配達員が緩やかな坂道を、 ゆっくりと大きな荷物を運んでいる。 彼の足取りは慎重で、 そして確かな一歩一歩が、 目的地へと向かっている。 すっかり仕事モードから切り替えてこれからの事、 今夜の食事のメニューをどうしよか、 などとあれこれ考えながら、 マスクをした女性は急ぎ足で駅へ向かって行くようだ。 ... 続きをみる
東京の風景のムラゴンブログ
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いつも通るこのビルの一階に最近同じ自転車が停められている。 なかなかデザインが良いので少し気になっていたので少しわざとらしかったけれど取りあえず撮ってみた。 よく見るとフレームの形とか色やサドルの形態などほんとによく考えられたデザインだとおもう。何しろ、ブレッソンも良く自転車を被写体にしていたのだか... 続きをみる
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とても良い香りのクチナシの木が元気に伸び放題で、枝が絡んで凄いバブル状況です。 枝模様を拡大してみるとなんだか立体感がありますねえ。 と、この辺まで来たら、私の少し前を歩いていた黒い服の女性が道に落ちていた100円玉をかがんで拾って「一寸待ってえ、貴方ー、これ貴方のでしょう?落とし物ですよー」と叫ん... 続きをみる
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目蒲線目黒駅アトレには謎の空間があります。一応エレベーターホールなのですが皆さんエスカレーターを使うのでほとんど使う人はいません。しかも、3階までしか行きませんからそれも複数あるのに。 おまけに立派な階段もあるし、その途中へ来て、下を見たらそこには不思議な一筋の光が入ってきていました。なんだか都会に... 続きをみる
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いくつかの盆踊り大会を見て回りましたが、駒場東大前の盆踊りが一番インパクトがありました。もう踊る全員が凄い熱いのでした。コロナで開催が出来なかったのですが、その溜まったエネルギーを思い切り発散するかのように、凄いテンションの高い盆踊り大会でした。 曲の紹介などを交えていろいろマイクで、まあ、今でいう... 続きをみる
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窓ガラスに映ったこちら側の世界と、窓ガラスを通して見た向こう側の世界
見晴らしの良い休憩場所でぼんやりと外を眺めていたら、 本当の自分は二つの世界を同時に見ていることに気が付いた。 窓ガラスに映ったこちら側の世界と、 窓ガラスを通して見た向こう側の世界。 確かに様々な情報を、テレビやインターネットで理解するけれど、 それらはみんな自分の外の情報だ。 それらの情報を理解... 続きをみる
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街を撮るのは結構難しい時代になりましたねえ。 兎に角、写真から個人が分かるようなのはダメなのはそうなのですが、もし本人に写真を見て「これは貴方ですか?」と聞けば、「そうかなあ?でもこれ何処で撮りましたか?」とか聞かれますよね?なぜなら,こちらとしては、ブラしたりしてすぐには顔などが分からないようにし... 続きをみる
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雨の日の夕方駅前の交差点を眺めていたら、 横断歩道を通る人がヘッドライトの光を受けて とても巨大な影を作っているのに気が付きました。 全体の大きさはとてつもなく大きく なっているであろう影は、 人が歩くのと一緒に、 自転車が進むのと一緒に 動いていきます。 どうせなら出来た影の形も人の形になれば ど... 続きをみる
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枯れ枝の先に止まって、 ユックリと辺りを見渡している彼は 一体何を考えているのだろう? 片隅のベンチに座って、 ただただひたすらスマホしている彼女は 一体何をチェックしているのだろう? 確かに、お一人様は誰にも気兼ねする事なんてないよね。 確かに、お一人様ならば、泣いても笑っても怒っても 他人に迷惑... 続きをみる
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六本木ヒルズで撮った一枚だけれど、なんでこんなものを撮ったのか?と若干後悔している自分がいました。 おしゃれなカフェの前で何やら語り合う若者の様子が絵になるかも?という気がしてシャッターを切ったのだけれど、その後なんだか気持ちががスッキリしないのです。 というのは、どうもモデルは日本人ではなさそうだ... 続きをみる
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