• 中秋節に因む歌:月光

     本日は、旧暦の8月15日、十五夜の月を観賞する中秋節です。  中秋節は、東アジアの伝統的な行事のひとつで、旧暦(農暦)の8月15日に行われます。  特に中華圏では春節、清明節、端午節とならぶ重要な行事であり、多くの国で法定祝日になっています。  台湾では中秋節は重要な民俗行事であり、全台湾が休日となり、この日の夜には月見をして月餅やブンタン(文旦)を食べる習慣があります。  地区的な文化としては

  • 明天會更好(明日はきっと好くなる)

     病や災害に苦しむあなたに贈る歌です。  「明天會更好!」 「明日はきっと好くなる!」  一日も早く元気を取り戻されるよう伊賀山中から願っています。 《明天會更好》 蘇芮、 余天、蔡琴 等..Tomorrow Will Be Better 。  明天會更好  明日はきっと好くなる  (蔡 琴) 輕輕敲醒沉睡的心靈 慢慢張開你的眼睛 そっと揺り起こす熟睡している心 ゆっくりと開くあなたの瞳  (余

  • 獨上西樓(独り西楼に上れば)

     「獨上西樓」は、東洋の歌姫と称された台灣の歌手鄧麗君〈デン・リージュン:テレサ・テン〉(1953年1月29日 - 1995年5月8日)が1983年に発表したアルバム「淡淡幽情」に収録されている楽曲です。  このアルバムは、今から約1000年前の宋代の詞(し:ツー)12篇に現代のメロディを付けて演唱したものを収録しています。  この「獨上西樓」には、台灣の作詞・作曲家の劉家昌(1940年4月13日

  • 又見炊煙(また炊煙を見る:里の秋)

     《又見炊煙》は、台灣の歌手鄧麗君(テレサ・テン、1953年1月29日 - 1995年5月8日)が1978年8月に同名のアルバムの中の主題曲として発表した楽曲です。  このアルバムは、日本の楽曲を東南アジアの漢文化圏に紹介する目的で製作されたもので、収録されている12曲全てが日本の楽曲に漢訳の歌詞を付けたものです。  《又見炊煙》は、1945年(昭和20年)12月24日に発表された日本の童謡で、斎

  • 這一年 這一夜(この一年 この一夜 : 合唱版)

     《這一年 這一夜》は、音楽の魔術師と謳われた台灣のシンガーソングライター張 雨生(チャン・ユーシャン 1966年6月7日 - 1997年11月12日)が作詞・作曲し、1994年9月5日に《卡拉ok·台北·我》と題するアルバムに収録して発表した楽曲です。  歌詞の内容は、夕暮れ時の海岸で夕日の沈む光景を見た後、月や銀河や満天の星空の下で、愛する人と過ごした楽しくて幸せな思いのこの1年、更にこの1夜

  • 蒹葭(けんか:詩經-風-秦風)

     「蒹葭(けんか)」は、支那最古の詩集である「詩経」に収録されている詩の一つです。  「詩経」は、紀元前11世紀から紀元前7世紀にかけての詩を収めたもので、伝承によれば,孔子(こうし、紀元前552年9月28日‐紀元前479年3月9日)が門人の教育のために、当初3000篇あった膨大な詩篇を311篇(うち6篇は題名のみ現存)に編成しなおしたとされています。  「詩経」は、周代(紀元前1046年頃 -

  • 魂縈舊夢 (魂は過去を夢見る)

     『魂縈舊夢(こん えい きゅう む)』は、上海の女優兼歌手であった白光 (バイ・クァン、 1921年-1999年8月27日)が、1943年3月に発表した楽曲です。  作詞は水西村、作曲は北京出身の女医の侯湘(1936年10月ー)のようですが、この二人については資料が乏しく詳細は不明です。  白光は、戦前、日本の東京女子大学に公費留学して音楽を学んだ後、1942年に上海で歌手デビュー、翌1943年

  • 媽媽(お母さん)

     《媽媽》は、台灣の女優であり歌手である王彩樺(ワン・サイファー:1969年11月24日-)が、歌手として初めて発表したアルバム《有唱有保庇》に収録されている楽曲です。  王彩樺(ワン・サイファー)は、台灣の台南縣で生まれましたが、1歳の誕生日直前の生後約11か月のとき、彼女の母親は胃癌のためこの世を去っています。  また、彼女の父親が事業に失敗したことから、その借金返済の為、彼女は子供のころから

  • 恩情 (慈しみ)

     「恩情」は、台灣の女歌手林柔均(リン・ロウチュン:生年不肖8月19日-)が、2009年に発表した自身初となる全曲台灣語のアルバム《恩情》に収録している同名の楽曲です。   台灣語とは、現在台灣の公用語とされている北京語由来の台灣國語或いは台灣華語といわれているものではなく、戦前から台湾の本省人が使用している閩南語由来の言語で、台灣閩南語或いは台語ともいわれています。  台灣語には、台灣國語同様漢

  • 庭院深深(庭園は奥深く)

     《庭院深深》(庭園は奥深く)は、1971年に公開された同名の台湾映画の主題歌として、主演した女優の歸亞蕾(グァ・アーレイ:1944年6月2日-)が演唱した楽曲です。  この曲は、それから8年後の1979年4月に、台灣の新人女歌手であった蔡琴(ツァイ・チン:1957年12月22日-)がカバーして、彼女のファーストアルバムである「出塞曲」に収録して発表したことでも知られています。  この映画は、台灣

  • 沒有煙抽的日子(煙草を吸えない日々)

