歩幅のムラゴンブログ

＜記憶の断片＞坂道

「せーの！」で駆け上がる坂道 誰よりも早く夜明けが見たくて 新たな1日が始まり 新しい自分が生まれる 月曜日の重苦しい空気が嫌いで 金曜日の夜がいつまでも続く 幼き自分が蘇る 逸れてしまいそうな 自分の残像を追いかけて いつしか自分が自分を 超えていけるように 躓きそうな日も 膝を抱える日も 遠くて... 続きをみる

＜記憶の断片＞並行時間

はしゃぎ過ぎ時は過ぎ 静まり返った街が深呼吸する 人々の歩幅も変わり 季節の移り変わりを実感する 優しくなったね 違う生き方を選んだ 僕に君が微笑む ダイヤモンドダストが舞う 北の街の優しい灯りが 二人の再会を刻む もう戻れないと思った僕 別人のように映る君 出会うはずではない 出会うべき人 時間だ... 続きをみる

＜記憶の断片＞箱船

共に歩くことを決めた友 同じ船に乗りまだ見ぬ 港を目指していく 同じ歩幅が心地よく 同じ臭覚が依存を呼ぶ 美しい時間が 過去形へと変わり 思い出が増えていく あなたの笑顔の数が 増えるのならば あなたの発見の種類が 広がるのならば いつでもいつまでも 船を前に進ませていく 画像提供元：Pexels

体操の日

今日は週1回の体操の日。 先生から 「年齢を重ねて、歩くのがゆっくりになってきたということはありませんか？」と。 どうなんだろう？ 私、若い時から、ゆっくりめの歩行だから、更に遅くなっているのかがよくわからない。 人は、楽な方に流れていくから、たまには自分の体の動きを見直すことが大事だと。 時には、... 続きをみる

＜記憶の断片＞人の歩幅

風に乗り舞い踊る鳥のように、心弾ませる日差しの下 気分は響きあい、歩幅は広がり、喜びのリズムで踊り出す 影に潜む花々のように、心重く包まれた闇夜 気分はひとしずくになり、歩幅は狭まり、哀しみのメロディーに耳を傾ける その深さと美しさがより際立ち、感情の波に身を任せながら 心の中の詩を紡いでいく 喜び... 続きをみる