自分ファーストが空気を濁らせる
先週、隣市のホテルに併設している温浴施設へ行った。部屋のカードキーと交換して脱衣場ロッカーのキーを受け取るシステムである。平日午後であり、さほど利用者は多くなかった。どの施設も似ていると思うが、上下二段式のロッカーが100ほど並んでいる。割り当てられた番号の箇所は、三つ並んで使われていた。 隣を使用... 続きをみる
先週、隣市のホテルに併設している温浴施設へ行った。部屋のカードキーと交換して脱衣場ロッカーのキーを受け取るシステムである。平日午後であり、さほど利用者は多くなかった。どの施設も似ていると思うが、上下二段式のロッカーが100ほど並んでいる。割り当てられた番号の箇所は、三つ並んで使われていた。 隣を使用... 続きをみる
spring254.hatenablog.com 『図書館には人がいないほうがいい』には、今、我々が考えるべき大事な知見がある。それは「境界を意識する」と言ってもいい。この本の中では、図書館や学校にある図書室、保健室などが例として挙がっていて、その「ゲートキーパー」として図書館司書、養護教員が存在す... 続きをみる
大相撲秋場所が終わった。コロナ禍が明けてからの大相撲人気は凄いようで、よほどの運やツテがないと本場所観戦は容易でない現実だ。従って観戦の時間は長くなる一方で、時々十両から楽しむこともある。付き合わせられる(笑)孫も、だいぶ力士の名前を憶えたようだ。昔の自分もそうであり結構記憶している。 2016年秋... 続きをみる
先週封切られた『宝島』を観に行った。上映時間が191分という長さには心配が付きまとう。高齢者なのでトイレのこと(笑)もあるが、それはともかく「冗長」になるのでは…という点だ。すでにそういった指摘もネットでぼちぼち出始め、その声に対する監督自身の反応も話題になっている。ともかく自分の眼で…。 www.... 続きをみる
この頃、ドラマに出てくる高校生の姿を見て素直にいいなあと感じた時があった。フィクションなので当然問題が生じたり、困難さがあったりするが、最終的に背筋をピリッと伸ばす印象が強く頼もしく見える。TBS系「御上先生」もそうであり先週終わったフジ系「僕達はまだその星の校則を知らない」も良かった。 (佐々木愛... 続きをみる
こども園の読み聞かせは上半期を終えた。9月いっぱいで区切るのが本当だが、日程としては来週から下半期を始める。先々週までに計画表の調整を終え、今は「何を読もうかな」と、去年までの資料を見直し始めた。その前に少しだけ振り返り、ステップアップを図りたい。文章化によって見えてくることは多い。 ここには10冊... 続きをみる
「彼岸」という語が「河の向こう岸」を意味することや「此岸」と対になっていることは知っていた。仏教用語であり生死と関わってたどり着く果てもイメージしていた。改めて辞書をひくと「目標となる境界をかなたに置いたもの」(国語大辞典)という表記があり考えさせられる。「悟り」の境地は常に遠くにある。 今年の中日... 続きをみる
(内田樹 2025 光文社) 著者の本で「○○について」という書名は今まであったろうか。読了しているものにはないし、今Wikiを見てみたが一冊も挙がっていない。平凡過ぎる題だったからか、「はじめに」で記された昨年韓国オリジナル版で発刊されたという2冊の書名に驚いた。『図書館には人がいないほうがいい』... 続きをみる
寝台用読書灯がとうとう壊れてしまった。昨夜眠りにつく前に触ったら、妙に熱をもっていて不安だった。朝、改めて操作してみたがやはり具合が悪い。かれこれ20年も愛用してきた。小旅行に出かける時も持参したほどだ。いつぞや旅館に忘れてきて着払いで送ってもらったことも懐かしい。お疲れ様というしかない。 録画して... 続きをみる
www.nikkei.com このニュースが気になったのは、大のカニカマ好きを自称しているから…というわけではない。好物であってもやはり本物のカニの方がいいと思う気持ちが強い。ところが、先日読み終えた穂村弘『迷子手帳』の中に、「カニよりカニカマ」という一節があって、その内容が浮かび上がってきて「ふっ... 続きをみる
(穂村弘 2024 講談社) 「いつまでも迷子であり続ける人のための手帳です。これ一冊あれば、貴方もきっと迷子になれる」…この本のキャッチコピーである。子どもだったら「何なの、それ」で、言葉が分かってくると「ふむふむ、これは『迷子』に価値を持たせておるわけですな」ということになる。そして当事者か、傍... 続きをみる
