• 江戸川柳 色は匂へ  「せ」の3 施餓鬼 4 関取 5 女衒  6 咳払 7 仙人

    3 施餓鬼(せがき)   大施餓鬼してから後妻気が軽し     やっと落ち着くわ やれやれ   参考 施餓鬼=祖先をまとめて追善供養する寺の行事 4 関取 (せきとり)   関取は碁盤で消すが座敷芸       碁盤片手で蝋燭の火を扇ぎ消すのか   関取の悴おもひのほか小兵       悴(男根の異称)、意外とねえ 5 女衒 (ぜげん)   参考 女衒=婦女売買を斡旋するもの。   泣顔があのくら

  • 川柳

    老夫婦 老犬連れて 哀れだな 覗きこむ スマホの中に 未来無し 混雑時 汗水したる つり革に

  • 江戸川柳 色は匂へ  「も」の4 門番 5 物申 6 餅 7 もてる・もてぬ

    4 門 番(もんばん)   附けとどけせぬと門番こりゃどこへ    鼻薬効果てきめん   参考 門番=武家屋敷の門番、出入りの商人や屋敷の侍の夜遊びに「こりゃどこへ」                が付け届けには欠かせぬ。   門番は綱をゆるめて二百とり     夜遊びの相場は三百文だぞ   御門番酒の切手が物を言い      酒は効きますねえ   参考 切手(きって)=関所の通過や乗船などの際の

  • 江戸川柳 色は匂へ  「ひ」の4 姫始 5 日済貸(ひなしがし) 6 一人者 7 冷水 8 昼寝

      明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 4 姫 始(ひめはじめ)   参考 姫始は暦の用語。正月2日に記された日柄(ひがら)の名。古来諸説があり、     意味不明で説が定着していない。①正月に姫飯(ひめいい)を初めて食べる日。     ②飛馬初めの意、乗馬始めの日。③姫糊始の意で、女が洗濯・張物などを初めて     する日。④新年に夫婦が初めて交合する日(好色一代男)

  • 俳句なイチニチ

    私も一応100キロウォーカーなんでリピーターである 愛娘にどうしても「ナカジーうどん」を食べてもらいたく、マサ子さんと4人でウエストへ・・・そこで一句 ちゅるちゅるを 全力で噛み切る 4本歯 今週末、自宅でのクリスマス会を開催予定!親戚のプレゼントを娘に選んでもらう為、行きつけの西松屋へ ・・・そこで一句 婆の真似? 値札をつけて ちょこちょこと 誰の血だ? 呼んでも動かぬ ママの血だー! まぁ楽

  • 江戸川柳 色は匂へ  「え」の4 縁遠さ 5 夷講 6 江戸町

    4 縁 遠 さ (えんどおさ)   縁遠さ茶を飲みに行き行き      茶を飲みに行くだけ、期待すまい   参考 水茶屋=現代のカフエ。茶を飲みに行くたまり場でお見合いの場所によく使わ                れた。   やるあても無いに今年も暮て行    親の心配どこ吹く風、また歳を取った   あの男この男とて古くなり      めんくいだからなあ困ったもんだ 5 夷 講 (えびすこう)

  • いろはかるた噺考 5  「ほ」

    【仏の顔も三度】(上方)  人間のような仏様ですな。仏の顔は無限度。仏は何度、同じことを繰り返しても受け入れてくれる。仏の慈悲は無限度です。二度までは大目に見よう。三度目は許さないぞ。  仏をだしに使った人間の浅知恵で、自分を仏になぞらえて人間のがめつさを隠す戦法で「脅し文句」に「三度目はダメだぞ」と使い始めたのであろう。  江戸時代になると経済活動が活発になり利潤追求型の社会へと変貌してきた。

