• 金木犀の香り

    ふるさとのかほり 玄関を出ると匂う 幼き頃からのかほり 実家を思い出す 栃木にいた頃は 梨の花や干瓢が 目に焼き付いた 貧乏なあの頃は 全てが手探りに生きていた 焼肉屋の匂いをおかずに 白飯を口に頬張ったあの頃 幸せだったかも知れない 東京にいた頃は 毎日トラックの中で生活 ガスの匂いが落ち着いた 鼻の中真っ黒になりながら 四季を感じあちこち走る 仕事ばかりに追われて 身体を壊す毎日だったな ふる