• 人為的存続の遠景・中景・近景

    伊勢神宮では 遷宮を定期的に繰り返している 古くなる前に 新しくする 時代を超えてゆく 基本的方策だ こんな人為的存続が 私の遠景にある * 通っていた学校の校舎が 壊された 思い出も 少し壊されたような気がした 私の中景にある学校が消えてゆく 学校は新しくなるけれど 私の学校は消えてゆく ーーーーー メモ 思い出は 私の私秘的なものであり 学校は公的なものだ 私がいなくても 学校はあり続ける だ

  • 「答えは風の中」という抽象

    あの人を好きだと感じると 翌日もたいてい好きでいるし その人を嫌いだと感じると 翌日もたいてい嫌いでいる 好きであることや 嫌いであることが どうやって維持されているのだろう? ひとくくりに答えてしまえば カエルがカエルであり続けるように 好きも嫌いも維持されている ただ この維持する仕組みには次のような性質の違いがある カエルであり続けるために働いているシステムに比べ 好き嫌いを維持するために働

  • 救うものと捨てるものの選別主体について

    人気のない巨大な空間の中で 製品が整然と生産されてゆく 工場見学 人の営みを称賛するのではなく 人が創造した機械を称賛しながら 見学が続く きれいごとでいうと このような機械化は 人件費を抑制することにより 消費者の負担を減らすために積み重ねられた 努力の結晶だ その結果 デフレ圧力が高まる このデフレ圧力により 機械化できない産業の消費者負担が 相対的に上昇する このような 消費者負担の構造が歪

  • 裸の力をとりまく文化の力

    年配者が 免許証を返納することがある * 自動車は 運転手がいないと 走れない これは昔の話になりかけている 自動運転の進歩は 日進月歩の勢いで進んでいるに違いない * 自動車を運転する能力がないと 運転免許証を交付してもらえない 免許を持つ者と持たぬ者で 区別をするための制度だ 自動運転の技術は この区別を無意味なものにしてゆくのだろうか? * 人間の個体の持つ 裸の能力に 科学技術などの文化の

  • 月影はダイレクトメール

    鳥が横切ると それを知覚することができる しかし 光が横切っても それを知覚できない 光を見ているのではなく 目に入ってきた光を感じているから 目の前を通り過ぎてゆく光は 目に入らないのでそれを感じることができない 隣り合った二人が お月様を見ているとしよう 同じ月を見ているけれど 同じ場所から反射された 別々の光を感じているということになる 言葉は光に似ている 発せられた言葉は 四方八方に直進し

  • 万能への憧れと憂鬱そして破壊と生成

    年々 身長が縮む 筋肉量が減り 脂肪量が増える 要領ばかりよくなり 失敗しそうなことを敬遠する これでは エネルギー消費は減る一方 使わない能力は減退する 無駄を楽しみたいものだ なんて言っていては 老化に歯止めはかからないだろう 老化防止には 無駄に巻き込まれ もがく覚悟が必要だ ーーーーー メモ 受精をし 発生を始めたばかりの細胞たちには 分化多能性がある 神経になる能力も 筋肉になる能力も

  • 得ること 失うこと

    元来怠け者の私は 空を飛ぶ翼よりも 葉緑体を持ちたかった 水と太陽の光があれば 自分で栄養を自動的に作れる そうなれば 働かなくても生きていけることになる とすれば 勉強もする必要がない 学校も宿題も無縁の世界が開ける こう考えていた これは 天使の羽のような発想だ とってつけたような夢ということだ 今ある機能に単純に新しい機能を 付け加えるだけの 練られていない 現実的ではない単純な発想でしかな

  • 車のサイドミラーのカメラ化と独我論について

    サイドミラーのない車が実用化した 見にくいところを 鏡で見る時代が終焉し カメラで見る時代が到来してきた 車のフレームが邪魔して 斜め前方の視界が遮られることもあるから この部分を補完してくれるカメラも欲しくなる いずれ 運転席から見る前方の景色も横の景色も カメラで見る時代になるかもしれない 鉄の塊の中で 肉眼では何も周りを見れないが カメラの映像で もれなく周辺の状況を見ることができる そんな

  • 基本としての組織化 応用としての競争

    細胞のシステムは 一つの細胞が 二つの細胞へと分裂することができるシステムだ システム内で 実に巧妙な仕掛けが たくさんたくさん働いている このあまたある仕組みがすべてそろって はじめて生存競争が成立する オリンピックが近づくと 「参加することに意義がある」という言葉を よく耳にするようになる 生存競争もまた然りだ オリンピックに参加することが まことに稀な幸運に恵まれた人にのみ許された名誉である

  • システムの中で存在意義が循環する

    朝、ミカンの外皮をむいて 食べようとしたときに電話が来た 電話の話に夢中になり ミカンの皮をむいたことを忘れていた 夕方、外皮がむかれたミカンを発見した 内皮がカサカサに乾いていたが まだ、中はみずみずしいままであったので まあまあ美味しく食べることができた * ミカンの外皮の存在意義を考えさせられた * ミカンの外皮は 内側の果肉やタネから分離された時 その存在意義が失われる このことは 人間の

