エッセイ 名付けるということ
命名行為は、人間にだけ与えられた能力だが、良い名を付けようと考え出せば、およそキリがなくなる、この命名という行為は、原初は無論定かならぬが、人間が何ものかに名付けようとしたときに、そのものの性質形状までをもしっかりと、表現できなければ、意味がなくなってしまうものだという意識を更新せずにはいなかったも... 続きをみる
命名行為は、人間にだけ与えられた能力だが、良い名を付けようと考え出せば、およそキリがなくなる、この命名という行為は、原初は無論定かならぬが、人間が何ものかに名付けようとしたときに、そのものの性質形状までをもしっかりと、表現できなければ、意味がなくなってしまうものだという意識を更新せずにはいなかったも... 続きをみる
宣長が、大著「古事記伝」を落成した年に書いた初学者のための手引き書です。宣長はここで、暇がないからといって、年を取っているからといって、また、才能がないからといって学問をしないのは、とても残念なことだ。学問は、暇がある人より、ない人の方が却って進むものだし、年を取っていても学問するのになんの差し支え... 続きをみる