• カナの婚礼(新約聖書「ヨハネの福音書」第2章より)

      私はマリア様の下男のハッサンと申します。 マリア様がカナのご親戚の婚姻の取り仕切りを任されたときにもお供しました。 大わらわで料理や葡萄酒などを用意しました。 ところが、予定外にお客様が増え、また皆さんよく飲み食いされました。 宴会の世話役が青ざめてしまいました。 「ハッサンよ。たいへんだ。葡萄酒が切れた。いまテーブルにお出ししているだけで全部だ。もう皆さん酔いも回っている。安物でいいから何と

  • そのとき大地が動いた―へたの横スキー物語(平昌オリンピックに寄せて)

    私がひょんなことからスキーをはじめたのは44歳の時でした。 仲間に見守られながら、まず、左足にスキー板をはき、ついで右足にも板をはきました。とたんに、平坦だったはずの大地が足元でぐらり!と揺れました。仲間が支えてくれなかったら、盛大に転んだところです。 まず、スキー教室に入りました。初めに教えられたのは転び方と起き方でした。「スキーは転んでうまくなる。安全に転び、自分で立てることが第一」というわけ

  • ナルドの香油(ヨハネの福音書第2章より)

     私はマルタ様、マリア様に長くお仕えしているばあやのアンナと申します。 あのナザレのイエス様が来られた時のことはよく覚えておりますよ。 なにしろ、ラザロ様をよみがえらせて下さった偉い先生です。 心を込めてお食事をおつくりして先生とお弟子様たちに捧げました。 マリア様はしばらく先生の足元でお話を伺っていらっしゃいました。  今だから申し上げますが、お弟子様たちのなかには、まあよく飲むわ食べるわ「お~

  • 弱虫ギデオン(旧約聖書「士師記」第6~7章より)

     イスラエルの民がミディアン人に苦しめられていた時のことです。 主の御使いが若者ギデオンに臨み、ミディアン人と戦うようにと命じられます。 そしてイスラエルの勇士たちがギデオンのもとに集結します。 ところが、このギデオンという男はいささか臆病者の弱虫で・・。 「ギデオン様、全国から3万2千人の勇士が集まりました。」 「すごいやないか。それで、敵のミディアン人たちは何人くらいや?」 「ざっと13万人か

  • 「オウム真理教の精神史」(太田俊寛著)について

    オウム真理教の刑事裁判がすべて終結しました。これを機にマスコミなどではいろいろな論説が現れるでしょう。 ここでご紹介する「オウム真理教の精神史」は、オウム真理教が突然生まれたものではなく、それまでの様々な思想、「ロマン主義・全体主義・原理主義」に根を持つものであると説きます。諸外国にもまた日本にも、オウム同様のおぞましい集団が過去に幾度もあったこと、これからも起こりうることを示しています。 決して

  • トヨタで出会った車椅子バスケット

      1月17日木曜日、息子が会社休みだったので一緒にお台場メガウェブに行きました。 トヨタの豊富なラインナップから希望の車を1回300円で体験でき、しかも、ディーラーでの試乗とは異なり、後でセールスされることはないので気に入って、時々行っています。   車の名前がよくわからないままに、前日に2リットル未満車から「オーリス(AT)120T“RS Package” 2WD」「シエンタ ハイブリッド(A

  • 史上最高のキムチ

      虎猫はかつてアマチュアオーケストラに所属していました。 縁があって韓国での演奏旅行に招待されました。   練習が終わって私たち若者グループ4人ほどで「お腹がすいたな。韓国のカップヌードルを試してみよう。」と街に出かけてみました。 食品店を見つけたので入ってみました。店主は年配の女の方でした。 「ここで食べさせてもらえないだろうか?」と身振り手振りで伝えると、その女の方は笑顔で温かいお湯を持って

  • シンバルよ、輝け!

     私は若い頃にアマチュアのオーケストラに参加していました。金管楽器のテューバ(大型のラッパ、最低音を担当)を吹いていました。この楽器はあまり出番がありません。時々打楽器も担当しました。私が一番好きなのはシンバルでした。幼稚園の学芸会で、叩きたかったが叩かせてもらえなかった、苦い思い出のせいかもしれません。  台湾に演奏旅行に行ったことがあります。 シンバルは、台湾のオーケストラからお借りしました。

  • ニネベの祈り(旧約聖書ヨナ書より)

     2017年の暮にあたって、この年に様々悔いを残すことも多かったでしょう。 もし自分の命があと少しでなくなると知ったなら、私たちは与えられた日々の大切さをはっきりと知ることができるでしょうか。 2011年1月東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿していたブログを再掲します。  ニネべの民は悪の限りをつくし、預言者ヨナによって「あと40日で滅びる。」という神の言葉を告げられます。 国王は改

  • クリスマスのトライアングル

    12月24日(日)東京カベナント教会クリスマス礼拝   カベナントコワイヤ(聖歌隊)の捧げた賛美は「星づく夜の」 原曲はフランス古謡。フランツ・リストがピアノ伴奏の編曲を加えています。 日本語の歌詞は中田羽後先生です。   重厚なピアノの前奏が会堂に満ちる中、女声合唱が歌いだします。 妙なる歌が天に響き、地に平和があるように、と。 男声が加わり、馬小屋のイエス様を羊飼いたちが拝するシーンを歌います

