自転車と列車の旅 追憶記のムラゴンブログ

  • 旅で出会った海(Second piatto編)

    広島、呉市から尾道まで向かう「さざなみ海道」からの景観 まるで海面が光を放つがごとく輝いてる。 この先、宿が取れそうな気配がなく先を急いでしまったが、夕日をこの場で体験したかった。きっと素晴らしい景観を見せてくれたであろう。 記事 怪しい人物 しまなみ海道沿い「大三(おおみ)島」からの景観 なんとま... 続きをみる

  • 旅で出会った海(Primo piatto編)

    博多から自転車で移動中に出くわした玄界灘 あいまいな水平線にぽっかりと浮かぶ島 曇り空もいいもんだ 唐津街道二丈PAより 記事 期待に膨らむ胸 出島を探しにうろついた長崎港 さっすが、観光港 めっちゃ綺麗でびっくり わが町四日市港がなんだか、、、

  • Caffe 後世に残すべきもの

    旅を終え自宅に戻りテレビを点けると、熊本の地震がニュースで流れている。ほんのつい先日に滞在したばかりで、見学した城などに大きな被害が出て驚くばかりだ。真っ先にホテルのフロント女性(Primo piatto 嫌な予感)の安否が気にかかる。発生が勤務中であれば、客の避難誘導など多くの苦労があるであろう。... 続きをみる

  • Dolce 不人気スポット

    今日こそは家に帰ろうと心に決めてカフェを出発したのだが、目の前は日本の歴史上最も由緒ある場所であろう。訪れたい箇所がいくつもあるのだ。 金閣寺、銀閣寺、清水寺等々有名どころに行けば、きっと素敵なお姉様達で溢れているに違いない。想像しただけでワクワクするが、無信仰である私は、仏閣にはまったく興味がない... 続きをみる

  • Dolce 自転車活用の効果

    雨もすっかり上がり、ネットカフェを朝早くに出発した。この先は都市部が続き、快適なサイクリングとはいかないであろう。 国道2号線は早朝にも関わらず多くの車で溢れ、排気ガスを撒き散らし走っている。複数の人が乗る車はまず見かけない。一人一台だ。 自家用車が夢の時代から、一家に一台、そして一人に一台の時代が... 続きをみる

  • Dolce お宝

    街を出て東に進路を向けると大きな山がそびえ立っている。ヒルクライムは避けるべきであろう。輪行するか、かなりの距離を強いられるが海岸線に進路を向けるかで、海岸線を走ることにした。決して平坦ではないが、綺麗な景観が目の前に広がる。 https://public.muragon.com/bhv30qla/... 続きをみる

  • Dolce AKR47

    翌朝、何の感動もなくホテルを出て、城と、隣接する日本三名園とうたわれる、かつての大名庭園を目指し自転車を走らせた。 加賀100万石と言われる金沢の兼六園、徳川の御三家である水戸の偕楽園、池田さん(当地藩主)もお金持ちだったのであろう。 お城は太閤秀吉が築城した大阪城の天主を模索したことや、黒塗りであ... 続きをみる

  • Dolce 古き良い時代

    宿を出て、駅に向かい輪行して移動しようか、自転車で走るか悩んだのだけれど、十分に休息を取った身体は、自転車での移動を望んだみたいだ。 今回の旅の目的は、残す一点を除き達成することが出来た。いずれ消え行くであろう街を象徴する屋台での食事、日本の歴史上、いや世界の歴史上、目を背けてはならない2箇所、それ... 続きをみる

  • Second piatto ご当地ラーメン

    楽しかった飲み会の翌朝は、なんだかぽっかりと穴が開いたような不思議な気分だ。女性たちは朝早くに出発の予定と話しており、すでに宿を後にしているであろう。 電話を見るとメールの着信を示すランプが点灯し、確認すると、昨夜の女性からのメールであり、心温まるものを感じる。人の煩わしさと温かさが心の中で交差する... 続きをみる

  • Second piatto アフター・サイクリング

    市街地を目指し自転車を走らせ、駅前すぐのビジネスホテルを当たるが空き部屋がない。通りをざっと見渡し、一番遠いホテルから攻めることにして、第一ホテルに行き着いた。 見栄えのするホテルでは決してないのだが、私にはここに決めたいと願う要因があったのだ。ドア越しに中を覗くと、なんと4人組みの女性が今、正にチ... 続きをみる

  • Second piatto マジック・アワー

    ブルーラインは海岸に出くわし、この海道の最後の橋が姿を現した。 橋へと繋がる螺旋道は、山の緑と海の青を交互に映し出す。もうまもなく日が沈むであろう。 橋に上がると空は薄っすらと朱く染まり、海面もまた朱く光を放つ。朱色は深まりを増し大小の島々が織り成す多島美の世界に色を添える。なんて見事な景観であろう... 続きをみる

