• エッセイ 革新者 <法然>

    法然の新しさには、何か決定的なものがあって、わたしはその不思議な革新性に惹かれる。 法然の思想上の新しさは、「念仏も」往生の種となるというのを「念仏こそ」に改めたに過ぎない。だが、これは思想上のことに止まることではない。当時の人々の宗教生活そのものの革新だった。宗教生活の変化とは、当時の人々にとっては、生活そのものの変化を意味したであろう。 この語義上の変革が、異常とも思える革新性を孕んでいたこと

  • 【宗教・思想 決定版!】おすすめ宗教・思想ブログ記事一覧 仏教やキリスト教の情報たくさん有♪♪

    宗教・思想を学ぶ前にぜひ僕・村内伸弘が心込めて書き上げた宗教・思想ブログ集をご覧ください。そして宗教や哲学を楽しんでみてください。 宗教・思想 - 六角堂の前立本尊 如意輪観世音菩薩=救世菩薩 宗教・思想はすばらしい! 宗教・思想はうつくしい!! ▼宗教・思想 聖トマス西と十五殉教者顕彰の碑 - 長崎・中町教会の記念庭園 カトリック中町教会 - 長崎の原爆が炸裂し十字架の立つ尖塔と聖堂の外壁だけが

  • エッセイ 新春雑感

    新春だから、何か書いてみようと思うが、さて、これと言って浮かばない。何かめでたい記事になれば良いと思うが。 わたしは、ある人のことを深く考えるときには、どうしても、その人の宗教観が気に掛かる。その人が無宗教の人であっても、その人の家の宗教のことが気に掛かる。 宗教というのは、おもしろいもので、匂いが付き纏うものである。仏教なら抹香臭さ、キリスト教ならバタ臭さ、インディアンならタバコ臭さというような

  • 思い通りにならない イライラや怒りの原因

    イライラや怒りの原因 イライラしたり、腹が立つのはどんなときかというと、 一言でいえば、自分の思い通りにならないときです。 仏教的に言えば、 欲の心が妨げられたときです。 他の人と意見が合わないとき、 自分の思い通りにならないから、 腹が立つのです。 自分の思い通りになれば バラ色ですが、 世の中そうは問屋が卸してくれません。 逆にそんな環境だと、人間として成長しないし、 バカになるように思います

  • エッセイ 諸思想雑感 -人格形成力としての-

    キリスト教の人格形成力にはたいへん力強いものがある。マザー・テレサの例を見ても分かる通り、往時の勢いは衰えたとはいえ、未だに、聖女を輩出する力を持っている。最近の例では、アメリカの前大統領のブッシュであろう。この劣等生の飲んだくれを超大国の大統領まで押し上げたのは、まさしくプロテスタントの人格形成力に他ならない。  それで仏教だが、日本では仏教系の新興宗教は非常に勢力は盛んだが、いずれも、政治的な

  • 「弘法大師とその宗教」菊池寛 大東出版社

    菊池寛が、同郷の偉人弘法大師の「十住心論」を学んで書いた書物です。菊池は、真言宗弘法大師の特に「即身成仏」の思想に注目します。これは、人間に非常な勇気を与える思想ではないかと感服します。菊池は、「弘法大師の小説も戯曲も書けなかった。しかし書こうと努めたおかげで、弘法大師のことをいろいろ知ることができた。その知ったことについて率直に語るのだ。」と言います。梅原猛の空海についての著作よりもずっと前の時

  • 「明恵上人伝記」 講談社学術文庫

    明恵上人は、鎌倉期の旧仏教華厳宗の名僧です。じつに不思議な伝説に富んだ人で、その無邪気極まりない人柄と相俟って、兼好も徒然草の中で、その逸話を取り上げていますし、明恵上人伝記は江戸時代にはベストセラーになっています。屋根裏の蛇が鳥を襲おうとしているのを神通力で分かってしまったり、客と話していて、一昼夜経ってしまったことも気付かず、今、訪ねてきたばかりのように茶を出したりとずば抜けた精神力の持ち主で

  • 「不安と欣求」梅原猛 角川学術文庫

    角川書店が企画した仏教思想シリーズの中の親鸞についての書物です。当時、新進気鋭の学者だった梅原猛が中心になって筆が執られています。論文と対談という形式で構成されていて、仏教の初心者にも読み易い本になっています。学術的に提示される親鸞像と小説として描かれる親鸞像とを繋ぐ橋がないという嘆きが語られ、親鸞の思想を知るためには、親鸞の人生に肉薄することがどうしても必要であると強調されます。親鸞の素描と言っ

  • 持戒とは… 「六波羅蜜」の実践 ゆずる気持ち 仏教的には…

    仏教で、 幸福を得るための条件 「六波羅蜜(ろくはらみつ)」は、 布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧 という6つの実践徳目なんだそうです。 二番目の持戒(じかい)だが、 つつしむという意味だ。 みんなが決めたルールを守るという生き方だ。 自分本位に生きるのではなく、 まわりや相手のことを考えながら、 ゆずる精神で生きていくことだよね。 ゆずり合うって、簡単なようで 中々難しい。 ゆずるような場面は

