卒寿小論 297 江戸小咄は日本人の笑いの・・・
江戸小咄は日本人の笑いの原点 落語を好きになったきっかけは、落語のまくらがとてもしゃれていて面白かったことである。 中でも好きなまくらは、江戸小咄を上手く利用している「星取り竿」である。 さる息子、月夜に長竿を持って空をうつ、親父見て、 「何をする。」 「星をうつ」 親父ぬからぬかおで、 「下からは... 続きをみる
江戸小咄は日本人の笑いの原点 落語を好きになったきっかけは、落語のまくらがとてもしゃれていて面白かったことである。 中でも好きなまくらは、江戸小咄を上手く利用している「星取り竿」である。 さる息子、月夜に長竿を持って空をうつ、親父見て、 「何をする。」 「星をうつ」 親父ぬからぬかおで、 「下からは... 続きをみる
“いつ死んでもいい” は本当か 『長く生きたいと思うのは、生き物としての本能。年老いるとそうなる。』 ~103歳だからわかる。生きているかぎり、人生は未完成。』~篠田桃紅 長く生きたいという本能は確かにあるのだが、一方でいつやって来るか分からない死を待つよりも、いっそのこと死を迎え撃つ方が気分的に楽... 続きをみる
学生時代、まだ地方の大学に「落研」がなかった時代にお笑い好きの友達が数人集まって、一杯飲みながら「お笑い談義」をよくしたものである。 当事者が笑われる傾向にあるのが、漫才で、相手を笑わせる方が落語のようにある。という結論が出た。 落語家の中にも「笑われながら、笑わせる。」桂枝雀のような落語家もいる。... 続きをみる
過去を見る自分の目に変化が生まれる 『体の半分はもうあの世にいて、過去も未来も俯瞰するようになる。』 ~まあいいでしょう、とあきらめることを知る。~篠田桃紅 同年代や後輩が死亡して、その死因に「老衰のため」と書かれているのを見ると、「ええっと、驚いてしまう。」 80代後半は老衰なのか。87歳にして余... 続きをみる
「笑い」を一番怖がっているのは、権力者たちである。 一般国民は「笑い」を楽しみ、「笑い」に生きる勇気をもらい 日々の生活を頑張っている。 一番に検閲と弾圧の対象になるのが「笑い」である。 続いて、演劇や文学作品に検閲の眼が注がれる。 平和な今でも「そういう目」で調査活動をしている公務員がいるそうだ。... 続きをみる
「103歳になってわかったこと」篠田桃紅著 45万部のベストセラー 篠田桃紅 1913年(大正2年)生まれ、2021年3月1日没(107歳) 美術家、版画家、エッセイスト 篠田正治氏は従弟 2015年(平成27年)79歳の春にこの本を手にして、それ以来手元に置いて再読している。歳を重ねるにつけて読み... 続きをみる
定年退職をして、暇な時間が多くなった70歳過ぎごろから「小津安二郎と木下恵介監督の作品をユウチュウブで観るようになって、邦画もなかなかいいじゃないとくつろいだ一時を過ごした。 小津さんは、私より一回り上の年代が支え、木下さんは私より一回りしたの年代のフアンが多かったようである。 私の年代、昭和10年... 続きをみる
新聞の見出しに「東電風評被害」という見出しが出ていた。 近ごろ政治家はじめ多くの人が「風評被害」という言葉を口にする。 東電原発事故は風評被害であったのかと事実を知らない人たちは思ってしまう。 この見出しは。「東電風評被害」は「東電原発事故の現状」とするべきだと考える。「風評」という言葉を入れると事... 続きをみる
野党の諸君。みなさんは本当に野党ですか。 野党が野党としての働きをすれば政治は変わると思うのですがね。 税の基本は「富める者から貧しい者への分配である。」と聞いたような・・・ 消費税を導入したことによって、貧しい人から集めた金も富める者へと分配している。 消費税が上がればもうかる人がいる。 それが公... 続きをみる