  • 江戸川柳 色は匂へ  「し」の4 字 5 汐干 6 敷居

    4 字   よめぬ字を何(なに)といふ字によんで置き  これでいこう。   串といふ字を蒲焼と無筆よみ         味があるな。   林といふ字拍子木とよみもよみ        頭いい。 5 汐 干   品川に不二の影なき汐干狩       春霞で富士山が見えん。   ぱらりっと汐干は人をまいたやう    どれぐらい取れました。   汐干には舟の無いのが先キへにげ    ぼつぼつ、満ちてくるぞ

  • 江戸川柳 色は匂へ  「み」の4 三浦屋 5 三河 6 神酒徳利                7 水揚

    4 三浦屋   尻がちいさいと三浦屋まだ不足    もっと肉を喰わせておけば・・・   参考 三浦屋=吉原の妓楼。上級遊女高尾は三浦屋のお抱え。仙台侯が高尾の体重と     同じ重さの黄金で身請けした時、たぶんもっと尻が大きく体重が重ければと思っ     たことだろうと。 5 三 河   伊勢よりも三河は顔がのどかなり   いい年を迎えた。借りなしやで。   三河から暮の機嫌を来て直し     お

  • 江戸川柳 色は匂へ  「め」の4 女敵 5 目黒 6 飯焚 7 目見得

                 4 女 敵(めがたき)   めがたきはうつ方が憎ていなつら   どう見ても敵の方がいい男だな。   参考 女敵=自分の妻と密通した男。憎ていなつら=人相が悪い。 5 目 黒   畳をたたき立てどこの目ぐろだよ   焼くほど亭主持てやせんで。   参考 目黒=江戸の南郊、目黒不動は28日の縁日に参詣が多い。近くに品川があ      る。目黒と言って品川に直行する方もいる。

  • 江戸川柳 色は匂へ  「ゆ」の4 結納 5 夕顔 6 遊女 7 行平

    4 結 納   結納はしまっておいた心持    大切にお願いします。   参考 結納を取り交わしたからと言って当人同士は自由に付き合えるわけではない。              契約をしただけで親元で確かに預かってもらうということ。   急な駆落結納とすり違い     親不孝、お許しください。   参考 親の決めた契約に不満がある場合の抵抗。昭和の時代までその名残があった。     中条きよしの「

  • つぶやき 149 叩いたら叩き返せと祖母達者  山崎初栄

     この句に出会った時、母方の祖母を思い出した。かくしゃくとした祖母は生き方の手本であった。  天気が良いので座布団のカバーを外して屋根に干した。  取り入れる時、座布団を叩けば出るわ出るわ埃ほこり。冬用のカバーを取り付けて冬の準備を済ませた。  人も叩けば、どんな人もそれなりに埃が出る。埃だらけの人とほんの少しだけの人との差はあるが。  政治の世界では叩かれたら叩き返すのが常套である。  叩かれた

  • 江戸川柳 色は匂へ 「き」の4 起請 5 木蔵 6 北 8 帰朝

    4 起 請(きしょう) 起請文の略   起請とははだかにしょうと言ふ事か    裸は覚悟の上   参考 起請=熊野牛王の誓紙と言う愛情を誓うための用紙。これを買って遊女と客が     取り交わす習慣がある。きしょうは、着セヨウと音が同じで、着しょうではなく     裸にされるのがおち。      また、起請誓紙には鳥が沢山印刷してあり、取り交わすたびに熊野の烏が一羽     死ぬといわれていた。

  • 江戸川柳 色は匂へ  「ま」の4 前垂 5 枕 6 負け

    4 前垂(まえだれ)   前だれをはづして内儀しいに出る  一段落して、おひとつどうぞ。ごゆっくり。と   前だれで手をふく下女の取回し    テキパキと気が利くねえ。働き者だね。   前だれはものゝ言ひよきすがた也   仕事。頼みやすいよ。 5 枕   ねてからのきき耳まくら二寸あげ   情景が目に浮かぶよ。   また一度手紙をひらく枕あて     昔の手紙だ。思い出すよ。   参考 枕あて=枕

