• NHKの終戦記念日報道に共感する

    昨年のインパール作戦に続き、ノモンハン事件が今年のテーマだった。戦後73年。この時間軸は、明治維新と日米開戦との間隔と同じだ。確かに遠のいた。 しかし、101歳の元陸軍兵士が「人間を玉のように扱う軍上層部に対する怒り」を訴える。昨年のインパール作戦の96歳の生存兵と同じやり場のない怨嗟だ。時を超えて消えることはない事実だ。「なぜこのような愚かなことを日本は国家として遂行しえたのか?」この問いかけは

  • 21世紀への先陣を切るZ世代 応援します!

    1995年以降に生まれた若者たちを「Z世代」と呼ぶらしい。08年のリーマンショックや11年の東日本大震災を幼い時に目のあたりにし、アメリカのIT創業者に共感するような若者だ。 社会や政治に関心を持ち、起業を夢想し、「技術で世界をよくしよう」との志を共有できると言われている。実際、大学生で社長を務め、技術で世界に発信するタイプの若者が出てきている。ITイベントに参加する小学生のアプリ開発者も数多くい

  • 原発停止中 酷暑の夏を乗り切る電力

    記録的な猛暑の中でも、国は国民に電力の節約を呼び掛けていない。一番の理由は省エネだ。2010年より12%以上基礎需要は減った。同時に夏場の太陽光発電が貢献している。高値の欠点は抱えつつも供給には寄与している。東電は石油発電所2基を使わずじまいだとか。余裕の夏だ。 一昔前、原子力発電所(当時50基稼働)を止めたらエネルギーパニックになるとか評論している人は多かった。石油依存が高まり自給率も下がると。

  • 東大教授の英語教育論が理解できない?

    英語教育・学習論の東大権威が、大学の英語での講義の実態を指摘していた。日本語での授業より内容が劣化しているとの指摘だ。「意味ないじゃん。」という論法はごもっともながら。加えて、過去の英語教育から今後の4技能育成まで全否定している。幕末以来成果はないと。 そこで、指摘するのが「文法と読解」基礎の鍛錬だと。小学校で中途半端にコミュニケーションを覚えるより、中高での「文法と読解」だと。これには違和感を禁

  • 21世紀多様性が勝負の分かれ目 老いも若きも

    食物連鎖などの生態系では、多様性こそが生存の条件だ。豊かさの証と言える。ところが、戦後高度成長の中で生産性と効率を追求するあまり「社会の多様性」は失われた。また、教育も標準化と大量生産のため一元化された。「偏差値」「機会均等」などだ。皆が大学へ行くことが「善」とされ、その大学は偏差値で一元化された。中身は金太郎あめになった。知の空洞化だ。 21世紀、医療現場もAIとの住み分けだ。企業も家庭もIOT

  • 夏休み白熱実験教室 スコラこども塾編 

    一昨日突然エアコンが止まった。冷風扇でも室内は31度を超える。その中、プログラミング演習を強行した。子供の方が耐性があり、こちらがタオルで汗を拭い、ふらついた。早急な修理は望めない。そして、翌日理科実験教室が始まった。午前中から5㎏氷を買い出し、冷風扇に打ち込んだ。室内30.2度。長年医学部で基礎研究室の教授を務めた講師が「エネルギーの姿と物質の性質」と題して講義を始めた。 最初は、化学エネルギー

  • ガソリン価格は下がりにくくなった日本 さて

    昨年4月JXTGが誕生し、来年4月出光興産と昭和シェル石油が統合されると元売り二社で80%の供給シェアを独占する。安売りガソリンスタンドへの供給は制限され、価格は高止まりし、業界は安定する。ガソリン高は維持される。 一方、欧米メジャーや中東産油国は脱石油を宣言しだした。サウジアラビアもロイヤルダッチシェルも異口同音に「石油の時代は終わった」と。カーボンリスクが世界金融や企業業績の必須項目になり、脱

  • 「思考力・判断力・表現力」の育成と皆言うが.....

    学力テストを実施すると「思考力・判断力・表現力」の育成とやたらこの文字が躍る。 しかし、どうやって「思考力・判断力・表現力」の育成をするのかは誰も話さない。 データは踊り、評論は踊る。文部科学省の得意技だ。 体験型演習で、一生懸命に取り組んだら、自然と「思考力・判断力・表現力」が増す実地にはや6年。ライフワークとして残りの人生を費やす価値はあると思う。

  • 技術力の低下 10年後中国・インドに抜かれる

    2018年「研究開発に関する調査」報告書が公表された。日本の主要企業のアンケートだ。問題なのは、ITや機械・造船・素材の劣化を多く指摘していることだ。我が国のお家芸のはずだ。品質管理のねつ造だけではなく、技術力そのものに影が差した。 今や、ITやバイオでも年間1兆円以上の研究開発費をねん出しないと世界の競争から脱落する。日本では、唯一トヨタが1兆8百億だ。 「営利目的のための使用をお断りします。」

  • 地球温暖化警報第六弾 IPCC報告待ったなし

    1990年から地球温暖化に強い警戒を発していた国連のIPCCが、10月第6次報告を予定。 これが、人口爆発を含めた人間の活動によるものと断定した。科学的議論はさまざまあるが、産業革命から平均1度上がり、それ以前の百年間ペースの3倍に加速しているのは事実だ。 このままいくと、2040年に1.5度上がることになる。地域的には5度以上のところも出現する。温暖化により海面温度が上がり、大気の水分量が増え、

