• JR西日本は、なぜ失敗を繰り返すのか。

     異音・異臭・振動を感ずれば、何らかの異常があったと考えなければならない。 新幹線でも自動車でも飛行機でも常識です。 新幹線は時速200キロを超える巨大な重量物が地上を突っ走っているのです。 一歩間違えば、大惨事が起こります。  運転手は「小動物がぶつかったと思った。これまでも似たようなことがあった。」等といっているようです。すなわち今までも(おそらくこの運転手に限らず)同様の問題が生じていたので

  • 面談記録の録音の可否(秘密録音をためらうな)

    不祥事などが起こる都度に、面談記録について録音すべきかどうか、議論になります。  私なりには次のように考えております。 録音は、身を守るためというだけでなく、お互いの誤解を防ぎ、認識を共通にするための必須のことです。 ビジネスの場で言えば、お客様には「大切なことなので念のため録音させていただきます。」と申し上げておくべきかと思います。   もちろんクレームになりそうなお客様であれば、録音は必須であ

  • 新任役員必携この2冊!(「図解新任役員のための法務・リスクマネジメント」「社長のための残業時間規制対策」)

    【登場人物】 M先輩(新任役員) T後輩 T:M先輩、取締役就任おめでとうございます。 M:有難う。だけど、取締役って責任ばかり重くて大変みたいだ。  僕は現場の経験が長くて本部の人みたいに法律なり会計の知識もない。  とんでもない失敗をするんじゃないか、とヒヤヒヤしているんだ。 T:いい本がありますよ。 「図解新任役員のための法務・リスクマネジメント」(商事法務) M:法律とかリスクマネジメント

  • 病が切り開いた道

    少しだけ自分の経験を語らせてください。  あの悪性リンパ腫(リンパの癌)という病を得て、ようやく復帰した後で「残業はできません!」と宣言しました。  また、自分の関心のあるテーマ(企業不祥事防止)のセミナーが日中、すなわち就業時間中に開催されるので、出席したいという希望を出しました。 そうすると、「行ってください。業務の一環と認めます。ただし、会社でセミナー費用は出せません。」  それでも自腹を切

  • 必ず夜明けが来る―リーダーのひと言―

    2011年3月11日 津波は10分かからずにやってくると予想されました。 20分かけて第2避難所の中学校に避難する余裕はありません。 校長先生は小学生たちを屋上の倉庫に避難させます。 津波が押し寄せてきます。一階、二階と水が上がってきます。 一瞬ダメかなと覚悟を決めましたが、辛うじて水はそこで止まりました。 校長先生は屋上の暗い倉庫で子供たちに語りかけます。 「今夜はここで泊まります。他に行くこと

  • 危機管理は経営者の責任

    企業不祥事の発生時に、多くの経営者が初動で失敗します。 立ち上がりの記者会見で、自分は表に出ずに部下に任せきりにし、ようやく自分が会見に出る場合も謙虚な反省を口にしない、自分が被害者であるかのごとき発言をしたり、記者からの質問を一方的に打ち切ったりするなどです。 社会部の記者は正義感に燃えて会見に臨んでいます。その後ろには、世論が控えているのです。 ただでさえ不祥事で批判を浴びているときに、経営者

  • 軍隊の組織倫理・自衛隊の日報問題

    軍隊、自衛隊の組織倫理・行動について、考えてみました。   軍隊という高度なプロフェッショナル組織には、一般と異なる組織倫理があります。 朝鮮戦争の時の米国海兵隊の事例がよく引き合いに出されます。 敵の猛攻撃で、陸軍がちりぢりに撤退した中で海兵隊だけが孤立。飛行機による救出は可能だったが、そのためには後衛の一部の部隊を残して出発するしかなかった。 海兵隊の指揮官は、陸路の撤退を決断し、死者の棺と重

  • 逢えなくなるのは…

    嫌だから。。。 そのためには危機管理をしっかりしないと。 危機管理が優先という話を彼としました。 ちょっと怪しまれそうになったことがあったので気を引き締めないといけません。 つい昨日バレた夢?を見てすごくハラハラとした気持ちを味わったので、怖かったです。 なので写真やスクリーンショット、メッセージ、履歴など泣く泣く削除しました。 万が一スマホを見せてと言われたら見せられるようにしないといけません。

  • 財務次官の女性記者へのセクハラ疑惑問題を考える視点

    この問題については、議論が錯綜しているようです。私なりに考えるためのヒントを思いつくまま纏めてみました。報道・取材・テレビ朝日の対応についてです。 【要点】 1.「無断録音」「週刊新潮への情報提供」には問題はない。正当な行為である。 2.テレビ朝日は、事件をもみ消そうとした。社員への安全配慮義務を怠った。 3.マスコミに自浄作用はない。野田大臣の調査に期待する。 4.総論:「他に方法はなかったのか

  • 麻生太郎、危機管理の失敗

     なぜもっと早く辞任させなかったのか。セクハラ疑惑の事務次官を守って、何の得があるのか。  麻生大臣はこんな初歩的な判断もできなかったのでしょうか。調査も処分もしないといい、次には、意味不明な調査を提案して世の総スカンを食う。どうにもならなくなって事務次官の更迭に至る。傷をどんどん深くしていったのです。 危機管理のフェーズでは、何を守るか、何を捨てるか冷徹に判断する必要があります。 それは、政治家