  • 江戸川柳 色は匂へ  「や」の3 焼餅 4 屋形者 5 薬鑵(やかん)

    3 焼 餅   焼きもちは人に喰わせぬ工夫なり    そんな焼き方もあるのか   灰寄せに行くが女房の焼おさめ     灰寄せ(火葬の骨を拾うこと)   やきはしやせんと女房いぶす也     いぶす手もあるんだ   やく女房千人なみの下女をおき     千人なみでも油断はできない 4 屋形者(やかたもの)   けいせいのす顔であがるやかたもの   悲しい遊びの国侍、下級武士の定め   参考 屋形者

  • 江戸川柳 色は匂へ  「く」の4 国の母 5 釘をさす 6 公家

    4 国の母   国の母生まれた文を抱きあるき   母の愛。そのまま。   参考 生まれた文=娘の初産を知らせる手紙。親類や知人に見せるために懐に入れて          持ち歩く。   国の親手ごたえのする封をきり   何かあったのでは。緊張の一瞬。 5 釘をさす   明けておくよと夜遊びへ釘をさし  困ったなあ。戸締り気になるよ。   必といふ字心にくぎをさし     お見事。いい漢字だ。 6 

  • 江戸川柳 色は匂へ  「お・を」の6 追羽根(おいばね) 7 大江山   8 太 田  9 大門(おおもん)

    6 追羽根    なりふりにかまけ追羽根娘まけ   (1・2年前までは活発に走り回っていた子が、いい娘になって道行くイケメンが立    ち止まったりすると、もう大変。なりふりにかまけるわ。) 7 大江山   大江山美しいのを食ひのこし   (丹波の大江山で怪物酒呑童子が財宝を奪い人をさらうので、頼光が四天王と平井保    昌らを連れて、神変鬼毒酒に酔わせて討ち果たす。酒呑童子も美人は残していてお

  • 江戸川柳 色は匂へ  「の」3鋸(のこぎり) 4 覗機関(のぞきからくり) 5 後の妻 6 飲む

    3 鋸(のこぎり) いきが切れますとのこぎり貸してやり  のこ切れないよ。息は切れるよ。 鋸の刃を立てる内嫁隣         ギーコギーコとうるさくて暫くお隣りへ。 4 覗機関(のぞきからくり)   参考 覗機関(のぞきからくり)は屋台の腰に眼鏡をつけて子どもに説明入りの紙芝      居を見せる路上の見世物。 はなをよくかみなさいよとのぞき言ひ  あおっぱな拭いてからだよね。 かゝさんにねだっ

  • 江戸川柳 色は匂へ  「い・ゐ」の5 石打 6 石山 7 以上 

    5 石打(いしうち) 石打の先達にくるまたいとこ    石でも投げ込まないでいらりょうか。  参考 石打=婚礼の夜、近隣の青年たちがその家に石を投げ石習慣。地を打ち固める意     味の習俗。     先達=リーダー、ここではまた従兄弟がリーダー。 腹のたつ顔もまじって水あびせ    恋敵か水のかけかたが違うで。     習俗にことよせて自分の思いをぶちまけあきらめる。そんな意味も含む行事で   

  • 江戸川柳 色は匂へ  「う」の3 胡散(うさん) 4 牛方(牛方) 5 丑の日(うしのひ)

     3 胡 散  うさんといふにほひ女房かぎ出し   女房が嗅ぎつける恐るべき能力。第六感。  参考 胡散=うさん臭い、疑い怪しむべきこと。  三味線がばったりやむとうさん也   ひっそりと、なんだ、どうした。あのやろう。  4 牛 方  牛方のあきらめて行くにわか雨    牛のテンポにあわせて、濡れて行くか。  参考 牛方=牛を使って運搬する職業。 絵になる風景だね。  5 丑の日  丑の日にかご

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