「眺める」目が生むもの
『それでも前へ進む』(伊集院静 講談社) 昨年の元旦に読んだ本を再読した。その日のうちに感想メモをこのブログに残していた。「少し勾配のある道」とは、新年にふさわしい決意表明だったか。しかし、実際には「ゆるゆると下り坂」という現実だったのかもしれない。言っても詮無いことだけれど、少しだけ反省の念にとら... 続きをみる
『それでも前へ進む』(伊集院静 講談社) 昨年の元旦に読んだ本を再読した。その日のうちに感想メモをこのブログに残していた。「少し勾配のある道」とは、新年にふさわしい決意表明だったか。しかし、実際には「ゆるゆると下り坂」という現実だったのかもしれない。言っても詮無いことだけれど、少しだけ反省の念にとら... 続きをみる
著者 沼田昌弘 1975年、東京生まれ。国立大学法人 東京学芸大学附属世田谷小学校教諭、学校図書生活科教科書著者、ハハトコのグリーンパワー教室講師。東京学芸大学教育学部卒業後、インディアナ州立ボールステイト大学大学院で学び、アメリカ・インディアナ州マンシー市名誉市民賞を受賞。スポーツ経営学の修士を修... 続きをみる
『とりつくしま』(東 直子 ちくま文庫) 死後の世界には「とりつくしま係」がいて、死者の「モノになって、もう一度、この世を体験することができる」お世話をする。生きているモノは駄目だが、死者たちはそれぞれ「思い」のある人に近づこうと、身の周りにあるモノに入り込んで観察を始め、思いを深めていく…発想が秀... 続きをみる
『白鵬のメンタル』(内藤堅志 講談社+α新書) 力士が自分の型や武器を発揮するためには、しっかり考えなければいけないという当たり前のことを言っているに過ぎない。ただ白鵬に限らず「成功者」たちはそのための努力、工夫を怠っていない。そのための言語化は有効であると改めて感じた。今回の休場は地方巡業の参加強... 続きをみる
『白鵬のメンタル』(内藤堅志 講談社+α新書) 初めての大相撲観戦、国技館行きを決めたので、何か「予習」をしようと考え、取ったのがこの新書。読み始めようとしたとたんに「白鵬休場」の報道があった。それはないよと思った。間違いなく現役最強力士の姿を見られないとは…。楽しみはいくらか減じたが、それに勝るい... 続きをみる
『女はなぜ土俵にあがれないのか』(内館牧子 幻冬舎新書) この新書が出たのは、ほぼ10年前。 この話題が出た経緯も、その後の相撲界のいろいろな騒動も結構知っているつもりだ。自分自身、ここ数年相撲への興味が高まっているからということもある。 著者が大学院で学んだことを基にしているので、正直やや難解な点... 続きをみる
Volume19~板坂元のことばシリーズ② 「日本人は興奮したり真剣になったりしたとき、漢語を使わなくなり大和言葉だけを使うようになる」 うーん、これは気づかなかった。言われてみればその通り、と深く納得した。 政治家の例がたくさん出されているが、もっともなことだ。 「遺憾」「反省」「認識」など、よく... 続きをみる
『おいで一緒に行こう』(森 絵都 文藝春秋) 「福島原発20キロ圏内のペットレスキュー」という副題がついている。 あの震災後に、「立ち入り禁止区域」に置き去られた犬や猫たちの保護に向かった人たちに同行した著者の記録である。 このドキュメントは結構重い。 書かれている内容の是非について淡々と述べてはい... 続きをみる
Volume17~テレビニュースの一言 「クマは、そのまま逃げました」 (被害に遭われている方を茶化すということではなく、ニュースのことばの使い方です。念のため) 人間に危害を加えた後に「そのまま」逃げたのだから、当たり前の表現のようだが、ではそのクマは何かする必要があったのか。 やったぞとガッツポ... 続きをみる
Volume16~外国人スペシャル2 「日本人が手間のわりに、お金の儲からないことに価値を見出してきた」 比較文化研究者、王敏氏(中国)の言葉。 折り紙、和紙の伝統などを例に、そう語った。モノを売る際に「こうしたら買う人が喜ぶ」ということを、価格抜きに考えるような心は確かに残っているのではないか。 ... 続きをみる
