方に静かに そして 心持ち早足で歩いていった。 ロビーから外に出るやいなや 「キャー、どうだった、どうだった、私吹けてた?」 ハイテンションの クラリネット先輩がみんなに聞く。 「OKじゃなーい」 ... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第58回 その拍手の波にもまれるように 僕達はステージ横につく。 少しして演奏が聞こえだした。 何を演奏していただろう さっきの演奏は耳に入ってきたが さすがに次は僕達の番だと思うと 何も耳に入らない。 ただ、時間がたったのは分かる ... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第57回 控え室に入って これから始まるって時に こんな事を聞いても良いのかな と思いながら 同級生フルートの横に座って 聞いてみた。 「さっきの色んな学校の演奏聞いて どう思った?」 「ああ・・・凄かったよね。 うちなんかとは 全然... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第56回 僕達は演奏が終わると ゾロゾロと席を立ち 重い防音扉の外に出ていった。 「ロビーの方に行こう」 先生が言う。 みんなシーンとしている 電車の中での遠足気分は どこに行ったのだろう。 ただ足音だけが聞こえる。 ロビーに集合する... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第55回 会場に近づいていくと女の顧問の先生がいた。 「おそーい、長い時間 一人で待ってたのよ、みんな遅いから 寂しくなってきたじゃない」 そう言って右の方を指さすと 「あっちで先生達が待ってるわよ。 早く行こう」 楽器を運んでくれた... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第54回 「いいかいくぞ、コンクールの舞台のつもりで 大切に演奏していくように」 そうやって僕等は 学校を出る予定の時間ギリギリまで 何度も通しの練習をした。 これまでも コンクールが近づくにつれ 結構ハードな練習をしてきたが 今日ほ... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第53回 部室に入ると 地元の先輩達や、同級生、後輩達が集まっていた。 やっぱり地元は 電車の都合がない分、早いな。 既に楽器を練習している先輩もいた。 この風景を見た途端に また僕の心に 緊張の雲がかかってきた。 みんなに緊張の色は... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第52回 次の日 「陵也! 起きなさい」 ああ、どこか遠くで 母様の声がする。 夏休みなのに 何でこんなに早く起こされなきゃ いけないんだ。 そう思いながら また記憶が遠のいていく。 「陵也!」 何度目かに やっと現実に戻ってきた。 ... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第51回 母様が僕のお茶碗に ご飯をよそった。 「いただきます」 「はーい、どうぞ」 と言いながら 会話が進んでいく。 「ねぇ、何時位からの演奏になるの?」 母様が僕の正面に座りながら 聞いてきた。 「部室にプログラムが貼ってあったけ... 続きをみる
春 第36話 銀河の蔓(つる)と、目覚める約束
春 第37話 にゃっぽん先生と、琥珀の教室
春 第38話 二億五千万の点呼と、ぺこぺこの作戦会議
春 第39話 琥珀色の外交官たちの初陣
春 第57話 銀河のささやき、光を希望に変える者
恐竜の島に会いに行こう! 宝の島続々編 第10章 真のヒーローは誰だ?…32
ジョーカーをつかまえろ!時をかける巫女…296
0163「生活改善」
すっぴんと手ぶら旅と…御手洗さんのいうことには…456
ネタバレなし感想『心臓の王国』著:竹宮ゆゆこ