(2025 朝日新聞出版) 今が旬の作家の一人と言っていいだろう。早見和真の新作『問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』を読む。なかなか洒落た題名だ。中学受験を控える小学生女子が主人公である。そこから想像できるように、テスト設問の形で登場してくる文言だ。家族小説というジャンルがあれば... 続きをみる
(2006 集英社) 詩集に続いて読んだエッセイ集『出世ミミズ』(アーサー・ビナード)。外国人が日本文化を吸収していく様が面白かった。解説の立川談四楼も書いていたが、話に「オチ」をつけるパターンが結構使われ、その独特さも特徴的だった。なんと名刺に載せた日本語名?が「朝美納豆」。納豆好きには、納得する... 続きをみる
spring254.hatenablog.com 新書で興味を持ったので、絵本や詩集、エッセイ集を買った。「中原中也賞」を受賞したという『釣り上げては』(思潮社)は、正直よくイメージできない作品もある。米国ミシガン州生まれで、日本様々な様々な活動をしている著者のアクティブさに正直追いついていけないか... 続きをみる
・・(前回「心の教育をまとめてみる」から続く)・・ 3こたえになる考え 上記のことを踏まえながら三つのパターンを考えてみた。 1 オーソドックス型 「心の教育」っていうのは、一つのスローガンなんです。物質的な豊かさを求めてきたわが国が、精神的な豊かさを求めて教育を転換させようとしたとき、「心」という... 続きをみる
雑記帳が続かない理由|ノートを書くのは好きなのに保管できない私の手帳事情
雑多な雑記帳
ノートとの距離感を見直す|きれいさより「書くこと」を大切にする習慣づくり
やっと受け取れたんだよね…
雑記 ツブヤキ
【育児】次男氏が小学校をサボって、俺はキレちまったよ・・・。4年ぶり2度目。
朝の手帳ルーティン
【雑記】今週のお題「思い出の先生」について!!高校の合唱部時代の先生が最高だった!!みんなで家に泊まりに行ったり、泳ぎに行ったりしてたなぁ♪
【雑記】「行きたい場所」について!!イタリアとか、スペインとか、フランスとかに行ってみたい!!
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第1回 好きなゲームシリーズ発表どらごんが〜
【雑記】ヒロ氏の正月!!あけおめっす!!ことよろっす!!令和7年ものらりくらり生きていきたい所存にございます。あっ、ちなみに年男なんですわ。
【雑記・お題】今週のお題「読んでよかった・書いてよかった2024」について!!リレー小説、坊っちゃん文学賞の小説を書いてみた話!!
【雑記・お題】「今年の目標どうだった?」はてなブログ今週のお題!!
PCデータの整理など思いつくと、いつものように拾い読みを始めてしまう。 99年11月とあるから、もはや前世紀の戯言か。 「心の教育をまとめてみる」として、あるメールマガジンに寄稿した原文が残っていた。 その頃教えていた子たちも、もはや立派な大人。子育て世代といってよい。 そういう意味では何か残ってい... 続きをみる
気温が16℃まで下がった。二十四節気の「白露」にふさわしい朝だ。自転車で近くのコンビニへ出かける。帰り道、毎年のように撮っている草花をパチリ。周囲の稲の実りが例年に比べて早いような気がするのは、長く続いた暑さのせいだろうか。作柄はあまり良くないとTVで言っていた。長雨とかにならないといいが…。 BS... 続きをみる
(2024 あさ出版) 二学期の学校読み聞かせは明日からスタート。今週、来週と4年生が対象なので、ちょうど良いかなと思い、取り上げることにした。本は昨年発刊されたときに買い求めていた。しかし、毎月行っているこども園の子たち相手には無理だろうし、機会を待っていた。県内の出来事、視点人物が自販機…ぴった... 続きをみる
NHKの朝ドラ「あんぱん」を観ていたら、ある言葉が妙に懐かしく思えた。それは「風来坊」。店名としてはともかく、日常生活でこの語を使ったり聞いたりはしない。若い頃聴いていた小坂忠のアルバムに曲があったと思い出した。もともとは、はっぴいえんどの歌で細野晴臣で作っている。いかにも細野テイストだ。 www.... 続きをみる
どちらの著者も「先生」という敬称がぴったりする。学者という肩書を超えている「リンボー先生」。「マイブーム」「ゆるキャラ」の命名者は、揺るぎなくその世界のトップランナーでもあるゆえ「みうらじゅん先生」と敬われている。著された内容になんの共通性も見当たらないが、はっきり読みとれることがあった。 「節約」... 続きをみる
