• これまで当たり前のものが 消えていく

    毎朝新聞を読む。しかし、こどものころから常識としてあるものが、サッと消えていく。 私より少し上の世代、団塊世代にとって、アメリカは時代を体現する象徴であった。ソ連や東欧の社会主義国の崩壊により、それは加速されたかに見えた。 多くの技術者や起業家を海外から吸収し、アメリカの産業は世代交代し、世界を席巻し続けてはいるが、保守的な白人社会は瓦解した。 旧来の製造業などに依存したブルーカラーは失業し、学歴

  • 「書く・話す」が発信力の源 英語入試の改革を支持

    戦後最大の教育改革といわれる高大接続改革で、入試センター関係者から否定的な論調が多く出ていたのを心配していた。後ろ向きな現状肯定派の懐疑論にはうんんざりだ。 日本学術振興会理事長安西祐一郎慶応大学名誉教授の寄稿に共感する。 前中央教育審議会会長でもある安西氏は、英語4技能(読む・聞く・書く・話す)の民間試験移行の必要性を提議する根拠として、単に英会話が上達するのではなく、以下のことを指摘している。

  • 岡山から ジェット燃料が生まれる Σ(・□・;)

    昨晩NHKの科学番組で、ミドリムシの研究が紹介された。捕食と光合成を併せ持つ生物。動物の特性と植物の特性をもつ藻類だ。光を遮断すると体内で生成された糖分が油に変化する。低温でも液状を維持できるジェット機に最適のバイオ燃料だ。 欠点は、培養にコストがかかること。それを解決するプロジェクトを担うのが岡山の農業機器メーカーだ。田んぼの畦を形成する農機の技術を生かして、世界一安価に休耕田を培養プールに変え

  • 国立大学教員養成課程の縮小

    文部科学省の有識者会議の報告書に、統合と機能集約が盛り込まれた。既存の団体からの反発は避けられないだろう。しかし、 初等教育はまだしも、中・高等教育課程の教員に教育学部卒の新卒が相応しいのだろうかはなはだ疑問だ。既存の学部を卒業して、社会生活を営んだ人や、大学院で学び直した人などを優先的に配置したら済むのではないだろうか。 いや、その方が国際水準に適合すると思える。教育委員会も同じだ。

  • 毒蛇に噛まれる子どもたち 続出

    各地で小学生が噛まれて、みな集中治療を受けている。命に係わる状態だ。 なぜ不用意に手を出すのか? 幼いころ、私の家は古い大きな家だった。門がありその表に水池があった。ビワやイチジクが採れる良い場所なのだが、マムシがいた。通常マムシは「つがい」でいる。 祖父が捕まえてマムシ焼酎を作ったり、口を噛まれた飼い犬を病院に連れて行ったりが日常だった。 屋根裏には、常に5m程度のアオダイショウがいた。「ぬし」

  • 岡山大学工学部 脇元研究室でフィールドワーク

    この前の日曜日、日理科研究室のフィールドワークでした。 上田博士(岡山理科学館 館長)の引率です。 岡山大学のシステム工学科「人工筋肉」の研究室を訪問して、アクチュレーターの概念を丁寧に教えてもらい、各班に分かれ風船を使って人工筋肉のメカニズムを体験しました。脇元准教授からは人間の生活に役立つ研究にへと事業会社を設立されたことも紹介されました。 実験演習から研究室の参観など、生徒には刺激的な内容で

  • やり遂げる力 非認知能力とは

    試験で測れない能力を非認知能力とし、昨今話題になっている。確かに、途中で「ダメです」と仕事を投げ出す大人が増えてきた。日本人全体の非認知能力が低下しているのかもしれない?自殺するまで頑張る必要はないにしても、一晩徹夜したくらいで、「僕には能力がありません。」と真顔で話す大人を見て、珍しい生き物のように眺める私がいます。 幼少期に、好奇心をもって熱中するものに出会っていないと、貴方もあぶないかも。

  • 会話はすべて英語 岡山大学こども夏季スクール

    岡山大学で、アメリカ名門大学生を招聘して、夏季特別授業が開催された。対象は県下小中学生75名。科目は音楽劇やプログラミング。学長の挨拶まで英語とか。 むかし昔。大学の教養学部の時、英語特別を採った。40年ほど前。 最初の講義で、外人講師が英語で話し始め、それ以来出席しなかった自分の過去を恥じる。ツケは社会人の時に来た。 ロボットやプログラミングの英語との親和性は高い。 こどもの時、足が速い、歌がう

  • 県学力テスト 「自分の考えが書けない」

    小学生の中低学年で特筆すべきことは、自分の考えを記述する設問3問が大幅に全国平均を下回ったとのこと。憂慮すべき傾向だ。読解し、論旨に沿って記述するパターンは全教科に及ぶ。国語だけの問題ではない。 新大学入試のマークシート式問題例ですら、文章を類推したり、発言主旨を選んだりする。しかも、答えは一つではない。 情報を読み解き、論理的に思考し、判断する訓練は、最も必要とされる能力だ。 就学前・小学校低学

  • 生けるドローン昆虫 人間にも応用可能な技術とは

    シンガポールの大学で、日本人研究者が「カナブン」の背中にAIを埋め込んだ昆虫サイボーグを実現したそうだ。背中の電子回路が筋肉を刺激し、羽を動かす。昆虫本来が持つセンサー機能や衝突回避の生体機能との融合だ。 災害救援にも、将来使えるとのこと。蚊のセンサーは、人を探すのにうってつけだ。 しかし、いささか怖くなる。 欧州議会は、ロボットの責任を議論し始めた。自動運転以上に進化したサイボーグを規定する法体

  • プログラミングは驚きの連続 生徒も講師も

    当塾のプログラミング教室は、第七期生を10月受け入れる。操山中学の2年生と一緒に準備授業を始めて4年がたった。これまでは岡山大学ロボ研の学生などの応援を得て運営してきたが、現役のプログラマーが講師陣に参加してくれた。岡山大学環境理工学部の名誉教授も参加され、IOTに関連したメニューを今後充実させていくことになった。 現在の2年コースも緩急がわかってきて、授業が同質化しそうな時は、検定と称して「新し

  • 岡山の競争優位を語れない県民が多い 何故?