  • 財務省の「セクハラ調査」の異常さ

     財務省の福田淳一事務次官が女性記者にセクハラ発言を繰り返したと報じられた問題について、麻生大臣は、財務省の顧問弁護士に調査を委託し、被害女性が名乗り出て欲しい、名乗り出てくれないと調査ができない、と発言しています。 このような調査手法については、様々な批判があります。  財務省のセクハラ調査に批判相次ぐ 「恫喝に等しい」(朝日新聞デジタル4月17日)  私なりに整理してみました。  そもそも、セ

  • 「イラク日報」と「森友口裏合わせ」が見せた官僚の闇

    阿倍野美玖様 お手紙有難うございます。働き方改革に向ける皆様の熱い思い、確かに拝受いたしました。(ブログ「働き方改革はなぜ必要なのか。」)  それにしても、私(銅鑼猫)が「イラク日報はなぜ発見されなかったのか。」のブログを投稿して以来、防衛省そして財務省さらには首相秘書官の不始末や疑惑が報じられています。 阿倍野美玖様のような志の高い官僚こそが我国の誇りであったはずなのに、この混迷はどうしたことで

  • イラク日報はなぜ発見されなかったのか。

     イラク派遣時の日報があるとわかりながら、1年間も大臣に報告されなかった。 「隠蔽疑惑」などと報道されていますが、意図的な隠蔽とは限りません。むしろ、担当者は、本当に報告の対象でないと思い込んでいたふしがあります。 報道の限りですが、担当者が次のように言っているようです。 「捜索の対象は文書であり、電子データは対象外と思った。」 「捜索の対象は南スーダン関係であり、イラク関係は対象外と思った。」

  • 健康企業育成セミナー「職場のメンタルヘルス」を受講して

    【注】3月28日記載を一部手直しいたしました。  「新型うつ病」の記載に適切でない点があると思われたので、手直しいたしました。  疾病の分類等については専門医でも意見が分かれており、断定的な記載は避けるべき とのご指摘をいただいたものです。   3月16日東京都社会保険労務士会健康企業育成セミナー「職場のメンタルヘルス~当事者の交差点に立つ社労士」を受講した感想を、講師の長部ひろみ先生*に差し上げ

  • 新幹線脱線事故の悪夢―紙芝居動画公開!

    先日掲載した「新幹線脱線事故の悪夢」の紙芝居動画をYouTube で公開いたしました。   危うく脱線事故を免れたのは不幸中の幸いです。   なぜこんなことが起こったのか、先日のブログではシナリオ形式で現場で起こっていたようなことをお示しました。神戸製鋼所、川崎重工業に関する調査報告や各種報道を元に作成したものです。このようなシナリオのほうが、リアルの状況をわかりやすく伝えられると思ったからです。

  • 新幹線脱線事故の悪夢(BEFORE製鋼、BEFORE工業)

    「新幹線で脱線事故」 「幸い死者なし。一歩間違えば大惨事。 駅に近く、減速していたため一部車両の脱線で済んだ。 それでも、乗客が数名重軽傷を負った。 走行途中でスピードが速かった場合には、車両全体の脱線、後続車両や対向車両も巻き込む重大事故になりかねなかった。 死者が出なかったのは不幸中の幸いというしかない。」 (ひょっとしてあの台車・・) 「あの新幹線の部品ってお父さんの会社で作ってるんじゃない

  • 森友学園はなぜ問題なのか(危機管理の失敗)

     「森友学園」はなぜ問題なのか。   安倍首相の危機管理能力の欠如が現れたからです。 国有地売却にかかる不明朗な取引は、おそらく首相の直接の指示によるものではなく、ゴマすり官僚の「忖度」によるのでしょう。 問題が明らかになった時点でゴマすり官僚の首を切って、いわばトカゲの尻尾切りをしておけば済んだのです。 「調査して不適切な取引の疑いが判明した。さらに調査のうえ、必要な対応をとる。」 1年前にこれ

  • 東日本大震災と自衛隊

    杉山隆男著「兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦」  東日本大震災に直面した自衛隊員の行動を追ったノンフィクションです。 読み進むのがとてもつらい箇所もあります。それでも広く読まれるべき本です。 ここでは、心に残ったいくつかの場面を要約しながらご紹介します(本書では実名の箇所と匿名の箇所があります。ここでは匿名で統一しています)  K三曹は過酷な目にあった住民からやり場のない怒りが自分たちに向けられる

  • 希望の道しるべ(3月11日に寄せて)

    地震、津波、原発。 思いもかけない災害 2011年5月に私は心に留まったいくつかの言葉を書き留めました。 あの時から7年経った今、改めてご紹介します。  「多くの働く真摯な人間を日本は失ったが、そこに無数の人間の尊厳を見ることができた。他方で、本物を見分ける目は、同時に虚飾に満ちた堕落を見つめる目ともなり、人間のあるべき姿や本物の生き方を見直す機会をも提供する。」(コラム「大機小機」(盤側);20

  • 裁量労働制の拡大、高度プロフェッショナル制度の大きな過ち

    「働き方改革法案」について、厚生労働省の粗雑な調査とこれに基づく安倍首相のお粗末な答弁から、遂に裁量労働制拡大は今国会提出断念に至りました。 昨日は、これに関連する紙芝居動画をご紹介しました。  紙芝居で考える「働き方改革」(過労死は会社を潰す。仕事と介護の両立) それ以外にも何本かブログを投稿しています。こちらもご覧ください。  「脱時間給制度」はなぜ誤りなのか  「脱時間給」(高度プロフェッシ

1 2