NHK大河ドラマは小学校の頃からほぼ見ている。ご多分に漏れず、戦国時代や幕末が面白い。実はフィクションとは知りつつ、20代から30代にかけての頃、マイヒーローだった人物がいた。それは『国盗り物語』に登場した雑賀孫市(そうか・まごいち)、林隆三が演じていた。あの鉄砲集団が妙に格好良く思えた。 先日、B... 続きをみる
(2019 新潮社) 久々のエンタメ小説。「競馬」「馬主」を描いた物語で、10月期ドラマ放送が予定されているらしい。一国の総理大臣になるより、日本ダービー馬の馬主になるほうがずっと難しい。せめて「馬主になれたら…」も庶民には夢のまた夢。が、そうしたいわば特権階級であれ、何かに縛られ、解き放たれる時を... 続きをみる
どうにか8月の毎日ブログアップが達成しそうだ。遠くへ出かけることもなかったし、体調もそこそこだったし、些細な事でも何かクリアできることは嬉しい。世界的(笑)な提案のわりには拡がらなくても、自分自身に「続ける」というキーワードがまだ健在なことに一安心だ。『続ける思考」(井上新八)を思い出した。 spr... 続きをみる
NHK「プロフェショナル仕事の流儀」に登場するプロフェショナルたちの凄さやひた向きさは疑うべくもない。しかし、多くの場合その人の周りには、「別のプロ」が存在し、形は多様であっても支えたり、つながったりしている。番組に取り上げられた方々の共通点に、けっしてその事を蔑ろにしないことがあると思う。 「どん... 続きをみる
私の住む集落や地区にも、空き地、空き家が目立ってきた。以前から予想はしていたものの現実を目の前にすると、ため息は深くなる。しかしそこに生活者がいなくなったわけではない。昨日、町関連のある委員会視察で町内の小中学校全てを回った。児童生徒数は激減していても、その活動の姿に大きな変化はない。 「見て見ぬふ... 続きをみる
『しんがりの思想』(鷲田清一 角川新書)を読んでいる。著者の本からはいつも刺激を受ける。新書なので軽く読もうという気持ちもあったが、思わず背筋がのびる表現に出会ってしまう。ここには、私達が自分が「市民」として考えるべき問いがある。読み進めながら少しずつメモを残しておき、記憶に留めたい。 P53 「右... 続きをみる
どうでもいいような場面をいつまでも覚えている、そんな会話をよく家人と交わす。とんでもなく恥ずかしいわけではないが、例えば10年くらい前、あるショッピングモールでバッグをどれにしようか迷った時に、店員の女性が「いつまで時間掛けているんだ」というような笑みを浮かべたことが、頭に残っている。 きっと自分の... 続きをみる
昨日午後から、参加している読み聞かせグループの研修会があり「大人のための読み聞かせ」を中心にそれぞれが持ち寄った絵本を紹介しあった。その中で、戦時や平和をテーマにした本が2冊ほど取り上げられ、話題になった。珍しいことではないが、ふと、自分がこうした絵本をほとんど扱っていないと気づいた。 子ども相手に... 続きをみる
来週から学校の二学期が始まる。猛暑のせいもあり、去年の夏休みのように孫の自転車練習をつき合えなかった不満は残るが、多少勉強は見る手伝いはできた。改めて学年が進むと覚えることも加速度的に増える。漢字練習にもずいぶん時間を割いた。必死になって?文字を書きつける孫を見ながら、ふと考えたことがある。 10年... 続きをみる
(2025 岩波書店) 著者は毎日新聞秋田支局の記者。経歴を見ると著書がいくつもあり、いわゆる社会派として名が通ってるのだろう。発刊元が岩波書店とあることからもそんな印象をうける。内容は「現状」「分析」「提言」がセットになって、秋田県の今を掘り起こしている。概ね、頷くことばかり。県民としてエッと驚く... 続きをみる
おっと、自分で決めたノルマ、とうとうこんな時刻になってしまった。ブログにアップすることが定まらない。そもそも昨日の時点で若干焦ってはいたのだ。明日から始まるこども園読み聞かせの準備が立ち遅れた。隣市図書館で借りてきた一冊『カブトくん』をPPT作成するのにも手間取ったし、他の本も未定だった。 なんとか... 続きをみる
子どもたちが聞きたがる定番に「こわい話」がある。もちろん、こども園児を対象にする読み物はどこかユーモラスな形になっていることが圧倒的で、その意味ではどんな話を選んでも安心と言える。今回、選んできた紙芝居にもいくつかあり、題名だけ見れば対照的な二作品があって目を惹いた。ひとつめは『ひとつめ』で… (1... 続きをみる