  • Second piatto やがてひとつ

    次なる橋を渡ると、多くの方が知る地名で塩が有名な島である。生産なのか製造なのか、どちらが適切な言葉であるのかよくわからないが、自然海塩ではないので製造がより正しいのかもしれない。 悪しき塩の専売が解かれ、「塩が選べる時代」を作り上げた功績は大きい。 ブルーラインは穏やかな丘陵地帯を越え、海岸線へと進... 続きをみる

  • Second piatto 道の駅

    橋を渡ると県を越える。海道の中でこの島がもっとも観光地化が進んだ島であるかもしれない。その最もは道の駅であろう。橋から一般道に出るとその姿を現し、多くの飲食店が軒を連ね、岸壁は綺麗に整備され、旅行く人達の憩いの場となっている。 https://public.muragon.com/bhv30qla/... 続きをみる

  • Second piatto 目的を達成するには

    コーヒーを終えて出発すると、ブルーラインは島の中心地に入り、多くの観光客が集まっている。箱物の観光施設には、さほど興味もなく全てをスルーし通り抜けた。 中心地を外れ、視界に海が現れ綺麗な景観が広がる。すると何かあったのであろうか、魅惑のおしりが歩道上で立ち尽くしているのだ。きっと、私を待っていたので... 続きをみる

  • Second piatto 魅惑のおしり

    朝食を済ませ宿を後にし、自転車乗りの聖地と呼ばれる海道を目指す。いくつもの島を経由し、民官一体となってサイクリストを受け入れる、日本では数少ない場所のひとつだ。一気に走破するもよし、のんびりと島をめぐり何泊もかけて行く事も楽しいであろう。 昨夜も訪れた起点駅には、ホームに自転車が飾られ、気分を高揚さ... 続きをみる

  • Second piatto 怪しい人物

    きっと私に恋をした、彼女と別れを告げ、次なる目的地に自転車を走らせた。 市街地から進路を東に向け走り、その後、南に進路をとり海岸に出る予定だ。海岸に出ると見事な景観が姿を現す。大小の島が浮かび、まるで海面が光を放つがごとく輝き、爽やかな潮風が吹いている。しばらく自転車を停め景色を楽しむのだ。 この海... 続きをみる

  • Second piatto 知的な女性

    海峡を越えても雨は止むことはなく、ほぼ一日列車を乗り継ぐ旅だ。 特急列車であれば長時間の乗車にも耐えうるシートの形状、クッション性、リクライニングでそれほど疲れることはないが、ほぼ直角のシートでとても疲れる。車窓からの景観も雨で見にくく楽しむことが出来ない。 長い長いJRの旅を終え、駅に降り立ったの... 続きをみる

  • Primo piatto 脱出

    朝、目が覚め窓から外を覗くと、昨夜から降りだした雨がまだ残っている。 盗難の件もあり、憂鬱でこの地からいち早く出たい気分だ。何と表現していいのか適切な言葉が見つからないが、とても不思議な感覚なのだ。何しろこの地に留まることが嫌で嫌で仕方なく、逃げたいに近い感覚である。 朝食を済ませ、駅まで数百メート... 続きをみる

  • Primo piatto 嫌な予感

    船は出発した港から湾を渡り対岸に入港し、中心部から見て西の外れだと聞き市街地を目指した。おおよその距離を聞いていたが、その距離を過ぎても駅は見当たらず、かなり遠くまで来てしまったようだ。休憩がてらコンビニに立ち寄り、道を尋ね、再度駅周辺を目指した。 かなり道に迷い駅に到着したものの、大きな風呂に入り... 続きをみる

  • Primo piatto 自然の猛威

    朝、汽笛の音で目が覚め窓の外を見ると、綺麗な海が広がりフェリーが入港しようとしている。何処から来たのであろうか、また、ここから何処へむかうのだろうか。船旅もいいかもしれないと感じる。 https://public.muragon.com/bhv30qla/b0nry7h9/resize/184x18... 続きをみる

  • Primo piatto 一二三

    輪行は山越えだけで終わらず、山へと向かうローカル線の分岐駅まで続け、ここで宿を探すか、ローカル線に乗り込み山の近くに宿を探すかの選択となった。 ローカル線での輪行も大丈夫で、また最終駅には3軒ほどのビジネスホテルもあるとのことで、そのまま輪行を続けることにした。 この路線は半島をほぼ一周する路線であ... 続きをみる

  • Primo piatto 駅長の仕事

    どこに向かうか考えながら自転車を走らせると、20年もの昔、噴火で大きな災害を出した山が頭に浮かんだ。報道で見た火砕流は未だに目に焼きついている。 国道を走った後、きっとこっちに行けばと安易な気持ちで山に入り、道がくねり方角が定まらない。再度国道に出て現在地の確認をしようと店を探すが、こんなときはコン... 続きをみる

  • Primo piatto 長年思い続けた地

    いったいなんと言う光景だろうか。ここで見たことは生涯忘れることはないであろう。 ここは決して観光のついでに立ち寄るところではなく、私が長年思い続けてきたところで、私がこの地に向かった理由はすべてここにある。自分の足で立ち、目で見て感じたかったのだ。 世界の歴史は戦いの繰り返しで、日本は250年以上続... 続きをみる