当地ではアロエのことを医者いらずと言って活用している。 特に擦り傷火傷におなかの不調にと。これが不思議と効くんだ。 昭和30年代の医者は、患者と真正面に向き合って診察をしていた。 今は、コンピュータ と真正面に向き合って、時々患者の方に顔を向けて診察する医者を多く見かける。 私は学生時代から、定年退... 続きをみる
選挙が近づくと政治家の誰かが言い始める。 「日本を変える闘い」をしますと。 この国を変えるや自民党をぶっ壊すと言って総理にまでなった小泉さん。小泉さんは変えようとした内容がはっきりしていたのでそれなりに理解が出来た。 ただ、この国を変えた後、国民は幸せになったのかという検証が出来ていない。これが問題... 続きをみる
橋田寿賀子さんの死で思い出したのが、昭和を代表するカッコイイ文芸評論家、江藤淳氏である。 何がカッコいいかと言えば文芸評論は勿論、時事評論も彼の人生そのものが変化球なしの直球勝負であったこと。 昭和30年代から文芸春秋を購読していたが、江藤淳氏の論文が載ってない月がなかったほどに彼の文章を読む機会が... 続きをみる
作家の橋田寿賀子さんが、2017年92歳の時に文春新書で「安楽死で死なせてください」と、安楽死宣言を公表した。 「人に迷惑をかける前に死に方とその時期ぐらいは自分で選びたい。」 「そろそろおさらばさせえて下さい。」という権利があってもいい。 そして3年後、95歳でリンパ腫で亡くなられた。 満足死で亡... 続きをみる
患者の家族の対応に忙しい勤めの中、明るい真っ直ぐな態度で対応いただき本当に有難うございます。 7月29日(土)に救急車で病院へ。診断の結果1週間程度の入院を告げられたが、次の日の検査で消化器に問題が発見され2週間の入院予定に変わった。 518病室から2日後に519病室に、3日目に514病室に。514... 続きをみる
高知県の102歳の医師、疋田善平(ひきたよしひら)さんが提唱する 「死ぬ1週間前まで健康でいられる秘伝」より 高知県の過疎地で、「誰もが元気にポックリ死ねる町」を体現した 102歳の医師が教えてくれる「満足な生と死」とは? ノンフィクション作家の奥野修司氏がレポートしています。 住民の大半の人が「死... 続きをみる
妻が入院して2週間だらだらと過ごしていたので体の調子がくるってしまった。 9日のネットで調子が狂った原因を理解することができました。 毎日の料理や家事全般、寝返りを2・3時間おきに打たせることなど、筋肉を使っていたのが、私の元気のもとであったのです。 102歳の医師、疋田善平さんの「満足死を目指すべ... 続きをみる
第4コーナーを回って、米寿を目前にして「待つことの弱さ」を実感しています。 若いうちからその様な傾向はあったのかもしれませんが歳を取ってからひどくなったようです。特に、家族のことについては落ち着いて「待つこと」が出来ません。 わりと早いうちにその道の専門家に「お任せする」心は出来てきたような気がしま... 続きをみる
人生の最終コーナーを回ってゴールまで一直線。87歳からの生き方を考えています。 妻が入院して、自分がこんなに弱い人間であったのかと思い知らされました。 強く生きるための生き方を学び直さなければと思っていた時に「一日一生仏陀の言葉に出会いました。最初が「遊行」です。 「遊行僧」は、外へ外へとひたすら移... 続きをみる
曲がりなりにもまともにここまでこれたことに感謝。 1 それ恕か。己の欲せざることは人に施すなかれ。 孔子 <学生時代の出会い。私の生き方の基本です。> 2 つまらぬものは一つもない。つまらぬというは己の小さき智恵袋 <般若の知恵 教職について。> 3 たくましくなければ生きていけない。優しくなければ... 続きをみる
子孫断絶願望の吉田兼好 何故だ。なぜだろう。兼好の家は代々神祇官あるいは太政官として奉仕してきた家系である。祖父、父、兄弟とそれぞれに官職の次官(すけ)クラスまで上り詰めた身分の家である。 そのような家であったからこそ、「子孫断絶願望」が一つの生き方になったのかもしれないと思われる節もある。 『わが... 続きをみる