隣市図書館で廃棄処分となった資料が「図書館で役目を終えた本」として、エントランスに並べられていた。今回は結構な量の紙芝居もある。持ち帰り自由ということで、ざあっと目を通して十数本を選んだ。今朝から改めて一本一本見直してみる。直観的に手にとったが、いい作品ばかりだ。役目は終わっていないよ。 (1979... 続きをみる
昨夜は比較的気温が下がったようだが、相変わらず何度も目を覚まし、すっきりはしない。5時半頃から読みかけの小説『笑うマトリョーシカ』(早見和真)に40分ほど目を通してから起床。あれっ両足の太腿が少し痛い。昨日何か運動をしたっけと頭を巡らしたら、午後に隣市の図書館へ行ったときのことを思い出した。 本の返... 続きをみる
(2023 ポプラ社) よく注文するネット書店のメルマガで紹介されていた。ベストセラー本『嫌われる勇気』の著者だ。しかしそれは読んでいない。ただ、「糸井重里」をテーマにした本を数年前に読んでいてメモは残っていた。今回の書名もなかなか洒落ているし、図書館から借りて読んでみた。対象は中高生と言えるが、十... 続きをみる
(1975 CBSソニー) 昨日、古井戸のCDを注文したことを書いた。ただずっと以前から持ち続けているCDもあるにはある。職に就いた頃レコード盤を廃棄し、その代わりにと十数年前に買い求めたものだ。自分にとってはメモリアルな1枚。「酔醒」という唯一ソニーから出したそのアルバムは、今だとyoutubeで... 続きをみる
ポイントやクーポンの「沼」にハマっているのか…と不安が襲う。どうもこの頃、未読の本が増殖している。2つの図書館から借りているのはここ数カ月間同様だが、中古本も新書・文庫などを中心にずいぶんと並んできた。複数サイトからの「●●円引き」「▢▢パーセント還元」の甘いお誘いに手が引っ張られる。 今週は止めと... 続きをみる
spring254.hatenablog.com 先週書いた「長新太」の本を、この頃毎日読んでいる。そして、改めて気づくのは、自分がいかに「言葉」に重きを置いているか、ということ。間違っているとは言えないが、「絵本」を読む場合には十分にその癖を自覚せねばならない。「読み聞かせ」という語の使い方につい... 続きをみる
TVで放映された映画で、戦時中に「かき氷」を食べるシーンがあった。当然今のようなシロップはなく、「雪」と「みぞれ」という砂糖のみを使ったもの。…昭和40年代初めまではこの辺りでもあったのではないか。名前は「しらたき」だった。近くのI食堂ではそれが一番安価で、15円ということを覚えている。 その頃、イ... 続きをみる
(2007 集英社) このところ購読した新書はみんな面白いものばかりで、この一冊も非常に興味深かった。冒頭に示されている「偶然とは何か」という問いに対する答は、辞書的な意味も含めて様々だが、私には40番目の断章に書かれてあること「もし無人島で暮らしていたら、果たして偶然ってあるんだろうか」が印象に強... 続きをみる
(2025 小学館) 何年かごとにマイ俳句ブームらしき日々がやってきていたが、長い期間継続したことは今までない。『ブレバド!!』も年に一、二度見る程度。しかし著者の小気味よいトークは、いつも気になる存在だった。この一冊もエッセイでありぺらぺら読み進められた。そして、ある気づきを得た。俳句に親しめない... 続きをみる
図書館エントランスに、「町の未来」をテーマに来館者が付箋を自由に貼り付けるコーナーがあって、何気なく目を落とした。「子育て・教育」の箇所に「テストがんばろう 頭よくなるよ」という一枚があり、すぐ下に「頭よくなると なぜ良いのかを 説明できる 親が ふえるともっと よくなると あたしは、おもう」という... 続きをみる
TVのニュースやドキュメンタリーで外国人が登場し、日本人の声によって翻訳される場面が一日に何度も登場する。よく聞いていなくても、自然に頭に入ってしまうフレーズが結構ある。まあ多くはアメリカのように思うが、例えば「なんてこったい!!」「そうだと思っていたぜ!!」「ああ、なんて○○な方なんでしょっ」 吹... 続きをみる
8月5日朝、ようやく雨の音が聞こえてきた。誰か、てるてる坊主を逆さまに吊るしてくれたのだろうか。6月の末日にこんなことをブログに記していた。 spring254.hatenablog.com あの頃の心配が現実になり、「まだ降らないか。いつになれば…」という皆の思いが、空に圧しあがって雲の涙を誘った... 続きをみる