またまた こんな本 読みましたよ~ という感じですが お許しください!(笑) たまに行く 古本屋で 面白そうだったので 読んでみることにしました。上下巻で 800ページぐらいある長編です。スリリングで 早い展開のストーリーは このうだるような暑さを 忘れさせてくれるのには もってこいです。原作は ジ... 続きをみる
『ごはんのことばかり100話とちょっと』(よしもとばなな 朝日新聞社) よしもとばななの小説は読んだときがあったようななかったような…。沖縄の話が、とふと思い出したので、それもエッセイだったかな。この一冊はテーマとともに表紙の写真がよかった。「たべびと」ブログに食べ物の写真を載せているが、気ままに撮... 続きをみる
Volume14 「店に必要なのは、いい音楽やいい映画ではなく、スタイルのある音楽や映画なんです。」 カルチャア・コンビニエンス・クラブ、というよりTSUTAYAの社長と言ったほうがわかりやすい。増田宗昭氏がインタビューに答えた言葉。 古くから「ライフスタイル」という言い方は一般的だった気がする。 ... 続きをみる
Volume13 「人の限界を決めるのは能力じゃなくて、想像力。どんなに頭が良くても、想像できない人には可能性がない。」 印刷業界に新風を巻き起こしているというラクスルという会社の30代社長、松本恭攝氏が語った言葉。 ここから一つ推論できることがある。 「想像力」は「能力」ではない。 能力の一部とと... 続きをみる
『おれは非情勤』(東野圭吾 集英社文庫) 久しぶりに読む東野圭吾作品。学校という舞台設定に少し惹かれた。ごろり寝転んで読むにはいいと思ったが、なんとこれはあの学研『5年の学習』が初出、いわゆるジュブナイルだった。展開の妙はさすがでも、なんとなく駄作に思えるのは、やはり学校に勤めた者としてディテールを... 続きをみる
ブログを投稿するときは、twitterにも同時に投稿していた。 先日ブログに中里先生のことを2回書き、twitterに2回「いいね!」を送ってくれた方がいたのでお礼をした。すると返信があり、患者として認知神経リハビリテーション(認知運動療法)のご経験があることがわかった。 なおさんという名前でプロフ... 続きをみる
なんじゃ こりゃ~!(笑)表紙も どこか重々しいし すごいでしょ!このタイトル!絶望名人というのに 驚かされた フランツ・カフカのなんとも 不思議なタイトルの本を 読んでみました。え~!世の中 こんな人もいるんだ!自分自身を そこまで 悲観的に 思わないでもいいんじゃない!そこまで ひどい状態なので... 続きをみる
図書館で予約して 楽しみにしていた村上春樹さんの自伝的、エッセイ的、ハウツウ的な不思議な本<職業としての小説家>の順番が やっとまわってきました。 村上春樹さんは 日本も含め 世界中の読者を 魅了してやまなく 毎年 ノーベル賞候補にまでになり その人気ぶりは 一体どこからくるのであろうか?とか 音楽... 続きをみる
『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』(枡野俊明 幻冬舎) こうした類の本を、時々精神のデトックスといった感じで読むことがある。特に禅に関するものには禅語等が出てくるので、言語や歴史への関わりという意味でも興味深い。そもそも題にある「所作」が仏語でもある。国語大辞典には「身・口・意の三業... 続きをみる
僕のおすすめ読書台(書見台) エース読書台 - ACE S301(韓国製 / MADE IN KOREA) 見やすい角度に14段階調節 木製ブックスタンド コンパクトサイズ(30×21cm) 折りたたみ式 多用途 書見台 筆記台 (メーカー直輸入品) ※タブレット台としても使えます エース読書台 S... 続きをみる
どもこんにちは! HaLです! 昼夜逆転直りました!!!! 昨日頑張って、早く寝て、今日朝早く起きました!!! おかげですんごいひまなんですけどね( ̄▽ ̄;) 今は読書をして時間をつぶしています!!! ではではHaLでした!
