• 山径

       山径(やまみち)            天竺浪人  山林幽深(おくぶか)き 径(みち)歩み 浮雲に梢搦(こずえから)みて根岸  靑丹(あおに)の匂ふが如く 山肌の側の葉乾き落つれば紬の生壁色、  踏捨(ふみすて)の桑染(くはぞめ)見たやうに、濕(しめ)らし土が  床しきは 煤竹(すすだけ)の帷子(かたびら)を想ふ。      霄(そら)諦見(ながむ)るに 菱星(ひしぼし)滑る刹那交睫(まばた

  • 舞踏会へようこそ

    譜面はまるで舞踏会みたいね ストライプ色の絨毯の上で 音を奏でて響きあう 純粋無垢の旋律(こども)も 鍵盤(ホゴシャ)も 記号や休符の紳士淑女と 輝きながら 舞い踊る 聞こえるでしょう? リズムに乗せた 譜面の中の舞踏会

  • ありがとう

    「 ひまわり 」 はじめましてと言ったなら はじめましてと返してくれる そんな当たり前のものが とっても とっても嬉しいのは きっと こころがとても穏やかで いつか見ていたお花畑の 優しい風に似てたから 出会ってくれてありがとう 見に来てくれてありがとう いうのはとても簡単だから あなたがくれたこの笑顔を はじめましての挨拶みたいに ちょっとずつでも 少しずつでも メールのように思いのままに 不器