正確な期日は忘れたが、七月初めのお昼時に猛烈な雨が30分以上続いた時がある。気象放送で「バケツをひっくり返したような雨」という表現が使われるのを耳にしたことがあるが、まさにそんな感じだった。被害を出す程には至らなかったが少し恐怖を感じた。しかし今思うとその日から雨がないことの方が深刻だ。 メディアで... 続きをみる
子どもの頃に、TVのバラエティ番組だったと思うが、電話の受話器をとるアニメーションで、「if if if if …」とテロップが流れたシーンがあったことを覚えている。それが間違った訳し方であると程なく気づくのは、英語学習で「もしも~~なら」という構文を習ったときだったろうか。Ifのインパクト、いまだ... 続きをみる
(2025 徳間書店) 六月に読んだ同名書の二作目と思い手にした。あとがきにあるように、実は『中庭のオレンジ』もシリーズに入っていて、三作目ということらしい。しかし、何か明確なつながりが整えられてはいない。この一冊も、前に持った印象通りなかなか捉えにくい話だ。いわば淡々と、空想と現実がない交ぜになっ... 続きをみる
当時、深夜ラジオリスナーではなかったが、曲をリクエストすることには憧れていた(笑)。その頃仙台にあったリクエスト喫茶に通ったのも1974年だ。店内だけで通用するペンネームを「●●オサム」にしたのは、「傷だらけの天使」の影響だっただろうか。弾けられない暮らしは、ドラマの人物の破天荒さを欲した。 さて同... 続きをみる
NHKBSのアナザーストーリーで取り上げられていたのは、あの伝説的なドラマ「傷だらけの天使」。放送されていたのは1974年つまり昭和49年、自分が大学に入った年だ。もちろん、毎週欠かさず観た記憶がある。あのオープニングの格好の良さは、いったい何だったのだろう。「時代」という言葉で一括りできるか。 番... 続きをみる
先週から毎日のように西瓜を食べ続けている。全部、もらいものである。有り難いことだ。時期なので「小玉すいか」と言われる品種、それには「ひとりじめ」とか「チッチェ」とか、それらしい名前がついているが、それでもこの齢だと半玉が精一杯だ。夏休みに入った孫も好きで、手伝ってくれるので(笑)助かる。 思えば、西... 続きをみる
秋田方言の有名な語の一つに「ホジナシ」「ホジネァ」がある。「ナシ(ネ)」がは「無」なので、「ホジ」が根幹である。この語源については当て字も含めて、関連図書、サイトに多様な記載が見られる。「保持」「本地」「方図」「本陣」「本心」などがあり、なかなか興味深い。少し掘り下げて考えてみるに値しそうだ。 まず... 続きをみる
もう一つ、大相撲話題で。新横綱が2敗した時点で「ひょっとしたら」、3敗した時には「これはもう…」と、優勝に一番近い力士は、と我が家の高齢者夫婦が予想したのは、安青錦だった。今場所の戦い方は際立っていた。2敗はしていたが、頭をつけ腰を低くしてからの攻守は安定感があり、崩れないはずと思った。 14日目新... 続きをみる
新しいアリーナでの本場所の風景は、TV視聴者にも新鮮に見えた。昨夏のことも少し思い出しながら、じっくりと見入ることのできた15日間だった。新横綱大の里については、様々な方が様々な理由を挙げていて、もっともだなと感じることが多かった。評論家ではないが、諺や四字熟語で総括しやすい感覚を持つ。 例えば「好... 続きをみる
午前中に訪問したこども園では、夕方から「夕涼み会」を行うとのことで、一室を黒い紙などで囲い「おばけ屋敷」を設けていた。入口に稲川淳二の写真が貼っていたのには笑ったが…きっと親子揃っての楽しいひと時になるだろうなあ。読み聞かせは年中・年長児揃って聴いてくれた。その中の一冊がこれであった。 (2004 ... 続きをみる
spring254.hatenablog.com 夏の読み聞かせは、結構定番があり、今年も「うみキリン」と「ありとすいか」からスタートしてみた。ただ、昨年も聞いている子たちがいるので、その園は趣向を変えたいと選んでみたのが、この紙芝居。もともとは古典落語だそうだ。「ふんどし」や「くだしぐすり」など説... 続きをみる
『笑う門には病なし!』に続いて、ミシマ社刊行の本を続けて読んだ。 (2020 ミシマ社) 「忘れてしまった言葉を一枚の紙に、そのたびごとに丁寧に書き記していく。」いったい何のために、と思う。しかしこの作業と思考が目をつけられて雑誌連載となり、こうして一冊の本になるから驚きだ。「書道」という形にも何か... 続きをみる