  • 堤防の崩壊は常態化する すべての場面で

    地球規模の気候変動は、専門家の予測を前倒ししている。将来予測が今起きてしまう。日本の風土は温帯の気候で形成されたが、亜熱帯と化した。これまでの経験則が通じない。 今回の豪雨は常態化する。日本の四季は変わる。 同じことが経済社会にも言える。日本のキャッシュレスは1割を超える程度だが、中国やアメリカは6割を超える。第四次産業革命の中核をなす「金融サービス」が堤防を越えて拡大する。「銀行業」が消滅する。

  • ハザードマップ総点検を 自分の位置を知る

    今回の「避難勧告」や「避難命令」をどう受け止めたらよいのか迷った。当たり前だ。岡山市に一律にでても対応に窮する。千差万別の環境だ。だが、ここで行政を責めてもしかたない。解決は遠のく。 ならば、己を知ることだ。ハザードマップ。地震時のマップは相当精度の高いものが出来ている。ホームページで岡山市は開示してある。揺れ・浸水・液状化などなど詳細が地図に記載されている。倉敷にある家の近くの斜面が気になってい

  • 恐るべしアマゾン 悲しいかな日本老舗企業

    お中元の季節だ。某老舗百貨店オンラインストアーを利用している。包装紙だけが利用の理由だ。ところが入力のバリエーションが少ない。依頼主名を個別に変更できない。社名を入れたりアレンジ機能がない。銀行のATMでも常識なのに。また、当用漢字以外は抜けた空白で出る。ひらかなでも出せばよいのに。年賀ソフトの水準には届かないようだ。加えて、問い合わせ電話はパンク状態だ。しかたなく、キャンセル。 一方アマゾンが打

  • 「科学の眼」で備える 竜巻・豪雨・地震・噴火・地滑り

    南太平洋の海面温度が平年より2℃高い。台風は大型になる。高気圧の位置も移動する。日本上空の気象も変化し、竜巻は頻発。集中豪雨や「ひょう」もあたりまえの景色に。 昨日岡山で降った雨は、30年前の台北市で見た雨と同じ感じだった。 地震と噴火は近年大幅に増えた。日本列島の火山は活動期に入った。地殻は大きなひずみを抱えている。太平洋プレートの圧力から、日本中いつ震度6レベルが発生しても不思議ではない。東南

  • 日本の会社は役所の下請け雑務が多すぎる税・社会保険

    やっと政府が乗り出した。遅すぎる。従業員に関する税と社会保険の手続きをクラウド上で処理する検討会議が開かれる。これで、年金や健康保険や労働保険。さらには国税・地方税などの諸手続きが簡略化され、クラウドサービスに移管可能となる。法人運営をやると解ることだが、政府出先の下請け仕事のような雑務がやたらと多い。世界で突出した非生産性だ。無駄が無駄を生む。行政も企業に丸投げするから痛みを感じない。 海外の資

  • 子どもたちに贈る世界への扉 西野采配にある未来

    今回のワールドカップは当初関心がなかった。突然の監督解任は、協会の任命責任こそ問われるべきと感じていた。しかし、西野監督の指揮には、世界への執念を感じた。 女子レスリングや日大アメフトなど、時代錯誤の村社会を目の当たりにし、鬱屈したスポーツに嫌気がさしていた。サッカーにも期待はなかったのだ。多様性を無視した村の構造は、陰惨でジメジメした日本社会の影の象徴と言える。 ところが、ポーランド戦を前に、川

  • トヨタはメーカーではなくなった。IOTと消費の変化

    クラウンとカローラでコネクテッドカーの発表をしたトヨタ。情報やサービスを供給する新たな業態転換への入り口だ。次世代の消費者は車を買わなくなる。中国やアメリカはシェアリングへの移行が急激だ。日本のような保守的な風土は稀だ。 IOTで車がネットワーク化すると「走るモバイル端末」と化す。全ての情報を独占する企業が王者となる。ボルボやフォードはgoogleやアリババの軍門に下る。しかし、トヨタはマイクロソ

  • 大学新テスト「要約し」「端的に記述」が全教科に及ぶ

    2020年からの大学入試共通テストの出題に関する方向性の中間発表があった。 「大学での学びの基礎となる思考力や表現力などを試す」とある。 特に国語と数学は記述が大幅に導入される。 「論理の吟味」「情報を編集し要約する」能力を重視とある。良いことだ。 論旨を構造的に把握し、端的にまとめ、分かりやすく記述する。世間が求める能力だ。 数学でも記述が求められる。理科を含めプロセス解析が前提となる。社会科も

  • 優位から脱落し続ける日本 司令塔が思考停止か?

    半導体・液晶パネル・有機ELに続いてリチュームイオン電池でも首位を奪われた。創世期はトップを走るも、市場が拡大した成熟期は脱落するパターンだ。 量子コンピューターでもモデルの理論値までは優位を保つが、実用化では米国・カナダに抜かれた。次の話題は、「個体電池」だ。「EV」だけではなく「FCV」にも、さらには「再生エネルギーの効率利用」や「スマートシティー構想」にも欠かせない技術だ。AIでは米国・中国

  • 早稲田大学の英断に敬意 入試改革案発表

    早稲田大学が、看板学部「政治経済学部」と国際教養学部・スポーツ科学部で高大接続改革の共通テストを課すことを決定した。特に政経学部は数学も必須化し、4技能重視の民間英語検定試験も採用する。学部独自試験は長文読解と論述に変更し、従来のマークシート方式を排除した。定員も絞り込む。さらに21年度から、全学部受験生へ高校までの経歴に関する作文(エッセー)提出を課すそうだ。 高大接続改革の4技能外部英語検定に

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