ネタバレなし感想『教室が、ひとりになるまで』著:浅倉秋成
青春恋愛短編小説「書店員の胸が小さいことの証明 〜理系男子は恋を定義できない〜」
ネタバレなし感想『私を知らないで』著:白河三兎
ネタバレなし感想『魔法使いのハーブティー』著:有間カオル
ネタバレなし感想『神様ゲーム』著:麻耶雄嵩
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第50回 いつも思うのだけど 母様の表現ってきっと他人が聞くと 幼稚的であったり、人とちょっとズレていたりしているように 思われるのだろうが 僕にはそんな風に 聞こえないし、思えない。 その幼稚な言葉やズレた言葉 そして その考え方の... 続きをみる
日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように 僕と僕の母様 第49回 合わせの前に みんなそれぞれパート練習をしている。 その音を聞いていると 何だろうか 昨日思った逃げ出したいような気持ちも 勿論あるんだが なにか今まで経験したことのない気持ちが 心の中にある。 ワクワクする感じだ。 みんな... 続きをみる
僕と僕の母様 第48回 それを見ていた他のメンバーが 言いなりになっている僕を見て 最初はクスクスと笑って見ていたけど その内に一人また一人と 僕達に合わせてついてきてくれる。 何か吹奏楽みたいになってきた。 イヤ、しっかり吹奏楽部なんだけど。 割と長い間吹いていたような気がする。 実際はそんなに吹... 続きをみる
僕と僕の母様 第47回 母様が時々「どう、ちゃんと吹けてる?」 と聞く 「イヤ、聞かないでぇ」 女言葉の僕は耳を押さえて 答えを拒否する。 僕って言う人間は 突然母様に何か言われると 時々女言葉になるようだ。 「せっかくの経験なんだから 充実、満喫、満腹するのよ」 と言う。 満腹? それは関係ないだ... 続きをみる
僕と僕の母様 第46回 『威風堂々』 結局、部員の中では曲が決めきれず 先生の意見を仰いだのだ。 吹奏楽でよく演奏する曲だそうだ。 タイトルだけ聞いても どんな曲か分からなかったが 「この曲を知らないと思っている者、大きな勘違いだぞ」 そういって先生がCDをかけてくれた。 暫らくして ああ、確かにど... 続きをみる
僕と僕の母様 第45回 「どこが良いのって、どこからどう見ても カッコイイじゃない。 ははーん、自分よりカッコイイ人間は 認めたくないわけだ。 心せまー」 そのことに関しては 僕も反発した。 「友達でそういう奴がいるから 僕はそうならないぞ って思うように努力してるから そんなことはない。 じゃあ、... 続きをみる
僕と僕の母様 第44回 この時が初めての ムカムカだった。 それまでも 母様の口から出てくる 色々なアルバイト君の話で アルバイト君が母様のことを「お母様」 と呼んでいると言うことを聞いて あまりいい気はしなかったが こんなにムカムカすることもなかったし 何よりも 嬉しそうにアルバイト君のことを話す... 続きをみる
僕と僕の母様 第43回 僕がアルバイト君を 初めてみたのが 高校一年の時に 母様のパート先のお店に行った時だ。 母様が僕の学校の 参観日や懇談会、体育祭などに 毎回欠かすことなく きちんと来てくれていたのを すごく感謝というか 親として一生懸命に役目を果たそうと 努力してくれているんだと思うと 僕も... 続きをみる
僕と僕の母様 第42回 「ふーん、ふーん」 僕の顔をわざと覗き込みながら 「まあ、少しは大きくなってきたのかなあ 大人に近づいてきたのかなあ 今までどんな修理の人が来てても 知らない顔ですぐに二階に上がってた人が ちょっとは関わらなくちゃと思ったわけ?」 「別に。 電話が無いと お母さんの一日の楽し... 続きをみる
僕と僕の母様 第41回 「今はまだ調子がいいみたいですけど まだ一週間も経ってませんから よくは分かりません」 と母様が答えていた。 電話を切って母様が 「修理の人が明日から ちょっと遠くの方に仕事で行くらしいから また調子が悪くなったら 会社に電話して下さいだって。 もう何回も電話するのイヤだ~」... 続きをみる