この時期なら「なつのおとずれ」などを読むのがふさわしいのだろうが、今回選んだのは「もくもくやかん」。これは、先日の「かがくいひろしの世界」に行ったからではなく、以前購入していて機会を伺っていた一冊である。先月から続く暑さは少しシンドイし、やはり雨が降らない影響が、徐々に心配を募らせる。 (2007 ... 続きをみる
久しぶりに秋田ふるさと村へ、というか県立近代美術館へ「かがくいひろしの世界」展を観に行った。かの「だるまさん」シリーズは自宅でも愛読書だったし、こども園の読み聞かせでも何冊か取り上げたことがある。 akita-kinbi.jp 独特の特徴ある描写は「唯一無二」に近い存在かもしれない。脚光を浴びたのが... 続きをみる
中学生の「政経」の時間に、衆議院と参議院の役割の違いを学習した。参院が「良識の府」と呼ばれ、選出された議員は6年じっくりと政策課題に取り組む、衆院のチェック機能を果たすことを学んだはずだ。その説明は今も変わらないのではないか。しかし現実はどうだ。そこに見える多くは「数合わせ」でしかない。 間引かれた... 続きをみる
7月18日、去年の今日は名古屋で大相撲を観戦していた。今、TVに映る新しいアリーナではなく、旧い愛知県体育館である。一人横綱として頑張った照ノ富士が決定戦を勝ち抜いて結局最後の優勝を飾り、貴景勝が大関陥落となった場所。若手の台頭が目覚ましい年だったが、ある意味象徴的な出来事が多かった。 spring... 続きをみる
やはり電気料金は高かった。毎月中頃に「ご使用量のお知らせ」が届く。先月期に比べれば使っているのは当然だが、昨年との比較でも3割増程度だった。雨は降らず湿度が上がらないとはいえ、温度が高くエアコン使用度が増えた。それでも孫たちを迎えに来る娘たちには「暑いんじゃない」と心配される時がある。 一応、温度・... 続きをみる
(C)2007 福田ますみ/新潮社 (C)2025「でっちあげ」製作委員会 この原作は読んでいた。もう13年前になる。読んだのは文庫で、単行本出版は2007年である。映画を観る前にふと「なぜ今頃か」と思った。「実際の事件」が映像化されるには、もちろん内容に左右されるだろうが様々にクリアすべきことがあ... 続きをみる
(2022 中央公論新社) 300ページを超すが21話あり掌編集といっていい。ただ、冒頭にある表題作「中庭のオレンジ」は、続編のように配された2編がある。そのうちの一つは結びにあり、単行本のための書き下ろし。つまり表題作がこの本の骨格とも言える。発端は戦火で図書館の本が焼けないように、書籍を中庭の土... 続きをみる
朝、ベッドの上で『鯨オーケストラ』(吉田篤弘)を読み終えた。いつもながらのいい物語だったなあ…と壁に貼ってあるカレンダーをみる。今日は7月7日、七夕、あれっそうか令和7年ではないか。何より、今年の漢字を「七」と決めたではないか。揃う日は一年に一度はあるけれど、今回はスペシャルにしないと…。 まず、家... 続きをみる
(1968 福音館書店) 5月に『だるまちゃんとてんぐちゃん』 を読み聞かせ、6月末から先週までその次作であるこの一冊を取り上げた。最終日となった2日水曜日は園から帰ってきた直後に、雷と強い雨に見舞われた。短時間ながらまさに「バケツをひっくり返した」ような勢いだった。孫に訊いたら、園では泣いた子もい... 続きをみる
「死ぬまでに行きたい世界の絶景」だと言う男鹿市雲昌寺の紫陽花を見に出かけた。名が知られてから結構経つようだが、冒頭の公式WEBサイトで2017年国内ベスト絶景 第1位に選ばれたのが、起爆点になっているようだ。人気が出たからのランキングだろうし、それ以前からのブームと考えると10年以上だ。 鎌倉の長谷... 続きをみる
二つの図書館から借りている本が16冊。先月購入している本が11冊。絵本が半分程度あるが、読了していない小説など5,6冊ある。それ以外に就寝時はコミックを手にするのが常で、買ったがまだページを開いていないのが2冊。我ながら「どうしたもんじゃろな」と、トト姉ちゃん(古っ)のように呟きたくなる。 (ちくま... 続きをみる
(小学館 2025) 「成瀬ファン」を自認する者としてこの作家の新作を待っていた。いわゆる青春小説。高校生が五人集まり平安時代をテーマとした部活を作り、挑戦していく、爽やかな物語。正直、物足りなさはあったが、描かれた「今時」にやや憧れを抱いたのも確か。こんな高校生活を送れたら、さぞかし楽しかっただろ... 続きをみる
