• 「代表的日本人」内村鑑三 岩波文庫

    ※西日本豪雨で、被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。  また、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。 原文はとても立派な英文で書かれているそうです。本書は、岩波文庫の新訳ではなく鈴木俊郎の旧訳の方を選びます。旧訳の方が、内村の意図するところをよく伝えていると思えたからです。西郷隆盛をはじめとして中江藤樹、二宮尊徳、上杉鷹山、日蓮上人らの短いけれど、じつに精彩に富んだ評伝集

  • 「法華経」坂本幸男・岩本裕訳注 岩波文庫

    仏教経典万巻中第一の書、諸経の王と称される「法華経」です。インドは時間観念を重要視しないお国柄です。そのため、仏教経典もその経典がいつ成立したのか分からないことが多く、また、どれがもっとも重要な教典かの判別もしません。そのために、仏教が中国に渡った際、天台智顗<ちぎ>が教典判釈<きょうてんはんじゃく>を行い、この法華経を仏教経典の最後に成立したものとし、その最高位に据えました。法華経には、「意向」