『たましいの場所』(早川義夫 晶文社) 著者の公式サイトに、この本についてのコメントがある。 「誰かに悩みを相談するくらいなら、この本を繰り返し読んだ方がいいとさえ思っています。これは本当にいい本」 (宮藤官九郎) 「この本に、何回助けられたかわかんないよ」 (峯田和伸) 出版社のホームページにアッ... 続きをみる
Volume10 「あなたが一流で、私が三流なのではない。あなたの中に一流と三流があり、私の中に一流と三流があるのだ。」 異端というべきか、最先端というべきか、とにかくシンガーソングライターであり続ける早川義夫の言葉。 著書を読んだり、CDを聴いたりすると、彼の生きざまそのものがそうなんだと思わせる... 続きをみる
『考える人』2016夏号 特集が「谷川俊太郎」だったので期待したが、思ったほどのページ数ではなかった。2篇の書き下ろし詩とポートレート、そしてインタビュー、対談。インタビューはなかなか面白かった。聞き手の着想がいい。改めて思うのは谷川は芸術家というより職人といった方がぴったりだ。出す言葉の質感を表す... 続きをみる
Volume9 「年を取って次第に創造性が衰えてくると言われるのは、体験が増えても、意欲が低下するからでしょう。逆に言えば、高齢になっても意欲が衰えない年寄りは、最強の創造者だということになります。」 かの脳科学者茂木健一郎の言葉。 その例として、岡本太郎を挙げている。なんとなくイメージできる。 し... 続きをみる
続けて、『「暮しの手帖」初代編集長 花森安治』(「暮しの手帖」別冊) 花森安治の言葉を、歌人穂村弘がセレクトしているコラムがあった。 意外な人選だが、やはりという思いもする。 穂村の感覚を面白いと思う自分が花森に惹きつけられるわけだ。 実に痛快な一言を選んでいた。 「個性は欠点の魅力である」(※「点... 続きをみる
『「暮しの手帖」初代編集長 花森安治』(「暮しの手帖」別冊) 5月に文庫『花森安治伝』を読んだばかりだが、興味が続いていたので書店で求めた。朝ドラでモデル役が登場したこともある。外見は似ていないが唐沢寿明は適役ではないか。几帳面、頑固、偏屈さをうまく表現できる役者だ。いや、それにしてもこの別冊で取り... 続きをみる
『民主主義は止まらない』(SEALD s 河出書房新社) 読み終わって久しぶりに思い出した言葉がある。 「人は誰でも25歳までは詩人である」 誰の文章なのかは、今となっては思い出せないが、大学生か就職してすぐの頃に出会ったのだと思う。そして時々ふっと甦ってくる。 それは、何か自分自身への言い訳にもな... 続きをみる
Volume8 「人生を棒にふるつもりで、好きなことをとことんやればいいんです」 異端と称してもいい小説家、西村賢太の言葉。 これほどまでに逆説的な警句はめったにない。 多くの叱責やアドバイスのパターンは、 「やりたいことだけやって、人生を棒にふってもいいのか」だろう。 しかし、そうした定型めいた言... 続きをみる
Volume7 「己自身を知ることが、知性の最終目標であるとすると、書くことが、私たちがするべき至高の行為であるのかもしれません。」 日本語研究の第一人者といってもよい金田一秀穂氏の言葉。 心の中に湧き上がったことを言語化するとき、音声と文字では何が異なるのか。よく比較されることである。 話すことは... 続きをみる
『流』(東山彰良 講談社) 『火花』同様、今さらの読書記になる。昨年、直木賞をとったときにひどく気になった。その訳は選考委員たちのコメントがかなり刺激的だったからだ。「二十年に一度の傑作(北方謙三)」「これほど幸せな読書は何年ぶりだ?(伊集院静)」「エンタメ界の王貞治になってほしい(東野圭吾)」…読... 続きをみる
高橋直樹著『曽我兄弟の密命 天皇の刺客』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 霊鬼頼朝が掘り出し物だったので、同じ著者の本を買って読んでみたやつ。 いや実はこれの前に『異形武夫』という南北線時代を舞台にした連作短編を読んでいたんだけど、うまいこと感想がひねりだせなかった... 続きをみる
『娘に語るお父さんの歴史』(重松 清 新潮文庫) 久しぶりの重松本。しかも小説というより物語仕立ての時代解説という趣である。新書で読んだような記憶もあったが、お気軽読書として取ってみた。こうした類を、あのつかこうへいも書いていたと思うが、つかの場合と出自が異なるし、その意味で昭和生まれの一般人が読む... 続きをみる