何の本を読んでいた時だったか、ふと「てるてる坊主」のことを思い出した。いつから見ていないか。確か十数年前に修学旅行引率の時に、バスガイドさんの提案でそれぞれが簡単なものを作り、バスの窓の内側に貼り付けて下げた時からだろう。明日訪問する遊園地の時間帯は好天になりますように、と皆で願った。 あっという間... 続きをみる
(こぐま社 2023) この絵本なら3歳児あたりかなと思いつつ、年中・年長児に読み聞かせているのは、全体の流れを考えた配置だ。ただ「へんしん!」はとてもいい響きだし、子どもたちの目は惹きつけているようだ。そして終わりのページに登場する男の子が、もりもり食べてぐっすり眠って、それから「へんしん?」とな... 続きをみる
「羽後噺」トップ 昨年6月に「羽後噺」というサイトをアップしてから一年が経った。昨年春まで勤めていた図書館でブログを開設したのは5年前だ。新着図書やイベント、展示などの紹介とともに、何か文化的な内容の発信をしたいと考え、町に関わる広報や文集、出版物などを思いつくままに書き続けた時間は充実していた。 ... 続きをみる
こども園の読み聞かせではリコーダーを持参して簡単な曲を吹き、何を話すか予想させる。その2回目は「ホタル」。先月の「カエルのうた」はどの園でも知っていた。ところが今回の「ホウ ホウ ホタルこい」は、30数人の年長児、全員がポカンとして聴いている。「じゃあ先生に聞いてみよう」で切り抜けた。 もちろん、実... 続きをみる
読了した後も、時々めくってみている。『京都で考えた』(吉田篤弘)という、一見平凡な題名には、いろいろと大切なことが意味づけられている。それは「考えた」という動詞、行為に何より重きが置かれる。「京都」という場所がそれを後押しするのだろう。この国にある、一つの典型的な街であることは確かだ。 伝統とか文化... 続きをみる
今週は読み聞かせがなんと4回(一つはこども園、あとは小学校)予定されている。一年で最も多いかもしれない。一箇所3冊以上は読むし、当然新しく選書したものがいくつかある。予習も兼ねて下読みを振り返りながら紹介してみる。 (偕成社 2022) この作家の本は、図書館で『たまごのはなし』『いちじくのはなし』... 続きをみる
気の向くままの乱読者が求める本は、図書館には揃えられていないものも多いので、どうしても中古書店のお世話になる。販売する側として一応の点検・管理はするだろうし、そんなに頻繁ではないが、中には書き込みがあったり、サインされたりしている書籍もある。先日、購入した本には一筆箋が挟まっていた。 「Oくんへ」と... 続きをみる
(紀伊国屋書店 2007) もちろんこの本を読んだことがきっかけである。本編2時間ちょうどのドキュメンタリーを、ナレーションもBGMもなしで視聴するということだけでも貴重な体験だった。TVでもよくドキュメントを観るが、ふだんいかに自分がそうした情報に呑みこまれているか考えざるを得ない。感想は常に誘導... 続きをみる
三年前に町内こども園の読み聞かせをスタートさせた時、この一冊から始めていた。三匹の子ザルの兄弟たちに「危険だからマンゴーの木には近づくな」と言いつけて親ザルは出ていくが、三匹は「もしかしてマンゴーを見るだけなら」「もしかして一個だけなら」と行動し、終いには虎に追いかけられ…という展開だ。 「もしかし... 続きをみる
「とうとうやったか」と思った5月最終日の朝。コンビニへ行こうと財布を探したが見当たらない。日常茶飯事のモノ探しだが、実際に今まで落とした経験は一度のみ。前日の使用記憶をたどり、カードもあるし今後の弾道りを考えようとした矢先、クローゼットの棚の上にポロリと茶色い姿が…いつもこのくり返しだ。 春山の最初... 続きをみる
家人が病院の待合室で聴いた、高齢者同士の会話を懐かしがって教えてくれた。「オレな、まだぁ 薬ミイロも 増えでよぉ」…ミイロとは「三色」のこと。つまりは、また投薬が三種類も増えたという話だ。「イロ」かあ…この頃あまり使わなくなった。これも方言だろうか、いや違うはずだと電子辞書を開いてみた。 広辞苑には... 続きをみる
土曜朝、雨が降っている。今日の小学校運動会はやはり順延だな…と思っていた午前六時ちょうど、バーンババーンと花火の音が響く。えっ、えっと思わず声を上げたが、ああとすぐに気づく。「今日5月10日、火防地蔵さんのお祭りだな」と家人に知らせる。ほどなく娘から順延を知らせるメールが転送されてきた。 2025.... 続きをみる