私の隣に吉田兼好が二人いる。 一人は同級生で、もう一人は身内である。 二人ともに共通しているところは、高学歴でおまけに背が高くイケメンで、働かなくても一生食っていける財産家である。 二人ともに既に亡くなっているので彼らの供養を兼ねて人柄をしのんでみたい。 同級生の彼は、京都の一流国立大学を出て英語の... 続きをみる
捨てようと整理していたメモ帳の中に2007年(平成19年)の古希の日の俳句を見つけ、16年前の自分の姿を思い出し読み返していた。 安楽寺しだれ桜に導かれ 安楽寺は先輩の実家、このしだれ桜は歴史もので県 下でも有名 勲章に縁のない身の二人旅 楽しいね 車いすレンゲ畑を過ぎて行く いい風景だ そうだよね... 続きをみる
出生、没年不詳の謎多き吉田兼好 吉田兼好の家系は代々神祇官あるいは太政官として奉仕してきた。 兼好の父、兼顕(かねあき)は治部少輔、兄の慈遍は大僧正、兄の兼雄は民部大輔の官職にあり、兼好は蔵人・左兵衛佐の仕官であった。 治部少輔は官職四等官の2番目である。長官(かみ)の次が次官(すけ)、3番目が判官... 続きをみる
兼好と長明の住居観 鎌倉前期の「大火、辻風、遷都、飢饉、地震、保元の乱、平治の乱」と大混乱の中を生きた鴨長明と武士の力が定着してきた安定した鎌倉後期に生きた吉田兼好では人生観に大きな違いが出るのは当然である。 特に、住居についての考えは大きな違いを感じる。 鴨長明は、いつでも分解、移築が可能な木造プ... 続きをみる
兼好法師の色の道 兼好法師は相当のイケメンで自信家であったのだろうと思われる。 つれづれ草の第1段のしょっぱなから、『人は、かたち・ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。』(容貌や風姿のよいのがよい。) これは相当の自信があっての言葉とみる。 更に、序段の『あやしうこそものぐるほしけれ。... 続きをみる
天から降ってきた友 1947年(昭和22年)戦後2年目の学校の風景がまざまざと浮かび上がって来る。 「大石、こっちこい」小学生とは思われないほどのドスの利いた大きな声で、小川が呼んだ。 5年生になったばかりなので大石良治はクラスの者のほとんどを知らなかった。 無言で小川の後をついて行った。小川も黙っ... 続きをみる
兼好の理想とする男性像 「容貌や風姿がよいのがよい。しゃべりぶりも聞きやすく、やさしく穏やかで口数の少ないのがよい。」 『人は、かたち・ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。ものうち言ひたる、聞きにくからず、愛敬(あいぎやう)ありて、言葉多からぬこそ、あかず向はまほしけれ。』(1段) 『... 続きをみる
家の前を東西に伸びる道路がある。 道路に面して小学校の塀が運動場と体育館そしてプールを囲っている。 その中央に小学校の南門、通常裏門と呼んでいる出入り口がある。 この裏門を利用している子どもたちは全校児童の1割程度であろうか。 それでもいろいろなドラマに出会うことが多い。 今日も下校途中の一年生の女... 続きをみる
『夢の話をする前に唱える言葉。夢の中では、時間、空間をこえてさまざまなことが 実現されるのでこういう。』 私は何か事があると 語りて益なき言は黙してこの経を念ずべし。 想うて益なき事は忘るるにこの経を稱(とな)うべし。 怒りて益なき時は笑うてこの経を誦(よ)むべし。 以上の言葉を呪文のように唱えるこ... 続きをみる
漫 文 12 ポロリとこぼれる命 ポロリとこぼれる命の夜寒かな 思わぬ時に思いもかけない人がこぼれていく 寒行やメガネの似合う若い僧 あれは秀才ですよ。家の跡を継ぐのかなあ 除夜の鐘終わりよければまあいいか 初めもまあまあだったが、終わりもこんなもんだよ 生きていることを確かめ合う友がいる 賀状が来... 続きをみる
