「恋は妄想」と聞いた 妄想の翼を広げ 希望の空を高々と舞い上がる恋 その恋が現実にかなうにつれて 現実が 妄想の翼に重くのしかかる それでも 希望の空を飛ぼうと努力するところに 愛が生まれる 妄想と現実の間を埋めながら 愛が育つのだ だから 愛には 恋のような軽々としたところが薄れてしまい 逆に 重... 続きをみる
触媒と必然のムラゴンブログ
-
-
食べることができるものと 食べることができないものがある この区別をするために 見て 臭いを嗅ぎ 触ってみたりする このような行為により 「食べ物」という言葉に 意味が折り重ねられてゆく そして 実際に食べ その味覚から 「美味しい」という言葉に 意味を折り重ねられてゆく このように 言葉の意味は ... 続きをみる
-
DNAは タンパク質のアミノ酸配列について 「かくあるべし」を誘導する触媒だ 同じセット触媒の中で インスリンのアミノ酸配列と インスリンリセプターのアミノ酸配列が 「かくあるべし」と規定されているので インスリンとそのリセプターは うまく結合できるようになっているらしい うまく結合しないような組み... 続きをみる
-
様々な触媒に囲まれて 必然が形成されている この必然の流れに沿って 発生現象が進行し 卵はオタマジャクシになり やがてカエルになったりする この必然の流れが滞ると 発生現象は停滞し ひどい場合には 死んでしまう 生命活動は すでにある必然の流れに沿って営まれている DNAは この必然の流れの源にある... 続きをみる
-
システム内の循環的依存関係は 循環的互恵関係を旨としている 親切は人のためならず 巡り巡って 時分に戻ってくる恵みを 提供しあうことで システムが循環している このような循環の中で 右手や左手が機能している 食欲や 性欲も 同じように機能している 幸せや不幸も 魅惑や嫌悪も 肝臓も腎臓も 触媒として... 続きをみる
-
触媒は 自らの前後を変えることなく 対象を触媒前後で定型的に変化させる能力だ だから 触媒があると 対象は 帰納法的な定型的現象に落とし込まれる このような定型的現象が集積して システムが出来上がる すると システムが一つの触媒として機能するようになる 触媒のホロン このような触媒の集積が 階層的に... 続きをみる
-
私のプライドが 私を苦しめることがある もちろん そのプライドが 私を鼓舞し 時に幸せをもたらし 私を支えてくれる だからこそなのだろう 時に 私のプライドが 私を苦しめる このように 私のプライドは 私を導く触媒として 私の中に埋め込まれている 所属するチームや組織のプライドも 私のプライドの一部... 続きをみる
-
帰納法が先入観を創り出し その先入観が触媒となり 私の行為は誘導されている 例えば 「右」という声が聞こえると 右を向く 「右」という声で 左を向いてしまうと 馬鹿にされてしまうので 私は利口になりたくて 右を向けるように 自分を自分で鍛えてきた 馬鹿は良いものでなく 履行はいいものだというのも と... 続きをみる
-
太陽が東から昇り西に沈む この太陽の就航がなければ 東という言葉や 西という言葉も 孤立に苛まれることになるのだろう 言葉は 目に映る世界で起こる現象と密接に関連している 言葉は今だけではなく 歴史とも密室に関連している 長い歴史の中が使われながら その意味が洗練され足り広げられたりしてきた 言葉た... 続きをみる
-
言葉と人間は相互に触媒し 影響し合っている 発音や文字といった 物理的現象により 他者との間でも言葉を交わせるが 自己の意識の中で 他者から遊離された 独我論的独善世界で展開される妄想においても 文字が登場し あらぬ享楽を体験している 夢の中で 私に対する誹謗中傷がこだますることもある たとえ夢であ... 続きをみる
-
「男は男らしく 女は女らしく」 この言葉に踊らされ 男をふるまったり 女をふるまったりする そのことで 「報いらる」ことがあると 「男は男らしく 女は女らしく」という言葉は 有用な言葉として 繰り返し流布されてゆく この循環がどこかで途切れると 「男は男らしく 女は女らしく」という言葉は 衰退し消え... 続きをみる
-
「お母さんが妹を産んだ」 という文章には違和感はないけれど 「お父さんが妹を産んだ」 という文章には違和感を感じる 男は出産しないという常識が 文章に違和感をもたらすのだ 実際には お母さんが出産していない場合や お母さんが出産氏と赤ちゃんが弟の場合 「お母さんが妹を産んだ」という文章は 「お父さん... 続きをみる
-
目を瞑ると 世界が消える 目を開けると 世界が現れる この様に消えたり現れたりする世界から独立して 私の意識は変遷している だから 映画を見ている時には 映画の世界にどっぷりと浸かることになる しかし 映画館から一歩外に出ると 再び 映画館に入る前の世界に逆戻りすることになる 露天風呂で 浮世の戯言... 続きをみる