  • Primo piatto 破壊

    目覚めはすこぶるよく、風呂とサウナを楽しみ朝食を済ませ、昨日探せなかった出島を目指し海岸に自転車を走らせた。 素晴らしく綺麗な港で、遠くの埠頭には大型客船も入港している。 https://public.muragon.com/bhv30qla/65izi0d9/resize/184x184.jpg?... 続きをみる

  • Primo piatto 偉大な英雄

    宿に戻り今日見て感じたことを、飲食コーナーのカウンター越しに目に入ってしまう、決して綺麗とは言えないお姉さまを見ないように、ビールを煽り物心にふけっていた。 この地には至る所に坂本竜馬がいて、多くの銅像が建ち、街の象徴となっている。象徴ならまだしも依存している感さえあるのだ。人気があり目当てに観光客... 続きをみる

  • Primo piatto 平和な世の中

    翌日目が覚めると、酒の飲みすぎであろう体が重く、すっきりとしない。雨も激しく降っており憂鬱だ。このまま滞在し雨の上がるのを待つか、JRで移動するかであるが、とりあえずチェックアウトを済ませ駅に向かうことにした。 駅のコンビニで軽い食料を調達して、雨が上がったら自転車に切り替えようとJRに乗り込んだが... 続きをみる

  • Primo piatto 残したいもの

    商店街では夕飯に辿り着くことが難しく、駅に足を向けると全国チェーンの居酒屋が二店営業をしている。単純に比較は難しいであろうが、この街にはこの居酒屋が二軒潤うだけの容量があって、この進出がなければ地元に根ざした居酒屋が二軒は潤うことができるはずだ。 焼き物で有名な街ではあるが、観光が大きな収入源のはず... 続きをみる

  • Primo piatto 言葉

    曇り空は遠く水平線との境をあいまいにし、薄っすらと浮かぶ島々をより幻想的に映し出している。晴れた日にはその美しさがあり、また雨の日もしかりである。 やがて県境を越え松原が覆う。このとき雨が少しだけ降り出したのだ。日本三大松原のひとつで、4km以上に及び見事な景観を作り出している。もちろん自然ではなく... 続きをみる

  • Primo piatto 期待に膨らむ胸

    旅三日目の朝を迎えたが、昨日まではある程度行程を決めて行動しており、今日からが本当の旅の始まりかもしれない。 朝食は昨日とは違う店で取り、こちらもバイキングとあり内容はほとんど変わりはしない。 店の中は日曜の朝にも関わらず、若いスーツ姿の女性が多いのだ。きっと新人研修なのであろか、綺麗な方もそうでな... 続きをみる

  • Primo piatto 消えては現れる景観

    旅二日目の朝、熟睡できたのであろう、目覚めがすこぶる良い。窓を開けると空は雲ひとつなく青くどこまでも続く。身支度を済ませ、朝の自転車散歩だ。 駐輪場で自転車の無事を確認して一安心だ。この駐輪場はとても明るく防犯カメラも設置され、盗みを生業としている方にはさほど苦にせず、プロの仕事として遂行するのであ... 続きをみる

  • Primo piatto 35年ぶり

    3時間半に及ぶ新幹線の旅が終わり、ついに来たぞ、と心の中でしっかりと叫んでいた。高校の修学旅行以来35年ぶりにこの地に降り立ったのだ。修学旅行の思い出は多く残るものの、当時さほどこの地に興味はなかったのだ。 今は見て感じたいと思うことが多く、しっかりとした目的になっている。ここ数年の間にこの地を訪れ... 続きをみる

  • Antipasto ハラハラ、ドキドキの体験

    列車はゆっくりと名古屋駅のホームに入る。自転車の固定を外して出入り口の前に立ち開口を待つと、折り返し亀山行きとなる列車を待ち、人が列を作っている。整然と並んだその姿に、日本人の行儀よさと右に習え的な嫌な感覚が交差する。 扉が開き自転車を抱え降りようとすると、なんと我先にとダンプカーのごとく様相を化し... 続きをみる

  • Antipasto 癒しの寄り道

    初日 癒しの寄り道 楽しみなことを前に、人は往々にして落ち着かない。昨夜も考えるべきことではなく、余計なことが頭をかすめなかなか眠ることが出来なかった。 旅に対する不安はもちろんあり、宿の確保で予約が難しいのだ。宿の予約をするには確実にその場所に到着することが前提であり、今回の旅はより自由に行きたい... 続きをみる

  • Aperitivo 自転車と列車の旅 追憶記

    どこか遠くへ行きたいな。毎日が同じことの繰り返しで、きっとこんなことを感じたのだろう。見知らぬ土地は多くの刺激と感動を与えてくれる。 元々出歩くことは好きで、国内の経験しかないが多くの旅行はしてきた。行き先を決め宿の手配をし、緻密までとはいかないものの大まかなことは決めて行動をする。旅行の手段も自家... 続きをみる

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