僕と僕の母様 第40回 今日 部活は休みだ。 順平はギターのレッスンだから 他の友達と一緒に電車で帰った。 僕は別にどこに寄る事もなく まっすぐ家に帰った。 家の前まで帰ると 車が家に横付けして止めてある。 自転車を家のガレージに入れて その車をよく見てみると XYZ と書いてある。 XYZ・・・電... 続きをみる
僕と僕の母様 第39回 「コンクール予選どうするの?何かやりたい曲ないの?」 先輩から話しかけてきた。 「全然分からない」 「ま、そんな事はいいか。 一緒に駅まで歩くの久しぶりだね。」 そう言って 何ヶ月か振りに一緒に帰った。 この旧三年フルート先輩とは 学校の休みの日に 何度か遊びに出掛けた事があ... 続きをみる
僕と僕の母様 第38回 いったい誰だ? 何だ? と思って順平に聞いてみた。 「最近あの子よく見かけるけど 何処のクラスなんだろう 何してると思う?」 「一年だよ」 「ああ、そうなんだ。 あんまり見かけないと思った。 えっ、でも何で一年が この校舎にいるの?」 僕達二年生と一年生とでは 校舎が違うのだ... 続きをみる
僕と僕の母様 第37回 一年サックスは毎回練習を休まず とても真面目にやってきた。 それに練習熱心だ。 いつも渡り廊下に出て 当時の僕と同じように 音階、ロングトーンと地道に練習をしている。 この練習は 僕が一年サックスに言ったものだ。 「音階とロングトーンは 必ず毎回するほうがいいと思うよ。 特に... 続きをみる
僕と僕の母様 第36回 「ホイ、今度は片付けを手伝う。 今出したの順番に渡して」 そう言われて 何故か片付けを手伝わされてしまった。 仕方ないか。 部室に戻ると 一年サックスは さっきの状態のままで 僕の方を見ている。 普通なら他の子と 喋って待ってたりしそうなものなのに。 手に持っているサックスを... 続きをみる
僕と僕の母様 第35回 相変わらずフルートは フルート希望の 一年女の子の新入部員を迎え マタマタ三人になった。 他には僕と同級生の男子が 五人入部してきた。 この男子達は 僕と同じ工業科ではあるが コースが違うので全く喋ったこともなく 存在すら知らなかったのだが 楽器は完全に初心者のようだ。 そし... 続きをみる
僕と僕の母様 第34回 家に帰ってこの事をすぐ母様に話した。 キッチンに居た母様が リビングにやってきて 「あらそうなの。 せっかく入学したんだから 頑張って進級すればよかったのにねぇ。 御両親悲しんでないかしら。」 そう言いながらソファーに座った。 「どうなんだろうね、でもやる気があったら補習とか... 続きをみる
僕と僕の母様 第33回 三学期も終わろうかとする時期に入った頃 ブラスバンドの先輩たちが 全員希望大学に合格をしたらしい。 その頃の僕は公立だとか、私立だとか、レベルがどうなんだとか 全く知らなかった。 唯一知っていたのが 東大ってすごいっていうことだけで 東大が国立で本当は東京大学ということすら ... 続きをみる
僕と僕の母様 第32回 「きゃー、ありがとう。」 そう言って おでこのところで両手を合わせ そして続けて 「・・・うーんっと・・・確か一年電子コースの・・・あ、ブラバンに入ってきた陵也君だ。 違う? 確かそうだよね、みんな陵也君って呼んでるよね」 ほとんど高校生のノリで話し出してきた。 それにしても... 続きをみる
僕と僕の母様 第31回 ほとんど毎日と言っていいほど 母様は僕の「ただいま」 の声に続いて「お帰り、今日は学校どうだった?」 と聞いてくる。 その日の事はたいてい話すし 特に僕が聞いてほしい事なんかがあると「聞いて、聞いて 今日ね・・・」 なんてテンション高く話すのだが ブラバンの先輩達や 同級生と... 続きをみる
僕と僕の母様 第30回 その日は掃除当番で少し遅くなってしまったが いつもの如く音楽室に入っていった。 もう見慣れた光景だ。 グランドピアノの上に おやつがズラッと並んでいる。 誰かれなくおやつを買ってきては みんなでそれを食べながら喋っているのだ。 だから集中して練習したい者は 渡り廊下なんかに出... 続きをみる
