• 小さな袋の中の大きな世界

    生れてこのかた わたしはこの袋の中にいる 身の丈の大きさのこの袋の中にいる デカルトの懐疑論さながらに 袋の中にいることを否定しようとしても 私を閉じ込めている袋を破り 思考などできやしない わたしは 生れた瞬間から この袋小路の中押にし込められていたようだ しかし なんと広い袋小路だ いいや 私が小さなだけなのだろう ーーーー メモ 考えたことがあることを 大風呂敷に並べたとする そうすると わ

  • 「答えは風の中」という抽象

    あの人を好きだと感じると 翌日もたいてい好きでいるし その人を嫌いだと感じると 翌日もたいてい嫌いでいる 好きであることや 嫌いであることが どうやって維持されているのだろう? ひとくくりに答えてしまえば カエルがカエルであり続けるように 好きも嫌いも維持されている ただ この維持する仕組みには次のような性質の違いがある カエルであり続けるために働いているシステムに比べ 好き嫌いを維持するために働

  • 絵に描いた餅や神

    絵に描いた餅も 絵に描いた神も 絵筆で紙に描くことができる 紙に描かれたものは 紙が劣化するまでは存在していた しかし今は 紙ではなく パソコンの画面に 絵が描かれるようになった すると 絵に描いた餅も 絵に描いた神も 紙ではなく光になった 光が消えると消えてしまう餅や神 そんな存在になった 忙しい時代なのだから 寿命が短くなるのも 仕方がないことなのだろうか? 停電すると 餅も 神々も消えてゆく

  • 情報はしおらしい種である

    おご馳走を分けてもらうことと お料理のレシピを教えてもらうことの違いを 抽象的に表現すると 前者は実物の贈与であり 後者は情報の贈与だ 実物の贈与は 手間いらずで すぐにおご馳走を食べられるが 食べたら終わりだ 情報の贈与では 材料を集めたり 手を加えたりしないと 実物の料理にはならないが 繰り返しその料理を楽しむことができるようになる 植物の生活環にたとえると 情報は種であり おご馳走は花や果実

  • 赤レンガ クリスマス ハーバリウム

    赤レンガのクリスマス マーケットでハーバリウムのワークショップがありましたので、作ってきました🎄 クリスマスらしいドライフラワーがたくさんあり、お店の方も優しく教えてくれるので、ステキな仕上がりになりました。 お店の方いわく、『ハーバリウムは正解がないので、思い思いに作るといいよ』 とのこと、正解ないってステキです。 ツリー点灯の初日は点灯の時間が激混みですが、15時オープンとともに入ると、飲食

  • 大いなる情報と個人の関係について

    言葉を交わす関係にあっても 人間関係は様々だ 発した言葉に対して 同意することが多い人 反論することが多い人 発された言葉に対して 同意することが多い人 反論することが多い人 同じ言語を共有する関係にあってもの 人間関係の濃さや質は様々だ 互いの予想可能性が高まり それを是とすれば 人間関係は安定してくので 人間関係の秩序が関連する人の間で 循環的に維持される 互いの予想可能性が高まり それを是と

  • 主体外存在に向かう傾向性の方向と強さについて

    集団に隷属していると その全体から利益を受けることができる この利益が 帰属集団からの暴力や迫害を避けることができる というような消極的な利益だと つらい やはり 何か積極的な利益を見返りとして 欲しい この見返りも 多ければ多いほど良い このように考えるのは 隷属させられる側の思考であり 隷属を強いる側にはまた別の思考があるだろう 囲い込み選択肢を狭め 与える利益の効果が最大化するように工夫する

  • より良きもののために我慢するということ

    ウサギが ウサギ小屋の地面を掘って 檻の外に逃げ出してしまったことがある もう戻ってこなかった ウサギ小屋は餌をもらえる快適な環境であると ウサギは考えもしなかったのか 檻の外へ脱走してしまった そこにいれば 食べ物に困ることはないと ウサギは知らなかったのだ それを熟知し 思考し 外へ出たときの食糧難のリスクを きちんと思考することができれば ウサギは 逃げずにいてくれたのかもしれない しかし

  • 前提たる情報に奉じる

    生きているから競争できるのか? 競争に勝つから生きられるのか? 鶏と卵の前後関係のような関係だ しかし目的論的に考えると 競争は手段のひとつであり 大きな目的は生きることであると考えられる ウィトゲンシュタイン先生の有名な言葉に 「語り得ぬものに対しては沈黙しなければならない」 というのがある 「前提のある事象については前提がなければ成立しない」 という抽象論の一つの帰結だろう ①生き得ぬものに対

  • 情報的予定調和の隙間としての自由

    情報的現象と 非情報的現象と区別しておく 情報の下流に秩序的現象が情報的現象で 情報とは無関係に生じる地球の自転などの現象が非情報的現象だ 生命活動は情報的現象であり 周囲に存在する 非情報的現象に適応的であり また 情報的現象にも適応的である 非情報的現象への適応としては 四季や気温などの気候への適応やら 水中や陸上や空中への適応といった事をあげられる 情報的現象への適応としては 外敵や食物とい

