• ピーター神父を偲んで

    1974年秋 東京新宿で 英文のビッグブックを読み合わせる AA方式のミーティングが始まりました。 トゥディクラブという名の クローズドミーティングでした。 アメリカ人神父(ミニー神父) 日本人神父(ピーター神父) 日本の女性メンバー等も 参加するようになり ガリ版刷りの 日本語訳版ビッグブックと12ステップが 使用されるようになりました。 1975年3月 トゥディクラブがAAと名称を変え 197

  • ドクター・ボブ生誕139年

    1879年8月8日 ロバート・ホルブルック・スミス誕生 1885年~1894年 サマーストリート小学校に通う 1894年(15歳) セント・ジョンズベリー学院入学 1898年 セント・ジョンズベリー学院卒業 ダートマス大学入学 1902年 ダートマス大学卒業 1902年~1905年 製造関係の会社に就職 1905年秋(26歳) 医学部学生としてミシガン大学入学 1907年秋 ラッシュ大学三年生に編

  • ビッグブック~怖れと欠点を手放す~

    私たちに欠点があるからといって 神に罰せられるのではない 私たちは 自分の性格上の欠点によって罰せられるのだ 私たちの欠点は 主に自己中心的な怖れから生じている。 その怖れは もっているものを失うことに対する怖れであり あるいは 欲しいものが手に入らないことに対する怖れである。 つまり 怖れは 永遠に満足できない欲求から生じてくる。 だから そもそもの欲求を軽減して 怖れを軽くしない限り 心の平安

  • ビッグブック~生き方の負債と資産~

    ステップ4 怖れずに 徹底して 自分自身の生き方の棚卸しを行い 生き方の負債と資産を表にした ステップ10 自分自身の生き方の棚卸しを続け 間違った時は 直ちに 自分の過ちの本質をありのままに認めた   負 債               資 産 恨み           寛容 許し 怒り           忍耐 怖れ           落ち着き 勇気 嫉妬           自信 受容 相

  • ビッグブック~AAの伝統~

    1940年代になって ビルは同じような団体が 既に1800年代に存在していたことを知った。 その団体はワシントニアンと呼ばれていた。 A.A.に似た運動がかつて存在したが 次第に消えていっていたという事実は A.A. の将来についての厄介な暗示を示していた。 ワシントニアンが崩壊した原因は アルコール依存症からの回復という当初の目的を外れて 奴隷制度や禁酒運動など 日々のさまざまな問題へと多岐化し

  • ビッグブック~霊的体験~

    ビッグブックには随所に 「霊的体験」「霊的目覚め」という言葉が出てくる。 「霊的体験」「霊的目覚め」は アルコホリズムからの回復をもたらすために必要な 充分な「人格の変化」が 私たちのなかに さまざまなかたちで現れることを意味している。 「霊的体験」 突然の 天地がひっくり返るような急激で圧倒的な 「神意識」に包まれ すぐに 人生に対する考え方や態度が 根本から変わるという体験 「霊的目覚め」 時

  • ビッグブック~AAに対する宗教界の見解~

    アルコホーリクス・アノニマスの共同体は 道徳性と同様に霊性にも中心が置かれている。 AAメンバーのほとんど全員が 「自分を超えた偉大な力」を信じ それに自分をゆだねている。 エド神父は セントルイスで最初のAAグループを スタートさせるために力を貸してくださいました。 私たちが 歓びのうちにある時も 悲しみのうちにある時も 彼は 神の存在と祝福と恵みの いつも変わらぬ感覚を伝えてくださいました。

  • ビッグブック~AAに対する医学界の見解~

    AAは 三本の柱に支えられた殿堂にたとえる事ができます。 一つは宗教であり もう一つは医学であり そして三番目は アルコホリズムにかかった者としての 私たち自身の経験です。 医学は広い視野をもっています。 心の病気が身体に及ぼす影響 そして 身体の病気が心に及ぼす影響です。 ファスター・ケネディ博士(神経科) アルコホーリクス・アノニマスという団体は 人類が知りうる最も大きな力の源泉である二つのも

  • ビッグブック~私たちの座右の銘~

    私たちには 3つの座右の銘がある。 「第一のことは第一に」 「己は己、人は人」 「気楽にゆっくりやろう」 We have three little mottoes which are apropos. “FIRST THINGS FIRST” “LIVE AND LET LIVE” “EASY DOES IT” 「第一のことは第一に」 盛んに飲んでいた頃は 生活はめちゃくちゃで その混乱で気持ちは

  • ビッグブック~ラスカー賞~

    1951年 アルコホーリクス・アノニマスは ラスカー賞を受賞した。 サンフランシスコのオペラハウスで ラスカー賞が アルコホーリクス・アノニマスに対して 贈られたのである。 授賞式に続いて その晩行われたAAミーティングの会場は 超満員の仲間で埋められた。 飲んでいないアルコホーリクで会場が一杯になり 手すりにまでぶら下がるほどだった。 ラスカー賞は 医学で大きな貢献をした人に与えられる米国医学界