『ことり』(小川洋子 朝日文庫) 久しぶりの小川洋子。いつもながら「静謐」という形容がぴったりする文体である。イメージできるのは、中学や高校の教室に必ず一人はいた文学少女の存在で、その子が深く見つめる現実、心の中で膨らませている想像が描かれているような錯覚を覚える。今回、気づいたのはどの登場人物も典... 続きをみる
『あん』(ドリアン助川 ポプラ文庫) 旅のお供にとバッグに入れた文庫本。珍しく一気読みをしてしまった。中味もめくらず買い求めたのは、お気に入り作家の一人、ドリアン助川だったからだ。ぱっと題名の「あん」をみると、それは女の子の名前かと想像するが、二秒見たら予想が出てくる。少女が手にしているのは「どら焼... 続きをみる
『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(橘 玲 新潮新書) この新書はある意味痛快、冒頭の一行から挑発的である。 最初に断っておくが、これは不愉快な本だ。だから、気分よく一日を終わりたいひとは、読むのをやめたほうがいい。 確かに読み進めいくと、気分が高揚してうきうきしたり、次はどんな展開か楽しみになっ... 続きをみる
『授業を成立させる基本技60』(岩下修 明治図書) 岩下修先生から新刊のご著書をいただいた。 「アクティブ・ラーニングを目指す授業づくり」と副題が添えられていた。 へそ曲がりと言われそうだが、私自身は一昨年あたりから目についてきたこの「アクティブ・ラーニング」に対して、実はいい印象を持っていなかった... 続きをみる
『ノボさん』(伊集院静 文春文庫) 副題は「小説 正岡子規と夏目漱石」。題名が「ノボさん」なので当然中心は子規の方にある。二人の交友についてある程度知っていたが、これほど多くの関わりを持っていたことを改めて驚かされた。何より子規という一個の人間が持つエネルギーの強さ、眩しさが漱石との出会いを演出した... 続きをみる
人間は自分が考えたような人間になる 私はこの言葉が好きだ。 目標設定自体に意味があるのか? 今の私には疑問が残る。 目標を立てても達成出来ないことだらけと感じているのは私だけではないだろう。 (目標設定の仕方が間違っているとか様々な考えはここでは敢えて触れないこととする。) しかし目標達成が出来ない... 続きをみる
「叱り」の成立~『暮しの手帖「叱る!!」保存版Ⅱ』(暮しの手帖社)を読んで (昨日からの続き) 結局「叱り」は、叱られた側によって成立するのではないか。 どんなに激高してみても、言葉をていねいに尽くしても、受けとめる側にとっては、単なる「怒り」であったり「ムカツキ」であったり「繰り言」にしか思えない... 続きをみる
『花森安治伝』(津野梅太郎 新潮文庫) 雑誌には興味があり、偏っているとはいえ多く読んでいる方だ。戦後日本で100万部を超えた雑誌『暮らしの手帖』の存在はもちろん知っている。しかし世代的にさすがに手は出なかった。ただ、一度だけ別冊を買ったことがある。この件は後述するとして、その創刊編集長が花森安治。... 続きをみる
震える牛 (小学館文庫) 2016.5.23読了。 相場 英雄 (著) 震える牛 (小学館文庫) 小学館 2013-05-08 本 レビュー・あらすじは ↓ からどうぞ。 まあ、あれですよ。 当時、食品流通業界から組織票でのバッシングとかもあって、かえって有名になっちゃった本。←逆効果 企業は、偽装... 続きをみる
前回のネイマールに続いて サッカー・プレーヤーの自伝を 読みました!今回は Jリーグの鹿島アントラーズから ドイツの常勝チーム シャルケ04に移籍して ヨーロッパ・カップ4位まで 勝利に導いた 内田篤人の本です。 世界が世界だけに 普通じゃない世界で生きている中で いいことも そうでないことも 正直... 続きをみる
正寿先生の新著『子どもたちに伝えたいお話』の第五章は「名言・格言で心を育むお話」であった。 私もそういった言葉には関心が強い。 十数年前に始めたホームページでも「キニナルキ」と題した備忘録を始めたのも、そんなことがきっかけになっている。 特に、著名人はもちろんだが、それだけでなくあまり世間的に知られ... 続きをみる