僕と僕の母様 第29回 中学三年、高校受験の時 母様が公立高校に行ったら 携帯電話を買ってあげると約束してきたのだ。 母様にすれば 携帯電話で僕を釣れば ちゃんと勉強して 私立に行かず公立に行くと思っていたのであろう。 その結果、携帯電話に釣られること無く 特に勉強もすることなく 公立高校に合格した... 続きをみる
僕と僕の母様 第28回 「あ、ごめん当分土曜日、日曜日は 家の用事で外に出られないんだ」 ごめんっていう顔で そう言ってかわした。 「ふーん、そうか」 順平はそう言って 今見てきた教室の話をしだしたので 特に何度もお願いされる事がなかった。 心の中で「良かった」 と、ホッと胸を撫で下ろした。 そんな... 続きをみる
僕と僕の母様 第27回 「ここでピアノを触って待ってる」 とだけ返事をして 傍にあった電子ピアノを触りだした。 順平のほうも 諦めたのか初めから自分一人で行くつもりだったのか「じゃあ、時間かかってもいい?」 とだけ聞いてきた。 「うん、構わないよ」 並んでいる電子ピアノを眺めるふりをしながら それだ... 続きをみる
僕と僕の母様 第26回 この日からの僕は自分で言うのも何なのだが 完全にサックスにはまってしまった。 頭の中は いつもサックスの音色でカッコイイ曲なんかを 奏でたりしている。 現実は全然そうではないのだが。 しかしこの時はやる気ムンムンで サックスを続けていくぞと気持ちが高ぶっていた。 これから週に... 続きをみる
僕と僕の母様 第25回 「これね、これはアルトサックスと言ってね重いよ、持てるかな? 一度持ってごらん」 簡単に言ってくれましたけど 僕は楽器なんてほとんど持った事がないし こんな大きいのは初めてだから ドキドキです。 「いいんですか?」 平静を装って聞くと どうぞという感じで部長が僕に手渡した。 ... 続きをみる
僕と僕の母様 第24回 次の朝、駅のホームで順平に会った。 もうケロッとしている。 昨日のあの暗いオーラはどこに行ったのか。 「昨日あれからどうなった?」 とニコニコしながら聞いてきた。 僕の肩は落ちるしかない「お前なー」 と言いながらため息を一つを漏らすと それを無視するかのように 「それより見て... 続きをみる
僕と僕の母様 第23回 この 名前を言った事で 入部が決定したようなものだ。 僕のバカ、順平のバカ! そうなんです 僕はブラスバンド部に入ってしまったんです。 それも今年の三年生が引退すると 部員の数の減りが目立ってしまうほど少人数の 明日か、来年かいつ潰れるか分からないようなクラブです。 順平のう... 続きをみる
僕と僕の母様 第22回 すると今度はさっきと違って 楽器を吹いていた全員が手を止め 僕たち二人をじっと見た。 そして今度は そこの中心に座ってサックスを吹いていた 男子生徒をみんなで見だした。 何? 何があったの? テンションが上がりすぎて僕、変な事を言ったかな? そう考えていると 部員の一人が「部... 続きをみる
僕と僕の母様 第21回 ギターやドラムを叩いていた人たちの視線が 一瞬こっちに向いたけれども 一人を置いてまたみんな楽器を触りだした。 それよりも待てよ、今コイツ二人と言わなかったか? 聞き違いか? 何だ? と思って順平を見ると カッターのポケットから 入部届けらしき用紙を2枚取り出しはじめた。 楽... 続きをみる
僕と僕の母様 第20回 少し経った頃、順平と話をするうちに バイクだけではなく ギターにも興味をもっていることがわかった。 今はアコースティックギターを 自己流でやっているけども そのうちに本格的にエレキを 習いたいと思っているらしい。 そんな事から 今までの二人の会話になかった 音楽の話をするよう... 続きをみる
僕と僕の母様 第19回 「すごいと思わない? お店の人と話ができるどころか お客さんとまで話すんだよ。 それもメチャクチャ嬉しそうに話すんだよ」 僕も少し興奮気味に話していた。 母様は 「すごいね、誰とでも楽しく話が出来るんだ。 羨ましいね」 と、笑っている。 そして付け加えて 「でも ツーリングに... 続きをみる
