• ねごと言わぬしごと

    労働 じゃなくて おしごと 教えてもらった 僕は変わったなあ おしごと は とても楽しいもん

  • 視界

    心地のいい 目眩もある 心地のいい 火花も散る 心地のいい もどかしさもある そう思える時も 確かにある 表と裏は 同じ 同じ素材で出来ている

  • done

    なにをするわけではないけど 飯を食い なにをするわけではないけど 働き なにをするわけではないけど 眠り なにをするわけではないけど 涙を流し なにをするわけではないけど なにかに焦がれ なにをするわけではないけど 振り返り なにをするわけではないけど 確かめて なにをするわけではないけど 寄り添って 別れて なにをするわけではないけど 誰かを探している いきる そういうこと いきている なにをす

  • 燈籠

    我慢して 我慢して おとなになって 惑い 間違い 生き直す なんのために? とっくに 味もしないじゃないか

  • 脳から 取り出して 洗って 漂白して 生まれ変われるとして 神様は 信じていない 約束を守らないから 理不尽なことや 残酷なことに 意味があるとしたら 僕はそんな世界 放棄して 静かに停止したい

  • 呼吸 吸気 吐吸

    吐く息 寂しい と 言葉にすると 5センチ先で 消えてしまうのに 心の中の 深いところには ずっと 長いこと 棲みつく 海の生臭さ 気の生きてる匂い 生き物の匂い 僕は随分 鈍麻して 箱の中で 無駄に着飾って 随分奥に 心をしまって いるんだなあ 芽吹き 息を吹き返すまで 意識をしっかり 種よ 芽を出せ はじまれ こころよ

  • 赤餓鬼

    鼻の奥が臭い 20年以上前のにおいが 今も僕を悩ませる 6歳で父親にフェラチオしてた僕の口が それらしく優しい言葉を吐く 気味が悪い 気持ちが悪い 楽になりたい どこにいけばいいの

  • dirt

    穢れた行為 穢れた性器と 穢れた精子 まみれたぼくは 卑しい体 卑しい子供 楽になりたい どこにいても 楽にならない 誰が望んで 僕は生まれてきた

  • 案山子

    僕はなんでこんな人間に なってしまったんだろう 壊れるなら もっとちゃんと壊れてくれればよかったのに お父さんは生きてるのかな 今何歳なのかも わからない

  • うみおとされ

    球根 あるのかないのか 球根 伸びた うみ おとされ 膿み おとされ なにをすればいい なにを見て なにを願って どこで 擦れて 誰と すれ違い 汚く綺麗に 寄り添って 地面を抱きしめて あるのかないのかわからない 答えに惑い 吠えて 嫌い 嫌われ どうすればいい 思い出は 捨てては拾い 投げては 嘆き うみ おとされ 膿み おとされ 満たされないのか 盲目なのか うみ おとされ 膿み おとされ

  • 雨切草

    忘れちゃったの 忘れた日なんて一度もないよ 囚われてるの 籠から出た日なんて一度もないよ 後悔してるの そこに立ち止まって離れられないよ でも 行き先を間違えないように いま 一生懸命選んでいるよ 電車の色を 旅の荷物を 並べる肩を 流す涙を 差し出す こころを 一生懸命選んでいるよ 後悔してるの してるよ でも 一生懸命選んでいるよ 雨を切りながら 選んでいるよ

  • 空気

    空気 いくら力を込めて 祈りを込めて 想いをのせて 繰り返し 繰り返し 届かない空気 幸せになりたい 幸せを願います 僕達の 人の 祈りを込めても 空気はどこにも届かない

  • 湿度

    切ない ていう言葉は 何を切り裂いているんだろう 寂しい ていう言葉は どこに置いていかれたんだろう たくさんの言葉を積み重ねても ほんの ほんの 2秒 触れることに かなわない 手を伸ばしても 指先が 空気を 切るだけ 切ない ていう言葉が 空気を 切るだけ

  • 本丸

    カウンセリングもだいぶ 深くなってきた いろんな角度から僕のことをみて 家族をとらえ 今日はついに 父親との間の「事実」 その「詳細」 そして 「その事の意味」 帰ってから ずっと頭痛と 謎の武者震い 薬も限界まで飲み 落ち着かず 腹も減らず 何かしなくては 心理士さんから電話がきた 心配してくれてた 僕はがむしゃらに 音楽を作った 僕にはこれしかない sick sick Blood vessel

  • 間借り人 離人症

    映画の世界みたいな 中を生きる 思い出せないくらい前から そんな世界 自分を見る自分 自分を 間借りする 自分 模型のような世界 人形みたいな人間 これからも たぶん それは 残るだろう でも 触れて 味わって 嗅いで 聞いて 確かめて 愛でて 憎んで この世界に 重さを 感じよう 間借り人は 居場所探しを 始める

  • 一緒

    今まで僕は 「一緒だよ」なんて そんなものないと思っていた いなくなるくせに 裏切るくせに 離れていくくせに 僕の孤独を知らないくせに 違うんだ 「一緒だよ」叶わなかったのは 僕が 信じていなかったんだ 僕だった。 信じられなかったのは ごめんね もう、今からは変わろうと思う 「一緒だよ」 ありがとう その言葉を信じます

  • beans

    うまれてきて ここにいるのは これからなにを だれと はじめからなかったものを 作れるはずもなく 僕は 所有はされていたけど 誰かの子ではなく そんな僕が だれかと あたらしく なにか 居場所を作れるはずもない わからないこと 父親てなんだ 母親てなんだ 子供てどうしてる これから 命が終わるまで 僕はなにをして すごすのだろう いつまで ひとりで 人を傷つけたり 傷ついたり 靴底から根が張り 地

  • don't explain

    コントロール 失う 流れに身を任せる ということ それも できない 停滞もない 進展もない 少しの変化は 波のうねりのような 気分の上がり下がり 気がつけば ザラザラして じんわりと 焦りが じんわりと 怒りと じんわりと かなしみが 柳のような人 僕は 夢見たかもしれない 冷たく 重い 黒い 岩 押し黙るでもなく 雨ざらしの 冷たい岩 転がるでもなく 磨かれるでもなく 押し黙るでもなく 岩 カサ

  • flags

    どれだけ長いこと 横たわって ああでもない こうでもない これじゃない ここじゃない ずいぶん長いこと 時間をやり過ごして 靴だけはいつも綺麗に いつでも 準備は出来てる なのにまた 天井を見ながら 今日も ないもの探し 失った ものばかり数えてる

  • whatever you are

    捨てる人 拾う人 ただ 嘆く人 怒りの中 かなしみの中 記憶の奥 記録の数 追憶のカス 僕は 待つ人 こがれる人 渇望の人 あなたがなんであれ 僕は 焦がれ そして 時に 拾い上げ なにかしら 生まれる 僕は時に 捨てるかもしれない その時は 静かに 誰かが拾い上げてくれたら そんなことを思う

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