     「沒有煙抽的日子」は、台灣の高音王子こと張雨生(チャン・ユーシャン 1966年6月7日 - 1997年11月12日)が、1989年7月17日 に発表jしたアルバム《想念我》に収録されている楽曲です。  詞題は、直訳すると「煙草を吸えない日々」ということですが、実は「煙草」とは「自由」の比喩であり、真意は、中共に於ける「自由な空気を吸えない日々」を詠ずることにあります。  この歌詞は、中共の民主化

  • 跟往事乾杯(過ぎ去ったことへの乾杯)

     「跟往事乾杯」は、台灣の歌手で「憂鬱王子」と称されている姜 育恒(チャン・ユーハン:ジャン ユーハン 1958年11月15日-)が、1988年9月19日に発表した楽曲です。  この曲は、日本のシンガーソングライター長渕 剛(ながぶち つよし 1956年9月7日 - )が作詞・作曲して1980年9月5日に発表した楽曲「乾杯」の曲に、台灣の作詞家陳桂珠が台灣國語の詞を付けたものです。  長渕 剛の「

  • 天天想你 (日々君を想う)

     《天天想你》は、台灣の歌手で「高音王子」の異名をとった張 雨生(チャン・ユーシャン 1966年6月7日 - 1997年11月12日)が、1988年に発表した楽曲です。  作詞・作曲は、これまで何度かご紹介した陳樂融と陳志遠の名コンビで、美しいメロディーに愛と思いやりとを歌いこみ、張雨生の高く澄んだ声が適合して心に沁みる一曲となっています。  なお、この楽曲は今では恋歌として知られていますが、元々

  • 在水一方(水の一方に在り)

     《在水一方》は、1975年に公開された同名の台灣映画の主題歌として、台灣の女歌手の江蕾(コウ ライ 1952年-)が演唱した楽曲で、作曲は林家慶(リン カケイ1934年4月17日-)、作詞はこの映画の原作となる小説を書いた女流恋愛小説家の瓊瑤(ケイ ヨウ1938年4月20日-)が担当しています。  なお、瓊瑤は1976年に小説《我是一片雲》を書き下ろし、それが翌年映画化された時にも同名の主題歌の

  • 魯冰花(ルービンファ:ルピナス:ノボリフジ:母親花)

     【魯冰花の花畑】  漢語の魯冰花(ルービンファ)とは、花の名で、日本ではルピナス、或いは花の形がフジの花が立ち上がっているように見えることからノボリフジ(昇藤)とも呼ばれています。  この花は、現在では観賞用として、紫・藤色・樺色・紅・白など様々な花色のものが栽培されています。  しかしながら、元々この花は、緑肥用作物として明治期に欧米から導入されたもので、当時は黄色い花が一般的でした。  「緑

  • 幾多愁 【虞美人】

     「幾多愁」は、鄧麗君〈デン・リージュン:テレサ・テン〉(1953年1月29日 - 1995年5月8日)が1983年に発表したアルバム「淡淡幽情」に収録されている楽曲です。  このアルバムは、宋代の詞(し:ツー)12篇に現代のメロディを付けて演唱したものです。  「幾多愁」には台灣のシンガーソングライターの譚健常が曲を付けています。  詞(し:ツー)とは、宋代に隆盛を見た韻文詞で、1首の中の各句の

  • 明天會更好:明日はきっと好くなる(台灣学生版)

     【東日本大震災津波の後に…】(2011.3 © itoh akane)  未曾有の大災害東日本大震災の発生(2011.3.11)から既に7年が経過しました。  日本では殆ど知る人もいませんが、この震災発生の1箇月後の4月17日に台湾新北市中和区にある華夏技術學院(かかぎじゅつがくいん、2014年 8月 「華夏科技大學」と改称 )の学生により日本を応援する1本の動画が作成されました。  この動画の

  • 陋室銘(ろうしつのめい)

    【『山おくのおうち』ポケベル美術館所蔵彩色画(2018/02/21 ⓒポケベルike3022)】  「陋室銘(ろうしつのめい)」とは、中唐の政治家であり詩人であった劉禹錫(りゅう うしゃく、772年 - 842年)が書いた韻文です。  「陋室」とは、狭くて粗末な部屋のことで、「銘」とは、心に刻む指標即ちモットーのことです。  劉禹錫は、政治家として順宗皇帝の下で「永貞の革新」と呼ばれる政治改革を推

  • 我和你(私とあなた)

     1977年4月5日、日本の歌手千昌夫の演唱による「北国の春」(きたぐにのはる)と題する楽曲が発表されました。  作詞は「いではく」、作曲は「遠藤実」で、歌詞の内容は、都会で一人暮らしをしている若者が、故郷の北国に居る親兄弟や恋人を追憶して望郷の念を募らせるものですが、この曲が台湾でも有名になり、次のように数多くのカバー曲が作られました。 歌手(言語)- 「曲名」(和訳) 文夏(台灣語) - 「北

  • 如果你是一片雲(若し 君 一片の雲ならば)

     《如果你是一片雲》は、1977年2月20日に上映された台湾映画《我是一片雲》の中の挿入歌として鳳飛飛が歌っている楽曲です。  この曲は、同映画の中で「私はひとひらの雲、大空を住み家として自由に生きる」と詠じている主題歌で映画と同題名の《我是一片雲》への応答歌の位置づけにあります。  この為、鳳飛飛が発表したシングルレコードでは、A面に《我是一片雲》、B面に《如果你是一片雲》が収録されています。

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