• いろはかるた噺考 6  「へ」

    【下手の長談義】(上方) 「はなはだ簡単ではありますが、これを持ちまして私の挨拶といたします。」こんな挨拶に何度であったことであろうか。 少しも簡単であったためしはない。  いつの時代でも何かをもって国民をコントロールしようと政権担当者は一工夫する。  江戸時代は「仏教と儒教」によって民衆の思想統制をやっていった。おまけにキリシタンという敵視するべき目標を設定して思想統制の効率を上げた。  そのた

  • 思い通りにならない イライラや怒りの原因

    イライラや怒りの原因 イライラしたり、腹が立つのはどんなときかというと、 一言でいえば、自分の思い通りにならないときです。 仏教的に言えば、 欲の心が妨げられたときです。 他の人と意見が合わないとき、 自分の思い通りにならないから、 腹が立つのです。 自分の思い通りになれば バラ色ですが、 世の中そうは問屋が卸してくれません。 逆にそんな環境だと、人間として成長しないし、 バカになるように思います

  • エッセイ 諸思想雑感 -人格形成力としての-

    キリスト教の人格形成力にはたいへん力強いものがある。マザー・テレサの例を見ても分かる通り、往時の勢いは衰えたとはいえ、未だに、聖女を輩出する力を持っている。最近の例では、アメリカの前大統領のブッシュであろう。この劣等生の飲んだくれを超大国の大統領まで押し上げたのは、まさしくプロテスタントの人格形成力に他ならない。  それで仏教だが、日本では仏教系の新興宗教は非常に勢力は盛んだが、いずれも、政治的な

  • 「弘法大師とその宗教」菊池寛 大東出版社

    菊池寛が、同郷の偉人弘法大師の「十住心論」を学んで書いた書物です。菊池は、真言宗弘法大師の特に「即身成仏」の思想に注目します。これは、人間に非常な勇気を与える思想ではないかと感服します。菊池は、「弘法大師の小説も戯曲も書けなかった。しかし書こうと努めたおかげで、弘法大師のことをいろいろ知ることができた。その知ったことについて率直に語るのだ。」と言います。梅原猛の空海についての著作よりもずっと前の時

  • 「明恵上人伝記」 講談社学術文庫

    明恵上人は、鎌倉期の旧仏教華厳宗の名僧です。じつに不思議な伝説に富んだ人で、その無邪気極まりない人柄と相俟って、兼好も徒然草の中で、その逸話を取り上げていますし、明恵上人伝記は江戸時代にはベストセラーになっています。屋根裏の蛇が鳥を襲おうとしているのを神通力で分かってしまったり、客と話していて、一昼夜経ってしまったことも気付かず、今、訪ねてきたばかりのように茶を出したりとずば抜けた精神力の持ち主で

  • 「不安と欣求」梅原猛 角川学術文庫

    角川書店が企画した仏教思想シリーズの中の親鸞についての書物です。当時、新進気鋭の学者だった梅原猛が中心になって筆が執られています。論文と対談という形式で構成されていて、仏教の初心者にも読み易い本になっています。学術的に提示される親鸞像と小説として描かれる親鸞像とを繋ぐ橋がないという嘆きが語られ、親鸞の思想を知るためには、親鸞の人生に肉薄することがどうしても必要であると強調されます。親鸞の素描と言っ

  • 持戒とは… 「六波羅蜜」の実践 ゆずる気持ち 仏教的には…

    仏教で、 幸福を得るための条件 「六波羅蜜(ろくはらみつ)」は、 布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧 という6つの実践徳目なんだそうです。 二番目の持戒(じかい)だが、 つつしむという意味だ。 みんなが決めたルールを守るという生き方だ。 自分本位に生きるのではなく、 まわりや相手のことを考えながら、 ゆずる精神で生きていくことだよね。 ゆずり合うって、簡単なようで 中々難しい。 ゆずるような場面は

  • 微笑みの国タイへ思いを寄せて

    タイ国歌 仏教音楽風アレンジです 録音レベルいまいちでお許しください。 歌詞も好きな国歌で ご興味のある方は、検索してみてくださいませ。 のんびり~ ゆっくり~ 演奏・編曲 おん♪ Herb 🌱 おん アトリエおん🌱 福岡県久留米市御井朝妻1丁目1ー6太平ビル2F 08039788800 herb.onn.onn.onn@gmail.com  これ、名刺入れみたいなのの写真です。 タイの生地と

  • エッセイ きれぎれ草 5

       福井の方の年始行事に、弓打ち講というものがあるそうで、的に矢を放ち、その年の吉凶を占うものだそうだが、これは的に矢が当たらないときの方が、吉で、却って的に矢が当たってしまっては、凶事が起こるとされているそうである。  批評ということと、重ね合わせてかんがえてみるのだが、あまりにも的確で、息を飲むほど的をついている批評というものは、なにかしら不安で、すこし不気味な感じさえ与えるもので、的を外し

  • つまり……

    孤高の天才の考えること 凡人の私には、分からないってことです。 自分の体を痛め付けて、 自分の耳を切り落とします、なんてことも。 理解不能。 私は、仏教。 よくある日本人の、なんとなく仏教徒。 けど、お経は書けないし、読めない。 その意味は分かりません。 その響きはいいなぁと、思います。 ずっと、前に 猫科我が道をゆく という記事を書きました。 猫科のおん は、誰になんと思われる? なんと言われる

