• でんでんむしの かなしみ

    わたしの せなかの からの なかには かなしみが いっぱい つまって いるのです                           新美南吉  でんでんむしはある日「たいへんな こと」に気づく。このままではもう生きていけないと友だちに告げると、誰もが「あなたばかりじゃ ありません」と言う。みなそれぞれの悲しみを抱えるからこそ、いたわりあうこともできる。でんでんむしは「わたしは わたしの かなしみ

  • 女たちのかなしみ

    「なぐさめるのでも、抱きかかえるのでもなく、 互いに共有しえない闇の、 その共有しえないということの重さを共有していくこと」 働き手、母、娘、妻。 女性はつねに分断と矛盾を幾重にも負わされてきた。 だから「とり乱し」て当然なのに、 その痛みをも飼い殺すよう迫られる。 ならば逆に「とり乱し」を抑えず、 「愚かさ、弱さ、みっともなさという 負の人間性でつながっていく」ほかないと、 かつてのウーマンリブ