漫 文 10 いいじゃありませんかお大臣 手も足となり起き上がる夏の朝 (俳句始の句) 茎立ちて蒼茫の地に種落とす (俳句中断の句) 老衰の 足音ミーと 日向ぼこ (再開できるかなあ) 令和5年になって20数年ぶりに俳句を一句ひねった。。俳句がどうしても詠めなかった。これをきっかけに又俳句が詠めるか... 続きをみる
大分県では、昭和30年代、学校を出ての最初の赴任地はへき地の学校と決まっていた。 私は県南の学校へ友は県西部の学校へとそれぞれ赴任した。佐伯駅からバスにゆられて数時間峠をいくつか上り下りしてへき地指定の小学校へたどり着いた。 学校に出向く前に腹ごしらえに食堂に入った。昼間から4・5人の日焼けした頑丈... 続きをみる
漫 文 8 はまっちょるなあ 同じ県内でも県北と県南ではまるで分らない方言がある。 入学して最初の講義の日、大講義室に早めに行って、徒然草を読んでいたら、背後から「はまっちょるな。」と今年一緒に入学した県北の男が声をかけて来た。 何がはまっているのかとあたりをキョロキョロしていると県北の男が「ごめん... 続きをみる
漫文 7 お婆ちゃんのところへ 近ごろ目が悪くなりまして、テレビからラジオの利用の方が多くなりました。 もうずいぶんとテレビを見ていません。以前連休で里帰りする家族の風景がよく映し出されていました。 今はどうなんですかねえ。今は昔の話ですかな。 連休が続きますと長く休みを取れる人は10日連休という人... 続きをみる
笑いは社会を写す鏡である。 日本人の笑いを変えた頓智の天才 曽呂利新左エ門。曽呂利伴内は記録に残っている人物であるが、新左エ門は伝説中の人物である。 戦国時代の武将の側近に居て話やその他の芸能などで武将たちの徒然を慰めた御伽衆を象徴した人物として曽呂利新左エ門の名が残ったのであろう。 頓智の天才と言... 続きをみる
漫文5 「まくら」が好きですね 落語は「まくら」が好きですね。まくらのセンスで話の内容や話し手の方向がよく分かる。 気に入っているまくら 夕暮れ時、お寺の境内で小坊主が竹竿を振り回しているのを和尚がみて。 「これ珍ねんや、そこでなにをしておる。」 「和尚様、星が美しいので取ろうと思いまして。」 「バ... 続きをみる
漫文 4 カ行変格活用か 方言で大笑いしたついでにもう一つ方言を紹介します。 カ変 文語 「こ・き・く・くる・くれ・こ(こよ)」 カ変 口語 「こ・き・くる・くる・くれ・こい」 私が最初に新任教師として赴任した南海部郡(現佐伯市)蒲江町でのこと。若者がしゃべっていた言葉が印象的でした。 「かかこきけ... 続きをみる
日曜日の夜、ラジオ寄席で落語をおおく聞きました。 実際に寄席に顔を出したのは24・5歳だったと思います。東京上野鈴本演芸場で柳家小三治と立川談志の落語が印象に残っています。 小三治も談志も真打になったばかりの若手で生きのいい面白い落語をやっていました。 家内は談志が将来大物になるといい。私は小三治の... 続きをみる
敗戦後の日本はラジオと映画の全盛期を迎えます。 「日曜の夜のひと時、流れくる歌の調べは思い出の歌新しい歌、 皆様の希望を載せて今宵輝く明星は田端義雄さん 帰り船」 こんな調子のアナウンサーのおしゃべりだったような気がします。 歌の後、8時から漫才と落語のお笑いが30分だったかな。 昭和21年、NHK... 続きをみる
学生時代に柳亭痴楽の「綴り方狂室」を聞いて、馬鹿馬鹿しいことに関心を持つようになりました。 まだ地方の学園には落研なるものがなかった時代に2・3人の落語好きが居酒屋で馬鹿話を肴に酒を飲んでいた昭和30年代の初め頃。 落研があればきっと入っていたであろうと考えます。まあそんな意味で自分のことを「落研崩... 続きをみる
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