  • 巨大化する循環秩序に押しつぶされる自由

    予定と 結果の間に 実践がある 予定だけでは 結果はない 遺伝子は 予定に過ぎない 実践が必要だ 言葉も 予定に過ぎない もしくは 結果に過ぎない 語られない言葉や 思考されない言葉は 連なりのない存在である 連なりがなければ 循環し機能することもない ーーーー メモ 役に立つ情報は 使いでのある情報だ よって 情報であるというだけでは 威張ることはできない そこに遺伝子の脆弱さがある 言葉の脆弱

  • 言語は物まねの天才を希求する

    日本語が外国語と出会うと 日本語としての使用方法に変わりはないままに 日本語と外国語の翻訳関係が形成される この関係が増えるという状況は 未知の生き物と日本語が出会った時にも生じるが この場合には 日本語の領域が増えるということになり 外国語との出会いとは 増える関係の質に違いがある ・・・・ようにおもえる はたしてそうか? 日本語を主体としたとき 未知の言語と 未知の生き物に どのような差を見出

  • 全体と部分が各自独立する時空からの自由

    相性の良い情報と 相性の悪い情報がある 右を向こうとする意志と 左を向こうとする意志は 本来両立しない でも どちらも持ち合わせている 自動車の ブレーキとアクセルも 同じような関係だ 本来両立しないものが 相性よく共存するのは 機能の拡大によることがある 右を向く機能ならば 左を向く機能は阻害要因であり 排除されるべきであるが より広い範囲に向くという機能ならば 右を向く機能も 左を向く機能も

  • 物質的原因たちと情報的原因たちのハーモニー

    因果律の原因を 大きく二つに分けてみる 物質的原因と 情報的原因だ 足で小石を蹴ると 小石が飛んで行く 運動している足が小石にぶつかると 足の運動している力が小石に伝わり この時、小石に作用した力と方向と強さに応じて 小石が運動を始める これは物理的原因だ これに対して情報的原因は 小石を蹴る意志などだ 小石の視覚情報やら 小石が飛んで行く予定としての飛行の軌跡情報やらが 統合し 足を動かすなどの

  • 中心と辺縁

    秩序が維持される場合には 大きく二つに分類できる 全く動かない場合と 同じ動きを繰り返す場合だ 前者を不動秩序 後者を循環秩序と呼んでおく 生命は循環秩序の典型だ 石碑は不動秩序だ 形あるものは壊れる これが不動秩序の危うさだ 逆に 動きが止まれば崩壊する これが循環秩序の危うさだ 危うさを観察することは 無秩序に陥る危うさから離れ続けるための 様々な工夫を観察することである ーーーーー メモ 無

  • 情報と機能の安定的循環が真実を創造する

    予測可能な運動が持続することで 保たれる秩序がある このような運動をもたらす原動力が失われた時 命は尽きることになる * 昨日生きていた 今日も生きている 明日も生きてゆくだろう この帰納法を成立させているものは 観念だろうか? それとも実存だろうか? * 知人の訃報が届いた 「彼は死んでいる」という観念と 「彼は生きている」という観念が交差する 明後日、葬儀という その時 知覚というフィルターを

  • 台風とイデア

    同じことを繰り返させる源がある こうなったらこうする ああなったらこうする こーならこーだ あーならあーだ 言葉は 同じこと同じことやものを思い起こさせる源のひとつだ 認識した言葉に応じて それをいちいち説明されることなく 何かを思い起こすよう用意されている これが 言語の記憶だ 言語の記憶を中心に 人々が反応しあう 遺伝子を中止に 化合物が反応しあう 私は 言語の記憶の周辺を廻っている わたしを

  • マニュアルと台風

    同じことを繰り返させる源がある こうなったらこうする ああなったらこうする こーならこーだ あーならあーだ お料理のレシピは 同じことを繰り返させる源のひとつだ 状況状況に応じて いちいち命令がなされるのではなく 事前に 状況別の反応を用意しておくのが マニュアルだ マニュアルを中心に 人々が反応しあう 遺伝子を中止に 化合物が反応しあう 私は わたしというマニュアルを なぜだか 日々更新している

  • 中心を廻る

    太陽の周りを 地球が回る 銀河系の中心を 太陽が回る 宇宙の中心を 銀河系が回る 遺伝子を中心に 化学反応が廻る 記憶を中心に 私が廻る 法律を中心に 社会が廻る それぞれの歴史が 築いてきた中心に 秩序とされる動きが廻る いな 中心を廻るから 秩序とされる ーーーーー メモ 原子の周りを 電子がまわる軌道が シュレーディンガー方程式として表現されている この方程式は 原子核から離れた電子には 適

  • 情報を蓄積する意義としての私

    「わたしが好きなことを  決めているのは  誰?」 これに対して 「わたしが決めている」 と答えるところに わたしの価値がある わたしな好きな食べ物 わたしが好きな風景 わたしが好きな香り みんなわたしが決めている そう思うところに わたしの価値がある ーーーーー メモ 遺伝子の歴史が 金太郎あめのような 沢山の「私」を形成した それぞれの私が それぞれの私的歴史の中で その私にさらに色付けをして

1 2 3 4 5 ... 7