• 九月九日山中の兄弟を憶う    王維

     唐の詩人王維は十五歳のころ山西省から受験勉強のために都の長安に出ました。  勉強の合い間に上流階級の家に出入りして実力を認めてもらっていました。  王維の場合、絵と詩と音楽に秀でていたため王朝でも評判になり、サロンの寵児になりました。  二十歳ごろ(数えで二十一)進士に及第しました。  自注に年十七とある詩を挙げます。  九月九日憶山中兄弟     九月九日山中の兄弟(けいてい)を憶(おも)う

  • 蜀中九日   王勃

     王勃(649-676)は初唐の詩人です。早熟の天才でしたが、少しおっちょこちょいな面があり、王子たちの闘鶏の遊びを煽る文章を書いたため(炎上?)、蜀の地に左遷させられてしまいました。  その蜀にいる間詠んだ詩があります。   蜀中九日           蜀中九日  九月九日望郷臺     九月九日望郷台  他席他鄕送客杯     他席他郷 客を送るの杯  人情已厭南中苦     人情已に厭う南