「物は試し」という慣用句をこの頃あまり聞かない。古びた言い方になったか。生活として一般的になっていて例えば「お試し」という語はかなり高頻出だ。これは「無料」が頭についてくる場合が多く、要は商業ベースの一環ということか。それを踏まえながらも「物は試し」にあるチャレンジ精神は大事にしたい。 楽器を買うな... 続きをみる
今期のNHK朝ドラはなかなかよろしい。どうしても前期との比較になるが、時代の取り上げ方が王道と言えることも要因だろう。キャラクターは好みと言っていいが、主人公の特徴をよく生かしているのでメリハリが感じられる。当然ながら話題になっている土佐方言…この「たまるか!!」は小気味のいい言葉だ。 やりとりの設... 続きをみる
前月、前々月のややバタバタした印象と比べると、落ち着き充実した一か月間だった。もちろん世間は関税や米価や選挙で騒がしかったが、自分との距離が近くなかったせいもあり、そのせいで心が乱されることはなかった。ただ、いずれも関係のない問題ではなく、引き寄せて思考してみる習慣は忘れてはいけない。 年度スタート... 続きをみる
昨日、遠い地で働いている教え子のFB記事をみたら、誕生日だったので久しぶりにコメントを送った。「めでたい!!きっと明日は、もっといい日になる」と常套句でもあり、県出身シンガーの作った歌詞にも似ているその言葉…夕方、風呂に入っていたら、突然脈絡なく頭に浮かんだ…「『いい日』ってどういうことだ?」 それ... 続きをみる
PC画面が真っ暗になった。寝床から出て、いつものように電源オンをして初期始動画面になったので、PINナンバーを入れた。えっ、カーソルは動くのに一向にディスプレイが戻らない。前兆はあった。昨夜寝る前にシャットダウンできずスリープで済ませたのだ。しかしそれが原因ではないはず…スマホで調べる。 結局、何度... 続きをみる
定期預金を解約して少しまとまった額を現金で受け取る必要があるので、銀行へ事前に電話を入れた。予想はしていたが、詐欺事件多発は影響が大きい。使い道を行員が軽く訊いてくることは以前もあった。しかし今回は「警察」からの指導もありときた。事情を訊かれても…という話に『かまいませんよ』と応える。 電話口でそう... 続きをみる
まだ半ばだが、世界的に見れば(笑)この4月は「トランプ関税発動」が刻まれることになるのか。その影響について様々に解説がされ、そう動くだろうと思いつつ、何かができるわけでもなく、いつものように冬の始末をして、春に備えるしかない。仮に「関税の波」が押し寄せても、この場で踏ん張っているために… 今年も木瓜... 続きをみる
一度も棄権はしたことがない。今回も県民、町民としての務めをきちんと果たしたいと考えた。それにしても…と、選挙運動期間中に頭をよぎったのは、どの候補も「政策に手詰まり感がある」。明確な争点があると見えるものも、方向性にそれほどの差も感じない。さらに選挙公報に載せられている文言の曖昧さ…。 かつてスタッ... 続きをみる
春からの連続ドラマが始まる前に、1月期のドラマについてだらりと書きつけよう。なかなか面白く視た印象がある。NHKでは連ドラ『おむすび』は世間の評判通り低調だったが、大河ドラマ『べらぼう』は異色の展開だし、『東京サラダボウル』『リラの花咲くけものみもち』などは、丁寧に作られていて楽しんだ。 民放では、... 続きをみる
前月と比べて明らかに早く過ぎた。この感覚にちょっと戸惑ってしまう。ボランティアの読み聞かせはこども園のみで四回、あとは公的な会議等もなかった。親しい方々と一献できたのがちょうど中間地点だ。その後の関西旅行の前後が慌ただしかったからだろうか。ブログ更新も「羽後噺」は目標値7に届かなかった。 手元に1枚... 続きをみる
一月半ばに町歴史民俗資料館主催の「郷土かるた大会」が行われた時に、所属している団体として協賛したい旨を相談し、内容の一つに「羽後町クイズ」を入れ、主担当になった。図書館勤務時にも似たような企画をしたので、それをもとに手直しをして完成させた。当日は、概ね好評のうちに終えることができた。 クイズ作成で新... 続きをみる
去年の今日、記した駄弁に今の自分を問いかけてみると、「19歳の半世紀」なのか「18歳の半世紀+1年」なのか…。言うまでもなく後者か。きっと生物年齢の18から19は、実に様々な出逢いや変化があったはずだ。なんせ初めての一人暮らし、大学生活、ゼミやサークルへの参加、そして当然のように飲酒、喫煙… まさに... 続きをみる
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