-
言語の発音と意味の関係性が 必然なものとして扱われ 会話が成立している この関係性が不変であることを前提として 話者の言葉が聴者の意味に変換される 触媒は不変のまま 触媒以外の存在を 別の存在へと変換する機能を有する存在だ してみれば 発音と意味の関係は 不変である触媒だ 言語現象の根底に このよう... 続きをみる
-
言葉の発音とその意味が結びついているのは 人間の意識だ その人間の意識がなければ 発音とその意味は結び付かない この結びつきを背景として 会話が成立している 話者は 伝えようとする意味が 言葉として発し 聴者は 聞こえてきた発音から 伝えようとされた意味を逆算する このようにして 話者と聴者の間で ... 続きをみる
-
同じものと 違うものが交じり合う そこにそれぞれを分離する力が働くと 同じもの同士が集まって 結果として 違うものとは混じらないようになる 水と油も 重力がないと交じり合うのだから はなから交じり合わないと言う訳ではない 水と油も それぞれの性質のみで分離しているわけではなく 重力という第三の力で分... 続きをみる
-
水1リットルと アルコール1リットルを混ぜると 合計で2リットルの水溶液になりそうなものだが 比較的大きなアルコール分子の隙間に 水分子が入り込み 2リットルよりも少ない水溶液になる 石と砂を混ぜた時 石の間に砂が入り込むイメージとのことだ 石や砂はそれぞれの粒が 目に見えるから 不思議ではないのだ... 続きをみる
-
水分子は 互いに引き合い集合体を形成している その強さが強いと 氷という集合体に その強さが弱いと 水蒸気という集合体に 中くらいだと 水という集合体になっている 水分子の集合体ということでは 氷と水蒸気は同じであるが 氷は冷たいし 水蒸気は熱いと大きく違う その占める空間も 同じ数の水分子が占める... 続きをみる
-
言葉の字面と 言葉としての発音は 時空の世界では 全くもって異なる存在だが 言葉の世界の仲介により 同じ存在として認識することができるようになっている 「存在」と“そんざい“という発音は 同じ意味を共有しているからだ 意味を共有しているから 別々の時空的な存在が同じになるということだ この様に 時空... 続きをみる
-
観念論でよく言うことだが 物自体を認識できないと言う 意識と物自体が直接接していないからだ 意識が物自体と直接的に 接することができて融和していれば 物心二元論なんて考えもできないことだろう 言葉にも 物自体となる字面や音と 観念的な意味の二元性がある 字面と意味は 意識と物自体と同じように 直接的... 続きをみる
-
投げられたボールが 放物線を描いて落下する この時 ボールは物質であり 放物線は運動の軌跡として取り扱われる 注目したいのは ボールの内部の 電子の動きはないものとして扱われる ということだ 物質は 時間経過があっても動かない存在と 認識されている しかし 先程のボールにしても 私の手にしても 構成... 続きをみる
-
空気を吸い 空気を吐く 食事を摂り 老廃物を排出する 言葉を聞き 言葉を話す 知識を学び 知識を教える 様々な存在を 環境から取り込み 様々な存在を 環境へと放出する 触媒は 特定な存在を取り込み それを 別の特定の存在として放出する 蓋然性を高くする要因だ 私の身体も このような意味で触媒だ 仕事... 続きをみる
-
化学工場で行われる化学反応は 原料がすべて意図した化合物になるのではなく 意図していない不純物もたくさん生成されてくる そのあと 意図した化合物を 意図しない不純物から精製するのも 化学工場の大きな仕事だ 化学工場では 触媒を使い 原料の化学反応が 意図した化合物へと向かうように誘導し その合成の蓋... 続きをみる
-
布団の中で 目を瞑り 寝転んで 体の力を抜く 右手の指をちょこちょこと動かして しばらくしてから 今度は 左手の指をちょこちょこ動かしてみる するとどうだろ 動かしていないほうの手は 存在しないかのような感覚になる そんなことを考えている我は しっかり在るけれど 我思えども 動かさぬ指は在らぬように... 続きをみる
-
枯れ葉が 木漏れ日の中で揺れている その揺れ動く姿を 私は直接触れることなく 視覚を通じて触れている 視覚も 枯れ葉に直接触れてはいない 枯れ葉が触れた光に触れている 緑であった葉が 茶色に見えるのは 葉と光の接触した時に 反射する光の波長に違いがあるかららしい 葉が 光を触媒している その触媒の性... 続きをみる
-