  • 西安仏教の旅1日

    西安仏教の旅1日 華厳寺、草堂寺、法門寺、則天武后の乾陵 華厳寺 草堂寺 草堂煙霧 法門寺 則天武后の乾陵

  • 「法華経」坂本幸男・岩本裕訳注 岩波文庫

    仏教経典万巻中第一の書、諸経の王と称される「法華経」です。インドは時間観念を重要視しないお国柄です。そのため、仏教経典もその経典がいつ成立したのか分からないことが多く、また、どれがもっとも重要な教典かの判別もしません。そのために、仏教が中国に渡った際、天台智顗<ちぎ>が教典判釈<きょうてんはんじゃく>を行い、この法華経を仏教経典の最後に成立したものとし、その最高位に据えました。法華経には、「意向」

  • エッセイ 橋と到達点 <クラシック音楽他雑感>

    バッハのマタイ受難曲やヨハネ受難曲を聞き込んだ。 そうして、思ったことがあるのだが、そのことについて少しばかり書いてみたい。 アーチ型の橋を石組みで作るとき、アーチの下の部分をまず木組みで作り、その上に木組みに合わせて石を載せていく。その後に、木組みを取り除けば、しっかりした橋ができる。物理的に見ても、木組みは取り除いた方が頑丈な橋が出来上がる。 クラシック音楽初心者にとっては、ヴィヴァルディの四

  • 「意識と本質」井筒俊彦 岩波文庫

    本書は、哲学や仏教にも破格の造詣を持っていた著者が、渾身の力を込めて著した哲学書です。最晩年の未完に終わった「意識の形而上学」の先駆となる作品で、「意識のゼロポイント」という井筒独自の言葉を用い、意識とはなんであるか、本質とはなんであるかとの問いを携えて、驚くべき深さまで思考を深めていきます。深い哲学的境地が、真珠を比喩として美しい詩的言語によって語られるくだりは圧巻です。

  • むなしくなる理由(仏教)

    タイトルに反した画像← 私、痛い主婦は仏教の教えが大好きです! 宗教とかはよくわからないんで、無宗教なんですが、哲学的に仏教は面白い!! ので1ヶ月に2回ほど、仏教の講座を受けてます😊 今日教えていただいたのは「後生暗い心」 の話。 週末楽しい予定があると そのことを考えるとき心は楽しくなります 逆に嫌な予定があると 憂鬱で嫌な気持ちになります。 未来に楽しいことがあると思えれば現在が楽しくなり

  • エッセイ 日本仏教 <雑感>

    女→論→教え→信仰 という日本仏教の流れ。 記録されている限り、日本の最初の出家者は女であった。このことは、日本人の仏教に対する態度として、多くのことを示唆している。 伝教大師は、当時の仏教が論であることを嘆いて、中国に渡り、教えを伝えた。その後の鎌倉六祖である。 この流れは、何を示唆しているであろうか。 法然上人と親鸞上人を一人格と見る鈴木大拙の直観。これは卓見のように思える。鈴木大拙の他の言は

  • 現代詩 半跏思惟像

    しずかにかんがえることができるならば ゆっくりと 書物から真理が立ち上がってくるときのように 感情は軽やかであるか 理知は瑞々しく働いているか 感覚は研がれているか 神経は末端まで届いているか 血流は潮のように満ちているか そして 何にもまして澄み渡っているか 弥勒 空というヴィジョン 時は静止し 思考は未知なるものを生み出すよう 新しい人を

  • 何でもない日おめでとう!

    終わりなき仏教の勉強の、最初の節目を迎えた。 私は、少しは成長しているのだろうか? 原因があって結果があるって? 原因を作ったのが私自身じゃなくても、結果の火の粉を一緒になって被ってしまう。 その逆も然り。 壺を買ったり宙に浮いたりwしなくても、普通の生活の中で違和感なく問題に対処できる知恵と力を磨いていく。 多くの日本人が昔から大切にしてきた気持ち。 私が火種を作って、周囲の人達に火の粉を振りま

  • マズロー説の「欲求」と仏教の「欲」について

    今日、仕事をしながら、ふと「マズローの欲求段階説」も仏教でいう「五欲」も5だけど、対応付けられないかな?と思いつきました。 (11月は忙しいとか言っといて何だコイツと思われそうですが、仕事の最中にぽかっと時間が空くことがあるので…) 結論から言えば、単純な対応付けは無理でした。 でも根本的なところで通じるものがあったので、今日はそれについて書いてみます。 まずは、無理やり対応付けてみる まずは、お

  • シンギュラリティによる進化は人間に何をもたらすか?

    シンギュラリティとは、技術的特異点。 人工知能、AIが人間の脳のはたらきを超えた力を持つとき、とされています。 その前後でAIとスパコンが飛躍的に進化を遂げ、社会の在り方から人間の生き方まで何から何まで変えてしまう、と言われているようです。 今日はその変化する一つ、人間の在り方の変化について少し書いてみたいと思います。 (今日もお花畑です。) シンギュラリティによる「不老不死」 シンギュラリティの

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