僕と僕の母様 第18回 一番最初に驚いたのは 学校からの帰り一緒に電車に乗っていると 途中の駅から小さな女の子がお母さんに手を引かれて乗ってきて 僕たちの前の席に座った。 僕ならこんな時 かわいい子だな と、頭の中で考えてそれだけで終わるのに順平は 「ネエ、あの女の子かわいいと思わない?」 と、僕に... 続きをみる
僕と僕の母様 第17回 順平が僕を暗い人間だと誤解していたのも 仕方のないことで 確かに僕が中学の時親しくしていた友達は みんな大人しめだった。 今振り返ってみると 大人しいというより少し暗いかな。 仲間以外の人が近くに居たりすると 話す声もあんまり大きくなかったり、無言になったりしていた。 それと... 続きをみる
僕と僕の母様 第16回 確かに 中学のときと高校の時の文化祭では 全然内容が違う。 中学のときは どちらかといえば 学習発表会のようなものだった。 自分たちで一つのテーマを決めて それについて色々と調べて模造紙などに書いていく。 大体クラスで大きなテーマを決めて班ごとに取り組んだ。 そしてその模造紙... 続きをみる
僕と僕の母様 第15回 夏休みが明けて初日 僕は母様の期待に応えないで 通学用の普通の靴で学校に行った。 高校に行っていると 色んなかったるい 学校行事というものがある。 その中でも 特に僕の苦手とするのが 体育祭と文化祭だ。 この行事はどうしてなのか 何日も空けない間に 続いてやって来る。 苦手な... 続きをみる
僕と僕の母様 第14回 そんなことを言いながら コーヒーを飲み終えた後、母様に学校案内をしながら 時間を潰していた。 そろそろ教室に向かおうと 母様が言い出したので 教室に向かい そして二人で教室の前に置かれていた椅子に座り 20分ほど待っていたら 前の順番の奴が教室から出てきた。 母親同士は「今日... 続きをみる
僕と僕の母様 第13回 「はぁ? それにこれだけ?」 自販機を見ながら呆れたように言った。 「何? これだけって、何?」 言葉の意味が分からない。 「普通学校の自販機と言えど、一つだけって事ないんじゃない?」 僕の方を見た。 「一つあれば充分じゃない。 じゃあ、お母さんの学校には幾つあったのよ」 ま... 続きをみる
僕と僕の母様 第12回 学校はイヤというほどの大きさがある。 土地もバカほどあり無駄に広いのだ。 前にも言ったが、この学校は部活が盛んでない。 それなのに 腐るほど広いグラウンドに 第三体育館まであるのだ。 そして校舎や教室も こんなに一杯どうするの? と言うほどの多さだ。 誰も使わないって言うの。... 続きをみる
僕と僕の母様 第11回 夏休みに三者懇談会があった。 一学期に赤点のある奴は 夏休み前の三者懇談だったが、僕はかろうじてそれを 回避できたのだ。 つまり赤点がなかった ということだ。 母様は一度車で学校まで行ってみたいと 右も左も分からない場所にある学校まで 車のナビを頼りに 僕を乗せて走り出した。... 続きをみる
僕と僕の母様 第10回 「ただいま」 玄関のドアを開けて 一度言う。 「お帰り~」 母様の声が リビングから聞こえてきた。 「ただいま」 リビングのドアを開けて キッチンに居る母様の顔を見て もう一度言った。 「お帰り、遅かったじゃない。 お腹空いてる?」 母様が リビングに居る僕に向かって そう聞... 続きをみる
僕と僕の母様 第9回 自転車置き場が 僕と同じ一人を除き それぞれに違うので その連中とも改札を出て 左右に分かれた。 「じゃあね」 僕と同じ自転車置き場に行く友達がそう言った。 「おう」 反対側に帰る奴が そう返事をした。 僕は軽く手を振った。 同じ自転車置き場に行ったのは 中学から仲が良くて 一... 続きをみる
僕と僕の母様 第8回 みんなそれぞれに お腹が一杯になってきたら 今度は川遊びだ。 遊び担当の連中も フリスビーとかボールを出してきて 元気なことだ。 充分に小学生だな。 僕には その元気も体力も やる気もない。 「あー、お前濡らすなよ これアルマーニなんだからな」 そんな会話が聞こえてきた。 アル... 続きをみる