  • ビッグブック~12の概念~

    AAの12のステップは 個人の「回復」のための原理である。 12の伝統は この共同体の「一体性」を守るものである。 「ワールド・サービスのための12の概念」は 1962年に 共同創始者ビル・Wによって著されたものであるが 関連する一群の原理を提供している。 それは AAのサービス構成のさまざまな要素によるサービスが その受け手に敏感に応え 確実に責任を果たせるようにするためのものである。 以下に掲

  • ビッグブック~ドクター・ボブの悪夢~

    アルコホーリクス・アノニマスの共同創始者の一人。 私たちの共同体の誕生は 彼が永久に飲まない生き方に入ったその日 1935年6月10日と日付を同じくする。 1879年8月8日 ロバート・ホルブルック・スミス誕生 私はニューイングランドの バーモント州セント・ジョンズベリーの セントラル・アンド・サマー街 人口約7,000人ほどの小さな村で生まれた。 村の人たちの道徳基準は 私が記憶する限り 平均を

  • ビッグブック~未来への展望~

    ぼくが病院で横になっていた時 ふと考えが浮かんだ。 ぼくにこれほど惜しげもなく無償で与えられたものを 同じように手にしたいと願っているアルコホーリクは 何万人もいるにちがいない。 もしかすると ぼくはその中の何人かの役に立てるかもしれない。 すると次に その何人かが 別の人たちに同じことをする・・・ ぼくたちには 深い絆で結ばれた友人がたくさんでき ぼくたちの中で 共同体は大きく広がっていった。

  • ビッグブック~雇用者へ~

    ヘンリー・Pは シルクワース博士から紹介された タウンズ病院の患者の中で 1935年 初めて酒をやめた一人である。 ヘンリーは かつてスタンダード・オイルの重役を務めた男で 持ち前のけたはずれの情熱を ニューヨーク・グループを創始する事に降り注いだ。 1938年 アルコホーリク財団が ビッグブックの出版費用を確保する事が とても無理だった時 ワークス出版を設立できたのは 主にヘンリーの主張によるも

  • ビッグブック~家族、その後~

    家族は全員が一緒になって 寛容 理解 愛 という共通の土台の上に立たなくてはならない。 それには一人ひとりが身勝手さを 引っ込めなくてはならない。 アルコホーリクも その妻や子どもたちや義理の身内も 誰もが 家族は 自分に対してこうあるべきだという固定観念を もっている事がよくある。 それぞれがみな 相手に対して 自分の事を尊重してほしいと思っている。 無意識ではあっても 自分は家族に何を与えられ

  • ビッグブック~妻たちへ~

    ビルはアン(ボブの妻)に 『妻たちへ』の章を執筆するように提案している。 私の考えでは アンは妻の姿を描写した章を書くべきだ とビルは提案したのだが アンがそれを書かなかったのは ひとえに彼女の謙虚さの せいだったのかもしれない。 ロイスもその章を書く事はなかった。 彼女は自分が書こうかと申し出たが ビルから 「いや、だめだ。 本にまとめるには文体の統一が必要だ」と 断られたのである。 後にロイス

  • ビッグブック~仲間と共に~

    実際の経験によれば 他のアルコホーリクと徹底的にかかわっていく事ほど 再飲酒を防ぐ保障になる行動はない。 他の事がみんなうまくいかなくても これには効果がある。 アルコホーリクス・アノニマスは 経験と力と希望を分かち合って共通する問題を解決し ほかの人たちもアルコホリズムから回復するように 手助けしたいという共同体である。 私たちの本来の目的は 飲まないで生きていくことであり ほかのアルコホーリク

  • ビッグブック~行動に移す~

    ステップ4で棚卸表を作ったあと それについてこれからどうするのだろうか? 私たちは 自分の欠点を認めた。 怖れずに徹底して 自分の欠点を突き止めた。 棚卸表にその欠点を記した。 今 その欠点を捨て去らなければならない。 ステップ5 「自分を超えた偉大な力」に対し 自分自身に対し そしてもう一人の人に対して 自分の過ちの本質をありのままに認めた 自分の欠点を人に話すのは難しい事だ。 しかし 自分の物

  • ビッグブック~どうやればうまくいくのか~

    私たちが進んだ道を徹底してたどって 回復できなかった人を ほとんど知らない。 自分に正直になる能力さえあれば ほとんど回復する。 私たちは 自分たちがいつもどんなふうだったか? そして 何が起こって 今 どうなっているのか? おおよそのところをはっきりさせる。 あなたが 私たちのもっているものを欲しいと思い それを手に入れるためなら 何でもするという気持ちになったのなら あなたはもう ステップを着

  • ビッグブック~私たち不可知論者は~

    あなたが本気で酒をやめたいと思っているのに きっぱりやめられないようなら あるいは飲んでいて酒量がコントロールできないようなら おそらくあなたはアルコホーリクだろう。 良い道徳や人生哲学があれば 飲酒の問題が克服できるというのであれば 私たちはずっと昔に回復していたはずである。 けれども 道徳や哲学にどんなに真剣に取り組んでも助からなかった。 道徳的に生き 哲学に心のやすらぎを求めようと思い 一生

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