『子どもたちに伝えたいお話』(佐藤正寿 明治図書) 佐藤正寿先生が新刊のご著書を贈ってくださった。この一冊は、間違いなく今までの仕事の集大成の一つだと思う。ホームページを見続け、長年ブログを愛読してきた者なら、はっきりとわかる。ホームページに掲げた題であり、少し前までブログも同様のタイトルであった。... 続きをみる
『学校でしなやかに生きるということ』(石川晋 フェミックス) 内容として一番唸ったのは、Facebookにも公開したという学級通信だった。 「大切なことは面倒くさい…集団的自衛権のこと」と題されたその中身にはしっかりした思想があり、主権者としての私達がけして忘れてはいけない姿勢が見える。 ★結果とし... 続きをみる
『学校でしなやかに生きるということ』(石川晋 フェミックス) 現役を退き多くの教育書を処分したのに、ネットを見ていてこの著書の発刊を知りつい注文しようとしている自分にはっと気づき、なんとなく苦笑いしてしまった。 でも読みたいんだよなと心を確かめて、ポチッとクリックしたのだった。 この本に書かれている... 続きをみる
フリン (角川文庫) 2016.5.9読了。 椰月 美智子 (著) フリン (角川文庫) 角川書店(角川グループパブリッシング) 2013-01-25 本 あらすじ、レビューはこちら。 いやー、けして、つまらなくはないですし、なかなかいいお話なんかもあるんですけどね。 でもね、不倫をテーマにいいお話... 続きをみる
今回は 一年前にも 書かしてもらいましたが 清志郎のことを 暑い思いとともに 再度書きたいと思います。 2009年5月2日に 忌野清志郎が 天に召されてから 丸7年がたちます。清志郎の力強い歌に 元気づけられ 勇気をもらったり 自分が 思ってること 考えてることは もしかしたら 他の誰かも そう思っ... 続きをみる
テティスの逆鱗 (文春文庫) 2016.5.5読了。 唯川 恵 (著) テティスの逆鱗 (文春文庫) 文藝春秋 2014-02-07 本 あらすじ、レビューはこちら。 いやー、美容整形にとりつかれると怖いわ。 キリがなくなるんですかね。まるで、依存症。 そして、超えてはいけない一線を越えるとき 「キ... 続きをみる
『考える人』2016春号 特集以外の記事は連載がほとんどで、最終回であったり、新連載であったり、確かに一つの区切りになる号である。 糸井重里が「いまさらだけど、マンガっていいなあ」という連載を始めた。 その発端が「ほぼ日」にも載っていて、そこが結局のところ今号を買ったきっかけとも言える。 ここで糸井... 続きをみる
『考える人』2016春号 特集名は、「12人の、『考える人』たち」である。 エッセイ、インタビュー、対談で、全部で9つの記事である。 そのタイトルを挙げてみる。 ★濃霧の中の方向感覚 ★わからないぐらいがちょうどいい ★新しき原点 ★“メディア変換”しながら世の中に一石を投じる ★成功を再定義しよう... 続きをみる
『考える人』2016春号 まず、「目次」にたどり着く前頁にある4篇がとても良かった。 「圏外写真家」という新連載で都築響一氏が、オカダキサラという写真家の作品を取り上げながら、撮ることについて述べている。 自分も含めてブログなどに載せている素人が、ちょっと心したい文章がある。 ★「撮れる」と「撮る」... 続きをみる
天に堕ちる (集英社文庫) 2016.4.29読了。 唯川 恵 (著) 天に堕ちる (集英社文庫) 集英社 2013-10-18 本 あらすじ、レビューはこちら。 唯川さん、実に久々に読みました。 たしか、最後に読んだのは、「雨心中」の単行本が発売されたとき。 一気読みでしたが。何年だったかな? こ... 続きをみる
『インターネット的』(糸井重里 PHP新書) 「消費のクリエイティブを!」は第7章の見出しであるが、その前章で、もとになるとても大事なことが語られている。 ★人間はもっと遊んだり消費したりすることに熱心な生き物だったんじゃないか ★消費や遊びを軽蔑して、蓄積や生産に狂奔してきたことが、人間のエネルギ... 続きをみる
『インターネット的』(糸井重里 PHP新書) 第5章は「インターネット的表現法」として、具体的にどんなことに留意して「ほぼ日」に文章を載せているかが書かれてある。 文体としては「ほんとに、話すように書く」に尽きるのであろう。改行スタイルのこだわりも含めて、いかに「伝わりやすい」かが意識されている。 ... 続きをみる