同じ触媒を たくさん集めると まるで大きな一つの触媒であるかのように 大量の基質を 大量の反応物に変える機能を発揮する 同じ触媒がたくさん集める 言葉による 人間の同質化は 触媒をたくさん集めるのと 同じ効果を発揮する 言葉は複雑に規定できるので 複雑なことも 人間に大量生産させている 言葉が たく... 続きをみる
-
心の中に 悲しみを醸し出す触媒があるらしい 喜びを醸し出す触媒も また あるようだ どんな時に どんな感情が現れるか 初めから 触媒が決めていた それに乗っかって 私が右往左往と思考を繰り返す 私にとって 感情は 吹いてはまた吹き止む風のようだ 風にさらされて 風に立ち向かい 風に流され 私も流れる... 続きをみる
-
夜になると またこの布団に戻り 眠りにつく 再帰性 同じことを繰り返すように 仕組まれているらしい 気が付くと また同じ道を歩いている 馴染んだ場所 これからどうなるのか 予想がつく所 そんな場所へと引き寄せられる その昔 これからどうなるのかわからない そんな場所へ理性がやってきた すでにある存在... 続きをみる
-
理性は後からやってきた そして すでにある存在を観察し 利用すらし始めた 理性は すでにある存在をつなぎ合わせた すでにある存在の中から 選び抜いた存在と存在を触媒し つなぎ合わせた それは遠い昔 命が始めたことまるで同じだ 理性も命なのだから仕方なかろう 命は後からやってきた そして すでにある存... 続きをみる
-
サケが回遊し 生まれた川に戻ってくる 再帰性 再び元の場所に戻ってくるのは 何もサケばかりではない 地球も 太陽を一周して また 元の場所に戻ってくる 夏至も冬至も春分も秋分も それぞれ また 戻ってくるのだ 心臓の拍動も 一拍動ごと周期を描き また元の状態に戻ってくる 細胞周期も 細胞分裂の直後か... 続きをみる
-
オスとメスが接触して 次世代命の誕生を迎える 普段は離れているオスとメスが 接触するように様々な工夫が施され 必然的であったかのように オスとメスが結ばれる 昆虫は フェロモンを放出し 異性をおびき寄せるたり 音を出して 異性を呼び寄せたりする 花々は 昆虫を誘い 花粉を別の花へと その昆虫に運ばせ... 続きをみる
-
親ガエルはカエルであり 親ガエルが産む卵も その卵から孵る オタマジャクシもカエルである しかし 卵はオタマジャクシではなく 親ガエルはオタマジャクシではない これを記号で描くと AはBであり CもBであり DもBである しかし AはCでなく CもDではない このように 演繹が成立しないのは ACD... 続きをみる
-
自然劣化する存在の 劣化を抑えることは 自然劣化する存在にとって恩恵だ この恩恵を受け続けることが 自然劣化する存在にとっての命綱なのだから 当然だ この恩恵を受け続ける為に 維持されていなければならないことがあると それを保持しなければ 事前劣化する存在は存続できない このような能力を含め 恩恵を... 続きをみる
-
劣化する触媒の相互利他の関係が 劣化の抑制や 劣化触媒の新規形成による置き換える この相互利他の関係性が維持により 劣化する触媒は 一過的に存在するのではなく 集団として永続することになる 集団から離れ単独になると 劣化に曝され 消滅するから 集団として 劣化を相互に抑制しあわなければならないのだ ... 続きをみる
-
触媒は 機能するように形成される その触媒が形成される過程でも 触媒が使われる この両者の触媒の間には 物理的接触以外の関係が存在している どちらの触媒も 相手の触媒が 自身の形成に不可欠な関係が 生命現象で観察されている 触媒は 互いに欠くことができない存在になっているのだ 触媒が永遠不滅の存在で... 続きをみる
-
触媒に触れると 誘導され 定められた予定を実践することになる 信号は 触媒であり 赤信号は赤信号の 青信号は青信号の定められた決まりを順守させる 人の目も触媒である 悲しいかな 人の目のある所と 人の目のないところでは 後者の方が自由気ままだ 人の目があると その人の目にかなう行いを強いられているよ... 続きをみる
-
触媒により 必然が進むと 同質が大量生産される この大量生産された存在に 触媒作用があると また別の存在が大量生産される この存在にも触媒作用があり どの産出物にも触媒作用があり、、、と 繰り返し このような触媒の連鎖のなかで 触媒反応が閉環し循環するようになると 周期を描きながら 存在群が一連のも... 続きをみる
-
様々な化学反応が起こっている場に とある触媒を投入すると 特定の化学反応しか起こらなくなる こんな触媒は高性能な触媒だ このような触媒により 偶然起こる化学反応が 必然的な化学反応へと昇華する 触媒はエントロピーを低下させ 因果律を必然化する魔法の杖だ このような触媒を利用して 化学工場では 様々な... 続きをみる
- # シニア犬
- # アウトドア