• エッセイ きれぎれ草 6

    美しく貴重な感情には、礼儀の衣が欠かせない。       〇 形式は、法則というよりも礼儀に近い。       〇 俳句の五七五形式、季語は礼儀そのものと言える。                〇 読書は、レコード針とレコード盤の関係に似ている。 早く読み過ぎても、遅く読み過ぎても何も分からない。       〇 自然は人間に放心を許したが、社会というものは人間を放心させまいとする。       

  • 随想… 本当にあなたは存在しているのか?   ※存在価値とかの話じゃないです

    "I cannot be grasped in the here and now, For my dwelling place is much among the dead, As the yet unborn..." Paul Klee 「私の存在は今ここで捉えることはできない。 なぜなら、私が居るのはまさに亡人とまだ生まれぬ人のまさに間である...」 これはパウル・クレーという生物学者でなく芸

  • 暮らしの哲学<やったらたのしい101題>を読んで!

    <暮らしの哲学>と 少し大げさなタイトルがついていますが <やったら楽しい101題>と サブタイトルがついている通り 普段のありふれた 毎日の繰り返しの 生活の中で 当たり前という考えや発想を 少しずらすだけで 別の新たな発想が 生まれてくる という 一風変わった哲学書です。 この本は 随分と前に 購入して以来 毎日が 単調になってきたなあ!とか 何をやってんだろうか!とか思ったりした時は 引っ張

  • 生きる意味及び意義とは何ですか?(中略)→(結論)ヒト・人間・人類は消失、滅亡、絶滅するべきだと思います。

    生きる意味及び意義とは何ですか?(中略)→(結論)ヒト・人間・人類は消失、滅亡、絶滅するべきだと思います。   shikanneiko   「ヒト絶滅、全人類滅亡消失、無人化、へ…の説得・提言(・勧誘引導(導引))」   (※註 記載致しました内容に就きまして…。) 何たる不謹慎と警戒心-憎悪感情を御抱き?滅亡-絶滅イコール悪-わるい、の先入観念。否、思考の囚われ-構え-かたさ-強張りであります。

  • エッセイ 自分を信じるということ <アラン「幸福論」>

    アランの「幸福論」の中に、こんな言葉がある。 「自分を信じるやり方に二つある。一つは学校式のやり方で、そのままの自分を信じるということ。もう一つは職場式のやり方で、自分を全く信じないというやり方である。」 どちらも軸となっているのは、自分であることに注目したい。 「ありのままの自分」とか「自分らしく」というような、今、はやりの言葉がある。これは、そのまま自分に酔って、自分と戯れることだけに終わって

  • 生きる意味及び意義とは何ですか?(中略)→(結論)ヒト・人間・人類は消失、滅亡、絶滅するべきだと思います。(続き-2-)

    生きる意味及び意義とは何ですか?(中略)→(結論)ヒト・人間・人類は消失、滅亡、絶滅するべきだと思います。 (続き-2-)   shikanneiko   「ヒト絶滅、全人類滅亡消失、無人化、へ…の説得・提言(・勧誘引導(導引))」   (前記事からの続きで御座います。)   何故か、世の人々は盲目的-狂信的に「生き急ぐ」…。 今も昔も-旧態依然として、「進歩・発展」の思想・傾向・志向・風潮・世相

  • 「ドン・ジョバンニ 音楽的エロスについて」キルケゴール 白水uブックス

    デンマークの哲学者キルケゴールの秀抜なモーツァルト論です。「音楽的エロスについて」という副題がついています。特に「ドン・ジョヴァンニ」を酷愛した筆者が、「石が語り始めようとする前に、私は語り始めなければならい。」と音楽について正確に語ることの不可能と、またその必然性とを表した有名な言葉で、モーツァルトの音楽を語り始めます。「どのような男でも、もし、王者の立ち居振る舞いとどんな女性からも愛されるドン

  • 「方法序説」デカルト 中公文庫

    近代科学の祖、デカルトの代表作です。デカルトはパスカルと同時代人で面識もありますが、両者はまるで違った人物です。パスカルはカトリックの天才と言っていい人でしたが、デカルトは方法の天才と言っていいでしょう。デカルトは若年にして、哲学上の大発見をし、その後、長い年月をかけて、その発見をするにはどうしたら良かったのかを、自らに問い続けます。デカルトは決して急ぎませんでした。判断する際、明らかな理性によっ

  • 座右の銘。

    もしも、「座右の銘はなんですか」と 質問されたら私はこう答えるだろう。 「死んで花実が咲くものか です」と。 今の私はそれぐらい、生きたがっているのだと思うから。 死んだら何にもできないから。 それがたとえ、愛の為でも。 愛のためになんか死にたくないし、 恋のためにも死にたく無い。 どうせなら、恋人よりも、好きな人よりも、家族のための方がよっぽどいい。けど結局、自分の為に戻ってくる。 だからニーチ

  • リパッティ モーツァルトK310<形而上学の可能性>

    ずいぶん前から聴いている曲だが、このピアノソナタはリパッティの演奏が一番よいと思っている。だが、リパッティはモーツァルトのピアノソナタでは、この「K310」一曲しか残していない。早逝もあるが、なぜわざわざこの一曲なのだろうと、いろいろ想像を巡らしていた。 というのは、ショーペンハウアーが「意志と表象としての世界」の中で、形而上学を語るときに、音楽でしか形而上学は完成しないだろうと断って、あえてとで

