• エッセイ きれぎれ草 10

    金というもの  金は現代、いつどんなときであっても数字である。そうして数字は魔術と非常に親近性が高いものである。それにしても、こんなに生臭い人間臭い数字はちょっと他には見当たらない。  また、金の魔術的な性格、例えば、1ドルが360円だったり、100円だったり、1億マルクだったりすることを思い合わせてみれば、その魔術的な性格と人間臭さを足して、何とも言いようがない、怪物じみているのにちょっとやそっ

  • 人物画「小林秀雄」鉛筆画

    日本一の批評家と言われた、するどさと優しさがみごとに両立している人、文芸評論家の「小林秀雄」です。 この人の本には、じつにお世話になりました。小林秀雄全集は二つ持っています。何回読んでも、新しいい発見のある文章で、飽きることがありません。この人の本は、もはや、古典と言って良いでしょう。ようやく、得心する絵が描けたので、掲載します。 この絵は2017年に描きました。