アジア的生活 (講談社文庫) 2016.4.26読了。 浜 なつ子 (著) アジア的生活 (講談社文庫) 講談社 本 あらすじ、レビューなどはこちらから。 大好きなアジア、ノン・フィクション物です。 このライターさん、文章うまいです。 いやー、行ってもしないのに、アジア的生活にどっぷりとはまってしま... 続きをみる
『インターネット的』(糸井重里 PHP新書) 「インターネット的思考」の本質とは何か。 第2章から第4章を読み進めて、ピックアップしてみる。 ★トライアル&エラーの多産系 実に象徴的なことばである。 つまりは、完成度を意識することなく、提示し、その繰り返しによって仕上げていくことである。 正直にいえ... 続きをみる
『インターネット的』(糸井重里 PHP新書) 第一章というよりこの本自体の大きなキーワードとなる「リンク」「シェア」そして「フラット」という用語は、ごく普通の言葉として通用するようになった。もちろん意味は理解しているが、その「精神」の解釈はどうなのだろう。単に「つながる」「おすそ分け」「同等な関係性... 続きをみる
隣人 (双葉文庫) 2016.4.21読了。 永井 するみ (著) レビューは、こちらから。 隣人 (双葉文庫) 双葉社 2013-08-08 本 たぶん、この作家さま、お初読みでござーます。 「普通の日常に、毒を塗りこむサスペンス」なお方でしょうか? で、この本は、 「旦那なんかより、わたしゃ、猫... 続きをみる
先月末から書店で買った本は文庫ばかり。そのラインナップは、今野敏、湊かなえ、そして伊集院静…なんだ、小説ばかりかよ!さすがの隠居生活だな!と一人ツッコミ状態である。しかし、実際にはそればかり読んでいるわけでなく、ある一冊を繰り返し広げている。『インターネット的』(糸井重里 PHP新書)だ。 実はこの... 続きをみる
佐藤次郎著『砂の王メイセイオペラ』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 久々に更新してみせたと思ったら、歴史小説の感想でなくて競馬ドキュメントの感想ですね。 ウマ娘の発表以後、僕の競馬熱が燃え上がった結果、手にした一冊です。 競馬を知らない方に競馬を説明するのは存外ムズ... 続きをみる
警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意 (宝島社文庫) 2016.4.14読了。 吉川 英梨 (著) あらすじ、レビューなどはこちらから。 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意 (宝島社文庫) 宝島社 2015-08-06 本 ハラマキシリーズ第7弾。 なにが、... 続きをみる
さあ、地獄へ堕ちよう (角川文庫) 2016.4.11読了。 菅原 和也 (著) あらすじ、レビューなどはこちらから。 さあ、地獄へ堕ちよう (角川文庫) KADOKAWA/角川書店 2014-08-23 本 SMとか、肉体改造とか、刺青とか、痛いのなんのって、 ミステリー仕立てでアル中のSM嬢が殺... 続きをみる
よだかの片想い (集英社文庫) 島本 理生 (著) 詳しくはこちらから。 よだかの片想い (集英社文庫) 集英社 2015-09-18 本 島本 理生さん、お初です。 しかも、恋愛小説は久々です。 いいですね、恋愛物も。これはちょっと、恋愛とは違うかもしれませんが 顔のあざのことで劣等感を抱えてきた... 続きをみる
警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 (宝島社文庫)2016.4.4読了。 吉川英梨(著) レビューなど詳しくはこちらから。 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 (宝島社文庫『日本ラブストーリー大賞』シリーズ) 宝島社 2014-09-04 本 このアマゾンの広告の (宝島社文庫『日本ラブ... 続きをみる
少し前に 天王寺を 散策したことについて書き 最後に 木村充揮が歌う『天王寺』のPVを載せました。木村充揮って 誰じゃい?と思われた方がいると思います。今回は 大阪が 世界に 誇る名ブルース・マン、木村充揮のことを 書きたいと思います。 木村充揮(きむら あつき と読みます!)は 1970年代から大... 続きをみる
