• 玉野市と三井造船に敬意  新学科増設

    玉野市は、三井造船と協業して造船業を核とした産業人材の育成に乗り出す。既存の商業高等学校を改編し、「市立玉野商工高等学校」とする。造船の事業所内に実習施設が設置され、最新鋭の造船技術と接することができる。さらに、事業所のエンジニアから様々な技術の伝承も可能となり、地域に根付くエンジニアの養成が実現する。 笠岡工業高等学校でも、社会資本である橋梁の点検実習を実施し、地域の安全に寄与する人材の育成に務

  • 苦悩する経営者 近未来の予測について

    トヨタ自動車の豊田章男社長は、卓越した経営者だと思う。彼が直系の血筋として社長になったとき、アメリカでブレーキの安全性が問われた。単身米議会の公聴会に臨んだ姿は、孤立無援の痛々しさだった。当時の日本政府は、民主党だった。 後に、辞表を胸に渡米したと述懐している。在米のトヨタ販売店網の激励が、唯一の心のたよりだったとか。国籍は関係ないようだ。その後、彼はトヨタに息吹を吹き込んだ。 そのトヨタ社長が、

  • 5年前の志 アメリカ教育界への対抗心

    今から5年前。原文でこれを見つけた時に私の志は決まりました。以下訳文(一部省略) Scientific literacy(科学のリテラシー) 1957年旧ソ連に人工衛星競争で負けた時、1980年代日本に経済成長で凌駕された時、いずれもアメリカ教育界は、この言葉を掲げ、科学教育改革を試み、技術大国の今日を築いてきました。アメリカの国立教育統計センターによると、科学リテラシー(Scientific l

  • 子どもに未来を語る地域社会に

    文部科学省は、内閣府とのバトルや天下り問題で揺れに揺れている。日本の大学は全て文科省支配下にある。交付金・補助金だ。 一方、直近の世界上位科学論文引用実績では世界の10番目に日本は沈んでいる。オーストラリアやスペインの後塵を拝した。連続受賞のノーベル賞は20年ほど前の評価だから、直近は日本の劣化が進んでいる。 老人の高額療養費制度は、急増するがん患者の抗がん剤投薬で破綻寸前だ。DNA解析による分子

  • 音声認識スピーカー登場  アメリカ一強の状態

    名門東芝の凋落は、日本の家庭電機メーカーを象徴する出来事だ。昭和世代としては寂しい限り。そこへ、またしてもの話。 音声認識で家電製品と対話できる「スマートスピーカー」がアマゾン社を先頭に定着してきた。14年のアマゾンを追い、昨年グーグル社が発表。今年秋、マイクロソフトが参入する。会話型人工知能を搭載し、認識精度も格段に向上しているそうだ。 音声認識を介してクラウド空間にある人工知能と会話し、全ての

  • なぜ大学を統一基準で評価するのか?

    大学新テスト方針案の議論で違和感を感じることがある。 なぜ客観的な尺度を、必要以上に求めるのか? 記述式問題や英語の民間検定移行で、評価のばらつきが出ることを指摘する専門家が多い。しかし、今のセンター試験が異常なのだ。序列化の極みだし、多様性の欠如そのものだ。コストダウンのマークシート。 眞子様で話題の国際基督教大学。私の学生時代も、上智の外国語学部以上に個性を持った名門だった。独特の試験で、東大

  • 大学新テスト 記述式問題例題 見た?

    16日新大学入試試験問題の記述式例題(国語2例数学2例)が公表された。論理の把握と展開力や構想力が問われる出題で、暗記に頼った問題より改善はされている。 しかし、国語・数学とも日本語やデータの読解力と要約力が必要条件だと感じる。 資料を読んで、50字から120字くらいに論旨を要約する訓練が必要だ。 当塾の速聴読システムと読書ワークは、今後の受験基礎対策にうってつけだと感じた。 受験テクニックに走る

  • 科学は地域を興し、こどもに夢を運ぶ

    山口県周南市では、下水処理場に水素生産プラントを併設させる試みが進められている。 下水処理水と海水の濃度落差で、イオンの移動を促し、安価な発電を実現するとか。 この電力を利用して、下水処理水から水素を電気分解させる。このプラントで、燃料電池車(水素エネルギー)2,800台分を賄えるそうだ。 近海の海水と下水処理水が中心のシステムだから、生産コストも太陽光の1/3、風力の1/2だ。おまけに、水素と同

  • 世界は「デジタル・ドリーム・キッズ」の育成競争

    日曜理科研究室での出来事だ。先生が遺伝子のゲノム編集の社会的影響を説明した時、生徒から突然の質問が飛んだ。「先生は学会に行ったことがありますか?」「学会では一番誰が頭がいんですか?」医学部で分子生物学の教授であった先生もタジタジとなった。最近の子どもは「頭がいいか、悪いか」を良く言葉に出す。誰の影響か? 電子情報技術産業協会の報告では、情報サービスの世界市場で日本のシェアは20%超から10%近くま

  • 入学式の情景 日本の姿

    日本の最高学府、東京大学の学長が目指すべき人材像を以下に挙げた。 1.自ら原理に立ち戻って考える力 2.忍耐強く考え続ける力 3.自ら新しい発想を追及する力 同時に、客観的な事実が軽んじられる昨今の風潮を厳しく批判し、言葉の大切さを説いた。  さすが、最高学府の学長挨拶だ。 早稲田大学の総長は、「人工知能や国際情勢に触れ、急速かつ大規模に産業・社会構造が変化している」と指摘。果敢に問題解決に努め、

  • 島国日本 これからどうする?