  • 語り得ぬものとして沈黙しなければならない

    その言葉が 嘘であったり 本当であったりする 同じ言葉であっても 嘘であったり 本当であったりする だからだろう 言葉は生きている 生き生きと 生気を放つ ーーーーー メモ 言葉そのものに真偽はない 言葉そのものはその意味とともに存在していない 意味は言葉に反応する者の中にある したがって 真偽も言葉に反応する者の中にある 意味から分離された言葉は 動物の鳴き声に等しい むしろそれ以下の雑音だ 細

  • 大樹の陰にある個人の尊厳

    時間とともに 秩序は劣化する これに抵抗するために 崩壊を上回る速度で 秩序は形成され続けなければならない 子供の成長は 劣化が形成を上回る形で秩序化が進む状況だ 第一線で成長し続ける人々も同じだ 反対に 秩序化を怠ることもある 久しぶりに車の運転をすると 事故を起こさないかと不安になったりする 身体能力だけではない 言語能力もその例外でなく 日本語から遠ざかっていると 日本語が不得手になる ひと

  • 予測可能性の相互作用の結果としての調和

    情報的因果律に支配された世界は 予測可能性に満ちている 情報による予定が存在し その予定が 様々な物質を媒体として秩序が移転しながら 予定が実践に移される 情報としての予定調和が 調和的に実践されるということだ 情報による秩序としてのシステムも このような予定調和の実践により 組織化され形成される 「おはよう」という言葉とその使用方法の情報は 情報的調和として記憶の中に存在している このような情報

  • バルーン+無人機システム Balloon + drone system

    バルーン+無人機システム Balloon + drone system Ballon + Drohne System Ballon + drone Système Aerotain revolutionized the drone industry with their entertainment drones allowing event organizers to engage with th

  • 系譜秩序から派生する秩序が機能して系譜秩序が増殖するシステム

    系譜秩序と 派生秩序に分けて考える 系譜秩序は 系譜秩序をひな型として 同質物質媒体の同質秩序を 複製される秩序 派生秩序は 系譜秩序をひな型として 異質の物質媒体の秩序として 転換される秩序 系譜秩序の例  遺伝子  経典  法律  設計図  言語体系  レコード  生殖細胞 派生秩序の例  RNA  タンパク質  意識  工業製品  しゃべり言葉  行動  意識  心理  思考  嗜好  体細

  • 外部に依存して増殖するシステム

    iPS細胞のすごさは 生き続けること それと さまざまな機能を発揮する秩序性にある まず生き続ける能力について 普通の細胞は 身体から切り離されてしまうと 整えられた培養液の中で大切に育てられても しばらくすると死滅してしまう 細胞分裂して 細胞が増える数よりも 死んでしまう細胞が多いからだ 出生数が死亡数より少ないと 人口が減少して それが続けば人口がゼロになるようなものだ このような能力は 癌

  • 不安が作出する壁の中の閉塞

    テストで100点は なかなか取れるものではない 一度答え合わせをした試験問題でも 間違いを犯し 2回目のチャレンジでも 100点をとれない できるはずと思っても 実際には なかなか思うようにはできない 思うようにできていることの裏には とてつもない努力があるのだろう プロのスポーツ選手のすごみが ここにある それぞれが 基本を押さえた上で個性を輝かせている 基本のどこかが欠けているがゆえに 現れて

  • 植物が持つやさしさの分析としての独立、従属、防衛

    いくつかのサブシステムが協調して システムが成立している そのシステムも サブシステムとして機能している 世界の中の国々 国なのかの文化たち 社会の中の人間たち 人間の中の臓器たち 臓器の中の細胞たち 細胞の中の細胞内小器官たち ・・・・ 具体例には事欠かない システムと サブシステムの関係が 強い場合もあれば 弱い場合もある サブシステムの従属性が高い場合もあれば サブシステムの独立性が高い場合

  • 混沌と秩序の間にある仮想空間

    混沌を背景に 秩序が存在する 秩序が維持できない場合 混沌へと帰してゆく 維持する仕組みがシステムだ 遺伝子のシステムが 生命を維持する 社会のシステムが 平穏あるいは正義 あるいは管理 あるいは暴力を維持する このような混沌と秩序の間にある 仮想空間で思考が遊ぶ 秩序の側から 無秩序を眺め 先人であることを自覚しながら 教育などにいそしんだり 高じて 従わないものを いじめてみたりする 混沌の側

  • 系譜的被造物の歴史としての進化

    遺伝子が創られたものとすると その創造主は遺伝子を維持しているシステムだ そのシステムの創造主は 絵にも文字にもしがたい混沌の中の ほのかな秩序としか思いようがない ともあれ カエルがカエルらしくあるために 遺伝子があり 生命誕生から 今のカエルへと受け継がれてきた 遺伝子の歴史が 今のカエルの遺伝子を創造した 生命誕生のころの遺伝子と 今のカエルの遺伝子には 大きな違いがあると 容易に想像できる

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