    先日、スタッフの昼食を買い出しに出て戻った教室での出来事だ。 一人の男の子が、受験のストレスなのか大学生講師に訴えていた。曰く「岡山に見るべきものがない。」「他県の優位に比べて」「親も東京に行く」「欲しいもの見たいものがない」ざっとこんな感じで話していたと思う。彼は、県外の名門中学校を希望している。 当塾での科学技術情報にはどん欲に取り組み、ロボット・プログラミング・科学・速聴読教室に通って来る。

  • 5年前の志 アメリカ教育界への対抗心

    今から5年前。原文でこれを見つけた時に私の志は決まりました。以下訳文(一部省略) Scientific literacy(科学のリテラシー) 1957年旧ソ連に人工衛星競争で負けた時、1980年代日本に経済成長で凌駕された時、いずれもアメリカ教育界は、この言葉を掲げ、科学教育改革を試み、技術大国の今日を築いてきました。アメリカの国立教育統計センターによると、科学リテラシー(Scientific l

  • 子どもに未来を語る地域社会に

    文部科学省は、内閣府とのバトルや天下り問題で揺れに揺れている。日本の大学は全て文科省支配下にある。交付金・補助金だ。 一方、直近の世界上位科学論文引用実績では世界の10番目に日本は沈んでいる。オーストラリアやスペインの後塵を拝した。連続受賞のノーベル賞は20年ほど前の評価だから、直近は日本の劣化が進んでいる。 老人の高額療養費制度は、急増するがん患者の抗がん剤投薬で破綻寸前だ。DNA解析による分子

  • 音声認識スピーカー登場  アメリカ一強の状態

    名門東芝の凋落は、日本の家庭電機メーカーを象徴する出来事だ。昭和世代としては寂しい限り。そこへ、またしてもの話。 音声認識で家電製品と対話できる「スマートスピーカー」がアマゾン社を先頭に定着してきた。14年のアマゾンを追い、昨年グーグル社が発表。今年秋、マイクロソフトが参入する。会話型人工知能を搭載し、認識精度も格段に向上しているそうだ。 音声認識を介してクラウド空間にある人工知能と会話し、全ての

  • なぜ大学を統一基準で評価するのか?

    大学新テスト方針案の議論で違和感を感じることがある。 なぜ客観的な尺度を、必要以上に求めるのか? 記述式問題や英語の民間検定移行で、評価のばらつきが出ることを指摘する専門家が多い。しかし、今のセンター試験が異常なのだ。序列化の極みだし、多様性の欠如そのものだ。コストダウンのマークシート。 眞子様で話題の国際基督教大学。私の学生時代も、上智の外国語学部以上に個性を持った名門だった。独特の試験で、東大

  • 大学新テスト 記述式問題例題 見た?

    16日新大学入試試験問題の記述式例題(国語2例数学2例)が公表された。論理の把握と展開力や構想力が問われる出題で、暗記に頼った問題より改善はされている。 しかし、国語・数学とも日本語やデータの読解力と要約力が必要条件だと感じる。 資料を読んで、50字から120字くらいに論旨を要約する訓練が必要だ。 当塾の速聴読システムと読書ワークは、今後の受験基礎対策にうってつけだと感じた。 受験テクニックに走る

  • 科学は地域を興し、こどもに夢を運ぶ

    山口県周南市では、下水処理場に水素生産プラントを併設させる試みが進められている。 下水処理水と海水の濃度落差で、イオンの移動を促し、安価な発電を実現するとか。 この電力を利用して、下水処理水から水素を電気分解させる。このプラントで、燃料電池車(水素エネルギー)2,800台分を賄えるそうだ。 近海の海水と下水処理水が中心のシステムだから、生産コストも太陽光の1/3、風力の1/2だ。おまけに、水素と同

  • 世界は「デジタル・ドリーム・キッズ」の育成競争

    日曜理科研究室での出来事だ。先生が遺伝子のゲノム編集の社会的影響を説明した時、生徒から突然の質問が飛んだ。「先生は学会に行ったことがありますか?」「学会では一番誰が頭がいんですか?」医学部で分子生物学の教授であった先生もタジタジとなった。最近の子どもは「頭がいいか、悪いか」を良く言葉に出す。誰の影響か? 電子情報技術産業協会の報告では、情報サービスの世界市場で日本のシェアは20%超から10%近くま

  • Literacyとは「教養がある・教育を受けている」こと

    とあります。なぜ教養は必要なのか? 「新京都学派」を代表するフランス文学者、桑原武夫氏の蔵書1万421冊を京都市右京中央図書館副館長だった女性職員(57)が無断で廃棄していた。 市教委職員が古紙回収に出したとか。 古都京都での出来事だ。京都にとって京都大学の碩学は別格だ。 イスラム国を名乗る殺戮集団は、シリアの遺跡を破壊しつくした。 自然科学を目指す若者も、歴史だけは学んでほしい。 教養とは、人類

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