エッセイ 俳諧鑑賞 <高浜虚子>
去年今年貫く棒のごときもの 虚子 この虚子の句を、初めて読んだときの印象は鮮烈だった。たった十七文字で、どれだけのことが表現できるか、虚子のこの句は、そんな俳句の狭隘さをまるで感じさせないものであるばかりでなく、非常な予見性さえ持っているようにさえ、思われた。 まず、とても抽象性の高い句でありながら... 続きをみる
去年今年貫く棒のごときもの 虚子 この虚子の句を、初めて読んだときの印象は鮮烈だった。たった十七文字で、どれだけのことが表現できるか、虚子のこの句は、そんな俳句の狭隘さをまるで感じさせないものであるばかりでなく、非常な予見性さえ持っているようにさえ、思われた。 まず、とても抽象性の高い句でありながら... 続きをみる
自己という暗がり背負う五十代成熟すとは影長きこと 新春の思いは晴れずコロナ禍や 自己という闇を見つめて去年今年 ※このご時世、俳句や短歌も、どうしても暗くなりがちです
光とは明日を迎えることなりき時の流れは滞らずも 切れ目なき歴史を思う去年今年 大晦日テレビと過ごすひとり身や 皆さま、良いお年を。 ※最近は、俳句や短歌ばかり浮かびます。