僕と僕の母様 第7回 「うっそー、まだ持ってたの?」 中には マシンガンみたいなのやら ランボーの言っていた 手榴弾。 ゴチャゴチャと入っている。 「当ったり前じゃん、今日は遠足だぜ」 その言葉の意味が分からない。 「って言っても コレみんなオモチャなんだけどね。 オモチャじゃなきゃ こんなに沢山持... 続きをみる
僕と僕の母様 第6回 「そう言うことなら それで良いのですが ちょっと考えて欲しいですね。 まぁ、これも本物ではないようですし。」 そう言いながら 羽交い締めにしている駅員さんに 手をほどくように合図した。 先生がすぐに手をほどかれたそいつの手を引っ張って 駅員さんの方向に向き直させて そいつの頭を... 続きをみる
僕と僕の母様 第5回 「一人足りんぞ、誰だ?」 誰だって聞いても いない奴が「僕です」 って返事をしても怖いぞ。 「先生、野田が居ない」 誰かが言った。 ああ、そういう事。 みんなもう 顔と名前が一致して 覚えてるのか。 野田というのは あまり喋ったことはないが 僕と同じ中学出身の奴だ。 「ああ、野... 続きをみる
僕と僕の母様 第4回 「そう言えばあの時も高校生が 沢山いたわね。 幼稚園児に混じって アスレチックで遊んでたっけ」 「やっぱり・・・」 その図が想像できそうだ。 「陵也達みんな 高校生を怖がって 遠巻きに見ながら遊んでたし お母さん達だって 日頃高校生の あんな大きい子達を 見ることないじゃない。... 続きをみる
僕と僕の母様 第3回 六月、高校生にもなって 遠足があるらしい。 しかし まだ救われたのが 小学校、中学校と違って 行き先を生徒で決められた事だ。 別に何処に行こうと いいのだけれど、せっかく高校生にもなったのだから 学校に決められたことの中でも 自分たちで行き先を決めて やっていくっていうのは 少... 続きをみる
僕と僕の母様 第2回 大学進学のために普通科で 通学費用のかからない 母様の希望した公立高校には 僕の成績では危ないらしく 通学費のかかる今の高校に通うことになった。 とは言えども一応、公立高校に行ったわけだし (普通科ではなかったけれども) これも母様孝行の一つだろう。 特にこの合宿の話をしたら ... 続きをみる
僕と僕の母様 僕の名前は陵也(りょうや)ではない。 しかし、あえてこの場ではこの名前を名乗ろうと思う。 僕には手に追えない母がいる。 そしてとても憎らしく、ちょっと恥ずかしくて言いにくいけれどもとても可愛い。 だから呼ぶときには「お母さん」とは言うけれども ニクらしいところを少しヒニクって言いたいの... 続きをみる
鉄道員 ぽっぽや (2000):浅田次郎 やはり、浅田さんの作品はいいなあ、と思いました。 短編集。少し不思議なお話が集まっています。 おすすめは、あえて言うなら「うらぼんえ」。他にも選ぶのに苦労するほど、すてきな作品が詰まっておりました。涙、涙。
光の王国 常野物語:恩田陸 ちょっとイメージが見つからないので、何もなしです。 不思議な話に引き込まれて、ついついよんでしまいました。鶴先生に感動。
六番目の小夜子:恩田陸 読みやすい。それでどうなる、どうなる?って気になるのですいすい読める。噂とか、なんとか、学生生活ってそんなんだったなあなんて思う。 ただラストはそんなにインパクトがなかったような。
サマータイム:佐藤多佳子 この人の作品は読みやすい。というか、文章がかわいらしい。 1つの出来事、時間の流れを、それぞれの登場人物が語る。それぞれの見方、一人一人の性格の違いがはっきりしていておもしろい。うまいなー、と思う。
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愛人が離婚しろと乗り込んで来たのですが、私達はもう離婚していますよ?
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田中家、転生する。