  • 生きる意味及び意義とは何ですか?(中略)→(結論)ヒト・人間・人類は消失、滅亡、絶滅するべきだと思います。(続き-2-)

    生きる意味及び意義とは何ですか?(中略)→(結論)ヒト・人間・人類は消失、滅亡、絶滅するべきだと思います。 (続き-2-)   shikanneiko   「ヒト絶滅、全人類滅亡消失、無人化、へ…の説得・提言(・勧誘引導(導引))」   (前記事からの続きで御座います。)   何故か、世の人々は盲目的-狂信的に「生き急ぐ」…。 今も昔も-旧態依然として、「進歩・発展」の思想・傾向・志向・風潮・世相

  • 「国家篇」プラトン 岩波文庫

    ソクラテスの口から哲人政治が語られる雄篇です。じつに激しい議論のやりとりがあります。政治を担うのは哲人こそふさわしい。それも、進んでではなく嫌々ながらするのだというプラトンの政治思想が語られます。この対話篇には「エルの物語」という挿話が入っています。死後の世界を見たエルの話が語られるのですが、良い行いをした者は天国へ、悪い行いをした者は地獄へここまではよくある話ですが、その天国から出てきた者の多く

  • 「ソクラテスの弁明」プラトン 新潮文庫

    プラトン初期の傑作です。アテネの法廷に立ったソクラテスが不当に断罪され、死罪を言い渡される有名な話ですが、ソクラテスは判決を言い渡された後、親しい人々に不思議なことを語ります。「諸君、驚くべきことが起こった。私のダイモーンがまったく沈黙してしまったのだ。」ソクラテスのダイモーンは、ソクラテスが子供の頃から、その行動の些細なことまで介入し、禁止の鈴のような音を鳴らすのですが、そのダイモーンの音がまっ

  • 「善悪の彼岸」ニーチェ 新潮文庫

    ニーチェ自身が、「わたしの哲学を学ぼうと思う者は、まず、この書から読むといい」と言ったニーチェ哲学への入門書です。巻頭言に「女が真理であったとしたらどうであろうか」という言葉が載っています。ニーチェにとって真理とは机上の論理ではありませんでした。常に人生や生活の直中で試みられ、生き続けなければならないものでした。そこに、退っ引きならない悲劇が生まれます。大いなる不幸、大いなる醜悪、大いなる失敗、そ

  • 「幸福について」ショーペンハウアー 新潮文庫

    ショーペンハウアーは幸福について独特の考えを持っていました。ショーペンハウアーの隠れた思想に貴族主義があります。精神の貴族として繊細な感じやすい精神を持った人間は、できるだけ俗悪な人々との交渉を避けて、安逸な静かな生活を送るように心掛けるべきだと言います。弟子のニーチェの考え方とは相容れないものです。ショーペンハウアーを最初に認めた人はゲーテでしたが、彼は、そのゲーテを私の見解と正反対の生き方をし

  • ストックホルム滞在理由

    こんにちは。 あの風に吹かれて です。 突然ですが、皆様は「認知症」はご存知でしょうか? このブログを読んでくださっていた方はご存知かもしれませんが、私は5月に北欧、スウエーデンのストックホルムに一週間行ってまいりました。 日本からトランジットを含めて約11時間のフライトでした。 今回は初ビジネスクラスでのフライトでしたが、その間ワインを飲みながらずっと映画を観てました。 それは置いておいたとして

  • 「創造的進化」ベルクソン 岩波文庫

    エラン・ヴィタール「生命の飛躍」と訳される有名な言葉の登場するベルクソンの進化学説です。ダーウィンの「進化論」では説明できない生物の進化の過程を、非常な知力を用い、徹底的に考究していきます。そこから直観されたのが、先に書いた「生命の飛躍」です。付言しておかなければなりませんが、ベルクソンの言う「直観」は単なる直感、思いつきではありません。知性の激しい内省による磨きのかけられた反省的知性による感覚「

  • 「時間と自由」ベルクソン 白水社

    原題は「意識に直接与えられたものについての試論」という長い題です。ベルクソンは、われわれが日常感覚として持っている当たり前な自由感から決して離れません。自由が哲学者の間でどう論議の対象となろうが、この自由感からものを考えようとします。ベルクソン自身が、わたしは実在論も観念論も行き過ぎていると感じた。わたしは常識の見解をとった。そのためにわたしの著作は難解なものにならざるを得なかったと語っています。

  • “労働”と向き合う

    おはようございます。こんにちは。こんばんは。 写真は先日彼女に運転を任せて生きた心地がしない中で撮影した伊勢湾岸自動車道の「名港トリトン」。相変わらず素晴らしい景色でした。 さて、今般ブラック企業が跋扈する日本の労働社会に私なりの処方箋を提案していくシリーズですが、なんとも連続性のある言い方をしておいてこれが初です。← 誰が生き残るのか 戦場(社会)では、まともな人間から死んで行く。 労働環境に係

  • 「意識と本質」井筒俊彦 岩波文庫

    本書は、哲学や仏教にも破格の造詣を持っていた著者が、渾身の力を込めて著した哲学書です。最晩年の未完に終わった「意識の形而上学」の先駆となる作品で、「意識のゼロポイント」という井筒独自の言葉を用い、意識とはなんであるか、本質とはなんであるかとの問いを携えて、驚くべき深さまで思考を深めていきます。深い哲学的境地が、真珠を比喩として美しい詩的言語によって語られるくだりは圧巻です。

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