☆「出合い」というのは、必ずしも「人」ではなくてもよい。時との出合いもあれば、事件との出合いもあれば、運命との出合いもある。それらは、避けることのできない邂逅であり、それによって人は大きく左右されていく。人ではあるが、人以上の何かもっと巨きなものをもたらしてくれる、そういうめぐりあいというものがある... 続きをみる
風の如く 水の如く (集英社文庫) 2016.3.29読了。 安部 龍太郎 (著) レビューなど詳細はこちらから。 風の如く 水の如く (集英社文庫) 集英社 2013-11-20 本 謎の多い関ヶ原の戦いに新解釈。 黒田如水VS.徳川家康という構図。 新解釈は破綻もなく、腑に落ちるんだけど、 小説... 続きをみる
☆問題は(中略)「問題だ」と思うから「問題」として生じるのである。問題が有ると思わず、のんびり過ごしていれば、問題は無いことになる。問題とは観念的なものである。 宇佐美寛『私の作文教育』(さくら社) 地震のような災害や交通事故のような場合は除けば、確かに「問題認識」の有無や大小こそが、「問題」そのも... 続きをみる
☆人は一人で生きているんじゃない。自分ひとりで、こっそり喜んでいるのもわるくはない。しかし、そのことを、自分のことのように喜んでくれる人がいて、喜びを共有できるしあわせ。そのしあわせに勝るものはない。 酒井臣吾『酒井臣吾の学校だより』(明治図書) 酒井先生が、三年生の子どもに「いちばんうれしかったこ... 続きをみる
☆「(跳び箱を)全員とばせられる」というのは、誰にでもできることなのである。しかしそれを人前で言えるまでには、やはり、A・Bの方法でもできない子どもをどうしたかという、一つ一つの仕事の積み重ねが必要なのである。 向山洋一『斎藤喜博を追って』(昌平社) この初版本の発刊された79年4月に採用となった。... 続きをみる
☆(野口芳宏先生に学んだ)四年間で私の得たたった一つの結論は、実は次であった。 野口芳宏先生の真似は、一生涯不可能である。 堀裕嗣『学級経営力を高める 感化主義の提唱』(明治図書) 初出は確か「国語教育」誌だったと記憶している。 この一節を読んだ時、ちょっとショックを受けたことを覚えている。 野口先... 続きをみる
アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫) 2013.3.23読了。 深町 秋生 (著) 詳細、レビューはこちらから。 アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫) 幻冬舎 本 警察ものなのに人物描写が足りない。ヒロインものなのに主人公に感情移入できない。 主人公が危なげなさす... 続きをみる
☆子どもが、“子ども”として育ちにくい土壌になってしまったことは、間違いない。しかし、この土壌にあっても、あっという間に子どもは変わる。一月あれば、“学びに向かう子ども”になる。一年あれば“学ぶからだ”をもった子どもが育ってくる。 岩下修『学ぶ「からだ」を育てる』(明治図書) 数字に表せないことを「... 続きをみる
Read books/「謎の香りはパン屋から2」を読みました
『現代思想入門』要約・書評
『未来をつくるグロースマーケティング』要約・書評
週刊 読書案内「常世の舟を漕ぎて」(語り・緒方正人・辻信一編・ゆっくり小文庫・SOKEIパブリッシング)
週刊 読書案内 「パパラギ」(岡崎照男訳・立風書房)
トラックの運転席で読んだ『北欧時間』。セミリタイア生活と北欧の価値観が、思いのほか重なっていた。
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【火の鳥 3鳳凰編】要約・書評
『推しエコノミー』要約・書評
『副業の教科書』要約・書評
三島由紀夫『葉隠入門』完全ガイド|「死ぬことと見つけたり」の真意と、現代を熱狂的に生き抜くための処世術
読書メーター4月のまとめ(2026)と悲しきGW
【人生このままでいいの】要約・書評
凪良ゆう「わたしの美しい庭」
チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン」