思考は 記憶を再編してゆく作業である ある意味 実践である しかし それは内的実践であり 外部との連なりのある実践ではない いずれにせよ 思考により 外部との関係が改変されてゆく 記憶が改変されることにより 外部との関係が改変されるのである 記憶が改変されずに 偶然に外部との関係が改変されても それ... 続きをみる
自然選択のムラゴンブログ
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「好き」があると その対象を思い通りにしたくなる欲求が沸き上がる そんな思いと裏腹に その対象が思い通りにならないと憎くなる かわいさ余って憎さ百倍という訳だ こうして 憎くなっても 元来がとても好きなのだから 憎くさを差し引いても好きでいる それで 「世の中思い通りにならない」ということになる 「... 続きをみる
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私は 私以外のものにはなれない 猫になりたくても 猫の着ぐるみを着るのがせいぜいである 猫ではなく 同じ人間でも 他人にもなれない 私は 私でい続けなければならないらしい 私の意識が 他のものになろうと決意したところで この事実は変えられない この意識を無視した同一性の保持には 前例踏襲が寄与してい... 続きをみる
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異質が維持されてゆく ある言葉 その言葉が持つ特異性 すなわち 異質を伝えてゆく そして 啓蒙がそうであるように 今までになかった言葉は 今までとは違う異質を広めてゆく A=Bであり B=Cであれば A=Cである AやBやCは DやEやFではないのかもしれないし DやEやFもAやBやCと同じものかも... 続きをみる
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局在化した部分と その他全体との関係において 局在部分は その他全体に対して反応する主体であり また 反応される側としての刺激となる客体である サボテンは 熱風に曝されても 水分を失わないように工夫するとともに 水を貯留する機能を持ち合わせている このような機能により 砂漠の中で サボテンが 自らの... 続きをみる
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制御されながら 同じものがたくさん増殖している 一つのタンポポの花が たくさんの種を宿し その綿毛を風に乗せ たくさんの種を拡散する その種の全てが 花を咲かすことが出来るわけではない 落ちた場所が乾燥していて 発芽出来ないこともあろう 川に落ち 海に運ばれ 発芽出来ないこともあろう 運よく芽を出し... 続きをみる
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いてでも何かが起こっている 起こっている現象は 制御されたものであることも 制御されていないものであることもある 制御は その現象主体の潜在的性質のうち 特定のものを顕在化させることにより 成立している 衛星の軌道は たくさん考えられるが その中のいくつかが実践されている 電子軌道も 素粒子の運動も... 続きをみる
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天動説を信じても 地動説を信じても 動物としての生活は大きくは変わらない どちらの説であっても 朝になれば日が昇り 夕には日が沈む どのように 太陽が動くのかが 生活にとって重要であり なぜ 太陽がそのように動くのかは 生活にとっては それほど重要ではないからだ 日が長くなったり短くなったりする 周... 続きをみる
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意識は 物質そのものに触れることはできず 意識にとって 物質の性質は推測の対象である これと同じように 真理もまた憶測の対象である 正義も同じだ 正義と信じることを為し それがうまくいけば それは正義として維持されるが それがうまくいかなければ その正義は疑われることになる 科学的な原理も同じであり... 続きをみる
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赤色の光が 赤色に見えるのは 波長700 nmの光を感知する視神経が 興奮する現象を 「赤色の光が見える」 と表現しているからである 光の検知という生物学的現象と 「赤色に見える」と表現する言語学的現象が 連鎖しながら循環し 赤色の光が 赤色として見えているのだ ある種の視神経の興奮現象により 「赤... 続きをみる
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観念論でよく言うことだが 物自体を認識できないと言う 意識と物自体が直接接していないからだ 意識が物自体と直接的に 接することができて融和していれば 物心二元論なんて考えもできないことだろう 言葉にも 物自体となる字面や音と 観念的な意味の二元性がある 字面と意味は 意識と物自体と同じように 直接的... 続きをみる
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予定とは何だろうか? 現実には未だ現れていない現象を 予め予定する この能力により 生命はそれぞれの命を全うしている * 今日の予定に 気分が軽くなる時と 気分が重くなる時がある 気分が重くなる予定に曝されていると 自分には自由がないと嘆きたくなる 逆に 気分が軽くなる予定に曝されていると 自分は幸... 続きをみる
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今認識している存在は 循環の断面である 私を形成している元素も 数億光年の間には 光になる時期があるだろう この断面を形作る現象群の集積として 今がある 現象がなぜ集積し持続しているのか? 自然科学はこのことを問い続けている そして 自然科学を応用した技術が 現象を再現し続ける技術を磨き続ける 人文... 続きをみる
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人間であるためには 「人間は素晴らしい」という 欺瞞の中にいなければならない 「人間は素晴らしい」の 「人間」を「民族」に変えると 民族の尊厳が維持されよう このような相似は 「人間」を「生命」に変えても成立する 生命の尊厳も欺瞞だ 虫けらは 自分たちを素晴らしい存在であると騙されながら生きている ... 続きをみる
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環境に適応する形質が 自然選択される これは 過去の状態に遡及する技術が磨かれるほど 過去の状況が未来に存続する結果である 細胞周期は M期から G1期、S期、G2期を経て 再びM期に戻るのだが 再び それぞれの周期の断面に戻るために それぞれの時期に それぞれ決まった活動がなされている 来られ野活... 続きをみる
- # 自然選択
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円環的循環が予定されていると その循環を担う個々の現象は 予定されたとおりに機能しなければならなならない その円環が消滅してしまうからだ 生きながらえるために 水を飲み 食物を探し それを食らうのも 生体内の円環的循環を保つ重要な現象だ 生殖の相手を探すことも 種としての円環を未来に存続させてゆくた... 続きをみる
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生命の内部では 予定された円環をなぞりながら 現象が循環している この循環が存続するためには 予定されていない現象により 円環が乱されることはあってはならないことだ だから 出来上がった円環の中で 円環に乱れをもたらす現象は 淘汰される可能性が高まる 逆に 円環をより確実に結ぶような現象は 円環を再... 続きをみる
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一個人の人間は 言葉に意味を強要できない 意味を強要しているのは 人間ではなく言葉の側だ 人間の群れが創り出した 言語システムが主体となり 個々の人間は そのシステムの部分として 言語世界に奉公している 人間は この装置の部品として 今ある 文字の形と音と意味の関係を尊重し これらの間の関係が 自由... 続きをみる
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噂には 生命のようなところがある 命が命を呼ぶように 噂が噂を呼びながら拡散し 興味深い噂の傍らで どうでもよい噂は消えてなくなる 面白い噂は 尾ひれがつきながら拡散し その尾ひれの面白さに応じて さらに拡散してゆく 増殖する噂と 絶滅してゆく噂があるところなど 生命の自然選択そのものだ 面白い尾ひ... 続きをみる
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地球の歴史において 地上に植物が生い茂るようになると 大気中の酸素の濃度が上昇し 今生存している動物が棲み易くなった ちょうどいいことに気温もうまく整った このように書くと まるで今の生き物のために 地球の歴史があるようにも解釈できるのだけれど 環境が整ったから それに見合った 今生存している動物た... 続きをみる
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身体の内部と 身体の外部を 特定の物質の密度ではなく 反応の関連性の密度で思考として分離できる イナゴをたくさん採って それを袋の詰めて塊にしても 密度は高まっても ひとつの身体にはならない 物質がただ隣り合っても 物質間できちんとした反応が起こらなければ 生命活動としては 互いに独立しているからに... 続きをみる
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雨にも負けず 風にも負けず このように 天候に勝っても 天候はびくともしないから 遠慮なく勝てばいい でも 相手が人間ならば話が違う 相手が虫であっても違うのだ たとえば ゴキブリのような強い相手なら 勝っても勝っても 相手はびくともせずに またやってくる それに ただ勝てばいいというものでもない ... 続きをみる
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しばしば 恨みを晴らすために 人生の大切な時間を消費する もったいないけれど 恨みを晴らすことが 大切なことになってしまう事情があるから 仕方がない このような事情が肝となって 物語が進行してゆく 過去の歴史が事情となり 物語の背後世界を支配している 人生の形而上として それぞれの事情が成長してゆく... 続きをみる
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たとえ歪んでいても 私の意識は 私を歪んでいないと思っているらしい 歪んでいると直すこともあるのだけれど 歪んでいると気づく前は 歪んでいるとは思っていない 気づいて歪みを直すと すぐに治った気でいる また 歪んでいない私に戻る 私は よっぽど 歪んでいてはいけない対象らしい むしろ 自慢をしていた... 続きをみる
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私が 私を認識している 自己認識だ この認識により 私が増殖的に派生して 私の中でいろいろな私がどんどん増えてゆく 朝の私 昼の私 夜の私 様々な私が 私により複写され 私の中に積み重なる 積む場所に限度があるのか 私の中で積み重ねれられた私が 少しづつ忘れられてゆく 私の複写が増えながら 私の複写... 続きをみる
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自分できることは 自分ですればいい 自分のできないことは 他人にやってもらえばいい この単純なことを忘れ 自分でできることを 他人にやってもらおうとしたり 自分でできないことを 自分でやろうとしたりする そんなことをしていても 自分が苦しむだけである やらなければならないことから 自分でできることを... 続きをみる
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【生存が保証される(暇になる)と 歌い、喋り、踊り、描く!?!】 追加⇒学習障害考察📖
脳神経学者で人類学者のテレンス・ディーコン博士の著書『ヒトはいかにして人となったか―言語と脳の共進化』の百科事典のような原書('◇')を買ってからなかなか読み進めないと(重すぎて持ち運べない(><))思っていたら、動画で博士の講演を見る機会がありましたので、にゃーど的にヒットした部分をまとめたいと思... 続きをみる
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【生物学的モテる条件】ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” ④『性と出会いのメカニズム』:放送直後の放射性メモ 原書からの補足有り(o^―^o)
先程終了(初回 2018/JAN/26 22:30)しました、テーマは"性と出会いのメカニズム"をヒトの場合と今日はクジャク、ウズラなどトリさん達の場合と比較して話を進めていました、博士はトリが専門🐣 <イラストは福井市自然史博物館より> 今日のまとめを簡単に言うと 尾が長い(実験上長くさせた)ロ... 続きをみる
- # 現実創造
- # 自己受容