  • エッセイ きれぎれ草 5

       福井の方の年始行事に、弓打ち講というものがあるそうで、的に矢を放ち、その年の吉凶を占うものだそうだが、これは的に矢が当たらないときの方が、吉で、却って的に矢が当たってしまっては、凶事が起こるとされているそうである。  批評ということと、重ね合わせてかんがえてみるのだが、あまりにも的確で、息を飲むほど的をついている批評というものは、なにかしら不安で、すこし不気味な感じさえ与えるもので、的を外し

  • 西安仏教の旅1日

    西安仏教の旅1日 華厳寺、草堂寺、法門寺、則天武后の乾陵 華厳寺 草堂寺 草堂煙霧 法門寺 則天武后の乾陵

  • 「法華経」坂本幸男・岩本裕訳注 岩波文庫

    仏教経典万巻中第一の書、諸経の王と称される「法華経」です。インドは時間観念を重要視しないお国柄です。そのため、仏教経典もその経典がいつ成立したのか分からないことが多く、また、どれがもっとも重要な教典かの判別もしません。そのために、仏教が中国に渡った際、天台智顗<ちぎ>が教典判釈<きょうてんはんじゃく>を行い、この法華経を仏教経典の最後に成立したものとし、その最高位に据えました。法華経には、「意向」

  • エッセイ 橋と到達点 <クラシック音楽他雑感>

    バッハのマタイ受難曲やヨハネ受難曲を聞き込んだ。 そうして、思ったことがあるのだが、そのことについて少しばかり書いてみたい。 アーチ型の橋を石組みで作るとき、アーチの下の部分をまず木組みで作り、その上に木組みに合わせて石を載せていく。その後に、木組みを取り除けば、しっかりした橋ができる。物理的に見ても、木組みは取り除いた方が頑丈な橋が出来上がる。 クラシック音楽初心者にとっては、ヴィヴァルディの四

  • 「意識と本質」井筒俊彦 岩波文庫

    本書は、哲学や仏教にも破格の造詣を持っていた著者が、渾身の力を込めて著した哲学書です。最晩年の未完に終わった「意識の形而上学」の先駆となる作品で、「意識のゼロポイント」という井筒独自の言葉を用い、意識とはなんであるか、本質とはなんであるかとの問いを携えて、驚くべき深さまで思考を深めていきます。深い哲学的境地が、真珠を比喩として美しい詩的言語によって語られるくだりは圧巻です。

  • むなしくなる理由(仏教)

    タイトルに反した画像← 私、痛い主婦は仏教の教えが大好きです! 宗教とかはよくわからないんで、無宗教なんですが、哲学的に仏教は面白い!! ので1ヶ月に2回ほど、仏教の講座を受けてます😊 今日教えていただいたのは「後生暗い心」 の話。 週末楽しい予定があると そのことを考えるとき心は楽しくなります 逆に嫌な予定があると 憂鬱で嫌な気持ちになります。 未来に楽しいことがあると思えれば現在が楽しくなり

  • 「正法眼蔵随問記」懐奘 岩波文庫

    道元禅師の弟子懐奘が、師の言葉を採録した書です。懐奘は道元よりも年長なのですが、真摯に師の言葉を書きとり、その為人に肉薄します。この書には、現代のわれわれの心をじかに打つものがあります。道元の開いた永平寺の修行は有名ですが、その修行は実は普通の人間が、修行の心構えを持ち、それなりに我慢すれば、誰でもできる仕組みになっています。マニュアル人間と言いますが、永平寺での修行は一分ほどの隙もありません。一

  • エッセイ 日本仏教 <雑感>

    女→論→教え→信仰 という日本仏教の流れ。 記録されている限り、日本の最初の出家者は女であった。このことは、日本人の仏教に対する態度として、多くのことを示唆している。 伝教大師は、当時の仏教が論であることを嘆いて、中国に渡り、教えを伝えた。その後の鎌倉六祖である。 この流れは、何を示唆しているであろうか。 法然上人と親鸞上人を一人格と見る鈴木大拙の直観。これは卓見のように思える。鈴木大拙の他の言は

  • 現代詩 半跏思惟像

    しずかにかんがえることができるならば ゆっくりと 書物から真理が立ち上がってくるときのように 感情は軽やかであるか 神経は瑞々しく働いているか 感覚は研がれているか 理知は末端まで届いているか 血流は潮のように満ちているか そして 何にもまして澄み渡っているか 弥勒 空というヴィジョン 時は静止し 思考は未知なるものを生み出すよう 新しい人を

  • 何でもない日おめでとう!

    終わりなき仏教の勉強の、最初の節目を迎えた。 私は、少しは成長しているのだろうか? 原因があって結果があるって? 原因を作ったのが私自身じゃなくても、結果の火の粉を一緒になって被ってしまう。 その逆も然り。 壺を買ったり宙に浮いたりwしなくても、普通の生活の中で違和感なく問題に対処できる知恵と力を磨いていく。 多くの日本人が昔から大切にしてきた気持ち。 私が火種を作って、周囲の人達に火の粉を振りま

  • マズロー説の「欲求」と仏教の「欲」について

    今日、仕事をしながら、ふと「マズローの欲求段階説」も仏教でいう「五欲」も5だけど、対応付けられないかな?と思いつきました。 (11月は忙しいとか言っといて何だコイツと思われそうですが、仕事の最中にぽかっと時間が空くことがあるので…) 結論から言えば、単純な対応付けは無理でした。 でも根本的なところで通じるものがあったので、今日はそれについて書いてみます。 まずは、無理やり対応付けてみる まずは、お

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