  • 元気おばあさんの力、医学の力、神の力(蓄膿手術体験記第3回 最終回)

     手術の翌日からは、毎朝、病棟の中の耳鼻科処置室に通って、診察や治療を受けます。 数人から10人近い患者さんが待合椅子で順番を待ちます。 「痛みはないですか。」 「いえ、私は全然。でも出血が多かったです。溶けるガーゼを使っていただて・・。」 「それはよかったですね。わたしなんか、あまりの痛みに貧血起こしましたよ・・」  こうして順番を待っているとき、点滴棒を持ったおばあさんが来られました。 (点滴

  • はじめての食事・・それからの食事(蓄膿手術体験記第2回)

     手術の前日夜9時からは絶飲食です。水も飲めません(最低限の薬を飲むための最小限の水だけはOK) 手術が終わり、少しずつ出血が治まり・・とは言っても、眠れぬ夜を過ごして次の日。 術後はじめての食事です。 メニュー;五分粥、はんぺんと人参の煮物、まぐろフレーク、牛乳  ひとくち牛乳を飲むと、命の泉の水のように体中に効いてきました。 はんぺんのシュワッとした食感。 まぐろフレークを口でしがむと、海の命

  • 蓄膿手術体験記(慢性副鼻腔炎) 第1回

    2010年7月に蓄膿症の手術を受けたときの体験記です。 東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿していたものですが、知り合いの方が蓄膿の施術を受けられるということを伺い、再投稿しました。 3回連載です。一挙公開します。  私の鼻を診察するなり、耳鼻科の先生は、にこにこ顔で「手術に適合した状態です。」 とはいえ、一番近い手術日程は、2か月ほど先、ちょうど一週間の日程です。すぐ予約を入れました

  • 歌は聴くものではない。

    2011年10月青山学院大学聖歌隊の定期演奏会に初めて行った時のブログです。 東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿していたものです。クリスマスを控え、改めて投稿いたしました。   青山学院大学聖歌隊定期演奏会   2011年10月1日(土)午後6時   青山学院大学ガウチャー記念礼拝堂  学校や病院など教会以外の施設で宗教活動に奉仕される方をチャプレンといいます。 演奏会は、このチャプ

  • 行け!モーセ(出エジプト記第3~4章より)

     エジプト王の追求を逃れて、羊飼いとしてひっそり生活していたモーセに、神様が臨みます。エジプトに戻ってイスラエルの民を救い出すように、と命じられるのです。 モーセはグズグズと言い逃れをしています。遂に神様は怒り出します。 (2012年7月に東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿していたものです。 聖書の新しい版「新改訳2017」が10月に刊行されたのを機に、聖書のお話を少しずつ投稿して参

  • 小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

    [注]2011年年6月に東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿していたものです。ドラえもんが外国でも翻訳・放映されて大変な人気だそうです。小説版も一度お読みになったらいかがでしょうか。 何を読もうかと迷っているあなた、そして君! 迷わずこれを読んでください。 映画「のび太と鉄人兵団」は名作だったそうです。リメイク版も公開されています。小説版は瀬名秀明さんというドラえもんの大ファンが、映画

  • クリスマスのブログ

    クリスマスシーズンです。 昨年のこの時期にクリスマス関連のブログを何本か投稿しております。 改めてご紹介します。ご一読いただければ幸いです。 また、10月に聖書の新しい版「新改訳2017」が刊行されました。新たな思いをもって初めから読んで行っております。聖書に関連するブログも今後、少しずつ紹介して参ります。 どうかお楽しみに。 ロシアとメキシコのクリスマス(ニック&アーニャ) クリスマス小話(1)

  • そして堅く立ちなさい。

      パウロが書いたとされる「エペソ人への手紙」は、私たち一人一人の生き方振る舞い方について、具体的かつ真摯な指針を簡潔に示しています。   そして、当時のローマ軍の兵士をイメージして、このように語っています。 「そして堅く立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には、正義の胸当てをつけ、足には平和の福音の備えをはきなさい。 これらすべての上に、信仰の盾を取りなさい。それによって悪いものが放つ火矢をすべ

  • 私のダイエット法

      ダイエットなるものが世の中の重大事になっているというのは、いささか珍妙な感じがします。 健康な人なら、必要以上に栄養を取ったら太るのは当たり前です。 支出以上に収入があれば貯金がたまるだけのことです。結構なことではありませんか。   病気にかかったら、食べられなくなり痩せることが多いでしょう。 悪性リンパ腫という病気では、食べても食べても体重が減っていきます。 恐怖に駆られてドカ食いしましたが

  • 自分の心を治める真の勇士

    【注】2013年8月にチャーグストラウス症候群の緊急入院からようやく退院したときに、東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿したものです。いま一度、あの暗い体験をかみしめたくて投稿しました。   野々村先生                                                                                      虎猫 主の御名

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