    アマゾンが当日配送撤退か? ヤマト運輸が人手不足で取引見直しのためだとか。 移民政策を棚上げし、人口減少高齢社会を迎える島国が、私たちの日本だ。 人工知能やロボットの発展を座して待つしかないのか? 以前、このブログで紹介したイスラエル。自動車運転に必要な画像処理の専門会社「モービルアイ」を、米国半導体大手インテルが1兆7千億円で買収したとか。 同国は、先端技術のベンチャー企業の巣窟だ。スタートアッ

  • アジアのリーダーは? やはり中国

    私は学生時代、中国の歴史に畏敬の念を持っていた。しかし、現実の中国人との仕事を通じて感じたものは別種の感覚だった。 アメリカ人と似ている。自己正当化がすごい。 中国最大のSNSでは、加入者が9億人。スマホ金融決済総額は、アメリカの50倍の600兆円まで膨らんでいる。このことも中国人民の特性を現している。 日本や欧州が持つ雰囲気とは違った、自己(家族)中心で激烈な変革への情念だ。 21世紀世界のエン

  • 18歳までは失敗させません。東大理Ⅲ合格

     子供を全員東京大学理科3類(医学部)に合格させたお母さんが豪語していました。 理Ⅲといえば、偏差値的には「神」の領域といわれています。私には実感がありません。 女の子の場合、お風呂も一緒に入り、業務用ドライヤーで髪を乾かし、タイムキ-パ-で時間を管理したとか。気に入った先生の夏期講習に娘が行きたがったのを辞めさせ、母自ら自宅で過去問に取り組ませたとか。東京大学の過去問と取り組むほうが、授業を板書

  • 日本の科学力失速!  英ネイチャー誌

    90年代に日本を評価していた英科学誌の論調が一転したとの報道。ショック(やはりそうだったのか)、激しい国際間競争に埋没していくようだ。 各国が研究投資を拡大する中、2001年以降唯一日本のみ横ばいが続いている。大学のポストも硬直化し、予算も絞られ、短期雇用の嘱託研究員が多数を占めている。 従来強かった材料や工学の論文発表も減少しており、日本人ノーベル賞受賞者も危機感を表明している。国家として科学技

  • ロボットの可能性 広がるばかり

    最近の新聞記事には、毎日のようにロボット・人工知能が掲載されている。無い日はない。そこでは、意外な側面も見れて興味深い。 「スタップ細胞はあります。」で有名な生命科学の現場。実は国際的にも、論文発表された実験結果の1~3割しか再現できていない。そうした実情が、創薬開発の足を引っ張っており、不正の温床にもなっているとか。ビックリだ。報道されていなかった。 試薬の微妙な調合や容器の取り扱い、はては裏技

  • 前橋地裁判決を評価 ! 原発事故の責任認定

    18都道府県約1万2千人が争う集団訴訟の初判断が下された。従来国の政策として、一歩引いた形の判決が多かった裁判所から、踏み込んだ判決が出た。 原道子裁判長に敬意を表したい。 地震国日本の原子力発電事業を推進するうえで、東京電力は津波を予見できた。国は放置された対策の規制権限を行使すべきだった。などの骨子だ。 裁判員制度が導入され、一審で刑罰が重く評価されたのを、二審で従来通りの判例に戻す事例が続い

  • 人工知能AIと人間の生き方

    30年ほど前、漠然と語学を身につけなくてはと思っていた時。 ロンドン留学から帰ってきた先輩が曰く、「大丈夫だよ。お前が働き盛りのころは自動翻訳機が出来ている。英語なんて必要なくなるよ。」 この言葉を真に受けた私がバカだった。 しかし、生体認証は本格的な場面を迎えつつある。(だからと言って語学能力は必要) 銀行は、駅前店舗を持たなくなる。生体認証によるセキュリティーと決済機能は、金融サービスを変質さ

  • 科学技術と地方創生 岡山理科大やるじゃない

    岡山理科大学と新見市とワイン製造販売企業が、連携して「ワイン発酵科学センター」や「ブドウ栽培実験場」を運営するとのこと。 多くのワイン醸造家を輩出すると思うと、我がことのように喜ばしい。 瀬戸内は、日本の地中海。すばらしいアイデアだと思う。 南欧の事業主は、自身のワイナリーを持つと一流との評価が伴うとか。文化でもある。 先日、岡山大学光合成研究部門が、光合成による水の分解のメカニズムを解明したとの

  • 語学教育(日本語や英語)に思うこと

    私は、中学3年(NHKラジオ講座含む)+高校3年+予備校+大学教養部2年 英語を学びました。不毛の時間と金銭の浪費でした。成果なしです。 その後、 仕事で出張、夕食時、お互い第二外国語である英語で会話。話ができないと基礎能力を疑われ、人間性まで問われた時、死に物狂いで話しました。 香港で、生産が始まったとき。 ちょっと目を離していたら、英語を習っていない技術者が、専門仕様書で会話が成り立っているの

  • 子供の伸びしろ あるんだな これが。

    昨日に続いて、本日は日曜理科研究室です。 午前中は、マスターⅠコースの濃野博士の時間です。 細胞の分化・再生がテーマでした。 幹細胞の再生からips細胞の話しへ、どんどん講義は進みます。 濃野博士の大学生レベルの教示に、こどもたちが自分の近くの事例を基に呼応するのを聞いていると、ついていけず、取り残された感じを覚えました。 良く瞬間的に呼応できるなと。 ロボットの高橋智隆先生が、常々発言するように

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